逢坂の関・再訪
五連休明けの今日、ワンコの方はいつも通りにお休みですが、飼い主は勇んで出勤。しかしながら、生徒たちは皆、何とも言えない締まりのない表情で、授業をしていてもなかなか盛り上がりません。いわゆるメロリンQが変なパフォーマンスをした参院本会議の話題など、今まさに、公民の授業で取り扱っているところにぴったりなのですけれど、その話題を振ってもほとんど反応がありませんでした。勉強に追われているのはわかるのですけれど、受験生であり、近い将来に「公民」となる若い人たちには、日々のニュースを批判的にチェックする、ということを実践してもらいたいものです。
で、そんな偉そうなことを言っている先生はというと、この五連休、研修にいそしんでおりました。その一環として、滋賀県大津市にある飲食店の敷地内にある、旧東海道の遺跡を訪ねてみました。稚魚の頃から目をつけておいた鰻を浜松から仕入れているという、日本一を自称するお店ですけれど、残念ながらお味の方は、私には高級すぎてピンときません。
そんなことは前回お邪魔したときにわかっているはずなのですが、前回は満席で入れてもらえなかった「お座敷」の方にお邪魔して、そのお庭にいろいろとある旧東海道がらみの遺跡を見よう、というわけです。
とはいえ、結局それらしい成果はこれだけ。ほかにもいろいろとあるらしいのですが、お庭の中をウロウロしていると、それぞれに個室となっているお座敷でお食事中の人と目が合ってしまいますので、どうにも気が引けていけません。貧乏性で実際に貧乏な私は、そういうプレッシャーには非常に弱いのです。何というか、「お前なんぞが来るところではないぞ!」と言われてしまいそうな気がして、気後れしてしまうのです。
お庭の中に清流がありまして、ここは厨房の勝手口に面したところ。流れの中には巨大な鯉が何匹も泳いでおりましたが、そこでメニューにいくつか鯉料理が掲げられていたのを思い出しました。ここで泳いでいる鯉たちも、いずれすくい上げられて泥を吐かされ、捌かれてしまうのでしょうか。流れの中には鰻を入れてあるとおぼしき籠のようなものがありますので、大きく外れてはいないのかもしれません。
お食事をいただいてから、同じ沿線ということで紫式部ゆかりともいわれる石山寺へ。そこで出会ったのがこちらのキャラクター、おおつ光ルくんです。高貴な紫の衣、そしてそのお名前。にもかかわらず、実にユルい見た目が素敵です。滋賀県内のどこかで、この子のお人形が手に入るところはありませんでしょうか。ストラップは見つけたのですけれど、できれば手頃な大きさのお人形が欲しいと思ったことでした。
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