棚上げ
ふさふさの尻尾をだらんと垂らしてくつろいでいる「くま(仮名)」さん。すでに「ちち(仮名)」さんは朝のお散歩を済ませていますが、彼女はまだ。いつものことなので別段イラつくようすもなく、まったりとしております。
朝の慌ただしい雰囲気を感じ取るのか、平日の朝は飼い主や家族にあれこれと要求しないのも年の功でしょうか。10歳を超えた彼女ですが、普段はおっとりまったり、けれども食べ物の気配を感じ取ると大騒ぎ。いつまで元気でいてくれるか気になりますが、食欲があるうちは大丈夫でしょう。何より、彼女がいなくなったら「くまめくり」も続けられません。
今朝方インクを満タンにして、昼過ぎに取り出して書こうとしたら全くインクが出なかったWAGNER五周年記念萬年筆。PILOTのシルバーンベースですから、CON-70を使うことができず、さりとてCON-20は好みではないので、仕方なくCON-50を使っておりますが、写真の通り対策品であるにもかかわらず、さては棚吊りか、という症状が出たわけです。
このあたり、コンヴァータのせいばかりではなく、インクの粘度が高いのかも、という気もします。購入してからかなりの時間が経っているセイラーの青墨を入れているのですが、極黒よりは新しいとはいえ、顔料ですよ、気をつけてくださいね、という時代のインク。それが古くなって水分が飛び気味となれば、萬年筆にいい訳がありません。
で、同じく顔料インクであるストーリアを使っての祭典業務が待っているというのに、それを棚上げして、あれやこれやとこのペンをいじくり回しておりました。原因究明なんて気はさらさらなくても、採点するのが嫌だからと現実逃避していたのでしょう。
あれこれやっているうち、試し書きをした紙を見ると、盛大ににじんでおります。安物の紙に書くときににじむのが嫌で顔料インクを使っているのに、これだけにじんだのでは話になりません。ストーリアシリーズだとここまでにじまないので、やはり青墨よりもストーリアのNightを使うべきなのかもしれません。逃げ場もなくなったことですし、おとなしく採点するしかありませんが、折を見て、ストーリアの青ならにじみがマシになるのかどうか、確かめてみたいところです。
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