隘路
いつもより余分にはみ出している「くま(仮名)」さん。おそらくはフローリングのひんやりとした感じが気持ちいいのでしょう。ここは我が家で一番交通量が多く、かつ隘路となっている区間なのですが、通過交通はすべて彼女にぶつからないように配慮することとされております。「踏まれるで!」と声をかけながら通過するのが習わしですが、彼女は微動だにしません。
先日のWAGNER名古屋で、こんなものをいただきました。本来ならば迷惑ビンゴ・じゃんけん大会に出品されるべきものと事前に知りつつ頂戴してしまったので、インサイダー取引ということになってしまうのでしょうか。
東京から新潟へ向かう場合、急峻な山岳地帯を抜けなくてはなりませんから、昔の人はとりあえず迂回して線路を敷くことにした、だから信越本線という名前なのでしょう。それでも、横川駅と軽井沢駅との間には66.7パーミルという急勾配の線路ができてしまいました。急な坂になっている線路を直角三角形の斜辺とした場合に、直角を挟む残り2辺が1000メートルと66.7メートルになる、ということです。
普通の鉄の車輪とレールを使って走行する鐵道としては、箱根登山鉄道の80パーミルというものがありますし、大井川鐵道の井川線にはアプト式ながら90パーミルというものがあります。また、世界的に見るとオーストリアでしたか、116パーミルというのもあったように記憶しています。
そういった急勾配の路線は、それ専用の装備(主にブレーキ系)をもった車両で運行されるのが一般的ですが、なんといっても旧国鉄ですから、この区間専用の車両など望むべくもなかったのでしょう。当初はアプト式で、後には軸重を大きくした専用の機関車による推進・抑速運転が行われていました。そんな碓氷峠は、鉄分多めの人間にとっては「聖地」でした。
横川駅で峠のシェルパ、EF63を連結・解放する間、ある程度の時間列車が止まるということもあって、「峠のかまめし」はよく売れたことでしょう。駅弁でありながら、タイミングが合えば温かいものが食べられるのも人気となった理由の一つだとか。けれども私は、ついにこの「横軽」を訪ねることができないまま終わってしまいました。
その名も「ローカロ麺」というものがありましたので、炊いてみました。お味噌汁のお椀ひとつ分くらいの分量で、味付けを濃いめにして満足感を与えるというつくりのようです。本来でしたら私、日に一度の食事をこれにするのが良いのでしょうけれど、ラーメン味にして堅めのにゅうめんみたいなもので、あまり好きではありません。今回は、この釜でご飯を炊く、その練習です。
釜が小さいですから、家庭用のコンロであっても火の方が大きくなりますが、むしろその方が良いのかもしれません。じっくりと時間がとれる時を狙って炊こうと思いますが、さて、具材は何が良いでしょうか。
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