生「半」可なことでは・・・
いつものように耳を掻く「くま(仮名)」さん。彼女はどうも耳が弱点のようで、耳が気持ち悪いとよく頭を振っています。全身麻酔をかけて耳道を内視鏡で見る、なんて検査までしたのですが異常はなく、結局そういう「癖」なのだろうという結論でした。
エヴァーシャープのようなキャップをもつ萬年筆。さる「半」の方が刈谷の巨匠のお店から見つけ出したものです。老眼の私などは、最初に見せていただいたときに「黒いニブか」と思ってしまいましたが、老眼鏡をかけてしっかりと見れば、黒い樹脂製のパーツでペン先が隠されたフーデッドニブなのでした。
吸入機構はボタンフィラー。どこまでもへんてこなペンですが、どちらも当時の流行ものだったということなのでしょう。あまりにしっかりと覆われているのでペン先が何でできているかも不明ですが、感触からしておそらく金ペンではないか、という見立てでした。古いペンにはあまり興味を持てない私ですが、変なペンとしてみると興味津々です。
復刻版ではない、オリヂナルのカヴェコスポーツ。当然のことながら吸入式です。インクタンクも非常にクリアで、軸も綺麗な未使用品。こういう素晴らしいものが埋もれてるとわかっていても、巨匠の山を掘り返す気力はありません。そこら辺が、しっかりとしたコレクションを持っている人とそうでない人との違いでしょう。まこと、「半」の道を究めるのは難しいものです。
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