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2015年9月

2015年9月30日 (水)

ぎょうさん

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 クッションの縁を顎枕にして、ブランケットを掛けて貰って温かそうに眠る「ちち(仮名)」さん。未明に彼女の近くで倒れていた家族の証言によると、明け方近くの一番暗くて寒い時間帯に、彼女はきゅんきゅんと鳴いていたそうです。換毛期の抜け毛が凄い彼女のことですから、肌寒くてたまらないと訴えていたのかもしれません。

 夏場は夜通しエアコンをかけっぱなしで眠る私も、この時期ともなると窓を開けておくだけで気持ちよく眠れるのですが、そういう夜に限っていろいろとやっつけておかなければならない仕事ができて、結局明け方近くにならないと床に入れない日が続いています。昼間、ちょっと一服、と椅子に座っていると一瞬で眠りの淵に落ちてしまうのは難儀ですが、そういうマイクロスリープができるからこそ、静かな夜に仕事を進められるのだと考えるとそれほど悪いものでもありません。

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 先日のWAGNER名古屋で行われた迷惑ビンゴ大会で、あろうことか最初にビンゴに達してしまった私。こういうときは、周囲の期待に応えることが大切だと心得ていますので、「そらやっぱりソレやろ・・・・・」という皆様の声に素直に従って、このようなものをいただいて参りました。

 プラチナのプレッピィが30本。インクも入った状態です。私が社会科の授業を担当しているクラスはどこも皆29名ですから、この30本という本数は実によろしいですね。さぁ、皆さん、萬年筆を使ってみましょう、なんていうことがすぐにできてしまいます。

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 キャップの色が青、赤、黒とあって、それぞれ10本ずつ。普通の文具店ではこれだけ揃えることは難しいでしょう。取り寄せなんぞ頼もうものなら、お店の中で話題になってしまいます。あのお客さん、そんなにたくさんの萬年筆を、いったい何に使うのだろうか、と。

 そういうお客さんのような人を「ヘンタイ」と呼んでいるのです。発音は同じでも、漢字表記にしてはいけません。漢字表記にしてしまうと、昆虫の成長とか、社会的に迷惑な方向に向かって趣味を究める人とか、そういう意味になってしまいます。あくまで「良識あるヘンタイ」であるべきです。

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 一本一本、丁寧に番号シールが貼られていますが、欲を言えばどれも皆この赤の③のように貼っていただきたかったところです。自分なら、何の意味もないと知りつつ、そのようにしてしまうことでしょう。そして、すべての軸に「完璧に」シールを貼り終えたところでガス欠になるのでしょう。

 その段階ではすでに、シールを貼った本来の目的である実験に取り組む意欲とエネルギーが残っていないという状態です。結果として、シールを綺麗に貼った萬年筆だけが残る、ということになります。

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 実際問題として、これを大きめのマグカップなどにざくっと挿しておいて、誰もが手を伸ばせる場所に置いておけば、少しは萬年筆の裾野が広まるかもしれません。けれど問題は、萬年筆のペン先。見るからに危険そうですから、小学校の先生からは問題視されるでしょう。さらには、キャップを外した状態で振り回されでもしたら目も当てられませんね。さて、どんな風に活用するのが良いのでしょうか。

2015年9月29日 (火)

女神

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 前脚をクロスさせている、その感じが面白いと長女が撮った「くま(仮名)」さんのお姿。飼い主が撮ろうとしたときと比べ、比較的嫌がらずに撮らせてくれるようですが、それでも顔をそらしています。

 今日もいいお天気で、暑い日でした。運動会の予行だから午前8時までに出勤せよということでしたので、気の小さい私は眠ることもできず、夜中の3時頃からずっと起きていて、7時前に家を出ました。職場について、子どもたちが運動場に出てくる前に整列予定地近辺の草刈り。真夏と違って汗が滝のように・・・・・とはなりません。草も柔らかくて楽な作業でした。土曜日の運動会まで、毎日あちこちの草を刈って環境美化に努めます。

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 ぱっくりと口を開けた、謎な物体。首のあたりはシュガーコーンのようにも見えます。月末に買いに行くと良いことがあるというアイスクリーム屋さん。いろんなアイスクリームが入っている冷凍ケースの数は32個ですけれど、お店の名前はそれよりひとつ小さい数字、というあのお店で貰いました。

 良識あるヘンタイ倶楽部のメンバーなら、シュガーコンにアイスクリームが乗っているのを見て黙ってはいられないはずです。「ひとつ少ないで!」と突っ込みたくなるひとも少なくないはずです。

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 15分以上も行列待ちをして、レギュラーのダブル、カップではなくコーンで、という贅沢な注文をし、会計も済ませてようやく食べられる、というところで、自動ドアが開いたショックでアイスが飛び降りてしまうという悲劇。全日本ポーカーフェイス連盟専務理事ではないかといわれているケロ御大が、一生に一度というほど激しく表情を歪めてしまったという大事件です。

 良識あるヘンタイ倶楽部のメンバーで、この世紀の一瞬を目撃したのは親方ただ一人。そのときの親方のリアクションを見て、私は彼が発狂したのに違いないと確信したほどでした。そしてもう一人、店内でその一部始終を見守っていたのが、いわゆる「31の女神」でした。

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 我が手に残ったコーンと、そこから飛び降りてアスファルトのシミになろうとするアイスを、世界中のやるせなさを一身に集めたかのような表情で拾い上げ、ゴミ箱に「叩き込んだ」御大に向かい「作り直してもらえますよ!」という声かけをしてくださった女性がいました。それが伝説の「31の女神」。今となっては、彼女がどんな女性であったのか、誰の記憶にも残ってはいません。文字通り、彼女は伝説の女(ひと)なのです。

 後日、ケロ御大を含むオッサン数人を実験台に、親方のおごりで再現実験が行われたのですが、アイスが落ちることはありませんでした。チームリーダーであるケロ御大の「31はあり落ちます!」という悲痛な訴えは黙殺されたままなのです。

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 人はどんなものにでも「顔」を見いだしてしまうものだと言われます。自ら大地にダイブしていったアイスクリームにも、その固い決意を示すかのような表情があったのでしょうか。今となっては、すべてが謎に包まれたままです。ひと月先、ハロウィンの夜には、「食べてくれなきゃ落ちちゃうぞ」と叫ぶアイスクリームが戸口に立っているかもしれません。ご用心、ご用心。

2015年9月28日 (月)

見つからなかったので・・・

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 肌寒いのか、ただひたすら丸くなって眠る「ちち(仮名)」さん。野生の犬、あるいは外で飼われている犬であれば、こういう寝方が普通でしょう。しかし赤ちゃんの時からずっと室内で飼われている我が家のワンコたちは、警戒心というものがほとんどありません。こうして丸くなって眠るのは、その方が気持ちいいときだけと決まっていて、たいていはでろ~んと伸びて寝ています。

 飼い主は本日の授業が終わったあと、エンジン音を聞いて窓辺に走り寄り、校長先生が草刈りをされているのを見てしまい、「えぇなぁ・・・」と我慢できなくなってしまって、思わず自分も参戦。今週末の運動会に向けて、校内のあちこちを綺麗にしようと思っておりますが、久しぶりに竿を振り回したので指に水ぶくれを作ってしまいました。

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 もうすぐiPhoneを入れ替える予定なので、先日来、せっせとライブラリの整理などをやっていたのですが、ちょっとやり過ぎてこういうメッセージが出るようになってしまいました。これまでは iTunes Mediaフォルダとそれぞれのアーティストの音楽フォルダとが並立している状態だったので、音楽のフォルダを正しく iTunes Media の下に入れよう、と移動をしていて、このメッセージが出るようになってしまったのです。

 Claptonのアルバムは正しくインポートされていますし、PC上の iTunes でも、iPhone でも問題なく聴くことができます。にもかかわらずこの表示。実は佐藤竹善が同曲をカヴァーしたものも入れてあるので、そっちがおかしいのかと思いましたがそちらも問題なし。いろいろやってみても改善せず、同期するたびにこのメッセージを見るのは実に鬱陶しいものです。

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 万策尽きたので、別のPCにある iTunes のフォルダを覗いてみると、なんとも簡単に問題が解決しました。私はイチビってChange The Worldの一部を切り出して着信音を作っているのですが、そうした着信音が入っているのが Tones というフォルダ。iPhone の母艦であるPCには、このフォルダがありませんでした。音楽の入っているフォルダをあちこち動かしたりしている内に、このフォルダをどこかへやってしまっていたようです。

 このために何日か費やしてしまい、CD引っ張り出してきてはインポートしたり削除したりを繰り返して、これはこれで結構疲れました。新しいiPhoneに引っ越すとなると、また何日か夜更かしになりそうです。

2015年9月27日 (日)

続・命名

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 いたずらが過ぎてケージに押し込められてしまった直後の「くま(仮名)」さん。笑顔というのか、人間に愛想をふるときの顔をしております。それでいて大きな声でワンワンと、自分は外に出ていて当然、と吠えております。

 一方、換毛期が長引いて毛をまき散らすので、あまり外に出してもらえない「ちち(仮名)」さんの方も、お姉ちゃんだけ外に出すのはずるい、と牽制の意味を込めて吠えております。いずれにしても、飼い主の姿を見ると、これはいい、甘いヤツが来た、と吠えまくるという難儀なワンコたちです。

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 今一番お世話になっているインク、それがこのSTORiAのFireです。このシリーズはサーカスをモチーフにした名前とラベルデザイン、ということなので、これは背の高いテントか何かの絵なのでしょうけれど、私には円谷プロの怪獣に見えてしまいます。まぁそれでも、太くてヌラヌラのペンに吸入して質の悪いコピー用紙に書き殴ってもにじみが少ないので、大変重宝です。

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 にじまない良いインクなので、普段使いにも、と購入したのがこちら。これも青色でNightですから、ごくありきたりな命名です。このシリーズ、この二つを外すとほかは少々こじつけっぽい命名で、趣味の世界でもなければ使わないような色のインクがラインナップされています。

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 で、勇んで149に飲ませてみたところ、どうも相性が良くないようです。PILOTのシルバーンBニブつきに入れた青墨はにじみやすく、149のBニブつきに入れたNightはフローが渋い印象。やはり149は顔料系のさらさらとしたインクの方が合うのかも知れません。けれど、親方調整の149ですからもともときっちりストップが効くところへ、やや渋めのフローということで、かっちりと字を書いていくという用途ならそう悪いものでもありません。

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 そういえば、今宵はお月見。「富士には月見草がよく似合う」という言葉をい知ってか知らずか(多分知っての上のことでしょう)、自らを月見草になぞらえた野村克也氏。その大ファンである私が、ネットデビューするときに考えたハンドルネームは、これしかない、という「つきみそう」でした。

 ちなみに、多くの人が月見草だと思っている、背が高くて黄色い花が咲くのはオオマツヨイグサ。この夏も多いに刈り倒しまくった相手です。いっぽう月見草というのは、可憐な白い花を咲かせるものです。しかし、太宰治が富士山によく似合うといったのはマツヨイグサの方らしいという話です。私が言うのも何ですが、名前とイメージとはなかなか一致しにくいものです。

2015年9月26日 (土)

命名

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 眠たくて仕方がない「ちち(仮名)」さん。朦朧としながらも、近づいてきた飼い主に愛想をしようと首を持ち上げたのですが、そこまで。目も開かないし、動くこともできません。よほど気持ちよく眠っていたのでしょう。

 昨夜、毛が抜けてピンク色の肌があまりにも寒そうに見えたので、写真右に見えるブランケットを与えられた彼女。やはり寒かったようで、すぐに噛みまくって何とか自分の近くに持ってこようと格闘しておりました。我が家のワンコたち、もはや外で飼うなんてことは不可能に近いのかもしれません。

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 これ、何でしょうか。コンビニエンスストアで買ってきたスパゲッティですけれども、私たちになじみ深い名前ではありませんでした。今年の春あたりでしたか、欧州連合(EU)が経済連携協定(EPA)交渉の中で、産地でないものに産地の名前を勝手に使わないように求めている、という報道がありまして、そうなるとナポリタンって呼べなくなるのか、などという話が出ておりました。

 パルメザンやゴルゴンゾーラ、あるいはカマンベールなどは、チーズの名前としてNGらしく、それぞれ粉チーズ風、青カビチーズ、クリームチーズと呼ぶべきなのだとか。パルマハムやらボルドーワイン、シャンパンもダメなのだとか。お酒ついでに、コニャックやスコッチも不可という話。でも、どうやらナポリタンというのは現地にはないからセーフだとかいう話もありました。

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 だとすると、これは過剰反応と言うべきでしょうか。でも、イタリアンって呼ぶぐらいなら、ナポリタンでもいいと思うのですが。しかも「おもひで」って。

 それとも、「おもひで」っていう有名店があって、そこで出されているもののレシピをいただいて製品化したものっていうことなんでしょうか。などとくだらないことをあれこれ考えていたのですが、販売元のWebページを見ると、これは近畿圏だけで販売されているものだったのですね。たしかに簡便なナポリタンとは違いますけれど、手の込んだナポリタンです。少なくとも私の近所では、ナポリタンといえどこれぐらいの手をかけたものに出会えます。名付けというのは実に難しく、奥の深いものですね。

2015年9月25日 (金)

隘路

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 いつもより余分にはみ出している「くま(仮名)」さん。おそらくはフローリングのひんやりとした感じが気持ちいいのでしょう。ここは我が家で一番交通量が多く、かつ隘路となっている区間なのですが、通過交通はすべて彼女にぶつからないように配慮することとされております。「踏まれるで!」と声をかけながら通過するのが習わしですが、彼女は微動だにしません。

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 先日のWAGNER名古屋で、こんなものをいただきました。本来ならば迷惑ビンゴ・じゃんけん大会に出品されるべきものと事前に知りつつ頂戴してしまったので、インサイダー取引ということになってしまうのでしょうか。

 東京から新潟へ向かう場合、急峻な山岳地帯を抜けなくてはなりませんから、昔の人はとりあえず迂回して線路を敷くことにした、だから信越本線という名前なのでしょう。それでも、横川駅と軽井沢駅との間には66.7パーミルという急勾配の線路ができてしまいました。急な坂になっている線路を直角三角形の斜辺とした場合に、直角を挟む残り2辺が1000メートルと66.7メートルになる、ということです。

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 普通の鉄の車輪とレールを使って走行する鐵道としては、箱根登山鉄道の80パーミルというものがありますし、大井川鐵道の井川線にはアプト式ながら90パーミルというものがあります。また、世界的に見るとオーストリアでしたか、116パーミルというのもあったように記憶しています。

 そういった急勾配の路線は、それ専用の装備(主にブレーキ系)をもった車両で運行されるのが一般的ですが、なんといっても旧国鉄ですから、この区間専用の車両など望むべくもなかったのでしょう。当初はアプト式で、後には軸重を大きくした専用の機関車による推進・抑速運転が行われていました。そんな碓氷峠は、鉄分多めの人間にとっては「聖地」でした。

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 横川駅で峠のシェルパ、EF63を連結・解放する間、ある程度の時間列車が止まるということもあって、「峠のかまめし」はよく売れたことでしょう。駅弁でありながら、タイミングが合えば温かいものが食べられるのも人気となった理由の一つだとか。けれども私は、ついにこの「横軽」を訪ねることができないまま終わってしまいました。

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 その名も「ローカロ麺」というものがありましたので、炊いてみました。お味噌汁のお椀ひとつ分くらいの分量で、味付けを濃いめにして満足感を与えるというつくりのようです。本来でしたら私、日に一度の食事をこれにするのが良いのでしょうけれど、ラーメン味にして堅めのにゅうめんみたいなもので、あまり好きではありません。今回は、この釜でご飯を炊く、その練習です。

 釜が小さいですから、家庭用のコンロであっても火の方が大きくなりますが、むしろその方が良いのかもしれません。じっくりと時間がとれる時を狙って炊こうと思いますが、さて、具材は何が良いでしょうか。

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2015年9月24日 (木)

逢坂の関・再訪

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 五連休明けの今日、ワンコの方はいつも通りにお休みですが、飼い主は勇んで出勤。しかしながら、生徒たちは皆、何とも言えない締まりのない表情で、授業をしていてもなかなか盛り上がりません。いわゆるメロリンQが変なパフォーマンスをした参院本会議の話題など、今まさに、公民の授業で取り扱っているところにぴったりなのですけれど、その話題を振ってもほとんど反応がありませんでした。勉強に追われているのはわかるのですけれど、受験生であり、近い将来に「公民」となる若い人たちには、日々のニュースを批判的にチェックする、ということを実践してもらいたいものです。

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 で、そんな偉そうなことを言っている先生はというと、この五連休、研修にいそしんでおりました。その一環として、滋賀県大津市にある飲食店の敷地内にある、旧東海道の遺跡を訪ねてみました。稚魚の頃から目をつけておいた鰻を浜松から仕入れているという、日本一を自称するお店ですけれど、残念ながらお味の方は、私には高級すぎてピンときません。

 そんなことは前回お邪魔したときにわかっているはずなのですが、前回は満席で入れてもらえなかった「お座敷」の方にお邪魔して、そのお庭にいろいろとある旧東海道がらみの遺跡を見よう、というわけです。

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 とはいえ、結局それらしい成果はこれだけ。ほかにもいろいろとあるらしいのですが、お庭の中をウロウロしていると、それぞれに個室となっているお座敷でお食事中の人と目が合ってしまいますので、どうにも気が引けていけません。貧乏性で実際に貧乏な私は、そういうプレッシャーには非常に弱いのです。何というか、「お前なんぞが来るところではないぞ!」と言われてしまいそうな気がして、気後れしてしまうのです。

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 お庭の中に清流がありまして、ここは厨房の勝手口に面したところ。流れの中には巨大な鯉が何匹も泳いでおりましたが、そこでメニューにいくつか鯉料理が掲げられていたのを思い出しました。ここで泳いでいる鯉たちも、いずれすくい上げられて泥を吐かされ、捌かれてしまうのでしょうか。流れの中には鰻を入れてあるとおぼしき籠のようなものがありますので、大きく外れてはいないのかもしれません。

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 お食事をいただいてから、同じ沿線ということで紫式部ゆかりともいわれる石山寺へ。そこで出会ったのがこちらのキャラクター、おおつ光ルくんです。高貴な紫の衣、そしてそのお名前。にもかかわらず、実にユルい見た目が素敵です。滋賀県内のどこかで、この子のお人形が手に入るところはありませんでしょうか。ストラップは見つけたのですけれど、できれば手頃な大きさのお人形が欲しいと思ったことでした。

2015年9月23日 (水)

反省

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 熟睡中の「くま(仮名)」さん。顎の下がタプッとしておりますが、かつてはここにしっかりと脂肪が詰まっていて、それが内側に向かって圧を書けていたために気道が圧迫され、こうやって寝ているときにはゼィゼィというおとが響いておりました。当時の体重が13キロ、現在は11キロ。彼女にとってはおいしくないはずの高齢犬用の低脂肪フードを与え続け、おやつもセーブした結果、ある程度はスリムになりました。たぷたぷの部分を手でつまんでみると、中身がないことがわかります。一応はダイエット成功ですね。

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 M800系がずらり。本当はもっとあるのですけれど、このとき写真に収めることができたのはこの4本でした。既存の軸を少し削って漆を塗り、貝を貼るという螺鈿の技法で仕上げてもらったものです。萬年筆に詳しい方が職人さんと交渉してとりまとめをしてくださったものですから、萬年筆にまつわる人間関係がなければ実現しなかった企画でしょう。

 おまけに私は作業に出す当日、軸を持ってくるのを忘れるという失態をやらかしたのですが、萬年筆仲間の方がご自身の軸を提供してくださったので、作業開始が遅れることもありませんでした。萬年筆でつながった皆様のおかげです、と感謝しつつ、今日は「萬年筆の日」です。

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 拙Blogの初回記事、トップの写真がこちらでした。当時で3歳ぐらいでしょうか。見比べると、「くま(仮名)」さんもずいぶんと白くなったのだと言うことがわかります。

 かなり若々しい感じですが、それでもしっかり寝ているお姿です。今以上に元気でしたから、起きている姿など、とてもじゃないけれど写真に収めることができなかったのです。ちなみに、これまでの「萬年筆の日」の記事は

 平成20年が コンウェイ・ステュアート

 平成21年が コンプロット10

 平成22年が PILOTの飛天

 平成23年が リリプット

 平成24年が コンクリン・トレド

 平成25年が 飛天

 平成26年が グラタン

 ばらばらですね。とりあえず最初の5年ほどは萬年筆がらみでしたが、次の年には萬年筆から連想される「飛天」となって、昨年は食べ物でした。

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 で、本日はというと、お彼岸の中日ですけれども朝から遊び回っていて、当然あちこちで食べまくって、普通なら食べ物ネタの日となるはずでした。それではあんまりですので、これまでを振り返ってみたのです。

 学校の先生は「反省」、正確には「反省させる」のが大好きですが、この言葉は本来、「悪かったことを悔い改める」意味合いだけではなくて、むしろ来し方を振り返り、明日への糧とする、ということであったはずです。ちなみに自分たちが行った行事や授業などの「反省(本来の意味)」は、「総括」と呼びます。個人的には赤軍派みたいであまり好きな言葉ではないのですが、そんなこと思う方が変だ、というのが私の業界の実態のようです。

 さて、8年目は萬年筆の記事をたくさん書くことができるのでしょうか。忙殺されなければ、書くネタそのものはいくらでもあるのですけれど・・・・・。

2015年9月22日 (火)

松阪

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 おなじみ、ケージの柵に鼻をかけて家族のようすを見守る「ちち(仮名)」さん。この態勢から、もし何かあれば即座に起き上がるのですが、そのときに前脚や爪を引っかけたりしないところはさすがです。

 彼女は爪が伸びるのが早く、ちょっと油断していると家では短く切れなくなってしまいます。そんなときはトリマーさんや獣医さんにお願いすることにしております。換毛が一段落したら、またお風呂といっしょにお願いすることになるでしょう。

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 飼い主はこの五連休を遊びまくっておりますが、その妻は勤勉に運動部の引率に出かけたりなどしております。教師の仕事はブラックだ、休みが取れない、などと言いつつ、部活動の指導となると熱が入って寝食を忘れる先生が多く、しかもその負担を「公平に」分担してもらわなければ、などと言い出す人もおりますから、私は部活動、それも運動部が大嫌いです。運動部の指導をされている先生が人手不足などでお困りの時には都合のつく限りお助けしますけれど、それとて、あくまで受け身の姿勢です。

 この連休、まずは近鉄全線3日間乗り放題、という切符を買って、初日はWAGNER参加のため名古屋往復に使い、あとの2日は「無理矢理」あっちこっちと電車に乗りまくっておりました。その一環としてなぜか松阪で下車して、閑散とした駅前商店街をブラブラ歩いているときに、こういう変なお店を見つけてしまいました。お釈迦様もやはり、般若湯と呼びつつお呑みになうるのでしょうか。インドに葡萄酒はあったのでしょうか。

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 松阪といえばこのお店。若かりし頃、妻と二人、このお店の駐車場に車を駐めたのですが、ちょうど食事を終えたお客さんが何人もの仲居さんに見送られてお店から出てくるのを見て、これはかなわんと逃げ帰ったことがあります。ある程度お給料が上がった頃にリベンジしたものの、お肉を一枚、こってりとした味で焼いてくれて、すき焼きというのに卵につけて食べることを許されなかったのが印象に残っております。やはり、私のような人間は高級なお店で飲食などするものではありません。根本的に合わないのです。

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 松阪の豪商、長谷川家の邸宅が公開されていたのでふらりと入ってみました。蔵から見つかった大判小判、銀などが展示されていたのですが、見る人見る人、「本物?」「やっぱり18金?」と、みなさん同じことを聞かれておりました。この大判、金の含有量が86パーセントだという説明でしたが、そうなると21Kあたりでしょうか。一方の小判の方は金が68パーセント程度入っているということでしたので、16Kぐらいということになりましょうか。

 しかしながら、説明されている方を含めて、皆さん純金が24Kということもご存じなく、「うちの持ってる18金のより光ってるから、30金ぐらいやね!」と自信たっぷりに講釈しているおばちゃんもおりました。そういうおもしろい人も必要ですので、黙ってそっとしておきました。

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 同じ蔵の中にはこんなものも無造作に置かれておりました。電気火鉢とでもいうべきものでしょうか。何かと話題を提供した東芝製ではなかったかと思います。この長谷川邸、ほんの数年前まで実際に事務所として使われていたそうですが、今は皆さん東京の方へ移動されて、お屋敷丸ごと松阪市に寄贈されたということです。いかにも豪商らしい話です。

 経済的な面のみならず、心も貧しい私は、松阪まで来ていながらお値段に恐れをなしてお肉を食べることもせず、ただブラブラと時間をつぶして、さらには特急も使わずゴトゴトと普通の電車に揺られて帰ったのでした。私は乗り鉄ですから平気ですが、妻はけっこう参ったようで、今後はこういうことには付き合ってもらえそうにありません。ま、それが普通の人でしょうね。

2015年9月21日 (月)

生「半」可なことでは・・・

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 いつものように耳を掻く「くま(仮名)」さん。彼女はどうも耳が弱点のようで、耳が気持ち悪いとよく頭を振っています。全身麻酔をかけて耳道を内視鏡で見る、なんて検査までしたのですが異常はなく、結局そういう「癖」なのだろうという結論でした。

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 エヴァーシャープのようなキャップをもつ萬年筆。さる「半」の方が刈谷の巨匠のお店から見つけ出したものです。老眼の私などは、最初に見せていただいたときに「黒いニブか」と思ってしまいましたが、老眼鏡をかけてしっかりと見れば、黒い樹脂製のパーツでペン先が隠されたフーデッドニブなのでした。

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 吸入機構はボタンフィラー。どこまでもへんてこなペンですが、どちらも当時の流行ものだったということなのでしょう。あまりにしっかりと覆われているのでペン先が何でできているかも不明ですが、感触からしておそらく金ペンではないか、という見立てでした。古いペンにはあまり興味を持てない私ですが、変なペンとしてみると興味津々です。

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 復刻版ではない、オリヂナルのカヴェコスポーツ。当然のことながら吸入式です。インクタンクも非常にクリアで、軸も綺麗な未使用品。こういう素晴らしいものが埋もれてるとわかっていても、巨匠の山を掘り返す気力はありません。そこら辺が、しっかりとしたコレクションを持っている人とそうでない人との違いでしょう。まこと、「半」の道を究めるのは難しいものです。

2015年9月20日 (日)

巨匠とヘンタイ

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 飼い主がケージの方へ寄ってきたのを見て、頭を撫でてもらおうと待機している「ちち(仮名)」さん。できる限り飼い主の方へ寄っていこう、というひたむきさ、ここら辺がニャンコには見られない、ワンコならではの忠誠心ではないかと思います。

 飼い主はまた酔狂にも名古屋から運賃だけ払っての帰宅。実は昨日からの3日間有効な「近鉄週末フリーパス」なるものを使っているのです。近鉄名古屋駅を19時50分に出る列車に乗って、自宅の最寄り駅にたどり着いたのはかろうじて日付が変わる前でした。音楽を聴きながらウトウトしつつ列車に揺られる、実はこの時間がとても好きだったりします。

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 私はどうもセミナーというものが苦手です。ちょっと外から覗いてみると、真剣な表情で大きく頷きながら話を聞いている人たち・・・・・というのがダメです。私はそういう場でえぇ加減な与太話をして人をだまくらかす方の人間であって、じっと座って話を聞く側に回るなんてことは無理なのです。

 とはいえ、萬年筆研究会の方も、外から見れば相当に妖しいオーラを発散しているに違いありません。

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 一般的な萬年筆のキャップほどの大きさしかない、ペンダント型のメカニカルペンシル。写真が下手くそなのでそうは見えませんが、真鍮製と思われます。刈谷の巨匠のお店に並んでいたもので、変なモンが近くにあると髪の毛が立つ、という西の方の半な人が手に入れられたものです。

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 胴軸を回転させると、先端部分が出てきます。さらに先端部のスプラインが切られたところを回すと芯が出る、という仕組みです。小さいながらも金属製なので気持ちの良い重みがあり、動きにも節度があります。さまざまなものが雑多に積み上げられている巨匠のお店から、よくもこんな小さなものを見つけ出されたものです。

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 こんな感じで、中部地区大会最高の60名にのぼる参加者がわいわいがやがやとやっていたのですから、外から見るとさぞかし妖しかったことでしょう。どのくらい妖しかったのかというと、会合が終わったあと、師匠が会議室の鍵を返却しに行っても係の人が出てきてくれなかった、というほどです。

 年内の近隣での会合は、10月と12月の神戸を残すのみとなりました。特に12月は神戸ペンショーと平行しての開催です。ルミナリエもありますので、神戸ペンショーへの参加を考えてらっしゃる遠方の皆様、早めに宿を取られることをおすすめします。神戸が無理なら、奈良に泊まってついでに奈良遊び、という手もないことはないのですが・・・・・。

2015年9月19日 (土)

散髪屋のおっさん

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 写真はえぇから、早よ出してよ、と言っている「くま(仮名)」さん。いつものようにケージの外でいたずらばかりするので放り込まれて、甘い飼い主が来たのでこれは出られる、と期待を膨らませておりました。しかし飼い主が写真を撮ることにばかり熱心なので、いい加減キレ気味になっているところです。わずかに開いた口からうなり声のようなものさえ聞こえます。

 誰に言うてんねん!と叱られると、少しの間だけしゅんとなりますけれど、そのあとはまた同じことの繰り返しです。おやつをくれて、要求には簡単に屈してくれる便利な奴、というふうに認識されているのでしょうね。

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 朝から、実に二ヶ月ぶりの散髪。職場の草は少しでも伸びると気になって仕方がないくせに、自分の髪は伸び放題、といういびつな状況が少しは改善されました。散髪屋のオッサンとはすでに20年以上のおつきあいになります。面倒くさいオッサンやなぁ、というのが最初の印象でしたが、やがてその店がなくなってしまい、ほかの店では思うような仕上がりにならずに難儀していたところ、数年後に駅で再会し、それ以来ずっと面倒を見てもらっている、という間柄です。

 このオッサン、もう還暦をとうに超えているかと思いますが、毎回毎回、散髪してくれる手法が違います。基本的にはアイパーですけれど、私の暴れてどうしようもない髪を治めるためにさまざまな工夫を続けてくれているのです。で、その店を出て少し歩くと、こんな自動販売機があったのです。

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 早速、先日は足せなかった記念撮影。レモンライム味なんて私には飲めないものだと思っていましたが、意外にすんなり飲めてしまいました。

 散髪屋のオッサンは、さらなる顧客サーヴィス向上のためにマイナンバー制を導入するのだと言っておりました。この人の頭はこういう手法で仕上げたけれど、次に来たときのようすからしてこのようにした方が良いと思われる、なんてことを記録していくのだそうです。実際にはそんなことしなくても、頭の中に入っている情報で十分だと思いますけれど、それで満足してしまわないところが職人の職人たるゆえんなのでしょう。

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 明日はWAGNER中部地区大会@名古屋。この次の神戸には参加できない(たぶん宴会のみ参加)ので、しっかりと楽しんでおきたいと思います。名古屋へ行ったらあれを食べてこれを買って・・・・・と、いろいろ忙しいのですが、明日もまた、新幹線も特急も使わずにゆっくりと寝ていきます。

2015年9月18日 (金)

嗅ぎつける

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 久々に、真っ正面から三木のり平の「ちち(仮名)」さん。眠たかったので目が死んでおりますけれど、逆にそうだからこそ撮ることができた、ともいえます。

 本日は職場の文化祭。それと平行して、市内の先生方の集まりが開かれるので、私はほとんどそちらに専念でしたが、祭のあと、せり出し舞台として使った折りたたみ式の台を返しに行くというお役目があるので、午前中にトラックを借り出しに出向きました。例によって自宅に車を戻し、そこから電車とバスでトラックのあるところまでいったのですが、自宅に戻ったわずかな時間に、タイミング良くThinkPadのファンが配達されてきました。

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 それこそ「あっ」という間に交換完了。写真の左、コネクタにつながれてねじが締められるのを待っている方が新品、右が回らなくなってしまった元のファン。こうしてお腹を開けるために外したねじが10本ばかりで、ファンの取り付けにまわしたのが4本。たったそれだけの作業で、わがThinkPadはあっけなく復活して、何事もなかったかのように起動してくれました。

 午後からの集まりでは、復活した機材で仕事をこなして、それが終わるとトラックでお仕事。今夜は愉しい宴会なので、トラックを返却したあと、バスと電車で繁華街まで出て時間をつぶしていると、電話が鳴りました。いつも怒鳴り込んでくる保護者がまたもやって来たので、宴会は中止になるかもしれない、という内容でした。

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 何ヶ月も前から計画し、手配してきた家族旅行の当日になって小さな子どもが熱を出す、というのは良くある話。どうもこの保護者、教師が宴会を計画すると嗅ぎつける能力を持っているようで、そういう日に合わせて夕方から怒鳴り込んでくるのです。まぁ、そういうのもこの仕事の宿命なのであきらめて帰宅の途についたところ、続報が入って、今日の宴会場となるお店が遅くなっても待ってくれるので、とにかく宴会は実施する、とのことでした。

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 結局、13名ほどが参加するはずだった宴会は、遅れに遅れて午後10時過ぎから数人で始まり、徐々に人数が増えて、日付が変わることには9人となりました。二つのテーブルに分かれて歓談する中、一方は本日の文化祭について真剣に反省して熱い論議を闘わし、もう一方はどうでもいい話題でだらだらと盛り上がっておりました。

 私がどちらのテーブルにいたのかは、おわかりと思いますが、そうなるように自然と分かれて席についてしまう、雰囲気を嗅ぎつける能力があるのではないか、と思えるほど、みんなきれいに分かれて座るところがおもしろいところです。そうして夜は更け、最後は参加者をそれぞれの自宅に送り届けて、朝と呼んだ方がしっくりくる時間に帰宅したのでした。

2015年9月17日 (木)

瑠璃色

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 丸くなってくつろぐ「くま(仮名)」さん。まん丸になって寝ているので写真を撮ろうと近づいたら、いきなり「ほどけて」しまったのです。彼女はいつも寝ているように見えて、実はよく周囲を観察しており、家族の会話や動きなどからさまざまなことを察知して対応するのです。

 今日は長男の誕生日でしたが、バースディケーキにロウソクを挿してあれこれと準備をしているとき、ふと彼女を見ると凜とした姿でお座りをしておりました。大方の場合、そういうようすを見て「ちち(仮名)」さんも反応し始めるのです。

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 先日の京都WAGNERでエロ御大のお店をのぞいたとき、PILOTの周年記念萬年筆などが箱入り完品でたくさん並べられていて、これは危ないとは思ったものの、それらはすでに手に入れているモデルばかりだったので華麗にスルーしていたのです。にもかかわらず、これはどうだ、とおすすめを受けてしまったのがこちらの箱。しっとりと落ち着いた紺色の箱に金箔押しのロゴ。どこからどう見てもPILOTの箱ですね。

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 今から2年前の株主優待品、コクーンの三本セットです。こういうセットものに弱いということもありますが、何よりこの色にやられました。

 瑠璃色。ラピスラズリ。綺麗な色です。日本人は目の色が茶色や黒なので青系統の色が綺麗に見えない、などと言われますが、そんなことはないと思います。とても美しい色です。問題は、この萬年筆にどんなインクを入れようか、ということです。

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 まず思い浮かぶのは、やはりこれでしょうか。最近は供給も落ち着いているようですし、この連休にでも買いに行って入れてみようかと思います。ただ実際に紙の上に書かれた筆跡がどんな色に見えるか、それはインクそのものの色が堂の河野というのとはまた別の問題です。そういう意味では、LAMYの青インクなどもよさそうです。普段から使っていて、紙の上に置いたときの発色が綺麗だと感じます。

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 先日、京都丸善に行きました折に、色彩雫のミニボトルセットを見た妻がいたく感動しておりました。小ぶりな瓶が実に可愛らしい、というのです。色彩雫の青系インク、最初に出た紫陽花や朝顔あたりも良さそうです。あとはこの鉄ペン先を名人に託して、「こういうこと、しちゃいけないよ!」とエロ御大に言われるような気持ちよい調整を施してもらえば完璧です。

2015年9月16日 (水)

眠気覚まし

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 半分眠りながら身繕いをしている「ちち(仮名)」さん。ワンコにとって換毛というのは大変なエネルギーを消費するものらしく、毎朝のご飯は一瞬で食べきってしまいますし、夜食を与えると猛烈な勢いで食いついてきます。さらには何となくだるそうな感じで過ごすようになり、朝夕のお散歩にも行き渋ることがあります。

 ずっと散歩にも連れて行ってもらえずつながれたままで、ついには飼い主を襲って銃殺されてしまった紀州犬のニュースがありましたが、哀しい話です。ワンコというのは本当に賢く、従順なものであり、友人でもあります。飼うなら飼うで、それ相応の覚悟と世話が必要です。家族なのですから。

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 かく言う飼い主も眠くて眠くて仕方がないのですが、明日も明後日も出張で、なおかつそのための資料の準備をせねばならず、寝ている暇などありません。毎日遅くまで職場にいるのですけれど、そのほとんどの時間を生徒や保護者に対応するために費やさざるを得ない状況が続いていて、机に向かって静かに事務仕事に取り組むということが全くできません。

 その分、家に帰って食事を済ませたらさっさと仕事に取りかからなければならないはずですが、今度は睡魔との戦いです。コーヒーは何の役にも立たず、アールグレイをホットであおっても効きません。抹茶も効かないと思い込んでいたのですが、それは安物を服していたからだと知りました。上喜撰なら朝までお目々バッチリ、泰平の眠りも吹っ飛んでしまいます。

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 ところがこの時刻になると、お茶を点ててくれるはずの娘も寝入ってしまっておりますから、心得のない私一人ではどうすることもできません。先日親方からいただいた抹茶キャラメルならあるいは、などと冗談半分に食べてみましたが、さすがにフレーバーだけでは如何ともしがたいようです。

 久しぶりに取り出してみたプラチナの漆塗り軸。実はこのペン、インクを入れて書いてみた記憶がありません。私にしては珍しく純然たるコレクションとしてこれまで過ごしてきたようです。

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 気がつけば、今週末はWAGNER名古屋。ここはひとつ、しっかりと仕事をやり終えて、シルバーウィークを満喫したいところです。名古屋へ行ったらひつまぶしを食べて、このペンを調整してもらって、それからそれから、煮干しラーメンのざらざらした食感のスープも恋しく思い出されます。何より、久方ぶりの迷惑じゃんけん大会、さて、何を出品しようか、家捜しもしなければなりません。

 あとひとつ、今夜はiOSのアップデートにもチャレンジです。はたして無事に動くでしょうか。盛りだくさんの秋の夜長、寝落ちしないよう頑張ります。

2015年9月15日 (火)

年中行事

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 今朝の飼い主の心境は、写真の「くま(仮名)」さんのような感じでした。朝一番でPCの電源を入れたら、fan errorという文字が出てシャットダウン。得体の知れない中国企業に買われてしまった時期のThinkPadの持病とも言うべき、致命的なエラーが出てしまったのです。

 思えば昨年の11月にも、似たようなことがありました。OSがダメになって起動しなくなるという現象が、2台あるThinkPadで相次いで発生して、期末テストを4本作るのに難儀したという事例です。あれから10ヶ月、1年もたたずに同じようなことが起こり始めました。

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 昨年は本当に参ったので、今年は職場にもデスクトップ機を1台置かせてもらっていますが、それはそれで使いやすいものの、設置場所でしか仕事ができません。職場内のあちこちへ持ち運んで仕事をしなければならないケースもあるので、退役したマシンも予備機として確保してあります。

 左がその予備機で、少し非力なCPUと、時折ミッソーニのセーターみたいな模様が一面に表示されて馬鹿になる液晶を持つ機体。控えめな容量のSSDとメモリが装備されていて、そのままでも動作しますけれど、右のメイン機からその二つを移植してやるのが確実です。実際それは、SSDとメモリにしてみれば古巣に帰るということでもあるのです。

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 ThinkPadを使い続けるのは、トラックポイントがあることと分解がしやすいと言うこと、この2点につきます。私みたいに不器用な人間でも、壊すことなく分解して再度組み立てが可能というのは本当にありがたいところです。

 動かなくなった機体には2つの冷却ファンが装備されていますが、幸いなことに今回ダメになったのは手前側に見えるセカンドファンのようです。

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 このちっちゃなファンが送料込みで6000円ほどするというのは痛いですが、とりあえずこれを取り寄せて交換してみないことには始まりません。今時、M800を1本買うつもりがあれば最新のPCが1台買えますけれど、使い勝手の面で現有機を超えるものがなかなか見つからないので、とりあえずは修理するしかありません。

 問題は、いつ修理するのか、ということ。仕事もたまってきているし、草も伸びてきています。それに加えてここのところ、突発的に発生する余計な仕事というのも増えてきているので、頭が痛いところです。

2015年9月14日 (月)

アテナ

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 換毛が終わり、毛が生えそろった「ちち(仮名)」さん・・・・・と、これは昨年10月中旬に撮られた写真。11ヶ月前の彼女のお姿です。こうしてみると、やはり年々変わってきている、歳をとっているというのがわかります。成長が早く、新陳代謝がさかんなワンコは、それだけ早く歳をとるのです。哀しいけれどもそれが現実。でも、飼い主もワンコのことを心配している余裕はありません。老化が進んでおります。

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 老いてなお盛ん、非常に良い状態を保っている萬年筆たち。丸善京都本店のオープンを記念して店内に展示されているものです。撮影禁止と表示されていないのをよいことに撮らせていただきました。中には100年以上前のものもありますね。

 変なモンが好きな私ですけれど、ヴィンテージ萬年筆にはあまり興味がありません。柔らかいペン先は字の下手な私には扱いかねる代物ですし、吸入式であればコルクの乾燥を防ぐために水を入れたり、軸が変色するのを防ぐためにゴムサックを外しておいたりなんてことはできない相談です。

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 丸善オリヂナルのインキの数々・・・・・と思いきや、ペリカン・ファウントインディアなんていうのも混じっています。まだ中身が残っているのなら、壊しても惜しくないようなペンに入れて使ってみたいものです。丸善オリヂナルのインキにも、アテナだけでなく、オリオンなんてのもあったのですね。

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 萬年筆好きなら誰でも、この書名を知っている、というほどの本ですね。それこそ萬年筆で書かれたような表紙の文字がいい感じです。今は高品質な萬年筆が安価で手に入る、実にいい時代ですけれど、高価ではあっても萬年筆が実用品であった時代に生きていたかったなぁ、と思うことがあります。もしそうなら、萬年筆を趣味としてとらえることもなく、もっとまっとうな生き方をしていたはず・・・・・がないですね。

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2015年9月13日 (日)

京都丸善

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 気持ちよさそうに寝ているのであれこれアングルを変えて撮影していたら、突如むくっと起き上がった「くま(仮名)」さん。彼女は最近、お行儀が悪く、ケージの外にいるときにゴミ箱を漁ったりするので、罰として「ハウス」となっていることが多いのです。飼い主なら出してくれるだろう、と相手を見ての行動。さすがは10年選手、しっかり見抜かれております。

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 京都、河原町三条の京都BAL。主にファッション関係のおしゃれなお店が入居している「ファッションビル」ですので、私には全く縁がないはずなのですが、同ビルの地下2フロアにわたって京都丸善が復活していると聞いては行かないわけにはいきません。オープンしてすでに1ヶ月ほどたっておりますが、遅ればせながらお邪魔して参りました。

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 家ではほとんど食事をとりませんが、丸善と言えば早矢仕有的、ハヤシライスですから、限定発売中という言葉にも見事につられて一缶買ってしまいました。あちこちにこのおしゃれな黒いパッケージが積まれておりましたので、まだしばらくの間は残っていることでしょう。

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 どこかでレモン買って行かなくては・・・・・などと妻には冗談半分に言っていたのですが、このかごは何でしょう。レモンを持ってきた人がそっと入れていくためのものなのでしょうか。梶井基次郎の「檸檬」を買って、備え付けのスタンプを捺そう、という呼びかけがされておりました。

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 購入金額が2000円以上のお客さんには、こんな読書ノートがプレゼントされます。文庫本サイズのノートで、見開き1面で1冊分のデータと簡単な読書メモをのこす、というものですが、その造りがしゃれております。

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 表紙がこんな感じなので、まさか、と思いつつ中を見ると、巻頭には短編「檸檬」がきちんと収録されております。さすが丸善です。

 京都駅前から四条河原町周辺まで出るのは結構不便なものですが、駅前のA2バス乗り場からショッピングライナーという便が出ています。京都駅を出ると四条河原町、河原町三条のみに停車して三条京阪まで向かうという便利なバスですが、いかにノンストップでも京都市内の交通は過酷で、停留所に止まっていくバスと大差ない所要時間、ということもあります。それでも、本を探しに京都へ、ということが増えそうです。

2015年9月12日 (土)

訪鳥

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 眠くてたまらない「ちち(仮名)」さん。この写真は、彼女が寝ているケージに飼い主が覆い被さるようにして撮ったもの。写真に写る彼女の左側に飼い主が断っているのですが、誰が近くにいようと関係ない、私は眠たいの、ということなのでしょう。太もものあたり、哀れなほどに毛が抜けておりますが、胸のあたりには新しい毛が生えそろってきていますので、換毛完了までもう一息、というところでしょう。

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 6年前の夏、生まれて初めて訪れた鳥取で見た、目が痛くなるほどの香りを放つ白檀萬年筆。これは絶対に手に入れたい、と思っていながら、注文もせずに放置すること1年半、4年前にようやく注文したのが最後の1本でした。さまざまな体験を積み重ね、その恵まれた容貌を活かした華やかな職業も経験された三代目の、これが最初のオリヂナル作品ですが、ねじの切り方もぎごちなく、ペン先は文句なしの鏝研ぎ。それでも、手持ちの萬年筆は一本だけ残してほかは没収、と言われたらこれを残すでしょう。

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 萬年筆もたまに出てくるワンコのBlogとして、駄文を垂れ流してはや7年ですが、この間、萬年筆を通じて実に多くの方と出会い、さらには駄文を読んでくださっている方との出会いもあって、さまざまなつながりを得ることができました。このペンなどは、そういうつながりがなければその存在すら知らないまま終わっていたはずのものです。

 最近は多忙を理由に変なモン探しもサボりがちなので、今日は何のネタでいこうかと「今日は何の日」なんてサイトを覗きに行くことも多いのですが、そこで本日が「鳥取県民の日」であることを知りました。鳥取県と同じく我が奈良県も、明治時代に一旦消滅して復活しております。鳥取の人はお客さんが来られる際に「来鳥」という表現を使われるようですが、残念ながら「来奈」とは言いませんね。

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 ダンディで美食家、活動的で頭が切れて、バリバリ仕事をこなす、自ら番を張っていると公言してはばからない人から譲ってもらったこのペンケースも、そういうつながりの証。普通に生きていたならば、そういう人とは絶対につながりなどできていなかったはずの私です。内気で面倒くさがりで見た目もさっぱりという私が、さまざまな方と愉しく交流させていただいているのは萬年筆のおかげです。面倒くさがらずに、手持ちの萬年筆をしっかりメンテナンスしなければバチが当たりますね。

2015年9月11日 (金)

さぬきうどん

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 ワンコの寝方を見ていると、そのバリエーションの多さに驚かされます。我が家のワンコに限らず、枕をするのが好きな子が多いように思いますが、枕にするものがないときはこうして自分の前脚などを枕にするなど、とにかく快適な眠りを追求しているように思います。

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 本日はトラックを借り出して、市内の某中学校からせり出し舞台用の折りたたみ式ステージを運ぶ作業。電車とバスを乗り継いでトラックを借り受けに行ったのは、トラックを返却後、そこら辺で一杯引っかけて、というもくろみでしたが、いろいろあって、結局、トラックを返却したら夜の11時を過ぎておりました。惜しいことに目の前を最終バスの1本前のが通過して行き、次に来る最終バスまでの待ち時間は20分。ならばと大股ですたすた歩いて駅まで向かったのですが、これが効を奏して最終バスより先に駅に着きました。何も考えずに乗り込んだのが最終電車でしたので、バスを待たなくて正解だった、ということです。

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 飼い主も日付が変わってから遅い夕食。ワンコにもお夜食と、うどんを茹でてみました。超減塩のさぬきうどん、というのはどういうものかというと、ゆで加減を見るのに一筋食べでもお湯の味しかしない、という感じです。

 これをしっかり湯切りして、付属の粉末スープを溶いたものをかけて食べさせなさい、ということでしたので、指示通りに作ってみましたが、超減塩といいながら、粉末スープの色がしっかりうどんの出汁の色なのが気になります。

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 ピンクのお茶碗は「ちち(仮名)」さんのもの。彼女はこの時点ですでに、ケージの中で暴れ回っております。一刻も早く食べたい、ということなのでしょうが、一方の「くま(仮名)」さんは寝たままです。

 実際、食い意地がはっているのは「くま(仮名)」さんの方なのですが、ま、そのうちくれるから大丈夫、という余裕のポーズは年の功でしょう。

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 これで完成です。犬とは言うものの猫舌でしょうから、しっかりと冷ましてから与えます。讃岐うどんなので、茹で上がったあと冷水に晒しても良かったのでしょうけれど、ぶっかけうどんではなくふつうの温かいおうどんという形ですので、まぁ、こんなものでしょう。

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 うどんはさすがに食べにくいようで、味のついている出汁をぺろぺろとやっておりましたが最後は完食。これで、ワンコたちへも淡路島のお土産をあげることができました。

2015年9月10日 (木)

7up

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 賢く「伏せ」の姿勢をしている「ちち(仮名)」さん。彼女はこうして柵の間から脚や鼻を出すのがお好みです。そんな彼女は、仕事の段取りが悪く、なかなか帰ってこない飼い主が帰宅すると、それこそ眠い目をこすりながら伸び上がり、尻尾を振って迎えてくれます。そして、頭を撫でてもらえるまでくぅんくぅんと鳴くのです。実に可愛らしいお姿に、思わず寄っていってひとしきり遊んでやると、今度は「くま(仮名)」さんがむくりと起き上がっておねだりをする、というのが深夜の我が家の光景です。

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 親しくおつきあいいただいている方から、アメリカのお土産としていただいたボールペンとペンシル。私も年齢的にはこういうペンを上着の内ポケットに常備して仕事に臨むべきなのでしょうけれど、相変わらずものの扱いが雑で片付けも下手くそなので、いつの間にかどこかへ行ってしまう、という状態から抜け出すことができません。ですので結局、よいものは持ち歩かず、安物ばかりを常用するということになってしまいます。

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 肝心な写真がぼけてしまいましたが、どちらも回転繰り出し式。ペンシルは0.9ミリ芯でしょうか。萬年筆を使うときはともかく、ボールペンや鉛筆などを使うときはかなりの筆圧ですので、これぐらいが使いやすい太さです。

 思い起こせば、今中学3年生になる息子も小学校入学当時は猛烈に高い筆圧で、鉛筆を握る手の指先は圧迫されて真っ白になり、一文字書くか書かないかの内に鉛筆の芯がポキポキと崩れ落ちて、すぐに超太字になってしまうような状態でした。しかし、萬年筆を使わせてみると実に上手にお絵かきをするので、小学校でも萬年筆を使わせたいと思ったものです。けれど我が子は親に似て激情型なので、ブチッと切れたらペン先で級友の目を突きかねませんから、使わせなくて良かったのでしょう。

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 で、本来ならここにシュワシュワの炭酸飲料を並べて記念撮影したかったのですが、私が日頃動き回る範囲では7upの飲料を見つけることができませんでした。頭の中には、コンビニエンスストアの棚に並ぶ7upのロゴ入りボトルが浮かぶのですが、実際にはどこにもありません。おそらく、この記事を書いて少ししてから、全く思いもよらない場所で見つけることになるのでしょう。まぁ、炭酸飲料は苦手なので、見つからなかったのが幸いということもありますが・・・・・。

2015年9月 9日 (水)

研磨

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 まどろむ「くま(仮名)」さん。こういうときにじっと観察を続けていると、そのうちに「伸び」をします。人間であれば頭の上の方に手を伸ばして「うぅーっ」とやるわけですが、ワンコの場合は体の構造上無理なので、散歩中に引っ張られて嫌々をするときと同様、前脚を突っ張るように伸ばすのですね。

 飼い主も実に10日ぶりに草刈りをして、いささか疲れましたが、やはり体を動かして汗をかくというのは良い効果をもたらすようです。

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 本日は生徒たちが活動している校舎に近いところで作業をしましたので、少しでも騒音を低減するため、HONDA製4サイクルエンジン搭載の刈払機を選択。満タンの燃料を使い切ったところの刈り刃の状態です。

 実に美しく、ピカピカですけれど、草刈りをしたことがある方ならおかしさに気づきますね。

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 左がある程度草刈りをして、もうダメと交換したあとの刃。あえてこのような状態の刃をつけて、台風一過の雨上がりなのを良いことに地面をガリガリ削っていたら、右のような刃になったしまったという次第です。

 摩耗しているとはいえ、ある程度チップが残っている状態では、すいすいと土ごと草が取れていくのですが、やがて作業中にやたらと火花を見るようになります。

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 なんとかかんとか、残っているチップが仕事をしてくれていたものが、やがてチップがついていた先端部で仕事をするようになり、そこも摩耗してくるとより幅の広い部分で土に当たるようになって、グラインダーで金属を研磨しているのと同じ状態になっていくのですね。

 本当は万全に丸い刃になるまで続けてみたいのですが、作業の効率も落ちますし、軽め穴が開いているのであんまり無理をすると刃が割れて飛散する恐れもあるでしょう。ともかく、地面にべったり張り付くように根をはった背の低い草、手で抜くのも困難な連中をやっつけることができました。めでたし、めでたし。

2015年9月 8日 (火)

名物

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 台風18号の接近に伴って雨が続き、お散歩に行けずにふてくされている「ちち(仮名)」さん。明日は大雨警報なんかが発表されて出て休校になるかもしれない、なんてことで、職員室では先生方がその準備に追われておりましたが、私は「時間割の神さんがついてるから、警報は出ない!」などとうそぶいて、特に何も対策はしませんでした。

 水曜日が休校となっても、木曜日以降の時間割も生徒に伝えてあります。何より、もし休校なんてことになったら時間割の大幅な組み直しが発生して面倒なので、できることなら普通に授業を進めたい、という気持ちが強いのです。だいたい、多寡をくくって何の対策もしていないときに限って対応が必要な事態は起こるものです。今日のように先生方があぁだこぅだと騒いでいれば、何も起こらないでしょう。備えあれば憂いなし、です。

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 まだ子どもだった頃、台風が来るとなると、ラジオや懐中電灯、それらの電池やロウソクなどを準備し、非常用の食糧として即席麺などを買い込むというのが常でした。実際、夜中に風雨が強まり、さらに停電などが起こると実に心細いものでした。

 写真はご存じ姫路駅名物の駅そば。先日のWAGNER京都での頂き物です。こういう変なモン系をくださるのはFさん、と相場が決まっておりますが、今回はさらに変なモン・・・・・と言っては失礼な、よいものをいただきました。

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 まさしくFさんの地元も地元、ご近所ではないのかと思えるところの会社が作っている山菜そば。駅そばの方はそばやうどんの出汁にラーメンと同じ麺が入っているものですが、こちらはちゃんとしたそば。純和風です。聞くところによれば、駅そばよりもよっぽどおいしい、ということでした。

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 台風が接近しているとき、学校関係者はみんな寝不足気味になります。明日は警報が出るのだろうか、それが気になって、夜中じゅうずっとTVをつけっぱなしにして、毎正時ごとにアナウンサーが出てきてしゃべるのを見る、という状態で一夜を過ごすからです。

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 しかし、最悪の場合、学校は避難所になりますから、校長や教頭はそれこそ夜中でも電話一本で即出勤、という態勢を取らなければなりません。定年退職までの残り数年間、できればそういう立場にならずに過ごしたいものです。

 で、カップ麺のお味ですが、私の劣悪な味覚でもおいしいと感じられました。山菜が入っていることによるおいしさまでは感じ取れませんが、それは単に山菜がさほど好きではないからでしょう。特にお出汁がおいしいので、これはおすすめかもしれません。

2015年9月 7日 (月)

棚上げ

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 ふさふさの尻尾をだらんと垂らしてくつろいでいる「くま(仮名)」さん。すでに「ちち(仮名)」さんは朝のお散歩を済ませていますが、彼女はまだ。いつものことなので別段イラつくようすもなく、まったりとしております。

 朝の慌ただしい雰囲気を感じ取るのか、平日の朝は飼い主や家族にあれこれと要求しないのも年の功でしょうか。10歳を超えた彼女ですが、普段はおっとりまったり、けれども食べ物の気配を感じ取ると大騒ぎ。いつまで元気でいてくれるか気になりますが、食欲があるうちは大丈夫でしょう。何より、彼女がいなくなったら「くまめくり」も続けられません。

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 今朝方インクを満タンにして、昼過ぎに取り出して書こうとしたら全くインクが出なかったWAGNER五周年記念萬年筆。PILOTのシルバーンベースですから、CON-70を使うことができず、さりとてCON-20は好みではないので、仕方なくCON-50を使っておりますが、写真の通り対策品であるにもかかわらず、さては棚吊りか、という症状が出たわけです。

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 このあたり、コンヴァータのせいばかりではなく、インクの粘度が高いのかも、という気もします。購入してからかなりの時間が経っているセイラーの青墨を入れているのですが、極黒よりは新しいとはいえ、顔料ですよ、気をつけてくださいね、という時代のインク。それが古くなって水分が飛び気味となれば、萬年筆にいい訳がありません。

 で、同じく顔料インクであるストーリアを使っての祭典業務が待っているというのに、それを棚上げして、あれやこれやとこのペンをいじくり回しておりました。原因究明なんて気はさらさらなくても、採点するのが嫌だからと現実逃避していたのでしょう。

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 あれこれやっているうち、試し書きをした紙を見ると、盛大ににじんでおります。安物の紙に書くときににじむのが嫌で顔料インクを使っているのに、これだけにじんだのでは話になりません。ストーリアシリーズだとここまでにじまないので、やはり青墨よりもストーリアのNightを使うべきなのかもしれません。逃げ場もなくなったことですし、おとなしく採点するしかありませんが、折を見て、ストーリアの青ならにじみがマシになるのかどうか、確かめてみたいところです。

2015年9月 6日 (日)

明石遊び

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 毛が舞う、と言われて何かというとケージの中に入れられている「ちち(仮名)」さん。うちの2頭のワンコの中では、彼女の方がお利口さんで、ケージの外に出しておいても「安心」な方です。一方の「くま(仮名)」さんが、外にいるときは目にするものを片っ端から口にするのとは大違いです。あれ、いないな、と思うと、こたつに潜り込んで静かに寝ていたりするのです。

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 今日は奈良遊びの日。WAGNERの会合が近畿・東海で開かれた場合、遠来の人が後泊して私と一緒に「名所旧跡」を巡るというイヴェントです。もしあるとすれば、今月21日(名古屋の翌日)とか、来月18日(神戸の翌日)などでしょうか。今回の参加者は東京からお一人、兵庫からお二人でした。

 タコに巻き取られそうになっているデッキブラシを掴んで離さないのはケロ御大。この写真、どこで撮ったのかということは写真に写っております。奈良遊びと言いながら、奈良は朝から大雨でしたので予定を変更。以前から懸案であった明石駅前のステーキ屋さんへ行って、食後の腹ごなしにここまで歩いてきたところです。

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 私は三度目で、ステーキ以外のランチを食べてみたい、と思っておりましたのでハンバーグとエビふりゃあのランチ、1050円で、これにコーヒーゼリーがついてきました。

 このお店に寄せていただく前に、五色塚古墳に寄って、雨に煙る明石海峡を見ておりましたが、明石からは目の前となる淡路島、これが意外と渡るのが難しいのです。民主党政権によって「たこフェリー」が廃業に追い込まれてしまったので、明石から淡路島に渡るには結構苦労するのです。

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 道に迷い、道を間違えながら、ようやく渡った淡路島。いつものことながら雨の明石海峡大橋なんて怖いだけで、淡路SAからの景色も灰色一色。淡路島に渡った、という事実だけを残して帰ってきました。「淡路島にデンして帰ってきた」ということです。

 SAの売店で、家族とワンコにお土産。簡単に与えられるものだと思っていたのですが、よく読むと茹でてから与えるものでした。超減塩ですから、人間様が食べると全くおいしくないのでしょうね。

2015年9月 5日 (土)

WAGNER京都

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 お布団から頭をはみ出させてくつろぐ「くま(仮名)」さん。すやすや寝ているところをいきなり抱き上げられ、飼い主のお友達に「お披露目」されたので、あるいは怒っているのでしょうか、その後、飼い主が帰宅しても起き上がって出迎えようとはしませんでした。

 朝早くから出発するつもりがネットの不調で昼近くの出発となり、おまけにETCカードを車載するのを忘れて出発してしまったので、料金所を突破してしまうという不祥事なども起こしつつ、お昼過ぎにようやくはーとぴあ京都に到着しました。今日はWAGNER関西地区大会です。

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 京都大会も3年目となり、なかなかの盛況ぶりでした。私めは到着が遅れたついでにと、いったん会場を通り過ぎて、西陣は今宮神社前のかざりやさんであぶり餅を買い求めてからお邪魔しました。

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 あちこちから食べ物や飲み物が大量に持ち込まれ、それらを上回る量の萬年筆も持ち寄られて、会場内で展示屋販売が行われておりました。そして、東京での開催でなければ「入館」できなかったヴワル図書館さん、関西や中部で入館、閲覧ができるようになったというのも嬉しいところです。

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 こちらは四日市の「方」からお越しの二右衛門マスターからいただいたポテトチップスの袋。名阪国道の亀山SA限定という貴重な(!)ポテトチップスですが、何とも言えないパッケージです。この雰囲気は、まさしく、地方のTV局が独自に制作した番組のそれです。今どきポテトはおしゃれで決まりとか、私のポテトを食べてみてとか、一生懸命作っていてもいまいち洗練されていないこの感じ、嫌いではありません。なかなかいいと思いませんか。

2015年9月 4日 (金)

見つからない

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 見つからないように隠れている「ちち(仮名)」さん。頭は隠しても鼻先と下半身は見事に放り出してあるのでバレバレです。穴蔵で暮らしていた祖先の記憶そのままに、彼女は暗いところ、狭いところが大好きです。

 金曜日の夜、混雑しているのか、「サーバーが見つかりません」状態が続いています。メンテナンスでもしてるのかな、という情報を見ることもできません。なぜなら、拙Blogはプロバイダのサーヴィスを使っているので、そこにつながらないということはそもそもネットがつながらないということです。仕方なく、回復するまでオフラインで記事を書いて待機です。

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 先日、水道橋でのWAGNER表定例会に参加した折に受け取ってきたインドの萬年筆。その名に反してたいへんちっちゃいのが特徴です。どうも私たちはその名を聞くとデカいものを想像してしまうのです。

 ちゃんとキャップに穴が開いてますから、誤って飲み込んでしまっても大丈夫ですし、キャップをとったときにインクが噴き出す心配もないでしょう。むしろ心配は、インクを入れるときです。こいつにインクを入れるには、胴軸と首軸とを分離して、スポイとで注ぎ込んでやる必要がありますが、探せども探せどもスポイトが見つかりません。絶対にあるはずなのですが。キット次回の定期テスト前、猛烈に忙しくなった頃に「片付けたい!」という衝動が押し寄せて、部屋の片付けをし、見つけることになるのでしょう。

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 腹立ち紛れにコンヴァータの空き箱と並べて記念撮影。これくらい小さい萬年筆です。実は、この萬年筆に手持ちのちょっとおもしろいインクを入れて実験を、と思っていたのですが、スポイトを見つけるまでお預けです。

2015年9月 3日 (木)

冷奴

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 はしたないお姿で熟睡中の「くま(仮名)」さん。飼い主の方は、今日から授業が始まったので午前中は生徒の前で漫談。午後からは幹事として市内中学校のさる会議を取り仕切って、それが終わったあとでなぜか他校の成績カード作成についての相談に乗っているうち、日が暮れました。

 日が暮れてからは、また会議。それが終わったのは、世の多くの人々が晩ご飯を済ませて一服しているであろう頃でしたが、ここで「明日の時間割を変更して欲しい!」という要望が入って、ごにょごにょやっているうちに日付が変わりそうになったので、慌てて帰ってきました。私のように仕事の段取りや要領が悪い人間は、どこかで切り上げるように意識しなければいつまでも仕事が終えられません。

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 もう遅いので、晩ご飯は冷奴。先日買い求めたザクとうふに醤油を垂らして味わいます。冷奴と一口に言っても、そこには主義主張やさまざまな流儀があって、百人のおっさんがおれば冷奴の好みも百通りです。しかしながらこれはザクとうふなので緑色をしており、金色に輝いてはおりません。

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 ならば木綿なのか、と言うとそうではなくて、絹ごしよりもさらに滑らかだということを訴えたいがためにこの名台詞をひいてきたのだそうです。まぁ自分のはよくある緑色のとは違うのだよ、と言ったオッサンと同じく、ただ白くて滑らかなだけのお豆腐とは違うのだ、と主張しております。

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 モノアイがへこんでいるのは、容器から豆腐を取り出す際にあちこち押したり歪めたりしたせいです。今日は忙しくて何も食べられませんでしたし、明日は朝から夕方までびっしり授業が詰まっておりますが、そういう日の晩ご飯こそ軽めに済ませておくべきです。ここ数日、草刈りをしておりませんので、何をやっても体重が増える状態です。油断はできません。

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 ガンダム系豆腐の処女作にして、これまで継続生産されているモデルだけのことはあります。枝豆の風味はさほど強烈に主張するようなものでもありませんし、普通の豆腐半丁ほどの大きさがありますので食べ応えもまずまずです。人並み外れた脂肪の備蓄を誇る私ですから、しばらくは晩ご飯をこれで置き換えるというのもいいかもしれません。

2015年9月 2日 (水)

踊る・・・

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 妙に静かやなぁ、と思ったら、クッションを被って寝ていました。「ちち(仮名)」さんは元気なときと眠たいときとの差が激しく、眠たいときには目の前で好物をちらつかされても、遊ぼうよとケージの扉を開けられても、少しだけ目を開けてちらっと見るとすぐに目をつぶってしまいます。

 ワンコは飼い主に似る、と言いますから、これはそもそも飼い主の性質なのでしょう。本日午後は職員会議と中学部会議。午後2時頃から始まった会議は、途中休憩を挟んで実に午後7時過ぎまで続きました。実に非生産的で、すぐにでも何とかしなければならないと全員が思っているにもかかわらず、いつになっても改まりません。

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 記事の出だしからすると、午後から夜にかけての長い会議、飼い主はずっとうつらうつらして過ごしました、という展開になりそうですが、本日はそうではありませんでした。敵もさる者で、そういう奴はずっと緊張させておくべし、と司会を命じられたので、長い長い会議の間中、ずっと目を開けて話を聞き、どこで打ち切ってやろうかとそればかり考えておりました。

 会議の場に持ち込んだ筆記具はこの2本。PILOTの楓は字幅Mですので記録用。では字幅がBの149なんて何に使うのでしょう。議事録の最後に議長のサイン、なんてことはなくて、眠くなってきたらこいつでひたすら手習いをして、ヌラヌラであり、カリカリでもある、その絶妙な書き心地で脳を刺激して、眠りの淵に落ちないように必死の抵抗を試みておりました。

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 会議が終わると、参加者は口を揃えて「みんなしゃべり過ぎぃ・・・」と言うのですが、司会をしていればよくわかります。一番しゃべりすぎてるのはそう言っているあなたです、と。まずは提案文書を逐一読み上げるところからして大迷惑。かいてあることを全部読み上げるなら、文書は要りません。重要なポイントを指し示して、そこを重点的に解説してください、と何度も引き戻すのですが、どの提案者も皆、だらだらと提案文書を読み上げます。

 さらにひどいのは、会議の場で「どないしまひょ?」というお伺いをたてる提案者や、提案内容に関係ないこと、提案の趣旨から外れることを修正意見みたいに装って出す人。いずれもスクラッチからの話し合いになるので結論までいくはずがありません。司会者が制止するとそのことへの反発が出てさらに会議が長引くという悪循環。この忙しい時期に失われた5時間、実に痛いです。流行に乗って「多数決で物事をきめるなんて間違ってる!」なんて言い出す人が出たりすると目も当てられませんから、やっぱり、会議はサボるに限ります。

2015年9月 1日 (火)

アタック!

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 仲むつまじく愛犬と戯れている「くま(仮名)」さん。杜のあくまさんからいただいた愛犬2号の方は、同居人ではあるもののたいしてコミュニケーションも取らず、たまに押さえつけたり踏みつけたりして音が出ても知らん顔、という状況です。けれど、現在の愛犬も最初はそういう状況であったこと、定期的に選択するために愛犬が取り上げられることを考えると、愛犬2号にはこのまま同じケージで暮らしていただくのが良いだろうと考えています。

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 話題のトリプル・ドム豆腐を手に入れました。ザク豆腐、ズゴック豆腐、ビグ・ザム豆腐と来て、今回はついにチョコレート味。こいつは3つ一緒に手に入れて黒い三連星ごっこをしないとないと意味がありません。

 ガイア、マッシュ、オルテガという搭乗者ごとにチョコレート風味が違うというのもがんばったところでしょう。いまだ生産中のザク豆腐はともかく、ズゴックやビグ・ザムはすでに生産完了。デザートとして楽しんで欲しいというこの商品、結果的に期間限定にならなければ良いのですが。

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 本来でしたら縦一列に並べるべきところですが、撮影の都合上こんな形に。まぁ3機が3機に見えてしまったら意味がないわけですが。またこれはuniの滑らかなボールペンを起きたいからこう並べた、ということでもあります。

 ガイアはしっかりサーベルを持っていますね。マッシュはバズーカ。そしてオルテガは例の「拳」です。

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 オルテガ機の「拳」はしっかりと形がわかります。これが一番うまくいった例。実はこの豆腐、型から綺麗に出すのが非常に難しいのです。オルテガ機はミルクチョコ味です。

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 かろうじて、のガイア機。肝心のヒートサーベルのあたりがはっきりしませんね。こちらはマイルドチョコ。良くあるお豆腐のパックと同様、底の部分のフィルムをはがしてお皿に空けるのですが、プリンなどと同じ感覚でやると確実に失敗します。

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 いや、けっしてワザとではないのです。ワザとやるなら、真っ二つにしていたでしょう。マッシュだけにぐちゃぐちゃに潰れてる・・・・・などとうまいことを言いたかったわけでもありません。ビターチョコ味で、三種の中では一番お豆腐らしいと感じましたが、長女の意見ではオルテガ機が一番豆腐らしいと言うことでした。

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 崩れやすい豆腐、チョコレートの色。仕方ありませんけど、何も言わず食卓に並べてください。敢えて言おう・・・・・などとは考えないように。

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