見え方の問題
経はお経を上げにお坊様が来てくださるので、ワンコたちはケージの中にとどめ置かれたままです。そのことで拗ねたのでしょうか、クッションの下に潜り込んでふて寝してしまった「ちち(仮名)」さん。
室内でワンコを飼っている以上、そこらじゅうに毛が舞い散るのは仕方のないことですが、それはあくまでワンコと共に暮らしている者の見方です。ワンコ好きな人ならば気にならないかもしれませんし、いくら掃除をしても追いつかないとわかっているものですが、それほどワンコが好きでない人から見れば単に汚いだけのもので、この家の人は掃除もしないのか、と思ってしまうのでしょう。要はものの見方、視点が違うのです。
どうも偏向というか、世論を誘導しようとしている意図が見えるような気がして、最近は地上波のTV放送をほとんど見ないようになりました。どうでもいいようなくだらないバラエティー番組などは見ますけれど、報道系は慎重に局を選ばないと気分が悪くなるだけです。
今日あたり、あちこちで70年、70年と言いまくっていますけれど、日本の周りの国が領土拡大の動きをしているからといってそれに対抗するなんてことではダメだ、なんてことを、阪神淡路大震災のときにまともな対応ができなかったおじいさんが言ってるのを見ると、本当にどうなってるんだろうと思ってしまいます。TV局の人たちはそういう意見を全国に放送して広めたいのだろうなぁ、と、偏狭な考えしか持てない私は勘ぐってしまうのです。
そんなことより、自分の70周年はどうなってるかな、とキャップを取ってみると、インクがべったりと首軸に付着して、虹色に輝いておりました。これを放置しておくと、そのうち樹脂に悪影響を及ぼして割れたりするのではないか、と心配になって、さすがに無精な私でも洗浄することにしました。
けれど、なかなか綺麗にはなりません。特にコンヴァータは、ピストンの後ろにまでインクが回ってしまったような感じで、何度水を出し入れしても、いつまでも色つきの水が出てきてきりがありません。
あ、こんなところにでっかいインクの塊がある・・・・・と、そのときは思ってしまったのです。これは何とかしなければ、と何度も何度もぬるま湯を出し入れして洗浄するのですが、綺麗になってように見えても、次の瞬間にはまたインクの塊らしきものが出現するのです。
こういうときは、こすり落とすのに限ります。コンヴァータの口の方から爪楊枝か何かを挿し込んで内壁についたインクの塊をこすり落とすのです。
しかし結果はこの通り。いえ、こすり落とした結果ではありません。単に爪楊枝を突っ込んでみただけです。要するに、コンヴァータの中にある黒い部品が内壁にくっつき、洗浄のための水もそれに加担して、外から見ると内壁にインクの塊が付着しているような「見た目」をつくり出していたのです。
どんなことであっても、自分の目や耳、手や足を使って確かめたこと以外は、安易に信じてはいけませんね。このコンヴァータは目の前にあるから実際に爪楊枝を突っ込むことができましたけれど、遠い場所で起こったことをTVでさも事実のように伝えている、それって本当に本当のことなのかどうか、ますます信じられなくなってきました。
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