お掃除
ただただ寝ている「くま(仮名)」さん。実は今日、彼女と同じように黒くないところが綺麗に真っ白な柴犬さんに出会いました。見た目は彼女より歳をとっているように見えたのですが、実際には8歳だとか。10歳の彼女、まだまだ老け込む歳ではありません。もっと生き生きとしていて欲しいものですが、彼女の場合、それはおやつがもらえそうな場面だけのようです。
同僚から、この週末にはこんなイヴェントがある、という話を持ちかけられたので、残念、今週の土曜日は東京行きで、日曜日はサッカー部の引率ですと答えましたら、これ、何とかなりますかしらと萬年筆が出てきました。
ここ2~3年、ずっとペンケースに入ったままになっていて、当然のことながら全然書けません、ということでしたので、とりあえずお掃除してみることにしました。
手近にあった空きペットボトルにぬるま湯と共に首軸を入れて待つことしばし。写真を撮り損ねたのは実に残念、というほど見事な「紫煙」が立ち上り、そして間もなく、ペットボトルの中は深海のごとく濃紺になりました。
見ているオーナーは、え~、そんなんで固まったインク溶けるんですか、と驚いていた様子でしたが、特に問題なく、綺麗になりました。
もともと非常にインクフローが渋くて、時折スリットに紙を挿し込んでスリスリしていた、という話でした。やはり、萬年筆に詳しくはなくても、インクが出ないのはスリットが詰まっているせいだろう、というのは誰しも考えることのようです。
このペンのオーナーは英語の先生。オーナーでありながら、プレゼントされたものなので何というペンなのかも知らない、などとおっしゃっていましたので名前をお教えしつつ、いろいろと余計な話をして、クリップにマークがついているからたぶんこれはSラインというのだろうけれど自信がない、なんて話をしていたのですが、すぐにはピンとこなかったご様子。
このとき職員室にはもう一人、別の英語の先生がいて、この人がまた政治や社会問題について語るのが大好き。すぐさまノブレス・オブリージュという言葉が出てきて、ひととき、話に花が咲きました。
インクフローをよくして、それでいて節度ある書き心地、というのがリクエストでした。そう、ヌラヌラではダメなのです。ですが、見た目、フローをよくするだけでも大変そうなペン先ですね。
掃除中は気を付けないとブクブクと音がしたら怖いでっせ。
投稿: しげお | 2015年8月20日 (木) 13時49分
しげお兄さん
先日来の物騒なニュースもあり、またペン先を
裏側から見るとペンポイント近くにメッキはがれ
のような状況も見られましたので、超音波洗浄機
を使わずにお掃除しました。
おかげさまで、「ボンッ」と爆発するといった
事故は起こりませんでした。よかったです。
投稿: つきみそう | 2015年8月21日 (金) 03時14分