シーズン
腹ばいに寝そべると、後ろ脚がこうなる「くま(仮名)」さん。ワンコの体の構造上、こうなってしまうのでしょうけれど、きちんと折りたたむこともできるわけですから、歳をとって横着になったせい、とも言えるでしょう。
こうしてしばらくまったりと過ごした後、縄張りの確認に歩き回ります。そして、お好みのブツを見つけては持ち帰り、再びこうして座り込んでそのブツをじっくりと噛みまくります。そうした場面を家族に見つかって叱られると、お仕置きとしてケージに閉じ込められるのですが、そうでなくても、眠るときは自主的にケージに戻っているようです。基本的に気が弱いので、ケージの外で眠ることに抵抗があるのでしょう。
我が家のワンコたちは、遠くの花火の音ぐらいでは怖がりません。ただ、雷さんはやっぱり怖いようで、先日の夕方、激しい雷雨があった折には二頭で身を寄せ合ってじっとしていたということです。
先代の「クマ(実名)」さんは、飼い主や家族が見えるところにいるときだけ怖そうにしていて、一人(一頭)だけの時は知らん顔で寝そべっていたので、案外ワンコというのは、怖いんだよぉ、というアピールをするものなのかもしれません。
この季節になると、花火と共に「怖い話」というのも盛りです。結婚して間もない頃、当時住んでいたマンションの一室で、深夜までネット上にある怖い話を読みあさっていたことがありました。翌朝、妻が不満げな顔で「夜中に騒ぐのやめてね。」と言うので、妙な話だと思いました。私はネットに熱中していて、それこそ息を詰めて読みあさっていたので、何の物音もしなかったはずなのです。けれど、間に一部屋挟んだリヴィングルームにいた妻には、私の部屋からずっと話し声や物音が聞こえていたのだとか。以来、そういうものを見たり聞いたりするのは「禁止」です。何かを呼んでしまうから、というのがその理由です。
幸いなことに、私は護ってもらえているようで、怖いものを見たり感じたりあるいはこの世のものではなさそうなものに出会ったりという経験がありません。こういうのは、同じ家族であっても個々に違っているようで、長女などは幼い頃、よく「見えて」いたようです。実際、今住んでいる家を買おうかどうしようかという決断の際、長女に家の中を一通り見させて、何もいないと言うのを確認した、ということもありました。
夏の夜、もし不安なら、身近に一本、お経の彫られた萬年筆を置いておくのもいいのではないかと思います。
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