わたわた
「愛犬」と遊んでいる「くま(仮名)」さんを撮ろうと近づいていったら、やはり逃げられてしまいました。あまりにも汚れていたので洗濯され、しばらく消息不明になっていた愛犬が戻ってきたので、とても愛おしそうに噛みまくっているのです。
本日は、私が奉職している県の教員採用試験でした。この試験、少し前までは夏休みに入ってから行われていたものです。しかし、若い講師の先生たちは運動系部活動の顧問を務めることが多く、加えて、本県の教員に占める講師、すなわち正規に採用されていない先生の割合は全国トップ。つまり、夏の大事な大会の日に教員採用試験が重なる、ということが問題視されて、この時期に変更になったのだそうです。実に情けない話です。
妻の勤務先でも、運動部の主顧問を務めている講師の先生が採用試験を受けるというので、妻は飲み物など、念入りな熱中症対策をして蒸し暑い体育館へと出かけていきました。案の定、午前中だけで数人の生徒が気分が悪いと訴えていたそうです。
お豆の冷製スープ。午前中で部活動の監督を終えた妻と合流して、午後から遊びに出かけたのですが、猛烈な暑さに公共交通機関の利用をあきらめ、土曜日曜には大量にわき出てくる、私よりも運転が下手くそという、何とも信じられない、実に迷惑きわまりないクルマの大群にめげました。当初予定していた目的地をあきらめて、近場の洋食屋さんでランチです。
そういえばこの近くに、ふくろうカフェがあるはずだ、と妻にいいましたら、実に興味深そうにしておりましたので、食事のあとでお邪魔してみました。
奈良市内にあるふくろうカフェ、わたわたさん。行ってみれば、何のことはない、教え子のお父様が経営されているステーキハウスの並びにあるのでした。件のステーキハウスは、お味もお値段も上等ですが、何よりマスターが一番オモロイのと、ステーキよりもワインの勘定の方が高いやんけ!となるお店ですので、勇気のある方はぜひ、行ってみてください。
入り口のガラス越しにこの子を見たとき、置物だと思っておりました。お店に入って、注文した飲み物が運ばれてきて、ふと振り向いたら動いていたので、あぁ、生やったんやな、と。後の棚に陳列されている売り物のグッズ類を自分の所有物だと認識しているそうで、それが誰であれ、人間が棚のものを手に取ると威嚇するポーズをとるのです。
こちらはぐっと小ぶりな子たち。閉店後は拘束しているロープを外して、こういう小さい子はかごの中に、大きな子はそのまま止まり木の上に置いておくのだそうです。
お店の中が人であふれているときは、フクロウたちもやや興奮気味でしたけれど、お客さんが少なくなると静かにうつらうつらしておりました。猛禽類の目をしてはおりますが、実に可愛らしい子たちです。ちなみに写真の右の子は、何か動くものを見つけたときなど、キャァ~ッという、実に鋭い声で鳴くのです。
例の映画で人気の出たシロフクロウ。あと2年ほど成長したらほぼ完全に真っ白になるのだそうです。ちなみに彼が止まっている止まり木、成人男性一人では持ち上げることが難しいほどの重さだそうですが、それぐらいのものでなければダメなのだそうです。
お店の前の駐車場を猫が横切ったときの反応。何かを見てるなぁ、というので人間がよくよく外を見ると、あんなに遠く離れたところに猫がいる、という状況でした。このときは猫が見える位置にいる子たち、ほぼみんながこのような感じで猫に注目しておりました。真正面しか見ることができないので、首は270度回るそうですし、前の方であっても、こうやって真正面から見えるように首を動かすのです。
ダメな人は目をそらしていてくださいね、と前置きして、マウスが与えられたところです。あまりお腹が空いていないので、このあと、ちぎりながら遊び食いをしておりました。空腹であればペロッと丸呑みするそうです。
フクロウの狩りなど、そうそう獲れるものではない、と少佐もおっしゃっていたそうですが、ここで飼われている子たちはしっかりとご飯をもらっているので、空腹とは無縁のようです。
このお店では気に入った子を手に乗せることもできるのですが、人気があったのはこの子でした。小さな子は素手で、ある程度大きな子はグローブをした上で手に乗せてもらうのですけれど、どの子も皆、爪を立てないように乗ってくれるのです。そして何より、実に軽いのが印象的です。
ふくろうカフェ、今度、奈良遊びするときにでもいかがでしょうか。結構小さなお店ですので、事前に予約をしておくのがよいそうです。
この記事へのコメントは終了しました。
コメント