4th.
我が家のワンコたちにとって一番のポジションは、写真の撮影者の位置です。この場所は飼い主がよく寝転んでいる場所で、首尾よくその場所をおさえることができた方のワンコは「どやっ!」という顔になります。しかし今日は蒸し暑いので、「ちち(仮名)」さんはせっかく取ったベストポジションからより涼しい板の間へと移動して寝そべっております。
台風の接近で雨が続くと、ワンコたちもお散歩に出られず、ストレスがたまることでしょう。大雨警報が発表されて「やった!学校休み!」などと喜ぶのは一部の人間だけですね。
透明な軸のy.y.Penもいいなぁ、なんて話は早くからあったのですが、ただ透明なだけではおもしろくない、というので、マットで、しかもギャザードな透明軸、という、あっと驚く仕様で世に出た4本目でした。
y.y.Penが世に出るまで、良識あるヘンタイ倶楽部のけったいなオッサンたちは、「楽しみやなぁ」と待っているだけです。こういうのを作ろう、と企画して、メーカーとの交渉を進めていくのは、ごくごく一部の人たち。その過程で出てくる、技術面、価格面の問題をクリアしていくのは、尼崎工業大学の学長さんと、そのお友達のお仕事です。
今度はこれやねん、と見せてもらったのは、胴軸のサンプルだったと思います。透明軸はおもしろいけれど、何となく安っぽくて好きになれないと思っていた私でしたが、これなら良いなぁという感想を持ちました。いつもそう、y.y.Penの企画を聞かしてもらった当初は、「へぇ~」と言いつつ、しっかりとしたイメージが持てなくて、現物を見ると「えぇなぁ」となるのです。
このペンが世に出たのは、2013年7月14日のy.y.Dayでした。プラチナの富士五湖シリーズ「西」が出たのがその少し前。そして、こんなペンが出たのはその1年後、2014年7月20日のことです。大きな口を開けてものに食い付くようすをあらわす擬態語、メーカーの皆さんにはもう一度復習していただきたいものです。
あれはいつのことだったか、そして誰のことだったのか、縦の縞を横にしてでも、あの選手を入団させたい、なんてことを、熱狂的なファンを抱える球団の監督が言ったことがありました。でも、萬年筆趣味の人は、横の縞がオリヂナル、ということをしっかりと記憶しておきましょう。
誰でも、こういうのがほしい、というイメージは持っているものです。でもそれを形にするのはなかなか難しいもの。だいたいのイメージを聞いて、それはえぇなぁ、とか無責任にうなずいていればブツが出来上がってくる。実にありがたい話です。
見てよし、使ってよしのy.y.Penですが、実際にガシガシ使っている人はあまり見ません。かく言う私も、この記事を書くために初めて封を切ったほどですが、どんなインクを入れるのが良いのでしょうか。
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