昼間の・・・
昼間の「ちち(仮名)」さんは、こんな感じだそうです。同じ昼間でも、飼い主がいるときは違います。飼育係である長女と一緒にいるときは、こんな風にまったりとしているのだそうです。
飼い主が帰宅すると、勇躍起き上がって玄関まで迎えに来る、なかなかにかわいいヤツです。いっぽうの「くま(仮名)」さんは、そこら辺においてあるものを片っ端からかじったり、どこかへ運び去ったりするのだそうで、監視付きの時だけ外に出てウロウロしているようです。
私は髪の毛が邪魔で仕方ないほどなので、昼間でも光っておりませんが、世の多くのお父さんたちは昼間はぎんぎんぎらぎらに光っているのでしょう。母の日があるからついでに儲けてやろう、という思惑で作られたのだとしか思えない父の日。私のような怠け者でも、父が存命中はいろいろと趣向を凝らしたものでしたが、最近はそういう日が存在することすら忘れておりました。
先日、緑寿庵清水で見かけて、思わず買い求めてしまった変なモン、父の日向けの金平糖セットです。不織布でできたこのシャツ型の袋の中にはソーダ味とパイン味の金平糖が入っております。入れ物こそスペシャルですけれど、中身は定番品、というのが父の日らしくてよろしいですね。シャツの色とネクタイの色、それが金平糖のお味を表しているのでしょう。胸のポケットは飾りではなく、ちゃんとものが入るようになっているので、ここは萬年筆挿すべきでしょう、とやってみましたが、グラマーでも大きすぎてこの通りです。
ネクタイピン型のシャープペンシルを挿してみると、何とか格好がつきました。このポケット、タイピンを挿してもこれだけはみ出すような小さなものですが、メッセージカードを入れておくなど、使い方はいろいろありそうです。こういうものですから、おそらくは汎用品なのでしょう。あちこちのお店で父の日プレゼント用に使われているものなのではないかと想像します。
ネクタイが「鍵」になっているので、それを引き抜くようにして袋を開けますと、中に金平糖が二袋入っております。糖尿病のお父さんは、これを職場に常備しておいて、あ、あかん、力が抜けてきた・・・・・となると数粒口の中に放り込んでポリポリとやるのです。
でもこのお父さん、つまらないデスクワークをしていると血糖値が下がってくるのに、激しく刈払機を振り回していても何ともない、という不思議な病状です。あるいは、そっちの方が深刻な病気なのかもしれません。
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