善意の人
こうして寝ているだけでも、これだけの毛が抜けてしまう、換毛期真っ盛りの「くま(仮名)」さん。彼女にとっては、この場所にこの向きで寝るのが、一番体の収まり具合がよいらしく、お気に入りのポジションです。
いっぽう、雨でお散歩に行けなかった夜などは、しっかりとこの場所で用を足し、居住スペースとの間にある仕切り戸を自分で閉めてしまいますから、ここがトイレスペースである、ということは認識できているようです。
本日は私が最も苦手とする職員会議の日でした。うちの業界は、実にくだらない会議が多いので、会議中ずっと、お気に入りの萬年筆でいたずら書きをしつつ時間が過ぎるのを待っていたこともありました。
まず提案者からしてダメダメで、「今度の合唱コンクールで歌う曲、何がいいと思いますか?」といったレヴェルの、とても提案とは言えないものを平気で出してくる人が多いのが現実です。提案の文書を端から端まで読み上げる人が大変多いのも特徴で、それをとがめない司会者も少なくないのです。私が思うに、まじめに仕事に取り組んでいる小学校の女性の先生にそういう傾向が強いように思います。
私が会議の進行をさせてもらうときは、何を、どうしたいのか、ということがはっきりしていない提案は退けてしまいますし、提案者にもポイントだけを話すように求めます。提案に対する質問の有無を問い、修正や反対の意見があれば出してもらいますが、できるだけ提案通りに決着するようにもっていきます。
退屈な会議は時間の無駄、そういう会議だと、前述のように「ヤーさんみたいなペン」でいたずら書きをしてしまいます。多くの「普通な」先生たちからは、トレドの軸は倶利伽羅モンモンに見えるようです。
本日の会議のお供は写真の大橋堂の予定でしたが、司会者が非常に優秀であったために出番はありませんでした。むしろ問題は、全体の職員会議が終わってから開かれた中学校教員だけの会議の方でした。昨年度中にすでに「今年はやらない」と決定した行事について、生徒たちが残念がっているから「やっぱりやることにしたい!」などと言い出す人がいて、それを審議するのに2時間近くかかったのです。実に壮大な時間の無駄です。
うちの業界、やっぱり子どもが好きでやっている人がほとんどなので、生徒がこう言っている、生徒がこう願っている、ということを根拠に何でも押し通そうとする傾向が強いのです。けれども、会議を開いてこうすると決まったことをすぐにひっくり返すなどということは許されるべきではありません。
自分が嫌だと思うことでも、みんなで話し合って決まったことは守らなければいけません、と生徒に説く人の集まりなのですから、そこらへんはきちんと守っていくべきなのですが、残念ながらそういう意見を述べる人は少数の「悪もん」だけです。ほとんどの先生たちは生徒の気持ちを第一に考えたい「善意の人」なので、結果としていつも「会議は踊る」状態なのが残念です。
つきみそうさん、こんちはー。
あー、この時期、柴犬からはふわふわと毛が放出されて
あちこちにへばりついちゃいますねw
この小さいからだからこれだけ毛が抜けたら
丸はげになるんじゃないかと思うくらいにw
おっ、大橋堂の万年筆ですね。
この何とも言えない色合いと書き味がいいですよねえ。
トレドがモンモンなんてw
投稿: ぽち | 2015年5月13日 (水) 22時22分
ぽち さん
実際、普段は黒い彼女が茶色くなります。柴犬はアンダーコートと上の方の毛、2段階になっていますから、生え替わるときは大変ですね。
モンモンなトレドさん、公衆浴場などへは出入り禁止ですな。
投稿: つきみそう | 2015年5月14日 (木) 06時03分