年に一度の
このアングルで写真を撮ると、真っ白に見える「ちち(仮名)」さん。実際にはその本名の由来となった食品のように、白い中に茶色が混じった体毛をまとっているのですけれど、「お父さんと同じ犬種ですか?」などときわめて不本意なことを言われてしまうこともしばしばな柴犬で、北海道犬ではありませんし、ましてや飼い主が忌み嫌っている柔らか銀行とは何の関係もありません。
今日は年に一度の5月7日、待ちに待った(?)粉モンの日です。この日のために秘蔵しておいたネタを大公開いたします。
知ってる人からは、何ぁんや、アレかいな、と言われてしまいそうなものですが、知らない人は全く知らない、恥ずかしながら私も何であるのか知らなかったものです。
妻と二人、神戸は六甲アイランドのル・ボナーさんへ押しかけて荒らしに荒らして「ほな、さいなら」と帰途につきました。六甲ライナーの駅まで歩いて行く途中、お店からかなり離れたマクドナルドの前あたりで背後にハァハァという荒い息づかいを感じて振り返ると、走ってくるハミさんを発見。その手に提げられていたものがこの「じん粉」だったのです。
これは何?片栗粉?というような見た目の白い粉ですが、持っているだけで司直のお世話になるような危険なモノではございません。小麦粉に水を加えて練り上げ、少し寝かしてから布で包んで水の中でもむと、その水が白く濁ります。そいつをしばらく放置しておくと、上澄みと沈殿物とに分かれる、その沈殿物を乾燥させて細かく砕き、ふるいにかければできあがり、というものだそうです。
小麦粉からタンパク質を取り除いてデンプンだけにしたもので、明石焼きやらたこ焼き、お好み焼きなどの生地を作る際にその粉の半分ほどをこれにするととってもふわふわでおいしくなる、というものだそうです。
突っ込みどころ満載の「使い方説明書」です。これを用意しなさい、こういうものを使いなさい、と指示してありながらも、( )の中には○○○でもOK、と手軽な方法を書いてくれているという、たいへんフレンドリィな内容となってます。それでも、全編を通じて明石焼き命なところが強く出ていて、天ぷらやお好み焼きは登場するものの、たこ焼きは出てきません。
特に、用意すべきものの冒頭の部分、「明石タコ」というのがはすごいですね。市販のタコとは違うのだよ、市販のタコとは、という誇りが強く強く押し出されております。
こういうのを見ますと、大阪市内で生まれた私などは、ぜひともこの粉を使ってたこ焼きを作ってみたいと天邪鬼なことを考えてしまうわけですが、残念なことに本日に至るまでその時間と気合いに恵まれず、早々と買い求めた「市販のタコ」は冷凍保存されたままになっております。いつの日か、必ずや「じん粉」8割でたこ焼きを作って、ご報告したいと考えております。
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コメント
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明石在住の方が、毎年春を送ってくださるんですが、
このじん粉も旬の物なのだそうですよ
投稿: | 2015年5月 8日 (金) 10時40分
なるほど、それならばなおのこと、早めにたこ焼きを作って食べなくてはなりませんね。
投稿: つきみそう | 2015年5月 9日 (土) 03時37分