闇はなくとも
きちんとそろえた両手(前脚)の上にあごを乗せて寝ていたのでカメラを向けましたら、顔を90度ひねってしまいました。仕方がないので追いかけていって、「くま(仮名)」さんが嫌がって立ち上がる前におさえた1枚です。
萬年筆や変なモンも出てくるワンコのBlog、としてスタートした拙Blog、彼女があと3年元気でいてくれたら、何とか十周年を迎えられそうですが、ワンコより先に飼い主がヘタってしまうことも十分に考えられます。糖尿病でお世話になっている主治医のもとで、今日こそは居並ぶお年寄りを出し抜いて一番に診て貰おうと意気込んでいたのですが、朝の5時過ぎに起き出してさすがにまだ早いとぐずぐずしていたら二度寝してしまい、気がついたら診療時間が始まっていたというお粗末。歳を取ると早起きになるはずなのに、お寝坊なところだけいつまでも若々しいというのも難儀な話です。
世の中には実にさまざまな団体や集まりがあって、それぞれが懲りもせずに集まってはいろんなことをやっているのだなぁ(詠嘆)と思わせてくれるのが、会場で見る「本日の催し一覧」です。ここ兵庫県民会館には大きな液晶ディスプレイが複数ありますが、それを見ていますと、萬年筆研究会がいたって普通な団体に見えてくるから不思議です。
神戸でのWAGNERとくれば、すなみさんのポスターです。いつも墨を吐いているイカだったかタコだったかが見当たらず、アコヤガイ風のきれいな貝とそれを軸に使ったかに見える萬年筆が描かれています。萬年筆には詳しくない人が見ても、ペンが好きな人の集まりだな、ということがすぐにわかります。
主治医のところへ行きますと、待合室に人影がありませんでしたので一瞬期待してしまいましたが、いつものように1時間半ほどかかって診察と検査のための採血を終え、かろうじて午前中という時間に最寄り駅から電車に乗って、これを見たのが午後1時過ぎ。いつものように賑やかな神戸大会ですが、今日は「芸人」しげお兄さんが気を吐いていて、お刺身対焼き魚の対決もおおいに盛り上がりました。
今回は名古屋の黒いご夫婦も、闇の世界の支配者も来られてなかったのですが、それらを補ってあまりあるもの、富山ブラックが大量に持ち込まれておりましたので、ひとつ試食させていただきました。すがきやさんの手によるものなのですが、辛いものが苦手な人は気をつけなさいと明記されているのを見ると一瞬ひるみます。
ふたを開けたときの見た目は、すがきやラーメン、そっくりです。お湯を入れてできあがってから入れる液体スープが白いか黒いかの違いだけなのか、と一瞬思ってしまいますが、粉末スープを入れるとその考えが間違っていたことがわかります。
お湯を注いでもいないのに、黒こしょうの香りが強烈に立ち上ってきて、これはピリッとしてそうだと覚悟させられます。この香りをかいでいると鼻がむずむずしてきて、落語の「くっしゃみ講釈」を思い出してしまいました。
やめるなら今・・・・・ではありません。もう遅いので、仕方なくお湯を注いでみます。ふたをして、重し代わりに液体スープの袋をのせる、いつもとかわることのない、カップラーメンのお作法です。
黒いです。とにかく黒いです。思えば今日は、とにかく黒に縁のある日でした。黒いご夫婦も、闇の支配者もいなかったというのにこの黒さ。これはひょっとすると、この富山ブラックを振る舞ってくださったその方こそが本当の「闇」なのではないのだろうか・・・・・という思いがよぎったのですが、詳しくお話を聞いてみるとただの運び屋だった、ということで、とりあえずは安心です。中部、関西方面にお住まいの皆さん、次回は来月6日、名古屋駅前のウィンクあいちです。評判の「頭の悪いエレベーター」に乗ってみませんか。
今回の大ネタは三次会の尼崎でした。
次回、ご報告致します。
投稿: しげお | 2015年5月19日 (火) 16時00分
しげお兄さん
まぁ、あの日の山ちゃんの様子やったら、ねぇ・・・。
投稿: つきみそう | 2015年5月19日 (火) 22時59分