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2015年5月

2015年5月31日 (日)

現実逃避

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 おそらくは生まれて初めて、なのではないかと思います。「くま(仮名)」さんは、こういう姿勢で寝ていると楽だし、飼い主や家族もかわいいかわいいと言って喜ぶから・・・・・と普通にこういう姿勢を取りますが、それよりも数段と臆病な「ちち(仮名)」さんは、けっしてこういう姿勢を見せようとはしなかったのです。

 けれども、日ごろから家に一緒にいる長女との仲でもあり、油断というか安心というか、そういう気持ちが出たのでしょう。長女がごろんとひっくり返してこの姿勢にしたところ、しばらくこうしていたそうです。びっくりしてしまったのか、それとも意外に気持ちよかったのでハマったのか、その辺はこれから先の様子を見てみないとわかりません。

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 無茶苦茶に忙しい中なのに、そして採点もしなければならないというのに、妻がフリーだと聞いて思わず「行こう!」と誘ってしまいました。例によってにゃんこパフェの「ことばのはおと」さんです。お昼をいただいて、午後1時から注文できるにゃんこパフェを、と考えていたのですが、今日のお昼ご飯は私の大嫌いな「なすび」を使ったものでしたので、当然パス。正午前にお店に到着すると、まだガラガラ。安心して、京都府庁近くに見つけた少し良さそうな洋食屋さんでランチです。

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 こちらは大当たりで、今度はぜひ、ディナーをいただきに来なければ、ということになりました。年配のシェフが一人で切り盛りされていましたが、基本をおさえた洋食、その気になれば各種ワインなども・・・・・ということで、期待は高まるばかりです。

 そして、午後1時少し前に「ことばのはおと」さんに戻ると、すでに満席で1時間待ちという表示でした。よくご存じの皆さんは、空いている時間を正確に狙ってこられて、お食事をしつつ午後1時を待ち、そこでにゃんこパフェを注文、という流れをしっかりとお持ちのようです。

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 それにしてもこのお店、猫、猫、猫です。季節ごとのフルーツに興味がなければ、もうこのお店にこだわる必要もありませんが、とにかく静かに時間を過ごせるところがとてもよろしいので、またそのうちお邪魔することになるのでしょう。

 表の通りから、家に抱え込まれた小さな庭にかけて、風がさぁ~っと通り過ぎる、その涼しさも気持ちのよいものです。京都の人とは気が合いそうにないのですけれど、こんなおうちなら住んでみたい、という気になってしまいます。

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 ちょうど食べ尽くしてしまったから・・・・・というだけの理由で、百万遍の緑寿庵清水さんへ。百万遍交差点にあるこちらの喫茶店、お店の前にある巨大なショートケーキ(変な言葉)が目を引きます。

 例によって試食しまくり、の緑寿庵清水さん。いくつか金平糖を買い求めて、烏丸御池の万華鏡ミュージアムへ。そのあとは高倉通りを南へ下って、かねて狙いをつけていたびーんず亭というお店でコーヒー豆を買い、四条通へ出ます。車道を二つつぶして広げた歩道のおかげで、さすがに歩きやすくなっておりました。そういえば、四条通に面した大きめの文房具屋さんではLAMYフェアと銘打って、LAMYの萬年筆などを43パーセント引きで販売をされていました。ダイアログ3が26000円ほどになりますから、ちょっとぐらっときてしまいます。ちなみにLAMY2000は見当たりませんでした。

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 本日、お買い物をしなかったことを公開しているのがこちらのお店。えちごやさんですよ、えちごや。こちらでおまんじゅうなどを買うと、しっかりした箱に入れてくれて、おまんじゅうの下には山吹色のものを敷き詰めてくれたりする・・・・・はずがないですね。

 遊びまくって、奈良へ帰ってきてまだ夕食だ何だと遊んで、人々が眠りにつく頃、ようやく採点に取りかかろうとする、難儀な私なのでした。明日は2クラスほどテストを返却しなければなりません。一人あたりおよそ90問で、生徒が90人ほど。めまいがするほどマルを打たなければなりませんね。

2015年5月30日 (土)

マル山暴挙

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 何か出てくるかも、と期待のまなざしを向ける「くま(仮名)」さん。彼女の視線の先は台所で、そこからはいつもおやつが出てくるので、ビニール袋のカシャカシャという音が聞こえると何をしていても反応するのです。

 しかしこの場合、撮影者(長女)がいるのに必死で台所の方を見ていますから、ひょっとしてヤラセ写真かもしれません。撮影者の意図としては、伸びた後ろ脚、真剣に何かを見つめるまなざし、という対比をテーマにしたものなのかもしれませんが・・・・・。

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 京都府南部、一時話題になった「わたしの仕事館」跡地の近くにある和菓子屋さんでお土産を買って、神戸方面へと出かけたのですが、またもや運転見合わせの列車に乗り合わせてしまう幸運に恵まれてしまいました。

 近鉄京都線の新祝園駅から京都へ出て、JRの新快速姫路行きに乗車し、13時過ぎには神戸に着くはずでした。列車が妙に減速したので外を見ると、西宮駅に停車しておりました。ここは新快速が通過する駅ですが、前方の高架下で火災が発生したので抑止されたわけです。そのうちにホームに張られたロープを外してドアが開けられたので、阪神西宮駅へ出て神戸へ向かうという手もありましたが、あえてStay。何でもBlogネタだと考えてしまう悲しい性です。

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 やがて後続のJR貨物の列車も同駅で抑止されて、けっこう長引くかと思いましたが、予定より1時間ほど遅れて目的地に到着し、予定通りお買い物をして帰って参りました。

 西宮駅では、普通列車と新快速列車がホームを挟んでどちらも停車している、というだけで珍しい光景ですけれど、そのまた外側の線に本来通過していくはずの貨物列車まで止まっているというのは、鉄分多めの人にとってはおもしろい光景です。ちなみにこのコンテナ、四国方面へ行く予定だった模様です。

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 昨年は100問ほどのテストを40人ほど採点すればよかったのですが、今年は90人ほど採点する必要があります。そのため、多少問題数を減らしたのですが、それでも80問を超えているので、ざっと計算して7500個ほどマルバツを打たなければなりません。

 師匠に調整していただいて「採点極楽」となったPILOT823と染料インクの組み合わせですと、ペン先が紙の上に少しでもとどまっていると盛大ににじんでしまいます。なので高速でしゃっ、しゃっとマルを打っていくわけですが、時折、「さて、これはどうしよう・・・・・」という解答が出てきて、ヘタに考え込んでいると答案用紙が真っ赤に染まる、ということもありました。

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 写真の右の方、ゴボウと一緒に風呂に入ったかのような色合いの紙が、我が市で使われている再生コピー用紙です。再生紙といえども、これよりも白色度の高いものがありますし、この黒い用紙は白いものよりお値段が高いのですが、白くてきれいな紙を使っていると市民の皆様から苦情が寄せられてしまいます。なので、あえて割高で色の汚い用紙を使うことになってしまうのです。

 自分たちの納めた税金が、自分たちのクレームに対応するために無駄になっていることを、苦情を言うことを仕事にしている(プロ)市民の皆さんはどう思っているのでしょうか。もっとも、現市長自身、親子2代続くプロ市民ですから、それでいいのかもしれませんね。

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 顔料インクの特性のひとつに、裏抜けや文字のにじみが少ない、ということがあげられるそうですが、本当なのでしょうか。いかに顔料インクでも、質の悪い紙の前にはその実力を発揮できないようです。「採点」という文字がヒゲだらけになっていますね。結構なスピードでペンを走らせてマルを打っても、ペン先が進む方向を変えるところで盛大ににじんでしまいます。

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 使用したペンはプロフィットレアロで、ペン先はB。ズームや、もっとヘンタイなペン先にしてもよかったのですが、あえて控えめにBにして、それでもこの有様です。よかったことといえば、インク窓に見えるピンクっぽいインクが仏壇萬年筆に色を添えていて、これ、けっこう似合っているな、ということぐらいでしょうか。

 同じ顔料インクでも、セーラーのストーリアを入れた方がよいのかもしれませんが、それは次回のお楽しみ、ということにしておきましょう。

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2015年5月29日 (金)

お弁当

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 何かいい写真ない? と長女に聞きましたら、何枚か送ってくれたのですけれど、その中にこういうものが混じっておりました。ぼぉ~っと見ているとこたつ布団の上に寝そべる「ちち(仮名)」さん、というだけですが、その右奥、ケージの中で寝ている「くま(仮名)」さんがマルで囲まれています。

 その日その日をやっとの思いでやり過ごしている私にとって、テスト問題を作るというのは大変にしんどい大仕事で、それが終わると「すっこ~ん」と力が抜けてしまうのですけれど、考えるまでもなく、テストができたら生徒が答えて、そのあとは採点作業です。この仕事をしていて何が嫌だと言って、テスト作りと採点、これが一番嫌なものです。採点さえなければ、明日は福岡!などと浮かれていられたはずですが、じっと我慢して採点です。

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 普通に、ちゃんとしている先生というものは、あぁ、来週からテストだな、となれば問題を作り始めます。さらに立派な先生ともなると、授業をしているときにすでにテスト問題が頭の中にできあがっているものです。そして神様みたいな先生なら、一番最初にテスト問題があり、そこから授業へと展開していくはずです。

 テスト問題、と言い切ってしまうとアレですが、要は大切なところがよくわかっていて、そこを生徒たちにしっかりと教える先生、それこそが理想の先生ということです。明日はテストだっ!と前の晩に、いやテスト当日の未明まで問題作りをしている私は、今すぐクビになってもおかしくないほどの不良教師ということになるのでしょう。

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 自分にはよいところがひとつもない、と常々思っている私ですが、ひとつだけ、ひょっとしたら他の人にはない才能かもしれない、と思えることがあります。テストを作る側の一夜漬けなんて、自慢にもなりませんが、時間のない中、パパパッと作ったテストは毎回ノーミス。むしろ、時間をたっぷりかけて作ったテストの方が間違いを含んでいることが多くて、テスト実施中に青ざめてしまったりするものです。要するに、ギリギリまで追い込まれなくては集中力を保つことができない奴だということなのでしょう。

 テスト前日の夜は短くも長いので、お腹がすいたときの対策もたてておかなくてはなりません。経験上、一番体重が落ちるのはテストを作ったときと、難しい条件の時間割を仕上げたとき。いかに普段、まったく脳みそを使っていないのか、ということがよくわかります。

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 北海道の人にとってはあたりまえのものだという、お弁当型の即席焼きそば。テレビか何かで紹介されているのを見て、これはもう、全国展開してもらわなければ、などと思っておりましたが、近所のコンビニエンスストアで普通に売られていました。これはテスト前日の夜のお供に・・・・・と買い込んだものの、今回はきわめて短時間で集中してテストを仕上げたため、出番がないままになっていたものです。

 テスト当日は生徒たちも早く帰ってしまいますので、勤務時間内とはいえ、午後からは比較的自由に過ごすことができます。ふだんは1日1食、晩ご飯しか食べない私ですが、こんな時にはちょっとお昼に何か・・・という気になってしまうことがあります。

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 実際作って食べてみますと、これはアリですね。焼きそばはごく平凡なものですけれど、スープが実にいいのです。即席の焼きそばを作るときに流しに消えて行ってしまうお湯を使ってスープを作る、というのは、ありきたりだけれども実にいいアイディアですね。

 さて、お腹もふくれたし、今回はどんなインクを使って採点をしようかな、などと、また余計なことを思ってしまう私なのでした。

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2015年5月28日 (木)

ジャンク

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 深夜、飼い主が撮影のために炊いたストロボに反応して少しだけ目を開けた「くま(仮名)」さん。明日は自分が担当する教科の中間テストですが、今回は少し早く、午前2時過ぎに問題作成を終えました。いつもは払暁と言うべき時刻まで粘っていることを思うと、ずいぶんと早い仕上がりです。

 中間テスト1日目にお休みをいただきたい、という申し出があったので、一度できあがった時間割をいじって試験監督の割り振りを変更したのが1週間ほど前のこと。お休みをされる先生が気を遣って「明日、休みます。試験監督の割り振り、大丈夫かな・・・・・」と同じ学年の先生に声をかけた、それが、すべての始まりでした。

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 試験問題ができあがると、クラス分ごとに試験監督の先生の名前などを明記した封筒に入れて保管し、テスト当日、試験監督の先生に「監督よろしくお願いします。」と手渡す、という流れになります。修正された時間割を配るより早く、試験問題を収めた封筒に「表書き」していた先生がいたならば、本来の試験監督ではない先生に試験問題が手渡されてしまう可能性がありますが、普通は「最終確認」ということをするのが常識ですから、それほど大騒ぎすることではないはずです。

 しかし今日は様子が違いました。試験監督なんてものは、一旦決めたら変更すべきではない、と超ベテランの先生が言い出して、そこから話がふくれあがり、だいたい、ちょくちょく時間割が変更されること自体が問題である、ウチの学校は時間割をいじりすぎる、という話になったのです。

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 実際、金曜日のお昼に「来週の時間割できました!」と先生方に配ったものが、その日の夕方には使い物にならないほど変更されている、なんてこともあります。私の勤務している学校はさまざまな「役付き」の先生が多く、各所からの出張依頼が山のように届くのです。今の時代、先生がいない状況で生徒だけが教室で勉強している「自習」というものは認められませんから、どんなに困難であっても、時間割を変更しなければならないのです。

 しかし、大ベテランの先生のご意見は違っていました。時間割の係である私が、さまざまな時間割変更の要望に対して「安請け合い」しすぎることが一番の問題である、というわけです。出張するから時間割を変更してね、と言われたときに、ホイホイと請け負うのではなく、「その出張、できたらやめてください。」くらいのことは言うべきだ、とおっしゃるのです。

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 さすがにそれは、「いやいやいやいや・・・・・」です。キラ星のごとく立派な先生が居並ぶ中、ただ一人浮いている、いや沈み込んで泥の中に潜っているような私ごときに、そんな偉そうなことが言えようはずもありません。出張依頼文書が届いたときに、その出張を認めるかどうかは校長の権限であって、校長が認めている出張を一介の時間割係ふぜいがどうこうできるわけがないのです。

 加えて、昨今はどなた様もみな忙しいらしくて、出張依頼文書がギリギリに届くことの方が多くなってきています。早め早めに時間割を変更しておいても、「あさって、出張やねん。時間割変えて頂戴ね。」と言われるなんてのは普通にあることで、もう慣れっこになっています。

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 そこら辺のことで大ベテランの先生と押し問答になり、気がついたらとげとげしい言葉を吐き捨てて職員室を飛び出しておりました。興奮して鼻血を出さなかったのが何よりでしたが、半日以上経っても胸の中にあるどんよりとしたものは大きくなるばかりです。すべては自分が時間割を作るのがヘタで、そのことで周りに迷惑をかけているかと思うと大変に情けなく、半日上もテスト問題作りに着手できずにあれこれと思いを巡らせておりました。

 ほんま、自分ってジャンクやなぁ・・・・・と情けなく思いつつ、みんな退勤して静かになった職員室でテスト問題を作ろうと教科書を開いたら、そこにはアヘン戦争の説明と図版が・・・・・あぁ、これぞ本家、ジャンク船ですね。

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2015年5月27日 (水)

普通ではない

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 よくこんなの撮らせたなぁ、と思ってしまう「ちち(仮名)」さんの力の抜けたショット。私などがカメラを向けるとすぐに横を向いてしまうくせに、長女にはいくらでも撮らせるのです。

 日中、長女が家にいるときは、ワンコたちもケージから出てそこら辺をウロウロしているので、いろんなことに慣れっこになっているのかもしれません。その点、飼い主は朝早く出て行って深夜にならないと戻ってこない、なかなか出会えない存在なので、出会ったときには普通じゃない状態になってしまうのかもしれません。

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 昨日、師匠の「万年筆評価の部屋」に、PILOTのカスタム74とプラチナの3776、自分で買うならどっち、という対決シリーズが掲載されておりましたが、あきれるほどにプラチナの圧勝という状況です。そんなにいいのでしょうか。

 私自身、プラチナの書き味は嫌いではありませんが、1万円という価格の萬年筆に趣味性を求めるのもおかしな話ですので、ここは実用と割り切ってPILOT一択です。でも、あれだけの人がみんなプラチナとおっしゃるのですから、やっぱりよいのでしょう。

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 来週の時間割を作りあげて公開しましたら、「午後からこのクラスの授業、しかもテストの返却なんて、とても無理。」とか、1時間目や6時間目だと学習効果が落ちるので自分の授業を入れないでくれとか、実に繊細な要望がたくさん寄せられました。要するに、作り直せ、っていうことです。

 そういう先生方のご意見を聞きながら、自分が情けなくなりました。私はそのようなことを思ったことも感じたこともないからです。私は、どんな雰囲気のクラスでも、それが何時間目であっても、別に何とも思わずに授業に行って、何も感じることなく授業を終えて戻ってくるのです。そんな私は、相当に鈍感なのか、観察眼のかけらもないのか、いずれにしても教師失格、ということになるのかもしれません。

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 とはいえ、「条件が悪い」とされる時間帯であっても、「授業がやりにくい」と言われているクラスを休ませておく訳にはいきません。どんなクラスであれ、1時間目から6時間目まで授業しなければならないのです。こんな時間帯にこのクラスの授業なんかできない、といわれるところに私自身の授業を入れて、何とか収めることができました。無用の用と言いますか、ダメ教師でもこういうときには役に立つものです。

 このダイヤモンドも、最初はダメかと思ったのですが、結果的にはPILOTの金ペンを挿し込むことができました。収まってしまえばこっちのもので、適度な重さのある軸に信頼感のある金ペン先、実にいい組み合わせです。

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 しかし、両手で持ちきれないほどの萬年筆を抱えていながら、ごくありふれたPILOTカスタム74の通常モデルが一本もないなんて、やはり私はどこか狂っているのかもしれません。

2015年5月26日 (火)

半にあらず

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 熟睡している「くま(仮名)」さんの鼻先に、先日のWAGNER神戸で頂戴したお土産のワンコを置いてみました。おつきあいいただいている皆さんが一緒に遊んだときに買ってくださったもの、ということなのですが、そういう組み合わせで遊ばれるというのはちょくちょくあるようなので、いつ、どこで買ってくださったものかはよくわからないのです。

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 唐辛子が一杯ついていることから考えると、魔除け、お守りといった目的のものなのだと思います。やはり黒と白のワンコは可愛らしいですね。

 今日は小学生と中学生とが一緒になってトマトの苗を植えるという授業をしたのですけれど、その最中にムカデを見ました。皮膚のあちこちが赤く腫れてかゆいことを考えると、あるいは私も這われたのかもしれません。

 ある女生徒は、気づかないうちに脚を伝ってスカートの中からポロシャツの中にまで入り込まれたようです。授業のあと、肩の辺りに痛みを感じた女生徒は一人トイレに行ってポロシャツを脱ぎ、発見したムカデを退治してから教室に戻ったとのこと。何という豪傑ぶりでしょうか。

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 この文字を見て、思わず「半」だと思ってしまった人は少なくなかったようです。さる書家の手になる扇子で、昨年も気に入った書が書かれたものを手に入れたのですが、今年はル・ボナーのオブレというバッグに収まりやすいように、昨年より少し小ぶりのものを入手しました。

 私としてはこれではないものを考えていたのですが、周りの皆さんがこの文字を見て、「半」だから買いなさい、とすすめてくださる声に背中を押されて決めました。

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 実際この扇子、「半」なものではありません。さまざまな墨と書体で羊という文字がいくつも書かれております。大きさとしては女性用に属するものと思いますが、これより大きいとバッグに収まりづらいのです。そして、これよりも小さいサイズになるとほとんど飾りで、あおいでも風量不足で涼しく感じられません。大きさと風量のバランスを考えるとこのサイズになるのです。よくできていて、きれいで、実用面でも不足なし。これは「半」とは対極に位置するものですね。

2015年5月25日 (月)

毎年吉例

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 そりくり返って寝ている「ちち(仮名)」さん。今日はケージの外で存分にウロウロできたので、もう十分、ということなのでしょう。

 飼い主は今週末に迫った中間テストに向けて、早くテスト問題を作らなければと思いつつ、それ以外の仕事に手をとられて全く着手できていない状況。この分では、おそらく今回もテスト前日に学校に泊まり込みそうになりつつようやく作り上げる、ということになりそうです。追い込まれなければ腰を上げないというこの性格を直さない限り、私に安寧の日々は来ないのでしょう。

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 修学旅行の引率で沖縄へ行ってきました、というと、これです。どこにも見当たらず、空港の売店でようやく見つけた一房が4500円、というのが一昨年のこと。昨年はもう少しマシな状況で、牧志公設市場の近辺で割合簡単に見つけられましたが、それでも一房3000円ほど。とにかく高かったのですが、今年はなぜか安い「島バナナ」をたくさん見かけました。

 この1バンチで4000円。房に分けると5つ6つにはなります。これは珍しく青かったので購入を決めたのですが、今年は黄色く熟した「島バナナ」が多く見受けられました。そんなものを買って宅配便で送れば、自宅に着く頃にはすっかり食べ頃になってしまっていておもしろくも何ともないので、意地になって青いのを探したのです。

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 茎の太さからすると島バナナっぽいのですが、実が大きいのが気になります。島バナナと称してはいても、本来の小笠原系かどうか、こればかりは熟する様子をみて、味を確かめなければわかりません。それでも、実の先端部分が細くとがってはいないので、全くの偽物ではなさそうです。

 あと、これを買ったお店のオジィ、実に丁寧ないい仕事をしてくれました。あちこちの店で買った土産物をバナナと一緒に送ってくれるように頼んだのですが、届いた荷物は、ほれぼれするような見事な梱包でした。その点を重視するなら、これは本物の島バナナでしょう。

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 今年はこれを、自宅ではなく職員室に吊してあります。うまく食べ頃の実に手を触れると、ポロッと茎から外れますから、そういう幸運に巡り会った人はおいしい島バナナを食べられる、という趣向です。実際、これだけのものを吊しておくのに適当な場所が自宅にはないということもあります。

 毎年毎年、島バナナ島バナナと喧伝しているので、今年は何人かの同僚も島バナナを買って帰りました。さて、誰の買ったものが本当の島バナナなのか、真実が明らかになるのは1週間以上先のことになるのでしょう。

2015年5月24日 (日)

社会見学

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 今日もまた、前脚を器用に折り曲げて寝ている「くま(仮名)」さん。肥満により気道が圧迫され、寝ているとゼイゼイという音が聞こえてきます。これを解消するために運動また運動、といきたいところですが、お散歩に連れだしてもすぐにおうちに帰ろうと言い出す始末で、シニア向けのフードを与え、極力おやつを与えないようにしても、体重に変化はありません。

 むしろ最近では、「ちち(仮名)」さんがおやつをもらっていても、自分はもらえないのだと悟って静かにしている、その姿がいじらしく、かわいそうでもあります。結局は低カロリーのシニア向けおやつを与えるのですが、これがあんまりおいしくないようです。

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 修学旅行2日目、生徒たちは小グループごとに民家で1泊します。最近、こういうタイプの修学旅行が増えてきているのは、教師の高齢化が進んだからかもしれません。一番若い教師でも40代、という状況では、2日続けて寝ずの番をして、しかも昼間も緊張し続けて・・・・・というのは不可能なので、安全確保という面からも、1日生徒を「預ける」ことができるのはいいことです。

 もちろん、不測の事態に備えて、緊急連絡体制を確立しておき、夜は携帯電話を枕元において寝る、これは当然のことです。昼の間も、地元の観光協会の方に案内していただいて、生徒たちがお世話になっている村内とその周辺を巡回します。そんな中、小さな村の数少ない工場、ということで、酒造会社の工場を見学する機会に恵まれました。

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 タイ米を細かく砕いたものを蒸し、そこに麹菌を加えてから、さらに水を加えたものがこちら。日本酒などでは雑菌が入るとマズいのでまず見せてもらえませんが、泡盛の場合は平気なのだそうです。ステンレスのパイプの中には冷却水が通っているそうで、麹菌が発酵して熱を出すとき、自分自身の出した熱で死滅するのを防ぐためのものだそうです。この状態から発酵が進むと、すさまじい勢いでボコボコと泡が出てきます。

 私はさほどお酒が好きというわけでもないので、へぇ~、という感じで見ていられたのですが、お酒が好きな同僚は辛かったようです。目の前で泡盛が生まれつつあるのに、自分は帰るまで呑むことができないのですから、辛いのも当然です。

 とにかくこの、発酵中のタンクから立ち上る匂いが強烈で、お酒が好きな人ならずっとここに立っていたい、というようなものだったようです。

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 そして、ボコボコと発酵するのが落ち着くとこんな感じに。このモロミを蒸留して得られるのが泡盛で、見学させていただいた蔵ではおよそ4年分の出荷量にあたるだけの原酒を保管しておいて、順次、ブレンドするなどして出しているそうです。ぜひこれは、個人的に旅行に来なければ、と息巻いている同僚もいましたが、まぁ呑む人にとってはそれだけ魅力的な見学だったということでしょう。

 私が生徒だった時代には、先生たちは修学旅行中にガンガン呑んでらっしゃいました。自分が教師になってみると、すでにその習慣は絶えていて、そういう話をすること自体けしからんという雰囲気でした。けれども、いまだに生徒たちは「先生たち、夜は宴会?」などと聞いてきます。まぁ、それも当然なのかもしれませんね。

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2015年5月23日 (土)

シェー

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 手(前脚)の上に乳ボーロのような犬用のお菓子を載せられて、困惑している様子の「ちち(仮名)」さん。このあとどうなったのかはわかりませんが、彼女は結構臆病なので、見たことのないものを手の上に載せられておびえていたのかもしれません。

 我が家のワンコたちは、結構ニャアニャアと鳴くことがあって、お前はネコかっ、と家族に突っ込まれておりますが、その昔、アニメ、天才バカボンでもこれと根っこが同じか、と思わされる話がありました。犬を飼いたいという人がいたので、バカボンのパパが猫を捕まえて「お前は犬なのだ。」と繰り返し、やがて猫は自分のことを犬だと思い込む、という設定でした。

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 修学旅行から戻ると、赤塚不二夫さん80年を記念したムックが届いておりました。今年はまた、あちこちで赤塚不二夫展などが開催されるかもしれません。アレがまだ売れ残っているとしたら、そのときに販売されるのでしょうけれど、残っているにしてもそんなに数はないでしょうね。

 私が持っているアレもここに登場させよう、と探しましたがどこにも見当たりません。参ったなぁ、と思いつつもう一度探すと、一度探した場所にそれはありました。見つけられないだけだったのです。

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 カトウセイサクショの萬年筆と一緒に並んでいるのを見落としてしまっていました。たまたま、バカボンやパパの絵がこっちを向いていないだけだったのです。

 これはこれで結構なお値段でしたが、ベースがカトウセイサクショだったからこそ、凝った蒔絵を付け足しても何とかなるお値段に収まったわけで、それは加藤さんの信念、安くて書きやすいペンを世に出して多くの人に使ってもらう、というところにつながるわけです。

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 ムックの予約特典であるこのトートバッグ、実にちゃっちいもので、実際にものをいれて持ち運んだらすぐに破れてしまいそうです。あとは、本誌の中に綴じ込まれる形で手ぬぐいが付属するこのムック、ぱらぱらとめくって目についた記事がこれでした。

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 当節、正しい「シェー」ができていない人がほとんどだそうです。私などは子どもの頃、正しくシェーができるのは当然でしたし、それなりに練習もしたものです。出っ歯でもないのに前歯を出すように努めることも当然でした。記事の内容は載せられませんが、関係者による清く正しいシェーのやり方がかいてありますので、シェー原理主義の方も安心です。

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 今頃気がつきましたが、このバカボン萬年筆、かいているときにはパパが下の方に回ってしまうのですね。萬年筆に詳しい人ならペン先を抜いて挿し直すなどして、気に入ったようにしてしまえるのかもしれません。私は日本で三番目に不器用なので、手を出さないようにしていますが・・・・・。

2015年5月22日 (金)

修学旅行記

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 何かを訴えかけている「くま(仮名)」さんと、その様子を冷静に見つめている「ちち(仮名)」さん。これを撮った長女が「ちち(仮名)」さんの傍らにいて、そのことに対して「くま(仮名)」さんが怒っている、という図でしょうか。

 我が家のワンコたちもご多分に漏れず甘えん坊で、飼い主やその家族が居間で座っていると、すぅ~っとその横に来てドテッと寝転びます。その際、必ず体を密着させるようにするのが可愛らしいところで、猫との大きな違いではないかと思っています。この写真が撮られたとき、おそらく長女以外にはべったりとくっつくことができそうな家族がいなかったのでしょう。

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 私は乗り物大好きな人間ですが、飛行機だけは嫌いです。その次が船で陸上の乗り物ならば怖くなければ何でも大好きです。その大嫌いな飛行機に乗るというだけでも憂鬱でしたが、今回は鼻血が出やすくなっているので余計に心配でした。鼻血が出たときに詰めるカット綿や、血を拭き取るためのウェットティッシュなどを詰めたポーチを肌身離さず持ち、ティッシュペーパーを2枚ほど重ねて四角く折りたたんだものを「お守り」として常に左手の中に握り込んでの旅でした。

 今回はきわめて順調なフライト。しかも、人数の関係で私めはやや幅広で前方がシートひとつ分以上空いたシートに座らせてもらえました。対面してお座りになるCAさんも若くて美しい方でしたので、生徒たちに祝福されてしまいました。

 那覇空港に着陸したところで、生徒の一人が鼻血を出して「おっ、弟子ができたがな。」などと言われつつ、バスで糸満市へ。街角のお医者様の看板からも、沖縄へ来たことを実感します。

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 鉛色の空と海、沖縄らしい赤瓦。摩文仁の平和記念公園では、そぼ降る雨の中、何とか予定した行事をこなすことができましたが、雨の勢いは強くなるばかりで、このあとの入壕体験は取りやめとなりました。何度も沖縄への修学旅行を引率しておりますが、このようなことは初めてです。

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 旅行二日目の朝。午前1時過ぎにほとんどの生徒が眠りについたので、非常に楽な引率でした。修学旅行というと、2日間、ほとんど寝ずの番、というのが常識でしたが、私の勤務先は開校3年目。いろんな武勇伝を語る先輩がいない分、楽なのかもしれません。常にこのような状況が保証されているなら、世間の人の「先生はいいなぁ、修学旅行に行けて。」という言葉にも、素直にうなずくことができます。

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 今年のマリンスポーツ体験は、人類発祥の地伝説もある恋の島、古宇利島のこぢんまりとしたビーチで。ここに来てようやく、青い空、透き通る海という沖縄のイメージを体感します。けれど基本は曇りで、陽射しがそれほど強くなかったのが幸いでした。

 もし私が若かったら、学級担任として生徒たちと一緒にマリンスポーツ体験をしなければならなかったはずです。スポーツ大嫌いな私にとって、それは愉しみでも何でもなく苦痛そのものでしょう。第一、水着やら何やら荷物が増えてしまいます。多くの先生方は宿舎の中で着るための服なんてものまでお持ちになるので結構な大荷物ですが、私は一切そんなものは持たず、同行してくれる添乗員さんと同じか、やや大きい程度の荷物しか持たないのでいつも驚かれます。

 生徒たちは、マリンスポーツ体験が終わると小グループに分かれて民家での宿泊となります。生徒を手放した先生たちは、ふたたび生徒たちと出会うまでの短い時間、社会見学をして過ごすのです。

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2015年5月21日 (木)

続・修学旅行考

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 奈良から沖縄へ、2泊3日の修学旅行を行うと、時期や人数にもよりますが、おおよそ7万円の費用がかかります。一般的には、3泊4日のレンタカー付きパックツアーでも4~5万円だというのに、何でそんなに費用がかかるのか、きっと教師がリベートを取っているからに違いない、なんて話はよく耳にしますし、面と向かって言われたこともあります。

 そんなにうらやましいなら、いつでも代わって差し上げます、と毎度言うのですが、引率の大変さはともかくとして、費用の高さには納得いかない、というひとがほとんどです。

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 個人的には、修学旅行なんてもの、廃止してしまえばいいのだ、と思っています。それはそのまま、公教育の魅力をひとつ減じることにもつながりかねませんが、それでも、今の時代に修学旅行なんて、と思うのです。

 一番の問題は、「はじめに修学旅行ありき」ということです。修学旅行は実施するべきものと決まっていて、それに合わせて中学校の3年間が引きずられていくのです。今年入学した生徒たちが夏休みを迎える頃には、もう修学旅行の行き先や旅行プランの概要が固まっています。大きな学校では数百人、そうでなくても数十人という規模の団体が移動し、宿泊し、何らかの活動を行うのですから、それくらい前に動き始めないとだめなのです。

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 東日本大震災が発生した年、東京や信州方面への修学旅行を予定していた学校には危険だから行き先を変えろという電話がじゃんじゃんかかってきたものです。当時私が勤務していた学校も、信州への修学旅行を取りやめざるを得なくなりました。旅行業者にお願いして代替地を探し、当初の予定より1ヶ月遅れ、費用も数千円アップで長崎への修学旅行を実施したのですが、これなどは奇跡に近いケースなのです。

 修学旅行には何らかの「テーマ」が設定され、そこに至るまでの毎年の校外学習その他の活動は、そのための準備段階と位置づけられます。それがあっさりと行き先変更、学習内容も変更となったのですから、それまでの2年間は何だったのだ、ということです。結局、修学旅行に行くことそれ自体が最優先だ、ということが証明されてしまったわけです。

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 昨今、修学旅行のトレンドは「体験」です。海の近くへ行くのであれば、マリンスポーツ体験。そして、民家に泊めてもらうという民泊も人気です。どちらも、普通の旅行ではなかなか体験しにくいことで、なおかつ「先生が楽」というのがポイントです。高齢化したこの業界、2日もの間寝ないで生徒のお守りをするのは、もはや不可能に近く、事故が起こる可能性も高いので、1日だけでも先生が夜の面倒を見なくてすむというのは魅力的なのです。商業化された修学旅行の実態がそこにあります。

 では、「解放」された先生たちは、生徒たちが民家で宿泊している間、何をしているのでしょうか。呑気に観光していられたら最高なのですがそうもいかず、私の勤務先などは自腹でレンタカーを借りてあちこち巡視をしています。何もなければ夜はきちんと寝られるのでありがたいのですが、当然のことながら常に不測の事態に備えておく必要があります。ですので明日の記事は、あぁ疲れた、もう修学旅行の引率なんてこりごり、などという内容になるはずです。

2015年5月20日 (水)

修学旅行考

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 今日はこんな風景が見られたか・・・・・おそらく、答は否でしょう。5月に沖縄へ行って、いいお天気を期待する方がおかしいのです。抜けるように青い空、白い砂浜、澄み切った海、という沖縄のイメージはすてきですが、なかなか出会えるものではなく、横殴りに吹き付ける雨風と鉛色の海の方がむしろ普通です。

 早朝5時に家を出て、6時半には生徒を引き連れてバスに乗り、伊丹空港まで小一時間。2時間近く空港で時間をつぶしてようやく乗り込んだ飛行機はとりあえず順調なフライトで沖縄那覇空港へ。本島南部の戦跡を巡り平和の尊さを生徒たちに学ばせて、夕刻、ホテルに到着です。

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 修学旅行というと、大部屋での雑魚寝とそれにつきものの枕投げ、大浴場の脱衣場に忘れ去られた下着が翌日の朝食時に「誰のですか」と晒される、というイメージ。でも、それは「昭和」です。今や航空機を利用しても何のおとがめもありませんし、宿泊は基本的にホテルなので3~4人で1室というのが普通。もちろん、食事もバイキング形式が主流です。

 食物アレルギーを持つ生徒も多くなってきているので、修学旅行での食事には気を遣います。事前の調査結果によっては、除去食メニューを用意してもらい、「○○○さん」と名札を立てて料理を並べてもらうこともあります。バイキングなら、料理に使用されている食品を表示しておくことで、食べてはいけないものを生徒自身が避けることもでき、何より好き嫌いのある生徒でも問題なく(ないのか?)食事を終えることができます。

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 物見遊山的な内容が淘汰されてきているのも、最近の修学旅行に顕著な傾向です。まぁ学習活動なのですから一理ありますが、私個人の意見としては、物見遊山の何が悪い、といったところです。

 物見遊山では意味がない、と考える根拠は、今時、観光旅行なんて誰でもできる、というものです。だから、普通の人が普通に旅行するときにはできない体験をさせることに主眼が置かれるのですが、本当にそれでいいのでしょうか。

 さて、皆さんがこの記事を読まれている頃、私は、なかなか眠りにつかない生徒たちに手を焼きながら、窓から吹き込む沖縄の海風に吹かれているのではないかと思います。どうして修学旅行なんてものがあるのだ、などと考えながら。

2015年5月19日 (火)

おかしいなぁ

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 いきなりお尻で失礼いたします。「ちち(仮名)」さん、こたつ布団の中に顔を突っ込んで、いったい何をしているのでしょうか。食卓の下には怖がって入らないくせに、こたつ布団の中に潜り込むのは平気なのも不思議です。

 5月8日、16日に続いて、今日もまた出血。朝からどうも体がだるくてしんどいと感じていたのですが、1時間目の授業をしている最中に、ツツ~っと来てしまいました。とりあえず応急処置、といっても血をぬぐい、鼻にカット綿を突っ込んで小鼻をおさえ、それでも漏れ出てくる血をティッシュペーパーの球で受けながら、残りの30分間、何とか授業を続けました。

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 明日の早朝から修学旅行に出発するというのにこのていたらく。生徒たちも心配してくれて、「誰が代わりに行くの!?」と興味津々です。自分も覚えがありますが、予想外の出来事、突然のアクシデント、そういうものに遭遇するとおおいに盛り上がりますね。

 しかし、残念ながら少し鼻血を出したぐらいで「修学旅行の引率、行かなくてもいいよ。」などと言ってもらえるほど甘くはありません。32年目となった教師生活(あと6年で町田先生!)で22回目の修学旅行引率。もはやこうなると、下手な添乗員顔負けですので、休むなんて許されません。

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 箱の中身はお菓子。そして姫路城のペーパークラフトでもあります。例によって変なモンの一大供給元であるFさんからの頂き物です。そういえばこれをいただいて帰ったその晩、妻に「お米がなくなったから精米してきて。」と言われたのですが、そのお米もFさんが丹精されたものです。

 しかし、今からBlog記事(予定稿)を数本書いて、旅支度をして、できる限り早く床につき、明朝は4時半に起きなければなりませんので、今日のところはペーパークラフト作りはお預けです。

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 箱、潰れてるんかいな・・・けったいなお菓子やなぁ、などと言うとオッサン確定です。こういう手に入りにくいお菓子の類は、Yちゃんにお任せです。尼のちっちゃいオッサンならぬ千葉のちっちゃいピーナッツとか、もう少々古い話になりました堂島ロールなどなど、結構入手が難しいものをサクッと手に入れてきます。

 そういうのを見て、ワシもワシも、とおねだりする人も少なくないらしいのですが、やっぱり他の人と違うだけのことはあるわな、と思えるだけのことを陰でやっているからこそ、というのを忘れてはいけません。あ、念のために書いておくのですが、その見た目から「なるほど、陰でね。」なんてことを思わないように、としげお兄さんもおっしゃってました。

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 で、ここに登場するユニーク、かつ実に「深~い」人たちに出会ってみたいと思われたなら、7月19日に大阪で遊びましょう。今年もまた、気合いを入れて準備中のy.y.Day、今年もきっと愉しい1日になります。

2015年5月18日 (月)

変なミント

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 をい、だいじょうぶかっ!と思わず声をかけてしまいました。「くま(仮名)」さんの座り方、前脚の折り方が人間様から見ると実に痛そうです。ワンコとしては別段何ともない折り方のようで、何であんたらそんなにワイワイ言うてるのん、というような顔をしておりました。

 そういえば、今年のy.y.Dayまであと2ヶ月。神戸や京都で開かれる萬年筆研究会WAGNERの会合もおもしろいのですが、y.y.Dayにはそれとはまた違った「別格の」おもしろさがあります。ぜひ、ご参加ください。

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 土曜日に開かれたWAGNER関西地区大会@神戸の会場に入ると、何本ものペンを握りしめて徘徊している人の姿が目に入りました。広島の二右衛門半こと、羅炊屋さんです。長いこと預かっておりました彼のペンをお返ししようと近づいていきますと、「これ、これですよ。ミント。珍しいの。」とシェーファーを差し出されました。

 魔改造で知られるM氏から譲ってもらった、とおっしゃるそのペン、たしかに「半」らしくない、きれいな1本です。いやしくも「半」である以上、きれいなペンなど持っていてはいけないのですが、これは怪しい人から怪しい人へと渡ったということで「アリ」でしょう。

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 こいつはスノーケル管の先が斜めにカットされていないタイプです。そういえばウチにも似たようなのがあったように思います、などとお話ししていたのですが、似ているのは軸の色と全体の見た目でした。

 ピンクの軸と、銀色のキャップ。いきなり目の前に突き出されると「似てる」と思いましたけれど、これはオープンニブで、我が家にあるのは巻きニブのものでした。

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 それにしても、シェーファーというのは変なブランドです。まぁその変なところが好きなので文句を言うつもりはなく、むしろこの世に存在してくれたことを感謝したいほどですが、魔改造氏のもとから出てきて「半」な人のところへ行くシェーファーとなると、妖しさ倍増ですね。

 そしてそのあと、私と広島半氏との会話は、妖しくも生真面目なマツダのスカイアクティブの話題へとなだれ込んでいったのでした。この妖しさ、楽しさこそが、WAGNERの会合に参加する目的なのかもしれません。

2015年5月17日 (日)

甲冑・2

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 昨夜は気づく間もなく眠りに落ちていて、妻が呼び起こす声で目覚めたら日曜日の朝になっておりました。いかん、風呂にも入らず寝てしまった、と早速に風呂に入って掛かり湯一杯・・・・・で、ポタッと来ました。

 土曜日とか日曜日とか、あるいは深夜の人が寝静まった時間帯とか、そういう時を狙って発症する私の鼻血。幸い、近所に土曜日曜も診察してくださる耳鼻咽喉科があるので受診。待ち時間だけでどっと疲れて帰宅すると、「ちち(仮名)」さんが室内をうろついておりました。彼女は昼の間だけ、とても賢くておとなしいのです。

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 他の人と比べて特別にキーゼルバッハ部位が弱いのでしょうか。先週大出血(といっても鼻血ですから多寡がしれていますが)して以来、鼻水が出てもドキッとする日々で、極力鼻には触らないようにしてきました。数日間のむず痒い感じ、あぁ、今カサブタが作られつつあるのだなぁ・・・・・と頼もしく思い、崩れぬよう、はがれぬように気をつけてきたというのに。10時過ぎに診察券を出して診ていただいたのが12時過ぎ。傷を診てお言葉があって、念のために吸入をして3分。結局はいろんな場面で「力を入れない」ことと、もし出たらしっかりと圧迫止血すること、それしかありません。こんな鼻血持ちが飛行機に乗っても大丈夫なのでしょうか。

 糖尿持ちですから内科的なことも心配してしまうわけですが、血圧もさして高くなく、結局は普通の鼻血です。いいお天気の日曜日というのに遊びにも行かず、出先で「ポタッ」ときたときのための「鼻血セット」に入れる品を買いそろえて、あとはおうちでおとなしくしておりました。

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 力を抜いて、楽ぅ~な気持ちで甲冑のペーパークラフトづくり。黒漆塗りの甲冑なので、ここはひとつ漆塗りの萬年筆など並べて写真を撮りたいところですが、とにかく何もがんばらないようにしようと決めたので、ひたすら緩く緩く過ごします。

 明日は午前中4時間ぎっちりと授業が詰まっているので、鼻血など出している場合ではありません。そして午後からは、私が幹事を務める「進路指導部会」というものが開かれますので、市内各校から先生方が集まってこられます。何で学校の先生に出張なんてあるの? という疑問をお持ちの方も少なくないことと思いますが、営業もなく、ただ授業していたらいいだけ、と思ったら大間違いです。中学校の教師なんぞ、誰一人出張しない日を探すのが難しいぐらいです。

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 近いうちに、日本で一番不器用な大学教員と呼ばれている人が同じようなペーパークラフトを組み立てることになっていますので、それが完成したらどこかの萬年筆研究会の会合で並べてお披露目いたしましょう。

2015年5月16日 (土)

闇はなくとも

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 きちんとそろえた両手(前脚)の上にあごを乗せて寝ていたのでカメラを向けましたら、顔を90度ひねってしまいました。仕方がないので追いかけていって、「くま(仮名)」さんが嫌がって立ち上がる前におさえた1枚です。

 萬年筆や変なモンも出てくるワンコのBlog、としてスタートした拙Blog、彼女があと3年元気でいてくれたら、何とか十周年を迎えられそうですが、ワンコより先に飼い主がヘタってしまうことも十分に考えられます。糖尿病でお世話になっている主治医のもとで、今日こそは居並ぶお年寄りを出し抜いて一番に診て貰おうと意気込んでいたのですが、朝の5時過ぎに起き出してさすがにまだ早いとぐずぐずしていたら二度寝してしまい、気がついたら診療時間が始まっていたというお粗末。歳を取ると早起きになるはずなのに、お寝坊なところだけいつまでも若々しいというのも難儀な話です。

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 世の中には実にさまざまな団体や集まりがあって、それぞれが懲りもせずに集まってはいろんなことをやっているのだなぁ(詠嘆)と思わせてくれるのが、会場で見る「本日の催し一覧」です。ここ兵庫県民会館には大きな液晶ディスプレイが複数ありますが、それを見ていますと、萬年筆研究会がいたって普通な団体に見えてくるから不思議です。

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 神戸でのWAGNERとくれば、すなみさんのポスターです。いつも墨を吐いているイカだったかタコだったかが見当たらず、アコヤガイ風のきれいな貝とそれを軸に使ったかに見える萬年筆が描かれています。萬年筆には詳しくない人が見ても、ペンが好きな人の集まりだな、ということがすぐにわかります。

 主治医のところへ行きますと、待合室に人影がありませんでしたので一瞬期待してしまいましたが、いつものように1時間半ほどかかって診察と検査のための採血を終え、かろうじて午前中という時間に最寄り駅から電車に乗って、これを見たのが午後1時過ぎ。いつものように賑やかな神戸大会ですが、今日は「芸人」しげお兄さんが気を吐いていて、お刺身対焼き魚の対決もおおいに盛り上がりました。

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 今回は名古屋の黒いご夫婦も、闇の世界の支配者も来られてなかったのですが、それらを補ってあまりあるもの、富山ブラックが大量に持ち込まれておりましたので、ひとつ試食させていただきました。すがきやさんの手によるものなのですが、辛いものが苦手な人は気をつけなさいと明記されているのを見ると一瞬ひるみます。

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 ふたを開けたときの見た目は、すがきやラーメン、そっくりです。お湯を入れてできあがってから入れる液体スープが白いか黒いかの違いだけなのか、と一瞬思ってしまいますが、粉末スープを入れるとその考えが間違っていたことがわかります。

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 お湯を注いでもいないのに、黒こしょうの香りが強烈に立ち上ってきて、これはピリッとしてそうだと覚悟させられます。この香りをかいでいると鼻がむずむずしてきて、落語の「くっしゃみ講釈」を思い出してしまいました。

 やめるなら今・・・・・ではありません。もう遅いので、仕方なくお湯を注いでみます。ふたをして、重し代わりに液体スープの袋をのせる、いつもとかわることのない、カップラーメンのお作法です。

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 黒いです。とにかく黒いです。思えば今日は、とにかく黒に縁のある日でした。黒いご夫婦も、闇の支配者もいなかったというのにこの黒さ。これはひょっとすると、この富山ブラックを振る舞ってくださったその方こそが本当の「闇」なのではないのだろうか・・・・・という思いがよぎったのですが、詳しくお話を聞いてみるとただの運び屋だった、ということで、とりあえずは安心です。中部、関西方面にお住まいの皆さん、次回は来月6日、名古屋駅前のウィンクあいちです。評判の「頭の悪いエレベーター」に乗ってみませんか。

2015年5月15日 (金)

電池切れ

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 今日はなぜかおとなしくよい子にしている「ちち(仮名)」さん。わんこも生き物ですから、その日の体調その他によっていろいろあるのでしょう。

 飼い主は修学旅行に向けての準備が大詰めとなって、毎日帰りたくても帰れない日々が続いた1週間でした。伸び放題の髪も切りたいし、持病の薬が切れたので医者にも行かなければなりませんが、そういうことは全部後回し。明日は朝からお医者様に診て貰って、お薬を貰ってから神戸に向かうしかなさそうです。

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 糖尿病の薬が切れている状態なので、今週後半は食事を控えめにしておりました。活力源は日に10杯以上飲むコーヒーだけ、という状態。それでもやることが山積みなので、余計なことを考える暇もなく、勢いだけで乗り切ることができました。けれども、あぁ、今日は金曜日か、ようやく1週間が終わるんだな、と考えたのが運の尽きで、とにかく体が重い1日でした。

 加えて、台風が残していった異様な蒸し暑さがじわじわと効いてきます。授業をしていても、生徒たちもだるそうにしていますが、私にとってはむしろ元気でいられる場所。授業を終えて職員室に戻ってくると、ドテッ、と椅子に身を投げ出してへたり込むという感じでした。

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 何か変なモンないかな、とあちこち漁っていたら、出てきたのがこのボールペン。先端部を回すことでボールペンとスタイラスチップとに切り替えることができます。それだけではなく、グネグネと曲げられる「ランプ」が着いています。何年か前、フェンテの集いのときにわけていただいたものです。

 たしか、ランプは何色かに切り替えられたはず、とスイッチを入れてみても無反応。持ち主同様、電池切れのようです。

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 内蔵されていた電池はLR41。長らく放置してあったのと、何より中国製ということで、電池を入れ替えても点灯するかどうか怪しいものですが、そのうち電池を探して入れ替えてみようと思います。

 世にブラックと言われる会社や組織は限りなくありそうですが、私などはまだ、仕事の量やアウトプットの質を自分でコントロールできるだけマシな方かもしれません。ここまでやろう、と自分で決めてやっているので何とかなっていますが、これが強制的にやらされていたならば、自分の性格を考えるときっとプッツンしていたことでしょう。

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 明日、早めに起きることができれば、まずはお医者様。例によって不摂生と体重が減っていないことを叱られて、検査のために血を抜いて、お薬を貰ったら無罪放免です。そのあとどうするか、電池切れ状態が解消していれば神戸へ。そうでなければ寝て過ごす週末になるでしょうか。

2015年5月14日 (木)

トマトでコラボ

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 敢えて窮屈なポジションに身を置いて寝る「くま(仮名)」さん。人間でも丸まって寝ることはよくありますが、ワンコの場合は特に、大昔、穴の中で暮らしていた記憶がそうさせるのか、狭いところが落ち着くようです。

 我が家では食卓の下や台所は彼女のテリトリーになっており、「ちち(仮名)」さんはかなり大きくなるまでそのあたりには立ち入ろうとしませんでした。狭いところへ行くと捕まりやすい=ケージに入れられてしまう、という気持ちからなのかもしれませんが、ある時期までは「くま(仮名)」さんが先住犬としての威厳を保っていたということなのかもしれません。

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 今年もまた、この時期となりました。栽培に関連する学習を行う場合、人間様の都合などというのは二の次、三の次で、何よりも植物の生育に適した季節に学習の予定を合わせなくてはなりません。写真はココヤシを粉砕したものを固めて作られた培地で、ここに種をまいて苗を作るのです。

 今年は昨年度までの活動からさらに踏み込んで、中学3年生と小学2年生がほぼ一対一で組んで、お互いが育て観察していく「トマト」の面倒を見合うようにしていこう、ということになりました。

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 中学3年生にトマトの栽培キットを配布して待つことしばし、同じ教室に小学2年生が入ってきます。ペアリングを行うと、小学生たちは中学生の膝に座らせて貰ったり、中学生に席を譲って貰ったりして、まずはトマトの種を観察し、スケッチします。そうこうするうちに、培地が水を吸って膨らみ、ケンタッキーフライドチキンのサイドメニューのひとつである「ビスケット」を一回り小さくしたような形になるのです。

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 小学生に種まきをさせる、あるいは中学生が種まきを市散るところを観察させるように指示して、できあがったらこのようなバットに移して完了です。左上から出席番号順に収めていくので、このバットのそばに対照表を置いておけば、どの培地が誰のものか、はっきりとわかります。

 弧のようにすることで、中学3年生が修学旅行に出かけている間、小学2年生が「早く芽を出せトマトさん!」と唱えながら、自分とペアになったお兄さん、お姉さんのトマトの苗を見守ってくれる、という寸法です。それは同時に、小学2年生の担任の先生が管理をしてくださるということなので、私としても安心して沖縄の旅を続けられる、ということになるのです。

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 この仕切りは百円均一ショップで購入したものですが、実によくできています。百均で買い物をすることは途上国の人々から搾取することと同じだ、なんていう人がいますが、便利なものは便利、それは変わりません。でも、心中どこかでそのことを気にしている自分がいるようで、これを買うときは同じような商品の中から「日本製」と明記されているものを選びました。

 修学旅行から帰ってきたら、今度は小学生が市販のトマトの苗を鉢上げするのを中学生が補助する、という毎年恒例のイヴェントが待っています。そして、あとは夏休みとトマトが熟れるのとを心待ちにしながら、蒸し暑い季節を過ごすのです。

2015年5月13日 (水)

おかえり

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 ひたすら眠たい「ちち(仮名)」さん。数分間にわたりアングルその他を変えて何枚もの写真を撮りましたが、その間動いたのは尻尾と目玉、それにお耳だけでした。

 かく言う飼い主も、毎日仕事を持ち帰ってはそれをそのまま職場へ持っていく、という生活を続けています。自宅に着いてちょっと一服、のつもりが、次に時計を見たときには朝になっている、ということが続いているので、それでなくても遅い仕事が、輪をかけて遅れてしまいます。本日は修学旅行にむけた保護者向け説明会でしたが、聞きに来てくださった保護者の皆さんは、そのほとんどがだったのですが私の教え子世代。いろんな意味で、歳をとったなぁ、と実感してしまいます。

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 さて、このタグを見てピンと来る人、どれほどいらっしゃるのでしょうか。もちろんこれは、PCやプログラミングのお話ではありません。別に珍しいものではありませんし、それほど古いものでもありません。拙Blogを開設してから世に出されたもので以前にもご紹介したことがありました。

 これがどこかへ行ってしまって見つからなかった、というところがまた、なかなかブラックが効いていていい感じなのです。

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 ご存じ、KFCの創業者であるカーネルサンダースの携帯ストラップです。右側が1985年当時のお姿で、左側が2009年3月10日、11日に発見され、復元されたとき(のものをもとに補われた)お姿です。実際には、入念な探索にもかかわらず眼鏡と左手、それに両方の足首は見つからなかったとされています。

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 眼鏡については、後に福井県の業者団体から復元されたものが贈られたそうですが、こんなお姿にされてしまえば、そら呪いもかけたくなるわな、という感じがいたします。

 この像が道頓堀川に投げ込まれた年にリーグ優勝を果たした阪神タイガースは、翌年以降17年連続でリーグ優勝しませんでしたので、イチビリの関西人は「カーネルサンダースの呪い「などと言って喜んでおりました。しかしながら、タイガースマスクの例もあるように、タイガースは負けるから愛される、というところも否定できません。

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 川に投げ込まれた当時、この像が置かれていたKFCの店も今はなく、道頓堀川自体、飛び込むことが大変難しいように対策されています。投げ込まれた当時はまだ、中学3年生を担当した経験もなく、それどころか日々の授業すら満足にこなすことができない状態だった私。もう、30年も経ったのですねぇ。これぞまさしく馬齢を重ねる、です。

2015年5月12日 (火)

善意の人

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 こうして寝ているだけでも、これだけの毛が抜けてしまう、換毛期真っ盛りの「くま(仮名)」さん。彼女にとっては、この場所にこの向きで寝るのが、一番体の収まり具合がよいらしく、お気に入りのポジションです。

 いっぽう、雨でお散歩に行けなかった夜などは、しっかりとこの場所で用を足し、居住スペースとの間にある仕切り戸を自分で閉めてしまいますから、ここがトイレスペースである、ということは認識できているようです。

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 本日は私が最も苦手とする職員会議の日でした。うちの業界は、実にくだらない会議が多いので、会議中ずっと、お気に入りの萬年筆でいたずら書きをしつつ時間が過ぎるのを待っていたこともありました。

 まず提案者からしてダメダメで、「今度の合唱コンクールで歌う曲、何がいいと思いますか?」といったレヴェルの、とても提案とは言えないものを平気で出してくる人が多いのが現実です。提案の文書を端から端まで読み上げる人が大変多いのも特徴で、それをとがめない司会者も少なくないのです。私が思うに、まじめに仕事に取り組んでいる小学校の女性の先生にそういう傾向が強いように思います。

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 私が会議の進行をさせてもらうときは、何を、どうしたいのか、ということがはっきりしていない提案は退けてしまいますし、提案者にもポイントだけを話すように求めます。提案に対する質問の有無を問い、修正や反対の意見があれば出してもらいますが、できるだけ提案通りに決着するようにもっていきます。

 退屈な会議は時間の無駄、そういう会議だと、前述のように「ヤーさんみたいなペン」でいたずら書きをしてしまいます。多くの「普通な」先生たちからは、トレドの軸は倶利伽羅モンモンに見えるようです。

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 本日の会議のお供は写真の大橋堂の予定でしたが、司会者が非常に優秀であったために出番はありませんでした。むしろ問題は、全体の職員会議が終わってから開かれた中学校教員だけの会議の方でした。昨年度中にすでに「今年はやらない」と決定した行事について、生徒たちが残念がっているから「やっぱりやることにしたい!」などと言い出す人がいて、それを審議するのに2時間近くかかったのです。実に壮大な時間の無駄です。

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 うちの業界、やっぱり子どもが好きでやっている人がほとんどなので、生徒がこう言っている、生徒がこう願っている、ということを根拠に何でも押し通そうとする傾向が強いのです。けれども、会議を開いてこうすると決まったことをすぐにひっくり返すなどということは許されるべきではありません。

 自分が嫌だと思うことでも、みんなで話し合って決まったことは守らなければいけません、と生徒に説く人の集まりなのですから、そこらへんはきちんと守っていくべきなのですが、残念ながらそういう意見を述べる人は少数の「悪もん」だけです。ほとんどの先生たちは生徒の気持ちを第一に考えたい「善意の人」なので、結果としていつも「会議は踊る」状態なのが残念です。

2015年5月11日 (月)

進まない

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 飼い犬は、飼い主が大変そうだと知るといろいろと気を遣うものだと言われます。飼い主の姿を見て、喜んで遊んで遊んでと言いつつも、これは疲れてそうだとか、何か悩んでいそうだとなると、黙ってそばに寄り添ってくれたりするものです。「ちち(仮名)」さんも、久々に深夜のご帰館となった飼い主を歓迎してくれたものの、あ、こらアカンわ、という感じですぐに寝転んでしまいました。

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 初めて犬を飼ったのは、小学4年生の時。3年の時に担任してもらった先生から子犬を貰って、屋外で飼っておりました。そして6年後、私が高校受検で心身ともに「ヘナッ」となっていた時期に、彼はこの世を去りました。

 思うに、死ぬ前の晩も普通に散歩に連れて出たのですが、何歩か歩いては立ち止まってじっと顔を見る、ということを繰り返すので、妙だな、と感じていました。少し体は弱っていましたが、まだまだ死ぬことはないだろうと思っていたということもあります。

 そして翌日、私の母に見守られながら、家族と同じ数だけ鳴いて息を引き取ったのです。父は無言でその日のうちに犬小屋を解体し、私は泣いておりました。それでも懲りずに犬を飼う、これこそ犬好きのアホなところです。

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 その頃飼っていたワンコの写真がどこかにあったような・・・・・と探して見るも、おそらくは引っ越し荷物の中に紛れてまだ段ボールの中なのでしょう、おそらくは死ぬまで見つからないところにあるはずです。捜し物の副産物として、ビスコンティのインクポットが出てきました。これ、持ってはいても使ってみたことがないのですが、どの程度実用になるものなのでしょうか。

 実用という意味では、大変頼もしいタッチペン、Su-Penでしたか、それも一緒に見つけて、けっこう似たような形なので並べて記念撮影。あれもこれもおもしろそうと手に入れてはみるものの、すぐにこうしてほこりをかぶらせてしまう、数々難儀なところを抱えた私ですが、これなどは一番難儀な癖のひとつと言えます。

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 こうしていろんなものを発掘していると、ついそちらに熱中してしまいそうになるのですが、ワンコに気を遣われるほど遅くまで仕事を続けていても、全くはかどっておりません。沖縄への修学旅行に出発するまでにしておかなければならないことが山積みですが、それが遅々として進みません。今年は旅行中のBlog更新も予定稿で、などと思っていますが、それも計画だけに終わってしまうかも知れません。もし、台風7号に何かいたずらされるようなことがあれば、それはそれで「ネタ」にはなるのですが・・・・・。

2015年5月10日 (日)

健全?

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 休日の昼下がり、すやすやと眠る「くま(仮名)」さん。おそらくは休日か平日かに関係なく、いつも彼女はこうして寝ているのでしょう。家の中には誰もいない、他にはうるさくて意地悪な妹?である「ちち(仮名)」さんだけ、という状況では、ひたすら寝ているより他にないはずです。

 幼い頃からもっとしっかりとしつけをしていれば、留守の間も家の中を自由に歩き回れるようにできたのでしょうけれど、今の状況では何を壊すか、何を食べるかわからないので、危なくてそんなことはとてもできません。

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 お抹茶の傍らにあるのはカーネーションをかたどった和菓子です。今日は母の日、そして「奈良市民体育大会」の日でもあります。お天気も最高で、朝から市内のスポーツ愛好家があちらこちらで開かれる各種競技の大会に参加して、大変な賑わいです。

 私の職場もサッカーの競技会場になっていて、懸命にプレーする中学生と、それを応援する保護者たちがたくさん集まっておりました。いずれの競技会場も、自動車の乗り入れは厳禁で、市役所から派遣されて開会の挨拶をするお偉方ですら、門の外に送迎車を待たせておくほどですが、肝心の保護者のマナーがとんでもなく悪いのです。

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 健全な肉体に健全な精神が宿る、などという格言があって、誰もそんなことは言っていないというのは結構有名な話です。私などは無類のスポーツ嫌いなので、スポーツする人たちのマナーが「ほんの」少しでも悪いと、それ見てみぃ、と攻撃しまくります。そんな私ですので、本日、私の職場に押しかけたサッカー少年・少女の保護者の皆さんには、申し訳ないけれども最大限の罵倒の言葉を投げかけたいと思います。

 クルマで来たらアカン、とはっきり言われているのに、大丈夫やろ、と車で乗り付けて、どうにもこうにもならないほどに無茶苦茶にあちこち駐めまくるのは、本当に勘弁していただきたいものです。近隣の方からも苦情が寄せられましたけれど、運営側としては最大限のアピールをした上で、わかっていて乗ってくる人たちですので、どうしようもない。お手数ですけれど警察に通報してくださいとお願いしておきました。市民体育大会の日に、市民の一人である私は、今まで以上にスポーツが嫌いになってしまいました。

2015年5月 9日 (土)

甲冑・1

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 荒々しくてやんちゃな「ちち(仮名)」さんに母性委のようなものを見いだしてしまう1枚。お気に入りのお友達、埴輪さんを優しく舐めていいる姿は、まるで生まれたての赤ちゃんを舐める母犬のような感じです。

 飼い主は花粉症の季節に土曜日の耳鼻咽喉科を受診するという暴挙にでて、まぁかさぶたがありますから出血は止まってますねと言われたものの怖くてたまらず、家に引きこもって寝込んでおりました。鼻血というやつは、時と場所をわきまえずに突然出てきて、しかもなかなか止まらない。おまけに周囲を汚してしまうし周りを騒がせるしと、外でやらかすと大変なので、「何も予定がないなら今すぐサンダーバードに乗りなさい。」という優しいお誘いも断ってしまいました。

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 日本一不器用な教員とか、日本一不器用な整備員とか、そういう認定を受けた人が萬年筆趣味界にはいるそうですが、その認定を受けた人が「これなら私でも作れると思います。」と言っていたという、加賀前田家ゆかりの甲冑ペーパークラフト。金沢でのWAGNERに行けなかったので、ごそごそと起き出して作ってみました。

 結論から言うと、部品を切り出す手間が要らないので圧倒的に敷居が低いのは確かです。組み立て説明書もよくできていますが、人を道に迷わせる案内標識と同じで、もうすぐそこ、というあたりまで来て肝心な説明がない、という部分が見受けられました。ペーパークラフトを作り慣れていない人には難しい部分だと思います。

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 このペーパークラフトは、黒い紙4枚と、茶色いのが1枚。以上が部品で、組み立て説明書はA3サイズ両面刷り、そして完成した写真を載せた表紙で構成されています。甲冑ですから、できあがったものは当然丸みがあります。丸みをつけるというのは、ペーパークラフトではなかなか難しい部分ですし、何より閉じた形になりますから、作業の段取りが大切です。のり付けする順番をしっかりと考えてかからないと、できるものもできないのです。

 昨年、実習の授業で早くに作品を完成させた生徒にペーパークラフトをやらせてみましたが、実習教材を作らせるよりよほどその生徒の様子がよくわかって、これで成績つけてもいいぐらいだと思った記憶があります。やはり何事も段取りが大切。段取りが一番だめな私がこういう記事を書いているのは、何とも不思議な感じです。

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  まずはじめは甲冑を飾る台座作りから。ごらんのようにのりしろも大きく、作りやすさに配慮されたキットです。台座となる立方体を組み立てるのですが、最後まで作り上げてしまってはいけない、というところがミソなのです。ふたになる部分だけはあけておいて、別の部品を挿し込んでのり付けしてから閉じる、ということがきちんと説明書に書かれているので、まさか間違う人はいないでしょう。このあたり、お金を出して買う製品だけのことはあります。

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 そして台座と甲冑を支える縦横の木が完成。私自身、とても不器用な人間なのでよくわかるのですが、ここまで来るだけで疲れてしまう人も少なくないはずです。うつむいて根を詰めていると、時折はっと我に返って、いかんいかん、あんまり根を詰めたら鼻血が出るかも・・・・・と小休止です。

 のど元を過ぎるまでのしばらくの間は、どこへ行くにも鼻血セットを持ち歩かなければなりません。出るか出ないかというより、もし出たときにどうするのか、それが気になって仕方がないからです。

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 とりあえず今日はここまで。この先は「丸みを帯びた」パーツの製作が目白押し。形になってくるにつれて、各パーツの接合も難しくなってきます。今日は、気持ちを落ち着けて静かに眠りましょう。

2015年5月 8日 (金)

大サービス

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 いつものように寝転んだまま餌を食べる「くま(仮名)」さん。ダイエットに励ませないといけないのですが、最近はお散歩に出かけてもある程度のところで「もう帰ろう」という意思表示をするようになりました。

 先日も、町内会の回覧板やら市民だよりやらをご近所に配り歩くのにお供させたのですが、玄関を出るところまでは威勢がいいのに、ほんの1ブロックほど歩いただけで足取りが重くなり、「帰りましょうよ」と言い出す始末。途中何度か自宅の前を通り過ぎたのですが、そのたびに座り込んで玄関ドアの方をじっと見つめておりました。少しずつでも運動させていかないと痩せません。

 飼い主も、運動不足と飽食とで糖尿病を患う身ですが、この記事を書き始めてすぐ、ポタポタッと何かがしたたり落ちるのを感じました。10年ぶりに、アレがやってきたようです。

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 恐れていたことが起こったのです。思い返すと10年ほど前、仕事中にポタポタッときて、何をしても止まらず、同僚に車で送ってもらったのが職場のすぐそばにあった耳鼻咽喉科。そこで処置をしてもらってもいっこうに止まる気配がなく、「もうアカン、救急車要請して!」という院長先生の力強いお言葉に、あぁ、鼻血で救急車搬送って、生徒に知れたら笑いモンやなぁ・・・と思ったことを覚えています。

 県立病院に担ぎ込まれ、ストレッチャーに載せられたままて廊下の片隅で待つこと1時間、ようやく処置してもらったのですが、悪いことにその日は金曜日でした。鼻孔の奥の方までしっかりとガーゼを詰め込まれて、入り口に綿球をセットしておしまい。「月曜日にまた来てください。そのときまで、鼻はそのままね。」で、悪夢のような週末が始まったのでした。

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 深夜、PCの前に座ったまま、小鼻のあたりをつまんで押さえること30分以上。ようやく落ち着いたなぁ、と思いながら突然死してしまって、目が覚めたらけっこう陽が高くなっておりました。そういえば10年前は、どこへ出かけるにもウェットティッシュや綿球、ガーゼなどを詰めた「鼻血セット」を持ち歩いていたものでした。何の前触れもなく、いきなりポタポタッと来るのですから、本当に始末が悪いのです。

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 小さな子どもの高熱や、大人でも普通の内科的な診療で収まらないような病気や不具合というものは、どうしてお休みや夜中を狙って発症するのでしょうか。なかなか血が止まらない鼻をつまみながら、あぁ手がだるい、このまま止まらなかったらどうしよう、などと思いつつ不安な夜を過ごすのは本当に嫌なものです。あぁ、ワシ、糖尿やから余計止まりにくいのかな、などと余分なことまで思ってしまいます。

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 夜が明けて、妻に付き添ってもらって耳鼻咽喉科を受診。ひょっとしてこれはレーザーか何かで傷の部分を焼結してもらうのだろうか・・・・・スッと治りそうではあるけれど鼻の中を焼くなんて怖いなぁ・・・・・と、いくつになってもお医者さんは怖いところなのです。

 結局、鼻にお薬を吸入して、出血を止める方向でお薬を処方していただき、しっかり鼻つまんで止血するのですよ、と教えてもらっておしまい。けれど、いまもまだ、力を入れたりかがんだり、顔を触ったりするのが怖くて仕方ありません。血ぃ見るのは、ホンマに嫌いです。

2015年5月 7日 (木)

年に一度の

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 このアングルで写真を撮ると、真っ白に見える「ちち(仮名)」さん。実際にはその本名の由来となった食品のように、白い中に茶色が混じった体毛をまとっているのですけれど、「お父さんと同じ犬種ですか?」などときわめて不本意なことを言われてしまうこともしばしばな柴犬で、北海道犬ではありませんし、ましてや飼い主が忌み嫌っている柔らか銀行とは何の関係もありません。

 今日は年に一度の5月7日、待ちに待った(?)粉モンの日です。この日のために秘蔵しておいたネタを大公開いたします。

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 知ってる人からは、何ぁんや、アレかいな、と言われてしまいそうなものですが、知らない人は全く知らない、恥ずかしながら私も何であるのか知らなかったものです。

 妻と二人、神戸は六甲アイランドのル・ボナーさんへ押しかけて荒らしに荒らして「ほな、さいなら」と帰途につきました。六甲ライナーの駅まで歩いて行く途中、お店からかなり離れたマクドナルドの前あたりで背後にハァハァという荒い息づかいを感じて振り返ると、走ってくるハミさんを発見。その手に提げられていたものがこの「じん粉」だったのです。

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 これは何?片栗粉?というような見た目の白い粉ですが、持っているだけで司直のお世話になるような危険なモノではございません。小麦粉に水を加えて練り上げ、少し寝かしてから布で包んで水の中でもむと、その水が白く濁ります。そいつをしばらく放置しておくと、上澄みと沈殿物とに分かれる、その沈殿物を乾燥させて細かく砕き、ふるいにかければできあがり、というものだそうです。

 小麦粉からタンパク質を取り除いてデンプンだけにしたもので、明石焼きやらたこ焼き、お好み焼きなどの生地を作る際にその粉の半分ほどをこれにするととってもふわふわでおいしくなる、というものだそうです。

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 突っ込みどころ満載の「使い方説明書」です。これを用意しなさい、こういうものを使いなさい、と指示してありながらも、( )の中には○○○でもOK、と手軽な方法を書いてくれているという、たいへんフレンドリィな内容となってます。それでも、全編を通じて明石焼き命なところが強く出ていて、天ぷらやお好み焼きは登場するものの、たこ焼きは出てきません。

 特に、用意すべきものの冒頭の部分、「明石タコ」というのがはすごいですね。市販のタコとは違うのだよ、市販のタコとは、という誇りが強く強く押し出されております。

 こういうのを見ますと、大阪市内で生まれた私などは、ぜひともこの粉を使ってたこ焼きを作ってみたいと天邪鬼なことを考えてしまうわけですが、残念なことに本日に至るまでその時間と気合いに恵まれず、早々と買い求めた「市販のタコ」は冷凍保存されたままになっております。いつの日か、必ずや「じん粉」8割でたこ焼きを作って、ご報告したいと考えております。

2015年5月 6日 (水)

No Diet Day

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 一昨日の夜、突如血便を出して家族を騒がせた「くま(仮名)」さん。えらいこっちゃと大騒ぎする家族の傍らで、尻尾をだらんと下げて悄然としている彼女を見て、これはただ事ではない、すぐ病院へとリードを着けてケージを開けたら、勇躍躍り出てくる彼女。元気やないかいっ!と突っ込みつつもワンコは体調が少しぐらい悪くても飼い主との遊びにがんばって参加する傾向がありますから、ここは大事をとってと「休日」の「夜間診療」をやっている動物病院へと向かいます。

 車中では妻の膝に座ってご機嫌の彼女。ホンマにしんどいんかいなといぶかりつつ、5分ほどで病院へ到着。先に診療を受けていたワンちゃんは診察室から出てきませんでしたので、そのまま入院となったのでしょう。

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 大騒ぎしましたけれど、結果は2万4千円なりの領収書と飲み薬、そしていつもと変わらず元気な「くま(仮名)」さんが残ったのみでした。めでたし、めでたし。あとは、朝夕に苦い苦い錠剤を彼女に飲ませるという試練が飼い主を待っています。小さくちぎった竹輪に埋め込んで「だまして」食べさせるのですが、最近は賢くなって錠剤だけポロリと放り出すので、そうなったら押さえ込んで口を開けさせ、のどの奥深くに送り込むのです。

 「くま(仮名)」さんの体重は13キロ。サイズからすると重すぎます。長女が写真のようなパンを食べていると、「くれくれくれ」と騒ぎますけれど、こんな人間様の食べ物はもちろん厳禁。ドッグフードも低脂肪のダイエットタイプに変えていますが、とにかく歳をとって動きが悪く、散歩に出てもすぐに疲れておうちに帰ろうと言い出すので、全く体重が減りません。

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 角度を変えてもう一枚。食べかけの見苦しい写真で申し訳ないのですがこれしかありません。買い物に行ったついでに寄ったパン屋で見かけて、そのあまりのベーコンの分厚さに感銘を受けて買ってきたというものです。これならBlogのネタにいけるでしょ、などと言いつつ、さっさと食べてしまっていたので慌ててパチリ。大きさ比較のためにと手近にあった古い古いパーカーのデュオドールドを掌の中に押し込むと、「普通の人はこんなんと比べても大きさわからへんやろ!」と娘に突っ込まれてしまいました。

 折しも、今日は国際ノーダイエットデー。女性は細身であるべき、という世間の無言の圧力が女性の心と体を損ないかねない、ということで提唱された日だそうですが、食べないだけでは痩せません。何より運動が大切ですが、私は大の運動嫌い。この先、痩せることがあるとすれば、それは糖尿病が悪化したときぐらいでしょう。ワンコは飼い主に似るとはよく言ったものです。

2015年5月 5日 (火)

こどもだまし?

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 たまには「ちち(仮名)」さんの写真も撮ってやってくれよ、と長女にお願いしましたら、できてきたのがこの1枚。実にいい表情で「笑って」おります。ワンコは笑わないものだそうですが、これはどう見ても笑顔。さわやかな笑顔というものではないでしょうか。

 実は、この笑顔の彼女に兜を被せて写真を撮ろう、というのが本日のもくろみでした。何と言っても端午の節句ですから。けれども、そういう甘い考えはもろくも崩れ去ったのです。

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 上の画像はこちらのページから拝借して参りました。メンバー登録しないと使えないページですので、何とかお許しをいただきたいところです。この兜をワンコにかぶらせて、端午の節句の記事を書こうとしたのです。

 ところがこのページ、当然ながらEPSONユーザ様専用という体になっておりますので、少なくともEPSON製プリンタのドライバがインストールされていないと「見るだけ」に終わってしまいます。なので、そのためだけに連休中の職場に出向き、密かに設置してあるMy EPSONプリンタでプリントアウトしてみました。

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 これは鍬形。兜の「つの」ですね。偉い人にはわからないかも知れませんが、単なる飾りです。でも、これを作るには、右のような形に印字された紙を切り抜いて、真ん中で山折りにして左のような形にしてから、「つの」の形に切り抜くのです。ペラペラだと格好がつかないこともあって、2枚重ねとなったのでしょう。

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 これが頭にかぶる、兜のメインとなる部分です。これでA4用紙2枚分。両端に見えるひものようなモノはそのものずばり「緒」ですね。勝ってから一段と締め上げなさいと言われるアレです。

 結局このペーパークラフト、A4用紙8枚分という大作で、そこに組み立て説明書がA4で2枚。用紙もインクもしっかり買ってから作ってくださいね、というわけで、プリンタサプライの販促にもなるというありがたい仕掛けです。

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 これで6枚分紹介しましたので、残りは2枚。それは、頭にかぶる兜の土台となる部分や、そのほかの細かいパーツなど。慌てて作ってワンコにかぶらせ、すぐにかみ砕かれてしまうのではもったいないので、少しじっくり作ってみようと思います。それができたら、同じページで紹介されている、織田信長や真田幸村の甲冑を作ってみたいところです。なんと、用紙13枚という大作で、プリンタのために連続して出力するのはやめなさい、という注釈付きです。連休も終わろうかという時分から、そういうものに燃えてしまう自分にあきれてしまいます。

2015年5月 4日 (月)

みどりの日

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 寝ているところを触られて、せめてもの抵抗とばかり舌を出して舐めにかかっている「くま(仮名)」さん。彼女が飼い主や家族の手を舐めているときは、たいてい「嫌だからやめて」という意思表示です。その、舌がちろりと見えているところがまた絵になるなどと言って写真に収めて公開する飼い主は極悪非道ということになりましょうか。

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 今日はみどりの日。昭和生まれ、昭和育ちのものにとっては、かつては祝日の谷間にあった邪魔な1日でした。そのことに気づいてご機嫌取りに使えると思ったか、いわゆる「国民の休日」なるモノが生まれて、とりあえず5月3日から5日までの三連休は毎年変わらないものとなりました。昭和が終わったあとは、それまでの天皇誕生日が「みどりの日」となり、それから実に16年後にようやく「昭和の日」が認められて、今日のこの日が「みどりの日」となったわけです。

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 「みどりの日」になってしまったことで、国民の休日の元祖たる5月4日はこの先法律が変わらない限り永遠に国民の休日とはなりません。6年前には9月22日がデビューしましたが、今年はその2回目です。この国民の祝日、これより先は9月21日または22日に期待するより他はないのです。

 写真の緑の中屋は、名古屋、栄にあった丸善で展示品を無理矢理売ってもらったもの。我が家に2本ある中屋の萬年筆は、いずれも中屋に登録したものではありません。イラチな私は、注文してできあがるのを待つなんてことはまずできないのです。

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 そんな私が1年半も待って手に入れたのが鳥取万年筆博士の白檀萬年筆です。三代目初期の作品となるこの1本、プロトタイプを見せてもらったときから購入を決めておりましたが、もうそろそろと思ってお店にお邪魔したときには最後の1本となっておりました。後々の補修のことなども考えると材料のすべてを使い切ってしまうわけにはいかないでしょうから、まだ材料が残ってはいても「もうこの辺で」となるのでしょう。そういう意味で、私にもぜひ1本、とお願いした時点で、実際には売り切れていた可能性もあるのではないかと思っております。手に入れることができたのは実にありがたいことでした。

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 ところがこの萬年筆、なかなかにケースを選ぶ1本で、まず普通に市販されているケースには収まりません。あれこれ試してどれもダメ、という中、これはもうお店オリヂナルのTAKUYA謹製のケースを注文するしかないかと思っていたとき、某番長からこのケースを譲っていただいたのでした。

 若かりし頃、「あなたには緑がよく似合う」と言われたことがあります。褒められてしまうと、次が怖くて固まってしまう私は、それ以来、できる限り緑色のものは身につけないように心がけてきましたが、このペンケースに関しては緑色というのも何かのご縁、と思っております。そういえば緑と縁、子供の頃はよく書き間違えたものでした・・・・・。

2015年5月 3日 (日)

もう古い?

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 憲法について、寝ながら考えてみた、という感じの「ちち(仮名)」さん。こんな風にケージの柵に脚を突っ込み、絡ませてはいても、いざというときにはスルッと抜いて敏捷に立ち上がるのはさすがです。

 飼い主は大型連休を幸いにいろんなPCの環境を「お掃除」していて、ついついやり過ぎてかえって調子を悪くしてしまうなど、相変わらずのグダグダぶりです。夏にはWindows10登場などと言われておりますが、そんなことされたら夏休みが潰れてしまう・・・・・のでしょうか。

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 萬年筆に関してはある程度古いものが好きなのですが、それ以外のモノでは新しいほどいいという「新モン喰い」の私。HP-100LXに始まる持ち歩きガジェットの中でも、Palm系は結構使い込んだものでしたが、それとともに凝ったのがスタイラスペン。現在主流のタッチ画面には使えませんから過去の遺物ですが、岐阜の仏壇屋の社長が凝りに凝った「ペン先」など、この時代にBlogやっていたならネタに事欠かなかったなぁ、と思います。

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 今やスマートフォン全盛で、そうなるとこういったスタイラスなどよりケースやさまざまなデコレーション系のアクセサリなどが主流です。機能ではなく見た目で勝負という風になれば、その製品は社会に溶け込んだと言えるのだそうですが、個人的には、腰に変なものをつけてごそごそやってる変な人、と思われていた時代の方が愉しかったように思います。家の外でもいろんなデータを確認するなんて頭おかしいんとちがう? などと本気で言われたものでした。

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 かつては、PCがあればインターネットができる、なんて信じている人も多かったのですが、それは、PCを使いまくっている人間の中に、こういうものを仕込んで「自前で」通信環境を用意している人が多かったからかもしれません。こういう通信費用など節約しておれば、あるいは今頃、もっと楽に暮らしていたかもしれません。でも、それなりに愉しかったのでよしとすべきなのでしょう。

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 線をつながなくてもネットにつながるというのは革新的なことで、かつてはみんなモジュラーケーブルを挿し込んでピーガーやっていたのです。ノート型のPC、あるいはHP-100LXでもネットにつなぎたい、という人はこんな感じのカードを使いました。これは記憶媒体とモデムが一体になったもので、残念ながらモジュラーケーブルをつなぐコネクタが独自規格になっていますが、それを言うならX-Jackなんていう飛び道具もありました。

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 携帯電話が特別なものではなくなり、いつでもどこでもデータの確認って頭おかしいんとちゃう? と言っていた人たちがこぞってメールの虜になりつつあった時代、電波の関係、あるいは通信費用節約のためにdocomoの携帯電話が使えないという人も多かったので、こういうものがあると重宝しました。今でも充電端子はばらばらですが、マイクロUSBとライトニングに対応できればほとんどの場合はOKとなりました。今日紹介したものの中で、このアダプタだけは残しておいても良いかも知れません。私の妻はいまだにいわゆる「ガラケー」使いなものですから。

2015年5月 2日 (土)

選択乗車

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 天下泰平です。いつもならこうして肉球に「蜜蝋」を塗られると、嫌がってすぐに舐め取ってしまう「くま(仮名)」さんですが、眠たいときは何でもあり、なようです。いわゆるゴールデンウィークの五連休が始まりましたが、世間の皆さんが一斉に出かけるのを避けて、ひたすら空いているところで遊ぼうという魂胆の飼い主。しかしながら、同業者の多くはこの五連休のうち少なくとも2日や3日は部活動の対外試合引率で潰れてしまうはずです。お休みとは名ばかり、授業がないだけ少しは気が楽か、という程度の話です。

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 自宅の最寄り駅から乗れる近鉄線で、JRの駅と隣接しているところ、それもできるだけ近いところを探すと、この駅でした。近鉄京都線の新祝園駅とJR学研都市線の祝園駅は、名前こそ違えど同じ駅と言って良いでしょう。二つの駅の間を隔てるものは、遠い将来、近鉄けいはんな線が延伸されてきたときのためのホーム用地だけです。

 比較的距離の短い隣の駅までで120円、というのが、JRでは一番安く乗れるパターンとなります。これに、大都市近郊区間における選択乗車という特例を組み合わせると、120円で「大回り乗車」ができます。ではやってみましょう、というところですが、田舎住まいの悲しさで、隣の駅までの運賃が140円。それでも実際に電車に乗っている時間と距離とを考え合わせれば異様なほどの安さとなります。

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 JR西日本の大阪近郊区間。祝園駅は上の図で木津から放出に向かって2駅目です。いつも通り無計画なスタートで、早く来た電車が木津行きでしたので、まずは祝園から木津までの2駅、学研都市線に乗車。関西本線に乗り換えて加茂、さらに柘植をめざします。奈良県の自宅を出て京都府内から三重県。自宅を出てからここまで、約2時間半です。

 この大回り乗車、それがルール違反ではないという根拠や、ある意味鉄道会社の温情によって成り立っていることを知らずに、あるいは無視して強行する馬鹿者が多いので、「大都市近郊区間における選択乗車」そのものが良くないことだと思われているフシもあるようですが、そんなことはありません。安い運賃で愉しませていただいているという意識を持ち、継続困難となったときにはその地点までの運賃を精算する覚悟で臨むべし、というだけの話です。

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 こちらが三重県伊賀市にある柘植駅。右の方、紫色の車両はかの有名な新潟鐵工所謹製のキハ120で、JR西日本により車内トイレ設置改造済みのスペシャル仕様です。そして左の緑色の電車は、懐かしの113系ですが、もちろん高速化改造された5700番台です。草津線には221系も走っていますので、113系が来るとガッカリするべきところですが、こういうお遊びの時には旧車との出会いもまた愉しいものです。

 この時点でお昼前、ここから草津までは30分強で到着ですが、その先、米原経由で近江塩津まで行く乗り継ぎが悪く、近江塩津から網干行きの新快速電車に乗ったのは14時40分。そのまま「聖地」尼崎までうつらうつらと列車に揺られて、午後5時前に東西線、おおさか東線経由の直通快速なるレアな列車でJR奈良駅へ。近鉄奈良駅までバスで移動してから近鉄線で帰宅です。

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 結局、この柘植駅で「おかえりなさい」と書かれた階段を撮影したのを最後に写真も撮らず、ただただ車窓の風景を愉しんでいた1日でした。湖西線近江今津駅付近で車内検札があり、経路その他をきちんと記録しておいたものを見せて説明しましたので問題なしでしたが、前の席に座っていた老婦人の乗車経路が何とも謎でした。

 「どちらからのられましたか?」という車掌氏の問いに、「中津川から」と答えてらっしゃるのを聞いてびっくり、です。彼女は近江塩津駅より前から乗っていましたから、おそらくは始発の敦賀から乗っていたものと思われますが、中津川から敦賀へはどういう経路で行ったのでしょうか。社内で精算していた金額が2千円少々でしたから、ある程度のところまでの乗車券はお持ちだったのでしょう。それが中津川から(どこを経由して)どこまでの乗車券で、目的地はどこか、考えるだけで夜も眠れなくなっちゃう、です。

2015年5月 1日 (金)

こども

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 一昨日の記事とほぼ同じ「ちち(仮名)」さんの画像です。こちらは眠たいながらもお目々を開けているバージョン。とろんとしたお目々が可愛らしさ全開です(親ばか)。ほかにも、前脚を重ねているところですとか、後脚がきちんとたたまれてお腹の下にあるところなども、そういう意識でみると可愛らしくてたまりません。番犬としての用途もないのに、餌を与え、散歩に連れて行き、留守中もエアコンをかけてと、お金と手間ばかりかかるのに犬を飼うのは、こういった「きゅん」があるからに他なりません。

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 今日は夕刻から職場の歓送迎会が予定されていたので、朝から馬力をかけてちゃきちゃきと仕事を進めて、午後5時過ぎには生徒たちも全員学校から出て、さぁ、それでは家に帰ってシャワーでも浴びてから・・・・・などと思っていたところへ、校外学習の下見に出かけていた同僚が帰校。本日の幹事を務める同僚は、すぐに会場へと出かける用意を始めたのですが、その携帯にヤカラな電話です。

 本日お招きする退職された先生が、「今日でしたよね?」と確認の電話をしてきた、ということで、別の同僚から怒りの電話です。お招きする人が確認してくるということはきちんと文書を渡していないということで、それは幹事の不手際ではないかっ、と責める内容でありました。

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 別の職場に異動された方には管理職から「事務引き継ぎのため出張願います。」という依頼文書を送り、これを根拠に定時に退勤して歓送迎会に出席する、というのが我が市での習わし。しかし、電話をかけてよこした相手は長らく別の郡市で勤務していて、そこでは退職者にも出張依頼を送っていたのだそうです。しかも、親睦会幹事の名で・・・・・。

 だいたいから、出張依頼文書などというものは一定の職責ある人の名前で送るもので、親睦会幹事の名で送るのであれば「ご案内」でしょう。それに、退職して仕事もされていない方に出張依頼というのはどうにもおかしいので、幹事の周りで電話を漏れ聞いているおっさんおばさんたちはその点を指摘。けれど、若い幹事が相手と思ってか電話の主は追求の手を緩めません。この時点で、今日の歓送迎会に出るのは気が進まないな、という気持ちになってしまったのは内緒ですけれども紛れもない事実です。

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 と、そこへ保護者から謎の電話。何をおっしゃっているのかよくわかりませんが、どうも生徒に影響がありそうな感じなので、担任が家庭訪問に出向きます。その帰りを待っている間に、次々と同僚たちは歓送迎会へと出かけていきました。本日発生した生徒の問題行動に対する事後指導も同時進行していたのですが、そちらも何とか終わりました。

 さて、あとは家庭訪問にいっている同僚の帰りを待って、学校を施錠して歓送迎会に出かけるのみです。その時点で、すでに宴が始まって1時間ほど経過しておりましたが、出かけた同僚はなかなか戻ってきません。

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 「ほんとうに、こどもって何かあるときに限ってやらかすよねぇ。」というのは小学校で担任している同僚のお言葉。それぞれの家庭でも、何ヶ月も前から計画していた家族旅行の当日になってこどもが高熱を出す、なんてことがよくあります。

 結局、誰もいない職員室で一人待つこと1時間、同僚の努力もあって問題が解決したので、さぁ、それじゃ歓送迎会に行こう、と時計をみれば、すでに開始時刻から2時間が経過しておりました。会場までは車を飛ばしても20分ほどかかりますし、残念だけれどもあきらめるしかないな、と同僚と話し合って、すごすごと帰宅して妻に笑われたのでした。行こうと思えば行けたのに、結局同僚の帰りを待ってしまったのは、やはりあの電話のせいかもしれません。一番やらかしてしまう「こども」は、実は自分自身だったという情けないお話でした。

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