出会いと別れ
ケージの外で自由に動き回る「くま(仮名)」さんと、それをうらやましがる「ちち(仮名)」さん。我が家ではよくある光景です。この2頭を同時に解き放つと家の中が・・・・・なので、外に出ている方が勝ち誇ったような顔をする、というのは毎度のことなのです。
今日は卒業していった生徒たちの成績の記録などを進学先へ提出する日でしたが、同僚が代わりに出向いてくれましたので、空いた時間を利用して2年前の春までお世話になっていた職場へ行ってきました。目的は、転勤した後もそのままになっていた私の私用PCを引き上げるためです。
しかし、結局は数時間話し込んで、何も持たずに引き上げてきました。この春から新しく教務主任となった元同僚にとっては、今、このPCを引き上げられたのでは年度当初の山のような業務をひとつもこなすことができないというのがわかったからです。しかしながら、その人もまた、何年も教務主任を続けると約束されているわけではない身の上なので、私と私の後任者、2人の教務主任が13年間やってきた業務のほとんどを「手放す」ように話しました。
私の元の職場は、かつて「教育困難校」でした。日々、荒れる生徒たちと対峙しなければならない先生方の事務作業だけでも軽減することが、生徒指導などほとんどできない自分にできる精一杯のこと、と考えて、本来なら学級担任が処理すべきことのほとんどを引き受けてやってきたのです。
しかしながら、学校も落ち着いてきて、大学を卒業したばかりの若い先生たちが増えてきた今となっては、そのことの弊害が目立つようになってきました。生徒に関するさまざまな書類を作るのは学級担任の仕事としては基本中の基本なのですが、それらを「やってもらう」ことが当たり前だと思い込んでいる若い先生が増えてきたというのです。
そこで、新しい教務主任さんに提案したのは、学級担任がすべきことから手を引くことです。そのための手立てのひとつとして、「あの人が置いていったPCを今頃になって引き上げた。だからもう、今までと同じようにはできない。」ということを学校全体に宣言しなさい、とアドヴァイスしました。もともと、その新しい教務主任さんとはあまり親しくもなく、どちらかというとそりが合わない間柄なのですが、11年間もお世話になった古巣のため、大げさに言えば本県の教育の未来のために、ということです。私物のPCを引き上げて、自分の作業環境を向上させる、という計画は、大型連休明けぐらいまで延期となりましたが、そのぐらいの我慢は何と言うこともありません。
そんなこんなでバタバタしているうちに、3月最後の日も終わってしまいました。鼻水垂らしていた若造の頃からいろいろと仕込んでくださった先輩方が、この春は特にたくさん退職されて、そういった皆さんにもろくなご挨拶もできないうちに終わってしまったことが心残りです。けれど、時間はとどまることなく流れて、明日は4月1日。冗談でも何でもなく、新しい1年が始まります。
うはーっ!豆ジローゲットされたのですね!これで白黒揃い踏みで、やっとくまめくりオールキャストが整いましたっ!1枚目の写真の意図が最後近くに分かるという点が捻り?が効いてて良いですね!!
投稿: すいどう | 2015年4月 2日 (木) 00時04分
すいどう さん
大きな声では言えませんが、私、酔うと運転が上手になるんです。まぁ、大昔はよくあった話ですね。で、少し呑んだ後でクレーンゲームに挑戦して・・・・・という次第。いや、さすがに今は運転はしませんよ、呑んだときは。
投稿: つきみそう | 2015年4月 2日 (木) 07時33分