便乗・2
今日はネタがあるから大丈夫、と多寡をくくっていたら、肝心のルータが落ちてネットにつながらず、夜通しあちこち触りまくって徹夜になってしまいました。飼い主があたふたしている傍らで、寝ているようなふりをしつつ「大丈夫?」と見守ってくれている「くま(仮名)」さん。わんこは人の気持ちを感じ取るといいますけれど、彼女は特にその力に優れているようで、家の中で誰かが腹を立てていると、それが別の部屋での出来事であっても、しっぽをたれてしょんぼりとしています。
かつては春日大社の宮司であり、神域内で酒を醸していた家柄が今西家。その酒蔵が春鹿で、遠来の方に奈良町をご案内するときには、酒蔵での試飲をコースに組み込むようにしています。けれども、そういうときはたいていドライバーなので、私自身はこの試飲、経験したことがありません。のりこぼしを買いに行く、という長女にくっついて奈良町に来た理由のひとつに、運転を任せることにして呑んでしまおう、という魂胆がありました。
このようなガラスのおちょこを、ひとつ500円で買う、と考えるとよいかと思います。500円で5種類のお酒を試飲できて、最後はこのグラスをお持ち帰り、ということになります。現在、グラスは4種類あって、季節ごとに違うものが提供されています。今は春ですから、桜色ですというわけでしょう。
一通り試飲が終わると、最後に3種類の奈良漬けをどうぞ、ということになってお開き。私は強い方ではないので、おちょこ5杯でできあがってしまい、帰りの車の中ではよく眠れました。
3杯目まで試飲したところで、お口直しにこんなお水が提供されます。奈良市の東方から流れてくる布目川の水をくみ上げて使っている、この蔵の仕込み水だそうです。季節ごとにお酒の銘柄も変わりますので、これはもう、全種類のグラスをコンプリートするまで続けるしかないなぁ、などとのんきなことを考えてしまったことでした。
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コメント
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一昨年に続き、昨年の暮れにも甕に入った白いお酒をお取り寄せしてしまいました。
他の種類のお酒にも興味がわいてきました。
投稿: ヤッター万 | 2015年3月10日 (火) 08時04分
ヤッター万 さん
春鹿では毎年、立春の朝に絞る酒、というのを出しております。もうすでに予約でいっぱいかもしれませんが、来年の2月4日に向けてお問い合わせされてはいかがでしょうか。立春の朝に出荷して、ほとんどはその日のうちに届くようです。
投稿: つきみそう | 2015年3月10日 (火) 11時03分