一から出直し
撮られていることに気づいて目を開けた「ちち(仮名)」さん。それでも、睡魔に打ち勝つことはできないようで、起き上がることはありませんでした。カメラを引くと、何事もなかったかのように頭をコトリと落として再び眠りにつきました。そこでさらに撮影を試みると、またも彼女の安眠を妨害してしまいますので、かわいくおめめをつぶった写真はあきらめました。
私自身はよく眠る方で、いい歳をして若い子のように寝坊することもしばしばです。根っからだらしないということなのでしょうけれど、それもこの歳になると治りません。1年年上の同僚などは、毎日体を鍛え、夜9時を過ぎたら夕食さえとらず、言うべきことははっきりと言い、常に前向きに暮らしています。月とすっぽんどころか、スッポンの足下の泥にも劣る私などは、そういうまぶしい姿をひれ伏すような感じで見ております。
弘法も筆の誤り、などと言います。幼児の落書きよりひどい文字を書く者であれば、なおさら書き間違えることが多いはずで、その点をしっかりと認識していない私は、またもや大失態を演じてしまいました。無様にぶら下がっているのは、つい先日までこのPCのシステムドライブであったSSDです。この中に何でも入っているから、後から必要なファイルだけ抜き出せばよい、と気楽に考えて、さっさと新しいSSDにOSをインストールしたのはよかったのですが、どういうわけか、ブラウザのブックマークやメールのデータなどがどこかへ行ってしまいました。
こんな風にデータをコピーしかけておいて、さぁお風呂お風呂、とのんきに鼻歌を歌っていたのですけれど、コピーし終えたデータの中にあるはずの必要なものは、実はほとんど残っておりませんでした。おそらくは、あっちこっちと保存場所を変えたりするして、そのことをすっかり忘れていた、というようなオチなのでしょう。まっさらのメーラーとブラウザ。心機一転、新しい気持ちでこれからのネット生活を続けていくしかありません。まぁ仕事関係のデータは完全に残っているのでよしとすべきでしょう。自分のダメさ加減を改めて思い知らされたことでした。気持ちを引き締めて生活しないといけませんね。
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