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2015年1月

2015年1月31日 (土)

カチャカチャ

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 例によって埴輪さんを大事に抱え込んで寝ている「ちち(仮名)」さん。これだけ大事にしているのに、埴輪さんを踏みつけたりして「キューッ」と音が鳴ると一瞬たじろいでいる、そのギャップが笑わせてくれます。自分のモノだという意識と、なんだか知らないけれど嫌な音が鳴る、ということで、彼女自身も戸惑っているようです。

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 昨年の10月頃から、早く手にしてみたいと思い続けていたものをようやく手に入れました。とはいえ、その気になって文具店をのぞけばいくらでも売られていたはずですから、単なる怠慢にすぎませんが・・・。

 文具大賞を受けた賞品はほかにもいろいろとありますから、順次試してみたいと思っております。

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 買ってみたのは、鉛筆削り「ラチェッタ」シリーズ2機種です。大賞受賞の方がラチェッタワン、そうでない方が単なるラチェッタです。機能的には大差ないのですが、実用面において、両者の機能を統合したモノがあればうれしいのに、と思いました。さらに言えば、ラチェッタには2タイプありますし、このほかにもラチェッタカプセルなんていうモデルもあります。

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 両者を並べて、削りかすを捨てる場面を再現してみました。手前、ラチェッタワンの方は、本体を2分割してかすを捨てるという方式。ラチェッタの方は本体外側の一部がパカッと開くという方式です。鉛筆削りに徹するならば、ラチェッタワンがおすすめです。削る機能以外は何もなく、しかも、削る部分の剛性感が高い感じで、しっかりとした手応えを感じながら削れます。ただ、この部分は単なる個体差なのかも知れません。

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 ラチェッタには2タイプあって、これは削り上がると写真のようにボタン状の部品がせり上がって知らせてくれるというものです。もう一つは、この部分が切り替えスイッチになっていて、芯先のとがり具合を2段階に切り替えられるようになっています。私はピンピンにとがった鉛筆しか使わないのでそちらをパスしましたが、鉛筆の用途によっては便利な機能でしょう。

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 そのほか、ラチェッタワンは鉛筆を差し込む穴が普段は閉じていて、差し込むことによって開くという方式なのに対して、ラチェッタは削るたびにふたを開け閉めする必要があります。普通にそこらに転がしておいて必要なときに鉛筆を削るということでは、ラチェッタワンの方がよいでしょう。いずれにせよ、ちょっといい消しゴムくらいのお値段ですので、一つもっておいても損はありません。おすすめです。

2015年1月30日 (金)

史上最高額

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 歳をとって衰えてきたのか、単に眠たいのか、飼い主が帰宅しても大騒ぎして歓待してくれることが少なくなった「くま(仮名)」さん。こうしてドテッと寝ていると、つい心配になってケージを開け、しばらく一緒に遊んでしまいます。ひょっとするとこれは、彼女なりに飼い主の気を引く老獪なテクニックなのかも知れません。

 ここ2日ほど、あまりよくないお天気が続きましたので、わんこたちも思い切りお散歩ができなくて少々ストレスがたまっているようです。

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 雨の日に歩くと、脚が冷たいと感じることが増えてきていて、これは靴に穴が開いてるな、と呑気なことを考えていたのですが、久しぶりに明るいところで自分の靴を見て、さすがの私も恥ずかしくなりました。穴が開いていることはもちろんですが、靴底が見事に研がれております。究極の連続した多面体で、これなら師匠や親方にも負けませんね。こんな靴でも凍った路面を歩けてしまうのですから、私、結構じょうずな歩き方ができているのかも知れません。

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 萬年筆や変な文房具にかけるお金は惜しいと思わなくても、服や靴には1円でも惜しいと思ってしまう私。靴に関しては、この写真がその理由を語ります。私は、そんな言葉が一般に知られる前から外反母趾なのです。幼い頃の思い出の一つが、「きちんと靴を履きなさい」と言っている母の怖い顔です。靴の履き方が下手くそなので、新しい靴を下ろしても1週間ほどでこんな風に「でっぱって」しまう・・・・・と常に叱られておりました。

 これは服に関しても同じで、新しい服を着た日やよそ行きの服を着ているときに限って、汚したり引っかけて破ったりしてしまう子供でした。いや、過去形ではなく、今でもそれは立派に継続中です。

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 結婚して間もない頃、ヒールを履く女性が外反母趾になりやすい、というのをどこかで聞いて、妻の足を心配した私に、「あなたこそ立派な外反母趾ではないか?」と教えてくれた妻。少しは矯正を試みたものの、その時点で30年ほどの大ベテランでしたので、何をやっても私の足の親指はまっすぐ前を向こうとはしないようになっておりました。

 何を着ても似合うことがない、着る服着る服すべてをダメにしてしまう私は、靴に関しても何も考えることなく、郊外の道路沿いにある靴の安売り店で一番安いものを買ってははきつぶす、ということを続けておりました。そんな私が、大阪心斎橋のそごうが閉店セールをやっているときに、それこそ清水の舞台からリケットブースターつけて飛び降りる覚悟で買った、生まれて初めてのきちんとした靴がこのボンステップでした。

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 見事なまでに斜めにすり減ったかかと。安いモデルとはいえ、きちんとした会社が作る靴は違いますね。5年半もの間、毎日休むことなく私の足を包んでくれてありがとう、とねぎらいつつ、現役を引退していただきました。それにしても、汚い靴ですねぇ。私なら、こんな靴履いてる奴は信用しないだろうと思います。

 今、履いているのは・・・・・あまりに痛いのでずっとお蔵入りになっていた、素性の怪しいバッタモンの靴です。足がなれてくれるのが早いか、靴が足を噛むのが早いのか。あんまり歩かないので、関係ないのかも知れませんが・・・・・。

2015年1月29日 (木)

ペラモデル

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 大好きな埴輪さんを「抱いて」熟睡中の「ちち(仮名)」さん。傍目には、この埴輪さんに母性をくすぐられてしまったかのように見えます。常の寝床であるクッションの中をかきむしって整えたあと、埴輪さんを優しく咥えてクッションの上を3回ほどぐるぐる回り、ベストポジションが見つかったところで体を下ろすのです。その際、埴輪さんは必ずこの位置と決まっています。

 毎週木曜日には、来週の時間割を先生方や生徒たちに配らなくてはなりません。はめ込まれている授業がこれでよいかどうか、事前に公開している時間割をもう一度見てもらって、異議が出なければ印刷・配布となりますが、今日はそろそろ晩ご飯という時間になって待ったがかかりました。

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 この1ヶ月、見つからなくて難儀していた産休講師の先生が、ようやく来週から出勤となりますので、時間割の方も「こってり」大盛りでその先生の授業を入れてあったのですが、これがすべてご破算になりました。期末考査まで3週間、ここは気合いを入れて、通常の倍以上のペースで授業が進むようにとあれこれ工夫して作り上げたのですが、事前の打ち合わせにやってきた講師の先生は「授業はそんなにいりません」とすまし顔。部分的な修正ではどうにもならないので、もう一度最初から作り直しとなりました。

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 前任の先生が途中まで授業を進めていたことを引き継ぐことに関して、あぁだこぅだと不満を述べられるのですが、私はただの時間割係ですから、授業の中身までは関知しておりません。結局、前任者と電話でお話をしていただくことにして、結論が出るまで、時間割作成もストップです。

 私としては静かに、落ち着いてお話をしていたつもりでしたが、周囲の先生方から見ると「湯気が出ていた」そうで、実際、結論が出るまで待っている間にペーパークラフトを2体もくみ上げてしまいました。周囲はその様子を見て、あぁ、クールダウンしてるんだな、と思っていたそうです。

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 実はこれ、技術・家庭科の授業で進めている製作実習が早く終わった生徒にやらせるための題材です。作品が仕上がって、もうやることがないという生徒に作らせるのですが、なかなか難しいものもあるので、質問されたときのために事前にいくつか作っておく必要があるのです。ペラモデルという会員制サイトからのダウンロード、大人もハマります。おすすめです。

 イリオモテヤマネコは比較的簡単にできたのですが、ヤマセミは難易度が高く、結局、完成まで2時間近くかかりました。そして、それが終わる頃には結論が出たので、深夜の時間割作成へと突入です。来週は立春、春までもう少しがんばりましょう。

2015年1月28日 (水)

疑惑

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 いつものように、「くま(仮名)」さんの寝顔。ワンコは枕をあてて寝るのが大好きですが、彼女はことさらその傾向が強く、いついかなる時でも枕をあてて寝ているように思います。人間がそうであるように、もはや枕なしでは眠りにくい、というぐらいになっているのではないでしょうか。

 今日の午後は、市内のほとんどの教職員が会員となっている研究団体の研修会があるということで、特別に授業カットとなったので、その団体に所属していない私は職場に残って仕事を片付けておりました。

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 先日、授業から戻ってきた1台のiPadにパスコードがかけられていて、スリープ状態から復帰できなくなっておりました。こうした事態に備えて、それぞれの機体をどの生徒が使用していたかが分かるようにしておくことが授業者の義務となっているのですが、担当の先生はそのことを知らなかったという話で、結局「犯人」は分からないまま。残ったのは使用できないiPadだけです。

 0000から9999まで、順列組み合わせで1万回パスコードを入れて試してみればよいと思いきや、そこはさすがによくできていて、5回間違えると1分待ち、さらに間違えると5分待ち、15分待ち、1時間待ち・・・・・となって、10回を超えて間違ったパスコードを打ち込むとゲームオーバーなのです。

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 結論から言うと、このiPadには6桁のパスコードが設定されていました。「簡単なパスコード」というチェックが外されていたのです。10回以上パスコードを誤入力すると、「iPadは使用できません」という無情なメッセージだけが画面に表示されます。こうなったら最後、いったん工場出荷状態に戻してからバックアップを使って中身を復元するしかありません。ダメもとでPCにつないでみましたが、iTunesも「パスコードロックがかかっているのでバックアップできません」というようなメッセージを出して固まってしまいます。

 ため息をつきながらiPadを見ると・・・・・画面が違います。電池が空っぽになった状態で充電しておくと出てくる電池の絵だけが表示されています。もしやとホームボタンを押してみると、懐かしいパスコード入力の画面が出てくるではありませんか。

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 ここでも10回失敗して、また振り出しに戻りますが、再びPCに接続してiTunesを起動すると、「バックアップできません」となって、iPadの方も電池の画面に戻ります。これはいける、と1万通りの数列を試す覚悟でやり始めたのですが、よくよく画面を見ると、パスコードを入力する「窓」が妙に長いのです。4桁の数字を入れても、左右にまだ「隙間」が残ります。そのとき、ある文字列を思い出したので、ダメ元で入力してみるとあっさり通って、懐かしいホーム画面が戻ってきたのでした。

 先日、教育委員会事務局から電話があって、「お宅の学校では授業の後、いちいちiPadでのネット閲覧履歴やクッキーなどを消去しているらしいが、それは担当の先生が、履歴を見られて困るようなページを生徒に見させているということではないのか?」という問い合わせがあったそうです。管理職からそれを聞いて、あまりの馬鹿らしさにメンテナンスするのをやめて数週間。やはり、機器の管理はこまめにやっておくべきでした。

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 そんなこと言うなら、お前が来て授業してみぃ、と言いたいですね。iPadを使って授業するというのは、教師にとっては辛いことです。自分より人気のある奴が教室内にいっぱいいるのですから。そこを乗り越えて、あくまで学習効果を上げる道具としてiPadを使わせるためには、さまざまな配慮や工夫、準備が必要なのです。

 ブラウザを立ち上げたとき、前の時間に生徒が見ていたWebページが表示されると、児童生徒の興味はそのページに飛んで行ってしまいます。あるいは、「こんなアイコンがあるから、タップしてみよう。」と指示しても、ある生徒のiPadにはアイコンがない、ということもあります。アイコンをいくつかまとめてフォルダを作ってしまうような子供がいるからです。現場ではそういうことに対して一つ一つ対策を考えて実行しているというのに、いかがわしいページを見た証拠を消すために初期化している、と疑われたのでは馬鹿らしくてやってられませんね。

 疑われたのはお前の人柄のせいではないのか、という指摘に対しては、謙虚に反省する必要があるのかも知れませんが・・・・・。

2015年1月27日 (火)

ま、日の丸。

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 暗い部屋の中で、一人(頭)もの想う「ちち(仮名)」さん。いつも手元に置いてはなさいないおもちゃ、コングと埴輪さんも一緒です。人に飼われていて、その様子を人が見るからなのかも知れませんが、犬というのは時にきわめて人間くさい表情や仕草をすることがあります。でもそれは、人間が勝手にそう思っているだけであって、実は同じ動物である人間も犬と同じような仕草をしているというだけなのかもしれません。

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 この、クッションの縁に手(前脚)をかけているところなんぞ、実に人間くさい感じです。オッサンです。最近は、写真に写っている埴輪さんを取り上げると、じっとこちらを見てクンクン鳴くようになりました。中に笛が仕込まれていて、強く噛むと「キュー」と鳴るのが怖くて仕方がない様子ですが、それでも手近に置きたい、離れたくないお友達のようです。

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 本日は国旗制定記念日。明治3年に、日章旗の規格が日なのだそうです。旗の縦横の比率は7対10、日の丸の中心は旗の中心から旗竿側に旗布の長さの100分の1ずれた位置、と定められていたそうです。実際、この規定を元にした算数の問題も残っています。

 現在は、平成11年の国旗国歌法によって、縦横比は2対3、日の丸の中心は旗布の中心、となっています。うちの業界では、国旗国歌に関して論議するとややこしいことになりますが、いつの日にか、誰もが納得できるようなものが出てくるといいですね。さまざまな場面で、日本という国が存在すること自体が嫌で嫌でたまらないような人が多いなぁ、と感じてしまうのは残念なことです。

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 で、LAMYサファリのジャパンリミテッドです。最近出たという感じでしたが、調べてみると4年前のペンでした。たしか、サファリ誕生30周年を記念したものだったと記憶しています。ジャパンリミテッド、などといいますが、実際にはホンマモンのリミテッドであるシリアル番号入り、ケース付きのものと、普通のサファリの色違い、キャップクリップ違いというものとがありました。両方ともに手元になるのが何とも・・・・・です。

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 このけったいな形のケース、おそらくこうやってサファリを入れるんだろうと思います。こんな大穴があいていますから、ペンでも挿しておかないことには中のものがこぼれ落ちてしまいます。もちろん合成皮革製ですが、同じデザインでブライドルレザーやサドルレザーで作られたものも売られています。今でも探せば手に入るようですが、国産のちょっといい金ペンが買えるような価格ですし、このデザイン(実用性)ですから、さすがに手を出しにくいですね。

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 サファリなら3、4本は入りそうです。空いたスペースにはカートリッヂでも入れておくとよいのかもしれません。一番よく使うサファリを穴に挿しておいて、国内では手に入らないぶっといペン先のものとか、変な色のインクを入れたものとかを何かの時(どんなとき?)のために入れておくとか。こういう変な形のペンケースを鞄から取り出すと、それだけで話題になりそうです。

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2015年1月26日 (月)

おめでとう!

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 長女が買ってきたワンコのためのケーキ。大きさ比較のために90年ほど前のデュオフォールドに登場してもらいました。本当はネームプレートに本名を書いてやりたかったところですが、何でもかんでもBlogネタにしたがるしょうもない飼い主の意向でこうなってしまいました。

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 大きさとかネームプレートとか、そんなのどうでもいいから早くちょうだい、というご本人(犬)。この直前までいびきをかいて寝ていたのですが、甘いものには目がない彼女のことですから当然の反応でしょう。ここは姉妹仲良く、ということで、半分に切り分けて「ちち(仮名)」さんもお相伴にあずかることになりました。

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 人生経験が浅く、とっても臆病な「ちち(仮名)」さんは、ケーキを前にしてもどことなく腰が引けています。普段であれば、こんなに賢く「待て」ができる子ではありません。おいしそうな匂いはしているけど、見たこともないものだし、ちょっと怖い。このあと、「どうぞ」といわれてもすぐには口をつけませんでした。

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 あとは食べるだけ、という状態にしておいて、「ちち(仮名)」さんの写真を撮っていたのですが、そのわずかな間にケーキの姿は消えておりました。したがって、主役である「くま(仮名」さんがケーキを食べている写真はありません。

 先代の「クマ(実名)」さんがなくなって1年、一周忌のお墓参りに行った帰りにペットショップに寄ったのが運の尽きで、我が家で暮らすことになった彼女も10歳。先代は外飼いで15年ほど生きましたから、部屋暮らしの彼女はまだまだいけそうです。いうまでもなく、彼女がいなくなれば拙Blogもおしまい。そうなると、二重に寂しいですね。しんどいけれども、長生きしてもらいたいものです。

2015年1月25日 (日)

白星

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 何もないので、とりあえず「くま(仮名)」さんの寝顔を。日曜日でしたが、朝から市の教育センターへ出向いてICTを活用した教育についての発表。発表しました、というと聞こえはよいですが、実際にお話をしてくださったのは30台でバリバリの先生。私はその横に座ってパワーポイントのスライドを送るだけのお仕事でした。

 40、50の連中がいつまでも研究発表をしているようでは、教育に未来はありません。おっさんのお仕事は、意地の悪い質問をしてくる人に切り返すこと、と心得て待ち構えておりましたが、今回はさほど変な質問は飛んできませんでした。

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 白星(あくまで「しろぼし」です。「ら」に変えると危険です)につながるから縁起がよい、と北の方の球場で供されたりもしているそうですが、これまで食べてみたことのなかったホワイトカレー。この土日は全市をあげての研究発表大会でしたので、妻も部活動に出向くことなく家におり、こんなカレーを炊いてくれておりました。そしてお米の方も、先日慌てて精米したものになっておりました。

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 目をつぶって食べたらカレー、とは子供たちの弁ですが、まさにその通りですね。ホワイトカレーが話題になって10年ほどは経っていると思うのですが、これまで食べてみたことがなかったのがむしろ不思議なくらいです。実は私、カレー好きなのです。

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 この発掘スコップ型のスプーンは、本当におすすめしません。こいつでカレーを食べると、カレーがおいしくなくなります。スコップのえらの部分が引っかかって能率が落ち、ぐずぐず食べているうちにカレーがおいしくなくなります。カレーは飲み物だとかいいますが、まさにその通りと思います。が、そんな食べ方をしているからこそ糖尿病になった、ということでもあるのでしょう。私は炭水化物を断つなんてことはできませんので、さて、いつまで元気にしていられるのでしょうか。

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 ホワイトカレーに引っかけて白い萬年筆を出したかったのですが、あいにくと手持ちがありません。何となく白いの、ということで、セーラーキャンディのミルキー。ホワイトカレーは牛乳で作るものですから、一応関係あり、でしょうか。確かに包み紙の模様をしているものの、この「筒」がなかったらインパクト全然なし、とは妻の弁。確かにその通りです。

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 夏前からヤイヤイ騒いで、ようやく終えることができた研究発表大会。でもこれは始まりに過ぎません。来年の同じ時期に、今度は全国規模の発表大会をやることになっていて、私の職場は会場のひとつになることが確実です。熱心に研究して発表するのは何のためか、というと、子供たちによい授業をするためなのですが、現実にはその準備のために心身ともに疲れ切ってしまい、子供たちに接する時間すら満足にとれない、という優秀な先生たちが増えてしまう、これも研究発表の一つの側面なのです。1日が48時間くらいあれば、もう少しマシになるのかもしれませんが・・・・・。

2015年1月24日 (土)

マーフィーの法則

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 撮りたい撮りたいと思いながら、なかなか撮れなかった「ちち(仮名)」さんの寝顔。「くま(仮名)」さんの場合、目の上にあるマロ眉のような模様があるために、寝顔がそんなにかわいいとも思えませんが、こういう真っ白な犬の場合は目をつぶっている感が強く出て好きです。

 毎日眠たい飼い主ですが、金曜日は少しよいことがありました。出勤すると「3時間目、僕にください。」とさる先生がおっしゃったのです。すなわち、私は3時間目に授業をしなくていい、ということになったのです。空いた時間で、事務処理が進められるな、とニンマリ。

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 で、少し気持ちにゆとりができた私は、2時間目の授業を終えてゆったりとした足取りで職員室へ戻ったのですが、そこでは先生方が文字通り右往左往していて、私の顔を見たさる主任の先生などは漂着した無人島で上空に飛行機が飛んでいるのを見つけたような顔をして近寄ってこられました。

 新任の先生が国語の授業でiPadを使う、という野心的な取り組みをしていて、本日土曜日に行われる研究発表会でその授業を公開することになっているのですが、公開授業前の最後の仕上げというべき授業で、肝心のiPadが動かない、というのです。すぐさま教室へ飛んでいくと、校内でも名うての「PCに詳しい」先生たちがあれやこれやと対策をしているところでした。これだけ来てるんなら、もう自分にできることなんかないだろう、と思いつつ、まずは配線のチェック。見た目では異常がなさそうです。

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 iPadの機内モードをOn・Offして、WiFiの電波を掴み直すようにしてみましたが、状況は変わりません。WiFiそのものはつながっているようです。そこで、最後の手段として、サーバとなっているMacBookを再起動。画面左上隅のリンゴマークをクリックするだけのことですけれど、Windowsマシンしか触ったことのない人には意外と難しいのです。そんなマーク、ただの飾りです、と思ってしまうわけです。Winな人には、それがわからんのです。

 で、嘘のように状況が改善。実は、ここでこの経験をしたことが、今日の研究発表会でも活きました。研究発表会当日の今朝、今度は小学校用のiPadで同じ症状が発生して、授業をする予定の先生は半泣きどころではなく、すでにパニック状態。これも、MacBookの再起動であっさり解決です。最新鋭の機器を使って華麗に公開授業、そのための準備も万端、というところでしたが、神様はそんなところを狙っていろんな意地悪を仕掛けてくるようです。

2015年1月23日 (金)

指し棒

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 帰宅しますと、「くま(仮名)」さんがこんな風になって寝ておりました。おやつをくれとやかましい「ちち(仮名)」さんに対応していても起きる風もなく熟睡していたのは、やはりお歳だからなのでしょうか。

 私の勤務先はいろいろと研究発表をすることが義務づけられているようなところです。明日も、そして明後日も、文部科学省のお役人なんかをお招きして、全市を挙げて研究発表大会を繰り広げるのですけれど、その際の会場の一つとなっています。関係の先生方は夏休みに入る前からあれこれと準備に、そして開催前日の今日になっても来場者に手渡す資料の袋詰めなどに追われておりました。かくいう私は、ちょうど受験シーズンでそれどころではなかろう、ということでいろいろなお仕事から逃れることができている幸せ者です。

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 指導案を何度も何度も書いて、練りに練った授業を公開する先生、さまざまな研究成果を発表する先生。そして、生徒たちも発表に臨みます。生徒たちがプレゼンテーションをするために使う指し棒を貸してください、と職員室の中を歩き回っていたのが左端の手の持ち主である同僚。おぅ、とそれに応えて出てきた、「自慢の」指し棒たちです。

 普通の指し棒、ほとんどありませんね・・・・・。この中には、私が提供したものも含まれています。そして、東京スカイツリー型の指し棒も、家の中を探せば転がっているはずです。

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 ある程度の規模の学校になると、「給食の先生」などと呼ばれる職員が配置されます。これはその人が(おそらく)自作されたもの。指輪と爪の色とのコントラストがすてきです。やはり、小学生を相手にするには「つかみ」が大切だと言うことをよく分かってらっしゃいます。

 そうかと思えば、「これ、指し棒としても使えるただの工作材やん。」というものも混じっています。でも、黒板や掛け図の一点を指し示すという機能に関しては必要にして十分なものですから、あとは先端を目立つ色で塗るなどすればOK。お金と手間をかけるばかりが能ではないのです。

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 ディズニーリゾートへ行ってこれ買って帰るなんていうのは、やはりうちの業界ならでは、という感じがいたしますが、今の時代は何事もまずプレゼンテーション、という感じですから、以外に普通の仕事をしている人でも買うのかもしれません。東京スカイツリーの形をしたものは、この個体もそうですが先端部がすぐに折れてしまうのが難点です。

 指し棒というと、ボールペンの機能を兼ね備えた昔ながらのものを想像してしまいますが、今回、職員室で集めた指し棒は実に変なモンばかり。文具好きな先生がいっぱい集まっている職場にいられる幸せを感じます。

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 目下の課題は、自前の赤い樹脂製の手がついた指し棒にLEDなどを仕込んで手の部分を光らせることなのですが、どうもうまくいきそうにありません。この指し棒はドイツ製で、銀座の伊東屋へ行けば手に入る、とそのためだけに何度も通ったものでしたが、気がつくと地元の東急ハンズでも扱うようになっておりました。

 指し棒に関しては、実はまだまだ「在庫」がありますので、いずれまた、ヘンタイなラインナップをご紹介しようと思っております。

2015年1月22日 (木)

ドミノ・1

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 目は開けていますが、意識は朦朧となっている「ちち(仮名)」さん。飼い主もPCに向かって単純な作業をしているときにこんな状態に陥ることがよくあります。最近は体力の衰えとともにその頻度も増したような気がします。

 徹夜でPCに向かって作業していたつもりの人が、いつの間にか意識を失ってキーボードに突っ伏して眠ってしまいました。意識が戻ったときには、画面はたくさんの「i」の文字で埋め尽くされていたので、以来、人はその人のことを「アイでコンピュータを動かした男」と呼ぶようになったと言う・・・・・なんていう話がありますが、いつか自分もそうなりそうです。

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 昨年11月の一番忙しいときに突如としてお亡くなりになったThinkPadについては、代替機が見つからないままだましだまし使ってきましたが、昨年末、ついに後継機を手に入れました。現在メインのX61sには容量512GBのSSDが入っていますが、後継機にはこいつをそのまま突っ込んで使うつもりです。

 そこで、その中身を自宅のデスクトップPCから取り出した容量256GBのSSDにクローニングしました。写真のX61sは、現在挿さっている512GBを写真左の256GBに換えて、現在と全く同じ環境で使い続けるのです。

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 それにしても便利な時代になったものです。Windowsが動いている状態で、そのWindowsのシステムから何から丸ごと別のSSDにコピーしてしまおう、なんてことがクリックひとつでできてしまうのですから。でも、よくよく考えてみれば、MS-DOSの時代にはPCの引っ越しなんていつもその手でやっていたので、昔の手軽さに戻った、というべきなのかもしれません。

 先日も、以前お世話になった先生から電話があって、PCを買い換えて中身を丸ごとコピーしたけれど動かない、なんて相談がありました。いまだにMS-DOS時代のやり方を覚えている「同志」がいるんだなぁ、などと妙な感動を覚えてしまいましたが、普通だとそういうことはできないのです。

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 今回お世話になったのは、EaseUS ToDo BackUpというソフト。無料のFree版でもほとんどのことができてしまいます。リリースしている会社は中国系なのだそうで、その辺、ちょっと気になることもありますけれど、今の時代に中国がらみのものを完全に切り捨てて生きることもまた相当に難しいことなので、ここはありがたく利用させていただくことにしたのです。

 このあと、できあがった256GBのSSDをThinkPadに挿し込んで動作を確認し、OKならば512GBのSSDを新しくやってきたS61に挿し込んで、そちらにはWindows8.1あたりを入れてみようかと思っています。仕事に使っている時間よりごそごそいじっている時間の方が長い、何年か前の状態に戻ったような懐かしさです。

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2015年1月21日 (水)

痛くない

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 いつものように寝そべってご飯を食べる横着な「くま(仮名)」さん。ただ、今日は後脚の様子が普段とは違います。こちらの商品群に登場している黒柴犬と同様、だらしなく横座りした姿勢からそのまま前の方へずりっと寝そべった、という感じです。そういうだらしない座り方をするのは我が家の犬だけかと思っておりましたが、商品のデザインにもなるぐらいですから、けっこうポピュラーな座り方なのかもしれません。

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 今日は夕刻からひたすら判子を押す仕事が待っておりました。写真は校長先生のデスクに収まっている印箱を開けたところ。一番大きな印鑑は、卒業証書のど真ん中に捺す飾り印。ふだんは使わないどころか、年に一度活躍するだけです。そしてその下は、もう少し使用頻度がありそうな感じのする割り印。これも実際には、卒業証書とそれを発行した記録となる卒業生台帳とにかけて捺すもので、ほとんどの場合、年に一度の活躍です。年間を通じて一番よく捺されるのは、ブルーの捺印マットのすぐ隣にある校長公印です。

 この時期は、高等学校に提出する入学願書や報告書(内申書)などに校長公印を捺す機会が多くなります。正式には、「校長先生、お願いします。」と書類を差し出して、校長が執務をする時間のあるときに内容を確認して捺していく、というべきもの。実際、そのようにしてくださる校長先生も多いのですが、公印を捺す書類が何十枚、何百枚となると、なかなかそういうわけにもいきません。そのようなときには、校長が特定の者に「では、その部分に公印を捺しなさい。」と命じて代わりに捺させることになります。

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 仕事を始める前に道具をきちんと用意して並べておく、というのは基本中の基本です。本来校長の公印などというものは、校長先生以外の者が手にすることもないはずのものです。気軽に借り出してぽんぽんと捺していく人もいますが、私はそういうのが苦手で、校長公印をお預かりしただけで緊張してしまいます。ですので、できるだけ短時間で作業を終わらせてしまいたいのです。

 できあがった書類に複数の人間が目を通して記載漏れや誤記、文章表現がおかしいところなどをチェックし、それを通過した書類に校長公印を捺していきます。多人数で共同作業をする場に公印を持ち込むことがためらわれたので、今回は私一人で「落ち着いて」捺していきました。

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 異なる種類の革を両面に使ったル・ボナー謹製の捺印用マットは、大変に便利です。よくある堅いゴム製の捺印マットを使うと、何回も捺しているうちに手が痛くなるのですが、これは適度な弾力があって手に優しく、印影もくっきりときれいに出ます。ちなみに、今回の写真に写っているのはすべて裏面。実際の作業では、このきれいな面が机に接するように置いて使います。

 当初、名刺ぐらいのサイズの製品が作られたときに、「私の用途では小さいなぁ・・・」と不埒なことをつぶやいたところ、面積にして倍以上(かな)のこのサイズを作ってくださいました。実際、一番大きな飾り印を捺す場合でも、小さいサイズのもので問題はないのですが、書類の下に隠れてしまうものですから、大きさに余裕があった方が失敗する可能性を減らせます。これから先、さらに活躍する機会が増えてくることでしょう。

2015年1月20日 (火)

一から出直し

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 撮られていることに気づいて目を開けた「ちち(仮名)」さん。それでも、睡魔に打ち勝つことはできないようで、起き上がることはありませんでした。カメラを引くと、何事もなかったかのように頭をコトリと落として再び眠りにつきました。そこでさらに撮影を試みると、またも彼女の安眠を妨害してしまいますので、かわいくおめめをつぶった写真はあきらめました。

 私自身はよく眠る方で、いい歳をして若い子のように寝坊することもしばしばです。根っからだらしないということなのでしょうけれど、それもこの歳になると治りません。1年年上の同僚などは、毎日体を鍛え、夜9時を過ぎたら夕食さえとらず、言うべきことははっきりと言い、常に前向きに暮らしています。月とすっぽんどころか、スッポンの足下の泥にも劣る私などは、そういうまぶしい姿をひれ伏すような感じで見ております。

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 弘法も筆の誤り、などと言います。幼児の落書きよりひどい文字を書く者であれば、なおさら書き間違えることが多いはずで、その点をしっかりと認識していない私は、またもや大失態を演じてしまいました。無様にぶら下がっているのは、つい先日までこのPCのシステムドライブであったSSDです。この中に何でも入っているから、後から必要なファイルだけ抜き出せばよい、と気楽に考えて、さっさと新しいSSDにOSをインストールしたのはよかったのですが、どういうわけか、ブラウザのブックマークやメールのデータなどがどこかへ行ってしまいました。

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 こんな風にデータをコピーしかけておいて、さぁお風呂お風呂、とのんきに鼻歌を歌っていたのですけれど、コピーし終えたデータの中にあるはずの必要なものは、実はほとんど残っておりませんでした。おそらくは、あっちこっちと保存場所を変えたりするして、そのことをすっかり忘れていた、というようなオチなのでしょう。まっさらのメーラーとブラウザ。心機一転、新しい気持ちでこれからのネット生活を続けていくしかありません。まぁ仕事関係のデータは完全に残っているのでよしとすべきでしょう。自分のダメさ加減を改めて思い知らされたことでした。気持ちを引き締めて生活しないといけませんね。

2015年1月19日 (月)

えもの

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 新しいお友達が気に入って、片時も離そうとしない「くま(仮名)」さんです。大変お気に入りだった「食パン」があまりにも古くなり、お母さんに捨てられてしまったので、年明けから少し寂しそうにしていた彼女。見かねた長女が暮れの大掃除で発掘されたワンコのお人形を差し入れてやったところ、ただの目新しさだけではないご執心ぶりで、起きているときは常にこのおもちゃと遊んでいると言っても過言ではありません。家族が寝静まった夜の間も、ずっと起きていて、夜通し舐めまくっております。

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 先日の神戸WAGNERでも、何人かの方から「そろそろ受験ですか?」などと声をかけていただきました。私は授業もへたくそで生徒指導もできず、どうにも使いようのない教員です。こういうのでもクビにはできないので、まぁ仕方ない、進路指導でもやらせておくか、ということになるのでしょう。これまで31年の教師生活の三分の二ほどの期間を、中学三年生のお世話をして過ごしてきました。

 中学三年生を担当しておりますと、この時期は「願書書き」です。願書すなわち入学志願書は生徒本人や保護者が書くものですから、我々の「願書書き」というのは「出願書類」を書くということです。具体的には、いわゆる「内申書」。踏査書や報告書というのが正式な名称です。

 若い頃は、これを書くためにという口実で新しい筆記具を買っておりました。ちゃんとした書類は萬年筆で書くもの、という世代なのですが、実際には萬年筆で書くことは少なかったように記憶しています。

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 文具点では萬年筆などといっしょにガラスケースに収まっていることの多い、こういった少しお値段高い目のボールペンで「気合い」を込めて書くことが多かったのです。調整してもらって使うなんて考えがなかったので、萬年筆は多くの場合「カリカリ」していて書きにくいもの、と言う認識があったためです。そのため、少し時代が下がると水性ボールペンなども人気でした。

 「内申書」には本人の成績のほか、性格や行動についても記入するようになっていました。書き上がった書類は、何人もの目でチェックされます。「明朗活発な人物で・・・」なんて書いていると、「だめ、間違い。明朗闊達、でしょ。」と指摘を受けるわけです。本人にとって不利になるような内容を平気で「内申書」に記載する先生も少数ながらいましたが、このチェックで排除されるようになっていました。今の時代、社会の最底辺に位置する教師が書く「内申書」には、悪いことなんて書くわけがありません。成績の記録を書き、本人のよいところを付け足すもでなので、受験生の皆さんには、「内申書」は足し算方式、と覚えておいていただきたいですね。

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 定期考査や入試の際にこんな鉛筆を持ち込んだらアウトです。出願書類も、書き直しのできる鉛筆で書くなんて考えられないとお思いでしょうが、私の勤務する県では、電子ファイルで作成するようになる前の手書きの最後の時代に、鉛筆で「内申書」を書くという時代があったのです。受験のチャンスが複数回になったときに、その都度「内申書」を書き直すのは大変だ、ということで、鉛筆で書いたものをコピーして提出することが認められていたのです。

 これはもう、圧倒的に楽です。逆に、気合いが入りません。気合いを入れるところと言ったら、丁寧な字を書く、というところぐらいですが、この字の形が気に入らない、と思ったら即消しゴムですから、緊張感が全然違います。そういう時代が4~5年続いて、現在はエクセルで作成するようになりました。これがまた、12月にアップデートが行われた後、そのままではマクロが動かないという状態になっていますので、本格的に書類の作成が行われるこれからの時期、あちこちで悲鳴が上がることになりそうです。何を使って作成するのが一番いいのか、という問いに対する決定打となる答はなかなか出ないようです。

2015年1月18日 (日)

破戒

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 寝起きという言葉がぴったりの「ちち(仮名)」さん。目をつぶって頭を投げ出し、とても気持ちよさそうに寝ているところを撮ってやろうとカメラを向けたらむくりと顔を上げたのですが、完全に寝ています。胸のあたりにある「はにわ」は、最初「くま(仮名)」さんに与えられて、それほど喜ばないのでお下がりでやってきたものです。咥えると中の笛がピィーッと鳴るのが怖いらしく、しっかりと咥えようとはしませんが、それでも「私がもらったもの」という意識はあるようで、いつもこうして一緒に寝ているのです。

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 人の褌で相撲をとる、ならぬ、人の萬年筆でBlogを書く、というのが今日の記事です。昨夜は遅くまで呑んでいて、本来ならば昼過ぎまでゆっくりと寝ていたいところでしたが、奈良遊びとなるとそうもいきません。普通に観光旅行に来たならばおそらく行かないであろう、というところを選んでご案内する奈良遊びも、回を重ねるごとにネタが枯渇してきました。それでも、行く先々の寺社や史跡などに愛用の萬年筆を置いて写真を撮る、という企画は今も健在で、今回も実行されました。

 思い起こせばこのシリーズの第1回、四国は琴平の金比羅さんにお参りしたときには、出発してすぐにヘミングウェイを車中に置いてきたことに気づくも、すでに何段か上った階段を惜しんでそのまま続行したという苦い思い出があります。今回もまた、階段を上りきった先、ということで、シャネルのマークみたい、などと言いつつ長谷寺での撮影です。

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 牡丹の名所であるとか、節分にはものすごい人が来るだとかそういうお話をしつつ、そういえばここも室生寺も伊勢本街道沿いで、お伊勢参りの皆さんがその道中にお参りをされると言うこともあったところです、などと言いつつ、同行の皆さんに東の方角への遙拝をご案内するのを忘れてしまいました。ここへお参りしましたら、観音様を拝んだ後、この舞台から景色を楽しむのみならず、遙か東、お伊勢さんの方角をも拝むのが習わしです。写真の階段を上り始めるところにも、すべての神様がここにいらっしゃる、なんて意味のことが書かれた表札が出ております。本地垂迹、神仏習合ということが昔から息づいているのです。

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 さらに加えて、その後奈良市内へと戻る道すがら、前方を珍走族にブロックされました。かつて、ムーヴ→ステップワゴン→エルグランドといわれた、ヤンキー三段活用の頂点に君臨する黒のエルグランドなんぞに乗っているので、こりゃえぇとこ見せとかなあかん、とか思われたのでしょう。そのままついて走っているとブチ抜いてカブせてしまいそうな気分になってきたので、後ろについていたピンクの軽自動車のお姉ちゃんに道を譲って前に出てもらいました。そうすると不思議なことに、フカしまくっていた珍走族も普通に走り去って行きました。

 ちょうどそのとき、道ばたにコイン精米機があったので、昨日いただいた玄米を投入してしまいました。できることならゆっくりと精米してくれるところにお願いしなさい、と念を押されていたのですが、残念なことに今日は日曜日で受けてくれるはずのお米屋さんがお休み。今日のうちに精米して、一部は東京に持ち帰ってもらわなければならないので強行してしまいました。

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 体験してみて、やはりこういう精米機でやるのはよくない、ということがよくわかりました。精米されて出てきたお米が、とにかく温かいのです。すり下ろしているのですから当然と言えば当然ですが、コーヒー豆もそう、挽くときに熱っぽくなるのは禁物というのを思い出しました。

 そうは言うものの、農家の方が自分も食べるつもりで作っているお米ですから、一般に売られているものとは安心感が違います。これを上手に炊いて、卵ご飯を作ったらおいしいやろなぁ、などと思いますが、糖尿持ちが卵ご飯をしこたま食べるなんて自殺行為ですね。

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 なんだかんだと言いながら、お昼は奈良町のぽくぽくさんで豪勢なとんかつセット。お料理自体は健康にも配慮したものなのですが、ケロ御大並みにしっかりがっつり食べてはいけませんね。戒めは破るものではなく、守るべきものです。

2015年1月17日 (土)

割と静かな神戸

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 低く差し込む冬の陽に、とってもまぶしそうな表情の「くま(仮名)」さんを撮ろうとしましたが、やはり逃げられてしまい、撮れたのは白飛びした写真だけでした。また行くのかとあきれられつつ、神戸で行われる萬年筆研究会WAGNERの新年会へ。ゆっくり自宅を出ましたので、会場に到着したのはお昼過ぎで、なおかつ、持って行かなければならない広島半さんの忘れ物も自宅に置き忘れてしまいました。ご本人も、そんなのあったかなぁ、などとおっしゃっているので、いよいよこれは私のものになった・・・・・のでしょうか。

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 野点さながらに会場でコーヒーを淹れてくださることで知られるTさんが久しぶりに参加されていましたが、今回はドラムバッグいっぱいの木軸萬年筆も、コーヒーを淹れるための道具類もなし。肩や腕が、大荷物を持ち歩くという負担に耐えられる状態ではない、ということでした。それでもコーヒーへの情熱は冷めていないようで、とてもおいしいコーヒーゼリーと、それに負けないくらい濃厚なフレッシュの組み合わせをいただきました。コレはハマります。

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 私も、神戸の某鞄屋さんがFBで絶賛していたみたらし団子、食べてみたいなぁ、という皆さんのリクエストにお応えして、新開地まで往復して参りました。コレを買うことだけに気を取られて新開地の改札を出るのを忘れ、戻ってきた元町駅で改札機にシバかれたのは内緒です。みたらし団子のタレも美味ですが、団子が本当に柔らかくて、大阪あたりでよく買うみたらし団子とは少し違う感じでした。

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 二代目改造大魔王に認定されたというM氏が手にしているのは、迷惑じゃんけん大会の景品として出されていたワンコ用の歯ブラシ。「いろんなこと考えるもんやなぁM氏の発言に悶絶してしまいました。そのお言葉、そっくりお返しいたします。どの口がそんなこと言うてるんでしょうか。現に胸ポケットには危なそうなものがささっているではありませんか。

 次回の関西大会はお水取りも終わった3月下旬。今回は割と静かな方でしたが、それでも熱気あふれる楽しい雰囲気です。皆さんも、ぜひ神戸の熱気を体験しに来られることをおすすめします。

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2015年1月16日 (金)

短くも長かったこの1週間

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 いつもとは反対向きに寝そべって、拗ねていることをアピールしている「ちち(仮名)」さん。我が家の次男は休日となると起こされもしないのに早くから起き出してきて、撮りためてあったアニメなどを見ているのですけれど、それが彼女には気に入らないのです。彼女にとって、次男が起きてきたというのはこれから朝ご飯を食べるということ。それが済むと、自分の朝ご飯を用意してくれるので、テレビなんか見てないで早くご飯を食べろ、というわけです。ご飯の後はお散歩ですから、なおさら、「早くしてよぉ」ということになるわけです。

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 お正月の間、家にいらっしゃっる神様は念仏が嫌いだから、お正月の間は念仏を唱えることはしない、という習俗があったようです。その禁が明けるのが今日からで、なので今日は念仏口始めの日なのだとか。我が家は真言宗なので、そもそも「念仏」はあまり唱えません。それでも、般若心経をよみ、光明真言や弘法大師の御宝号を唱えた後に、ありがたい仏様のお名前を順番に唱えたりする、ということもありますから、全く念仏をしないわけでもありません。

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 市内の中学校から生徒が集まっての合唱コンクール的なものが本日、終わりました。授業をカットして、バス代を払ってまで集まることにそれほどの意味があるのか、私には今ひとつよく理解できないのですが、これがあるために、すべては音楽会のために、という感じで時間割がぐちゃぐちゃになっていた日々が終わってほっとしております。けれども来週末には私の勤務先も会場のひとつとなる研究大会があって、来週はまたその準備に忙殺されそうです。

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 長い間の寝たきりの生活から解放されて、物言わぬ姿となって自宅に戻ってきた父。その父を寝かせているすぐそばで、夜伽をしながら何となく入札してあったオークションで手に入れたのが左の般若心経。右はそれからしばらく後に、N御大もといエロ御大から譲っていただいた彫り込みの般若心経。どちらも、今はインクを入れておりませんが、私にとっては大切な1本です。明日は神戸でのWAGNERですが、奇しくも(あるいは狙って?)あの日。また、さまざまな話題で大いに盛り上がることでしょう。午前様の連続だった今週でしたが、来週もまた同じことになりそうな予感がいたします。

2015年1月15日 (木)

はるかなる88・終章

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 こたつに潜り込んでテレビを見ていたはずでしたが、いつの間にか眠りに落ちていました。そして、「くま(仮名)」さんの寝息で目を覚ますと、深夜と言うよりはむしろ朝に近い時間帯でした。訳あって、明日は3人の教員で6時間の授業をこなさなければならないので、そのための準備をごそごそとやっていたらいつの間にか日付が変わり、これはいかんと無理矢理仕事を終わらせて帰宅したものの、だらしなく眠ってしまっていたのです。丸くなって鼻先を隠すようにして寝ていたはずの彼女は、いつの間にか飼い主のだらしない寝姿を見守るかのように、ケージに頭をもたせかけてこちらを向いておりました。

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 お正月といえば初詣、初詣といえば伊勢神宮です。お正月にはとんでもない数の人間がお伊勢参りに来て、まじめな人は最初に外宮に参拝してから内宮を目指します。外宮から内宮、歩いて行くと1時間ほどはかかるでしょうか。ですので、三重県全体に路線網を張り巡らせている三重交通は、この時期、県内全域の営業所からありとあらゆる種類のバスをかき集めて押し寄せる初詣客の輸送に努めてくれるのです。そしてまた、そこには私のようなバスマニアが寄ってきて、おぉこれはあの営業所の例のクルマか、なんて一般人には意味不明な感動を覚えたりしているわけです。

 外宮から内宮へと向かう臨時直通バスは、御木本道路といわれる道を経由します。しかしこの道路、普段はバス路線としては寂しいところで、平日で1時間に2本、休日は1時間に1本しかバスが走っていません。その路線の、伊勢自動車道の伊勢西インターを降りたところにあるのが、この蓮台寺バス停です。

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 ここにあるのが、こういうラーメン屋さん。WAGNERの会合に参加すると必ずと言っていいほど出会うことになるあの人に、いったいこのお店は何なのか、と質問されて以来、一度は訪ねてみなければと思っていたのです。屋号こそ似ていますけれど、名古屋にある例のラーメン屋さんとは、何の関係もないようです。もともとは麺屋黒船とかいう名前のお店でした。

 そして何より、名古屋のお店の屋号は「ぱぁぱぁ」と読むようですが、こちらはおそらく「はちはち」と読むのでしょう。ちなみに私の住んでいるあたりでは、たぶん間違いない、ということをはちはち大丈夫や、などといいますが・・・・・。

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 普通のラーメンのほか、つけ麺なども提供されているようです。「ようです」というのは、例によって朝寝をしてしまい、伊勢に着いたのは営業時間ぎりぎりでした。しかも、ほとんどバスが通らない道沿いにあるこのお店。結局、ここよりバス停2つか3つ分内宮よりにある、というよりは内宮から歩いてすぐのところにある猿田彦神社前までバスで行って、そこから15分ほど歩いてここまでたどり着いたのですが、結局、ラーメンにありつくことはできなかったのです。

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 寒い中、バス停3つ分も歩くという酔狂につきあってくれた妻には本当に申し訳ないことをいたしましたので、赤福本店でお茶にいたしました。熱い熱いお茶が、すぐに飲み頃になるような寒い日でありました。いずれまた、伊勢ラーメン88にお邪魔してみなければと思いますけれど、おそらくは道沿いのありふれたラーメン屋さん、ということなのでしょう。

 そして日が暮れて、これまた特急にも乗らずに家に帰り、くだんのオークションをのぞいてみると、あこがれのAurora88はとんでもない値段にまで高騰しておりました。結局のところ、88には縁がなかったということだったようです。

2015年1月14日 (水)

はるかなる88・序章

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 ホンマにかわいいなぁ、おまえは・・・・・などとしきりに「くま(仮名)」さんを撫でさすっていたときのこと、いつもなら妬いて吠えまくるはずの「ちち(仮名)」さんが静かにしているので、よく寝ているのだなぁと思っていたら、クッションをかぶって拗ねておりました。拗ねてたんかぁ、と声をかけると、クッションから顔を出して「ん?」というような顔をしておりましたが、彼女にしてみれば、こうして飼い主がそばに寄ってきたので作戦成功、というところでしょうか。

 三連休に入る前、某オークションにAurora88が安く出ていたので、とりあえず入札しておきました。三連休が明ける頃、いったいどこまで上がっているのだろう、と。

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 そして迎えた三連休。初日は朝寝をして、昼前までいびきをかいておりました。あとでわかったことですが、この日、市内各校の先生から何本も電話が入っていたようです。そういう先生方は、目前に迫った市立高等学校への出願に備えて、様々な書類の準備をするために休日出勤をされていたのでしょう。当然私も学校に出ているはず、と思っていろいろと問い合わせをいただいたようですが、休みの日にまで仕事をしていては体がもちません。

 お日様が高くなる頃に起き出して、近鉄全線3日間乗り放題、という切符を行使して名古屋へ。もちろん、急ぐ旅ではないので、有料の特急なら2時間少しで行くところを4時間近くかけて乗り継ぎながらの道のりです。大須でラーメンや餃子をいただいて、2階に上がると予想通り「住人」の方がいらっしゃったので新年のご挨拶。すぐにおいとまするはずが、話が弾み、予想外の方も来店されるなどしてされに時間が延びて、そろそろ日が傾きかける頃に名古屋を脱出いたしました。

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 翌日の午前中は部活動の練習につきあってまるまる潰れ、午後からの出動。これまた遅い電車を乗り継いで、日が暮れてから名駅前でラーメンをいただきました。私はお漬け物がだめで、梅干しに福神漬け、そして柴漬けしか食べられません。そんな私がこのお店に入るには大きな関門があるのです。けれど、日が暮れて、その関門も「閉店」しておりましたので無事に入店。関門が理由で煮干しラーメンを食べたことがない、という人も少なからずいますので、そういう方には夜の部をおすすめします。

 しかしこの趣味は、やらない人には全く理解できないはずです。ただただ電車に揺られて何がおもしろいのか、ということでしょう。でも、乗っていることそれ自体が好きなので、これは説明不可、けれどやめられない、というところです。さらに明けて三連休の最終日、とうとう88巡りの最終段階へと突入したのですが、それはまた日を改めて。

2015年1月13日 (火)

ばちがあたる

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 理由は分かりませんが、とにかくケージの柵をなめまくっている「くま(仮名)」さん。何かおいしそうな匂いがするのでしょうか。それとも、食べ物の汁か何かが付着しているのでしょうか。すぐそばの食卓では、家族がそろってバースディケーキを食べていますので、あるいはその甘い匂いにつられてぺろぺろしているのかもしれません。

 今日は妻と長女、二人の誕生日なのですが、ケーキを食べて簡単にお祝いをした後で、私は再度職場へ。結局深夜3時頃まで職場で粘っておりましたけれども、目的は果たせませんでした。筆の遅い作家に原稿をあげてもらう編集者というのは、こういう心境なのでしょうか。

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 なにやら怪しげな、いやおもしろそうなお菓子をお土産にいただきました。その名も小倉山荘というお菓子屋さんが出している「かるた遊び」というお菓子です。500円玉を一回り大きくしたぐらいの小さなおせんべいが一つ一つ個包装されたものが缶に入っています。その周りをぐるりと取り巻く紙には、百人一首が書かれております。

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 百人一首の読み札と取り札とが、個包装の袋の表と裏に描かれているのです。これはひょっとして、このおせんべいでかるた取りができるのか、と一瞬色めき立ちましたが、次に思ったのは製造工程が大変だろうな、ということです。そこはよくしたもので、添付の説明書を見ますと、できるだけ偏らないように努力はしておりますけれど、実際には偏りも出ており、100枚以上おせんべいが入っていてもきちんと百種類あるとは限りません、ということでした。

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 実際こうして、いとも簡単に同じ歌が書かれた袋を二つ見つけてしまいました。これでは百人一首はできません。第一、「はいっ!」と勢いよく札をとりましたら、中のおせんべいが粉々になってしまいます。百人一首のかるた取りは格闘技ですから。

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 ならば、これしかありません。坊主めくりをして遊ぶのです。どうやっておせんべいの入った袋をきちんと積み上げておくのだ、というのは突っ込まないでください。ここは、缶の中にあるおせんべいを見ないでとる、ということでいかがでしょうか。坊主が出たら、とった札は全部場に出す。お姫様が出たら、場に出ている札を全部もらえる。最後は獲得したおせんべいを食べてめでたしめでたし。一度きりの、はかないお遊びですね。

2015年1月12日 (月)

港、港に・・・

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 そろそろ散らばった毛を吸ってやらねばならないけれど、それをやると起こしてしまうなぁ、と考えながら、とりあえず1枚。この時間、「くま(仮名)」さん、「ちち(仮名)」さんともに、ケージの柵に自分の毛を食い込ませるようにして寝ています。そろそろ完全な冬毛がはえそろってきたようです。

中学校3年生を担当していると、この時期は「内申書」を書くのに追われているのが普通です。正式には「報告書」とか「調査書」と呼ばれるもので、若かった頃は、まだ1月15日に固定されていた成人の日に学校へ出て、みんな一斉に「内申書」を書く、というのが習わしのようなものでした。

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 最近は情報公開制度が整ってきたこともあって、客観的な事実や記録以外は記載しないことになっているので、手元の記録を見ながら必要な事項を転記していくだけで、特に文才も必要とされません。その昔、書き上げた「内申書」を先輩の先生に見てもらい、句読点の位置や段落の構成、細かな言葉の使い方などにもいろいろと注意やアドヴァイスをもらったことが懐かしく思い出されます。今はそういった書類もほとんどが電子化されているので、学級担任がPC相手に文章を打ち込んで、それを担当者が様式に流し込んで出力したらできあがりです。

 それでも世間の先生方は、この三連休、書類作成の作業に打ち込んでらっしゃったようですが、私はというと写真のような切符を買い込んで、近鉄全線、あっちこっちと乗りまくっておりました。気のせいか、少々腰が痛いような感じもいたします。

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 先週末に長男が急に発熱したので、夜になって市が運営している夜間休日診療所を受診し、めでたくインフルエンザと診断されました。それはそれとして、明日も学校を休ませなければならないので診断書が必要ということに気づいて、くだんの診療所にお電話。しばらくあっちこっちとたらい回しされた結果、診療所を管理運営している市の医療政策課に申請すれば1週間ほどでお渡しできます、というありがたいお返事をいただきました。

 診断書もらうのに1週間、なんというお役所仕事!と思ってしまいますが、私などは納得してしまいます。だいたい、休日や夜間に開いている診療所を運営するのに、どうやってお医者様を確保するか、というのは大変な課題であるはずで、診断書もそうして苦労してきてもらった先生に書いてもらわなければなりませんから、申し出てすぐに、というわけにはいかないのでしょう。当たり前のようにやっている学校での健康診断や予防接種なども、実は同じような状況で、お医者さんの予定と学校の予定とをすりあわせるのが一苦労なのです。

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 で、そういう話を電話で聞かせてもらいながら、医療政策課の電話番号も教えてもらったのですが、メモをとろうと手近にある筆記具をつかんだら萬年筆、それもインクの入っていないやつでした。我が家はそこら中にメモ用紙やら筆記具やらが散乱しているのですが、その中には萬年筆も数多く紛れ込んでいます。

 しかし、よほどまめにメンテナンスをしていなければ、カートリッヂが入っていてもすぐには書けないものが多くなるはずですし、実際これなども、インクが涸れたのに気づいてカートリッヂをはずしたものの、替えが見つからなかったのでそのまま放置された、というものなのでしょう。

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 この際だから家中の萬年筆をかき集めて少しずつ点検、清掃していこうか、などという考えが一瞬頭の中をよぎりましたが、あまりにも恐ろしい考えであることに気づいて振り払いました。下手にそんなことをしたら、何本あるのかがはっきりしてしまうではありませんか・・・・・。

2015年1月11日 (日)

スルッと入った

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 餌鉢をかぶって寝転がったまま、猫のように顔を洗っている「くま(仮名)」さん。実はこの記事、Windows標準のIMEで打っているので非常に能率が悪く、数行書く間に何度も何度もカーソルを前後に移動して修正する、ということを繰り返しています。そう、私は今時珍しいWORDやEXCELが使えない人なのです。EXCELあたりは使い込んだので罫線ひいたり合計出したりするぐらいならできるようになりましたが、いまだに苦手意識がぬぐえません。

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 で、そんなおっさんがWindows8.1のクリーンインストールに挑戦です。DVDを入れて起動することしばし、こういう愛想もくそもない画面がじっと表示されているだけなので、あれ、いきなり固まったかと再起動すること数回。こう見えても裏で黙って準備をしていたようです。何せイラチですので、じっと待っているということが大変苦手なのです。

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 この画面が見えて一安心。あとは放っておいても大丈夫です。昨今はOSといえどもデバイスドライバてんこ盛りで、今回も何一つ新規にドライバを入れる必要がありませんでした。OSのインストールをするのにCDドライブがマウントできなくて・・・・・なんていう昔の苦労は何だったのでしょうか。Windows98が世に出たとき、95からのアップデートがうまくできない人が大量に出て、黒い魔ソフトさんが全国紙に見開き広告出して励ました、なんてこともありました。

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 これ、ホンマに舐めてんのか、というようなUIですね。画面の右上隅にマウスカーソルを持っていくと、この右斜め上向いている矢印が下を向く、というのですが、慣れないとなかなか下を向いてくれません。けっこうPC使い込んでいて生徒にも教えている人間がマウス操作で難儀するなんて笑い話です。

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 チャームいうたら何かいな、あのホレ、よそのうち行ったときにピンポーンって・・・・・そらあんた、チャイムやがな・・・・・などと一人でボケて突っ込みつつ、なるほど、ファスナーの持ち手のところに付ける飾りみたいなやつ、あのチャームやな、と気づきました。ファスナーを引っ張りやすくするためのチャームやのに、こいつはエラい操作しにくいやんけ、とまた突っ込みです。

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 とりあえずこんな呪文を打ち込んで、起動したらいきなりデスクトップに行くように設定します。あのわけのわからんカルタみたいなやつの中から目的のものを探すのは、老眼の私には結構つらいものがあります。そういう意味で、せっかくのWindows8.1ですけれど、クラシックシェルを入れてWindows7風味に仕立てました。

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 やっぱり、これですね。長いこと慣れ親しんだものからはそうそう簡単に抜けられません。だいたい、いまだにMS-DOS風にキーボードショートカット使い倒しているので、マウスでコチョコチョなんていうのが面倒なのです。加えて私のキーボードは古いのでWinキーがなく、その点でもWindows8をそのまま使うには不向きなのです。

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 気が付いたら画面の下のほうにタスクバーみたいなのも出てきていて、触ってみると懐かしいこういうのが出ました。Windows10が出てもしばらくは安定しないでしょうから、1年か2年はこのOSで行くことになるでしょう。文句はこのくらいにして、慣れるしかありませんね。

2015年1月10日 (土)

とりたいけれど・・・

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 寝ている「ちち(仮名)」さんをケージの柵越しに撮ったこの写真、鼻先に注目です。自分の体から抜け落ちた毛の固まりが鼻先にくっついていますが、気にすることなく寝ています。彼女の毛は非常に細かい感じで、抜けると粉のように宙に舞います。やや花粉症気味の妻などは、「ちち(仮名)」さんのケージに近寄ると目が痒いと言って近寄ろうとしないほどです。

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 人間でも犬でも小さい頃からの躾が大切です。我が家は彼女に十分な躾をしてこなかったので、いまだにブラッシングを嫌がります。抜けた毛は都度都度掃除機で吸い取るのですけれど、彼女はまた掃除機が嫌いで、この世の終わりが来たような声を上げてホースに立ち向かってくるので、できるだけケージの中にいないときを狙って吸う、という有様です。もうそろそろ換毛も終わりそうなので、そろそろ専門家にお願いしてお風呂に入れてもらうのが良いかもしれません。

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 よぉし、今日はWindowsの入れ替えを記事にしよう、とは思ったものの、PCの蓋を開けて中をいじくっている間はPCが使えませんから、肝心の記事が書けません。写真はこの先しばらく、メインPCのCドライブとして活躍してくれることになったSSDです。できれば東芝あたりのチップを積んだものがいいな、などと思っていたのですが、このHynix製がそこそこ性能高そうで、価格もお手頃でしたので試してみることにしました。SSDである以上、HDDとは比べものにならないくらい速いのですから、ゴリゴリのゲーマーでもない限り性能は問題になりません。

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 それにしても7㎜厚というのは薄っぺらいですね。PILOTショートとセイラーの金閣、一緒に並べてみましたが、机からの高さは金閣とほぼ同じでしょうか。これで容量256GBなのですから半導体技術の進歩は本当にすごいですね。ケースの中に設置するにも、両面テープで貼り付けるというケースが多くなっているといいますが、これなら納得です。

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 いったん内蔵してしまうと見ることがない、そういうものですけれど、けっこう外装にも気を遣っているのですね。ここらへんは、やはり店頭に並べたときにぱっと目をひく、という要素も考慮されているのでしょう。今でもメインPCのCドライブはSSDなのですけれど、こいつを導入したら古い方を現在仕事で使い倒しているThinkPadに移植して、そちらは予備機として余生を送ってもらうつもりです。移行が無事完了して、明日も元気にBlogが更新できることを祈りつつ作業に入ります。

2015年1月 9日 (金)

こなまるけ

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 見るがいい・・・・・などと言わなくても、黒い犬が獲物探して駆けていくというのは、我が家ではよく見かける光景です。この黒い犬「くま(仮名)」さんは靴下が大好きで、脱いだものを一瞬でもそこに置くと持ち去ってしまいます。特に女性のストッキングなんてものは普通に履いたり脱いだりしてもダメになるものらしいので、犬にかじられたりなんかすると一発でダメになるのでしょう。時折、乾いた洗濯物を取り込んでいるときに彼女に奪われて、「ダメダメ・・・あぁ~・・・・・もぅ、あげるわ、それ。」なんていう声が聞こえてくることもあります。

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 工房 楔謹製ののカッターナイフと、OmasのA.M.87。花梨とブライヤーという素材の違いはありますが、どちらも木目で勝負の一品です。カッターナイフは普段、職場の机の引き出しに入っているもので、誰かに貸すと「おぉ~」という声が出て、ほぼ確実に戻ってきます。普通のカッターナイフを貸した場合、戻ってこないことの方が多いのを考えると、これは実に良い特性です。

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 こちらは、モリソン萬年筆による屋久杉萬年筆と、名古屋の黒い人、でらくろさんが心を込めて削り上げた欅のカッターナイフです。針葉樹と広葉樹、それぞれの木目の美しさが良く表現されていると思います。ガウディやルイジ・コラーニも脱帽するようなオーガニックなデザインのカッターナイフは、実は機能性を第一に考えて削られたもの。けっしてただのけれんではないのです。

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 長女に握らせてみたところです。最初は、このカッターナイフの持ち方に戸惑います。戸惑うと言うより、手渡されても握り方がわからないことも多いのです。でも、この写真からもわかるように、握った手とカッターナイフが一体化しています。で、人差し指は何をしているのか、というところがまた凄いのです。人差し指をあてているところにも窪みがあって、そこに指がピタリと収まります。カッターを握る手を真上から見たとき、切ろうとする線とカッターの刃、そして人差し指が一直線に揃うのです。

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 実際にものを切ろうとする状態ではなく、やらせで撮るとこうなります。揃ってないやん、という突っ込みが入りそうですが、力を入れて切ろうとすると自然に揃います。萬年筆などでよく焦点が合わないなどということが言われます。ペン先ではなく、ペン先の裏側、ペン芯のあたりから筆記線が産み出されるような感覚。カッターナイフでものを切るときにもよく似た状況になることがあって、それを何とかしたい、という思いから産まれた発明なのです。

 名古屋には「闇船」なんて人もいますが、黒いけれども「闇とは違うのだよ、闇とは。」という声が聞こえてきそうな一品です。これでものを切れば、綺麗に切れます。「見事だな。しかし小僧、自分の力で切ったのではないぞ。そのカッターナイフの握りのおかげだという事を忘れるな」ということなのです。

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 名古屋市内某所のマンションの一室で、一心に木を削る黒い人。削り落とされた木の粉が宙に舞い、その黒い黒い全身が、見る間に粉まるけになっていくのです。そこへ帰宅された強運で名高い奥方は、粉まるけで「黒い夫」をご覧になってさぞ驚愕されたことでしょう。しかも作業されているそのすぐうしろの壁には、翌日お仕事に着ていくための「黒いスーツ」が吊されていて、それも見事に粉まるけでまっしろに・・・・・。でも、その成果がこれなのです。いずれ、さまざまな改善を施して公開されることになるであろうこのカッター。おすすめです。

2015年1月 8日 (木)

大いなる旅路

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 よくできました、という「ちち(仮名)」さん。今日はなかなか眠りにつかず、ケージの中でひたすら動き回っているなぁ、と思っていたのですが、そのうちに飼い主がウトウトとしてしまい、ふと目覚めたときにはこうなっておりました。寝床であるクッションそのものは、ときおりおもちゃとして噛みまくっていて、かんじんの底の部分が薄くなっています。それで寝心地が悪かったのか、寒いと感じたのか、敷物を底の部分にうまく敷き込んでいます。ひたすらごそごそやっていたのは、このベッドメイキングのためだったようです。

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 一昨日あたりからずっと、手を変え品を変えて取り組んでいるメインPCのバックアップがどうやってもうまくいかないので、さすがの私も「一体何が原因なのか」ということを真面目に調べてみることにしました。症状は深刻で、バックアップが終わりそうになる、もうあと数%というところでシステムが固まってしまうというものです。

 この固まり方がまたものすごくて、ほとんどの場合はCTRL+ALT+DELETEの同時押し、いわゆるバルカンピンチでタスクマネージャを起動することで解消できるのですが、それすら効きません。一切のキー入力を受け付けず、画面にはマウスのポインタや、ぐるぐる回る輪っかが表示されたまま固定されている、という状態です。

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 コピー元とコピー先の差分を取り、うまくコピーできていないものをこべつにこぴーしていく、という地味な作業を繰り返していく中で、 iTunesのデータ中、小椋佳さんの曲が収まったフォルダをコピーしようとしたところで固まる、ということがわかりました。それも、大いなる旅路という曲のデータをコピーしようとすると100%症状が再現します。

 小椋佳さんというと、美空ひばりさんの「愛燦々」の作詞作曲者。レコーディングの時に作者が来ていないのを不審(不満)に思った美空さんが事情を尋ねると、「今日はお勤めがありますので。」と誰かが答えて、美空さんは「じゃあ仕方がないわね」と答えた、というお話があります。何でもない話のようですが、美空さんの思う「おつとめ」は塀の内側で働くこと。でも小椋さんは、同じように警備は厳重でも銀行で働いていたわけですね。

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 大いなる旅路というのは、私がまだ小学5年生だったときにTV放映された同名の番組の主題歌ですが、この年、昭和52年、1972年は日本の鐵道開業100周年の年でした。100周年を祝って世に出たセイラーの「島桑」は、我が家ではいまだに箱の中。梱包すら解いていないので、どんな木目なのかもわかりません。いいかげん、日の目を見させてあげなければと思いつつ、いまだにそのままです。

 それはともかく、「大いなる旅路」の方は、別のPCに保存されていたデータと置き換えることで普通にコピーできるようになりましたが、問題のあるデータはそのままでも普通に再生できるのに、なぜコピーしようとすると固まるのか、そこのところは不明なままです。やはりPCに新しいOSを入れるというのは大仕事です。

2015年1月 7日 (水)

あけました・その後

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 たまには起きている「くま(仮名)」さんを、と慌てて撮ったら、長女の足まで写ってしまいました。いわゆる「美輪さん」状態の彼女、顎から首、胸にかけてのお肉も貫禄十分です。お天気は良いし、部屋の中は暖かいし、家族はみんな揃っているしと、ワンコにとってはこれ以上ない状況。ケージの扉は開け放したままですけれど、外へ出てウロウロしようなどという気配すらありません。泰然不動、な彼女です。

 一方で飼い主の方は、2日連続で時間割の調整に忙殺されて、まともな仕事に手を着けられない状態です。来月から産休に入る予定だった先生は早くも出勤できない状況になり、少しずつ教師の間にもインフルエンザの影が忍び寄り、昨年末から予定されていた行事は急に変更になるなどして、賽の河原の石積みのような作業を繰り返しておりました。穴の開いたところへ補充に入ってもらった先生たちにもお疲れがたまりますから、いずれ風邪をひいたりして・・・・・なんて思うと憂鬱ですが、そのおかげで気の張る私は元気にしております。

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 日清チキンラーメンの福袋(箱)、開けてみれば何ということのないラーメンの詰め合わせでした。チキンラーメンといえばキャラクターグッズが豊富ですから、思わず期待してしまったのですが、おもちゃらしいおもちゃもなく、お買い物バッグがひとつ入っていただけでした。極めて真面目な、良い方に期待を裏切ってくれる内容です。

 こうして記事を書いている間にも、バックグラウンドでは重要なファイルの待避が続いています。記事が書き上がった頃にはそれも終わり、その後はメインのシステム用SSDを交換して、OSをアップデートする予定です。あと1年もしないうちに新しいのが出るというのに、今さらのWindows8.1導入です。

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 現在職場で使用しているノートPC、x61sは、液晶表示の不具合が頻発するので、今後は予備役に回す予定です。そこで、x61s内蔵の512GBのSSDを新しく手に入れたx61に入れて使うことにして、自宅デスクトップから放り出されたSSDをx61sに入れる、というドミノ移植を考えています。そのために、まずは自宅デスクトップのシステム用SSDを新しいものにする必要があるので、どうせならこの機会に新しいOSも勉強してみるか、というわけです。

 その後、x61sに入っていた容量512GBのSSDの内容を、デスクトップPCから取り出したSSDにクローニングして、予備機x61sで使います。512GBのSSDについては、これもOSを新しく入れ直して、x61に挿し、職場でメインに使おうという計画です。

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 はたして、事故なく移行することができるでしょうか。私のことですから、何かやらかしそうな気もするのですが、とりあえずこの記事を書き上げたら、久しぶりにデスクトップPCの筐体を開けて作業に取りかかることにします。明日は無事に更新できるのか、何となく徹夜の予感を感じつつ、「面倒くさいなぁ」と口では言いつつ、どこか嬉しそうに作業開始です。

2015年1月 6日 (火)

あけました

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 「ちち(仮名)」さんがケージの柵に頬の毛を食い込ませるようにして眠っているので、写真に収めようとそぉっと近づくと、静かに目をあけてしまいました。眠たいので動きませんが、写真を撮られていることを意識してか、すでに寝姿が「固く」なっています。彼女が敷いているお布団が、うまい具合に黄色とピンクの重ねになっておりますが、これを見てお節料理のお重に入れるオードブル系の練り物を想像してしまう、食い意地の張った私です。

 春日三球・照代さんの漫才ではありませんけれど、お正月前にだけお店に並ぶ、肉やチーズなどと組み合わさった練り物たちは、残りの330日あまり、どのようになっているのでしょうか。祝い事のお料理などには季節を問わず入っていることからして、お正月前でなくても生産はされているのでしょうけれど、お店ではさっぱり見かけることがありません。それを考え始めると、ほんとうに眠れなくなっちゃう・・・・・ほどではありませんけれども。

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 ラベルが貼られた手前の小さめの1箱には、左の黒いコンピュータとほぼ同じものが入っています。PCの周りにしっかりと緩衝材を巡らせていることを思えば妥当な大きさの箱と言えます。そして右奥の大きな箱。こちらを開けると中から魑魅魍魎が・・・・・出てくるわけもなく、ここからは、本当にこの大きさの箱が必要なのか、と発送主を問い詰めたくなるようなものが出てきます。

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 倉庫でのものの管理と、迅速かつ効率的な発送、そのことに一番フォーカスしているこの会社には、そんなことを言うだけ無駄でしょう。これよりひとつサイズの小さい箱に入れると、輸送中のトラブルが出るかもしれない、ということで、この不必要に大きなサイズになったものと思われます。

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 では、と道具を正しく使いつつ、開梱作業です。このとき、大きい方の箱も一緒に開けて写真を撮っておけばよかったのですが、それはお正月のネタにとっておこう、と開けずに放置したのが失敗でした。中身が何であるかを知っている家族の手によって、私が寝正月を決め込んでいる間に箱が開けられてしまい、さてBlogでも更新するか、と思ったときには箱の姿はありませんでした。仕方がありませんので、別のものを開けることにしました。

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 チキンラーメンのパッケージをかたどった福袋、という名の箱です。お値段1000円。福袋ですので、中を覗かれることがないようにきちんとテープで封がされていますが、箱の裏面には中に入っているものの一覧が印刷されています。やはり食品ですし、天下の日清ですのでそういう風にせざるを得ないのでしょう。実際、開けてみたら好みではない即席麺ばかり入っていた、というのでは哀しすぎますから、ありがたい話です。

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 貼られているテープの端に爪を立ててめくろうとしたのですが、なかなかうまくいきそうにないので、またも道具を正しく使ってテープを切りました。ダラダラと書いてきて、結構長くなってしまいましたので、箱の中身と道具の詳細については、また明日。

2015年1月 5日 (月)

Do you know me?

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 「くま(仮名)」さんのゆったりした昼寝ぶりがうらやましいですね。首相がお伊勢参りをされたということは、今日から全国的に仕事始め。実際、長男も今日から学校へ行き始めましたので、妻も早起きしてお弁当を詰めておりました。

 私は本年1回目、いきなりの年次有給休暇取得で学校へは行かず、家におりました。この年末年始、「お部屋の片付け」という名目で長男と次男が放り出した大量のゴミを、これも本格的な業務開始となる市内の環境整美工場へと持ち込んできたのですが、その中にはいくつか、これは迷惑BINGO大会の景品に・・・・・と思うようなものも含まれておりました。けれどもあと2週間、家の中に置いておくと邪魔で仕方がないので、断腸の思いで処分しましたから、関係者のみなさまにとっては一安心というところでしょう。

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 昨年末に曽爾村で手に入れたお湯呑みです。釉薬もあまりてかてかとした感じではなく、土そのもののざらっとした感じに仕上げられていて、何といっても手に持ったときの軽さが印象的でした。さらには、「馬」という文字が鏡文字で書かれています。そう、いうまでもなくこれはおめでたい湯呑み。「ひだりうま」です。

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 お店ではこの湯呑み、こんな解説書を添えて売られておりました。これから旅立とうとする人を見送るのに、馬の鼻先を行き先の方へ向けてやる「むまのはなむけ」や、人生について教えてくれる「塞翁が馬」など、いろんなところに馬の話が出てきますが、ここに書かれている、右の方から乗ろうとすると馬が転ぶ、というのは知りませんでした。実際、人間と馬が一緒になっている埴輪などでは、人間が左手で馬を引いていますから、日本古来の習慣としては、おそらく右から乗ったのだろうと言われています。侍など、刀を佩いていれば左から乗る方が便利だろうとは思えますが、はたして、馬に右から乗ると転ぶものなのでしょうか。

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 私たちの趣味で左馬というと、やはりこちらですが、昨年のペンになってしまいました。ペン先の図案をどれにしようか、などという話が出ているとき、まさかこんな「変なモン」になるとは思ってもみなかったので、ダメと思いつつ強力にプッシュしたのですけれど、実際にはそれとは違う理由というか、むしろ「変だから」この図案に決まったのだそうです。たしかに、怪しげな中華萬でもこんなペン先は出てきそうにありません。

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 さて、今年は一体どんな「変な」ぺんに巡り会えるのでしょうか。名古屋近くまで行きながら職場に戻ることを余儀なくされて以来、参加できていないWAGNER三島大会に、今年は参加することができるのでしょうか。歳をとるにつれ、色々と身辺が面倒くさくなってきて、休みの日だからといっても自由に動けないことが増えてきましたが、予定表をしっかり見て、早め早めに「その日は詰まってます!」なんて言うことができるのでしょうか。どれだけ立派な一年の計を立てたところで、長年培ってきた泥縄な生き様は治りそうにないような気もします。

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2015年1月 4日 (日)

2年ぶり

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 家の外で犬が鳴いている、と思ったら、「ちち(仮名)」さんの寝言でした。おそらくは飼い主に何かをせがんでいる夢を見ているのでしょう。口は閉じたままで。下手くそな腹話術師みたいな感じで、「ウァン」などと言っております。犬は過去のことを覚えていないなどといわれますけれど、毎日のようにやっていることですから、夢の中にも出てくるのでしょう。

 昨年は身内に不幸ごとがあって自粛したので、2年ぶりとなるお伊勢参りに出かけてきました。何事にもブランクは良くないようで、10年以上続けていたことなのに、今年はお伊勢さんまで行く特急列車の指定席がとれませんでした。お遷宮の年であった昨年あたりから、お伊勢さんへのお客さんが増えているのだとしたら喜ばしい限りです。

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 そういえば四国の金比羅さんにもこんな話があったと思いますが、ご主人の代参をつとめる犬というのは、各地で見られたものなのかもしれません。託されたワンコが無事に本殿の前まで行けたのだとしたら、森の石松に任せるよりよっぽど確実です。五十鈴茶屋さんのおかげ犬サブレ、興味はありましたけれど、これを見かけたお店が外宮前で、ここから外宮、そして内宮へと参拝しなければならないことを思いますと、荷物が増えるのも難儀なので買いませんでした。

 今回は特急券がとれなかったので、発想を転換してみました。朝から出かけてお昼過ぎに参拝、というパターンから、昼過ぎに出かけて夕方近くに参拝、というパターンにしてみたのです。結果からいうと、次回以降もこのパターンで決まりかな、という感じでした。

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 ちょうどお昼頃に内宮へお参りしますと、ここで倒れても周りの人に支えてもらって正殿の前までは行けそうだ、というくらいに人がたくさんいて、お賽銭箱の前へ行くのも一苦労なのですが、それから3時間ほどうしろにずらせば、お正月とは思えないほど参拝客の姿がありません。お正月は夜間拝観も許されていますが、それは「境内に入ってもよろしい」という程度のことでしょう。やっぱり初詣は朝から、と考えるのが普通の人ですので、午後3時ぐらいになると本当にがらがらです。この、奉納されたお酒の樽を写真に収めるのに何の苦労もいりませんでした。

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 はい、おなじみ三重県知事さんの揮毫です。文字はその人を表す、いい加減な人間が書く文字はやっぱりいい加減、などと言われ続けて半世紀。そんな私には、とってもありがたい、勇気がもらえる文字です。お正月に内宮へ行くと、この文字があるのかどうか、すぐ確かめに行ってしまいます。でも、私はこれほどの文字は書けません、万年筆やボールペンなど、比較的穂先の固いもので書いて調子のいいときならともかく、毛筆では文字の形になりませんから、こんな大きな文字を書けるというのは、やはり字がお上手、ということでしょう。

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 内宮前のおかげ横丁は、午後5時にほとんどのお店が閉まりますが、さすがコンビニエンスストアは24時間営業なのですね。2階の窓の横、何か白いものが貼られているのは、この系列のコンビニエンスストアの緑系の看板を隠しているのです。お正月ということで、普段にも増して街の景観に配慮されたのかもしれません。

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 さすがにおかげ横丁は参拝を終えた皆さんでいつも通りの混雑ぶりでしたが、お正月なのにガラガラな伊勢神宮、なんてものを経験してしまうと、来年以降もやはり、ということになってしまいそうです。あるいは、水族館好きな子どもたちの意向を取り入れて、朝から鳥羽水族館に行ってお昼過ぎから初詣、なんていう少々バチあたりな計画もありかもしれません。どこまでも混雑が嫌いな私、というものを再認識した1日でした。

2015年1月 3日 (土)

スリップ?

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 いつものようにお布団を掛けてもらって気持ちよさそうに眠っている「くま(仮名)」さん。かわいらしくて純真無垢で、と思えますけれど、これがなかなか。清楚な美女が実は、なんていうのと同じだと思います。ケージの外に出て飼い主と遊んでいるときなどは、「ちち(仮名)」さんにその姿を誇示するようにしていますし、時折ケージのそばまで走って行って「どうよ!」なんてポーズをして見せたりもします。お腹の毛は白いけれど、結構腹黒いのかもしれません。

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 元旦、2日とずっと寝間着のまま過ごしていて、一切外に出ませんでしたが、今日は家族で夕食に出かけましたので、そのついでに、エスカルゴの跡を継いだ日産NOTEで雪上試験に出かけました。この日のようなことが、今年も起こらないとは限りませんので、必要なさそうだとは思いつつもスタッドレスタイヤを履かせたのですが、かの有名なブリザックとはいえ、何シーズンか使用した中古タイヤですので、一度、どの程度の実力なのかを確かめておきたいと思ったのです。曲線通過試験、勾配起動試験、勾配制動試験を行うために、奈良市内でも比較的雪が残っていそうなところへと車を走らせました。

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 こうして無事に帰宅してBlogの記事を書いているのですから、試験の成績は上々です。曲線通過試験は、時速40キロから50キロぐらいの比較的ゆっくりしたスピードに抑えつつ、こんな路面になっているカーヴをはみ出さずに回れるか、というテスト。急な上り坂の途中で止まり、そこからスタートできるのか、その逆に少し急な下り坂でもきちんと止まれるのか。比較的道幅の広いところで、しかも交通量はほとんどゼロ。理想的な試験環境です。

 実は宇治茶として世に出ているお茶のかなりの部分を生産しているという旧都祁村の針というところまで行ってきました。ここには、国道25号線バイパス、いわゆる名阪国道の針TRSがあります。

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 確か、日産NOTEに乗っていたはずだけれど、ひょっとして今はデロリアンに乗ってる?などと一瞬思ってしまいました。古いところではこんな車。新しいものでも昭和の終わり頃から平成の初め頃に、そういったお兄さんたちが好んで乗っていた車が、徒党を組んで走っているのです。シャコタン、オバフェン、ハの字になったワイドタイヤ。奈良県は全国的には偉大なる田舎として認知されているのでしょうけれど、ここは千葉?茨城?というような光景です。この写真こそ、周りの人たちがみんな撮ってるのに紛れて撮りましたけれど、もう一枚はまともに撮るのが怖かったので、写真週刊誌のスクープ写真みたいな感じで遠くから。雪道ではスリップしなかったのですけれど・・・・・。

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2015年1月 2日 (金)

今年も楽?

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 未年ということを意識したかのようなポージングの「ちち(仮名)」さん。実際のところは眠たいときに無理矢理かぶり物をつけさせられて、まだ呆然としている、というのが正解かと思います。この手のかぶり物は早めに手配しないと、ミニチュアダックスとかそういう小さい犬に適合するものを除いてほとんどが売り切れてしまいます。理想的にはハロウィンが終わった頃から探し始めるのが良さそうで、最初のうちはクリスマス用のコスプレ優勢なのが次第にお正月用が主流になって、という感じで進みます。そういうのを見ていても、そのうち買おうと放置して毎年売り切れてしまう、反省すらできない飼い主です。

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 お正月はこれをやらないと収まらない、というか、これをやりたいがためにBlogを始めたという説もあります。平成20年の秋にスタートした拙Blogは、もうすぐお正月、お正月が来たらこれをやって・・・・・ということだけを目的にしておりました。それが済んだらさっさと撤収するというのが当初の計画でしたし、そこまでの3ヶ月間もつのだろうか、というのも心配なところでした。気がつけば、平成21年のお正月に「トレド丑」というのをやってからこれまで、寅、卯、辰、巳、午ときたわけです。一昨年あたりから文字の難易度が下がってきて、来年の申もそんなにむずかしそうではありません。けれど、できあがったものを見ると、この未という字はけっこうむずかしいというのがわかります。

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 平成20年の暮には手元に7本のトレドがあったので、写真の名著をもじって7本のトレド、などというイチビった企画を考えていたのです。まぁしかし、それではあまりにもヒネリがなさ過ぎるだろうということに自分でも気付いて、色々やっているうちに偶然生まれたのがトレド丑でした。以来、基本的にキャップを外したトレドを組み合わせることを基本に作ってきましたが、今年はほとんどがキャップ付きのままです。いろいろと試した結果、それが一番文字の形としてマシなバランスだったからです。お正月からこういうお馬鹿なことに興じているのはまさしく稀代の悪習ですが、さて、あと何回できることでしょうか。おそらくは一周回って子年まで行くことはないと思いつつ、そのためだけにトレドをお嫁に出さず抱えていたりするのです。

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2015年1月 1日 (木)

あけましておめでとうございます

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 あけましておめでとうございます。平成17年生まれの「くま(仮名)」さん、おそらくはおやつか何かに釣られての写真撮影です。飼い主はこれだけ寝るかというほど、食事以外はすべて寝て過ごした元旦でしたが、Blogで駄文を垂れ流すことだけは忘れずに目覚めました。

 お正月ですが、室内にいても風の音が良く聞こえるような荒れた一日で、日が暮れてから雪が降ったので自宅の周辺は少し雪化粧になっております。拙Blogにて7回目となる新年のご挨拶です。

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 毎年、年が明けて最初のお仕事は延寿箸の袋に家族の名前を書き入れることです。大晦日の夜に初詣をして、神社からいただいて帰った火で一家の主が雑煮をたく、という習慣もありますが、今年のお雑煮は長女が味付けを担当。私と長女の好みで、こってりとした味わい深いものに仕上がっておりました。

 私の実家では、三が日はみなこの箸を洗うことなく、食べた後はお茶か何かでササッとゆすいでそのまま箸袋に入れていたものですが、今はそういう時代でもありませんので、食事のたびにお箸も洗っております。ですので、箸袋に名前を書いたところで意味がないとも言えるのですが、一応これも、お正月にまつわる習慣、ということです。

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 雪のお正月、なかなかに風情のあるものです。クルマのようすからみて、東の方からの吹き降りだったものと思われます。元旦の夜ですから、それでなくても自宅の周辺はしんとしておりますが、雪が降っているとなおさらしんとした感じがいたします。うっすらと積もっている雪はすでに凍っていて、歩くとザクザクといい音がします。思わず着替えて車に乗り込みたい気持ちになりましたけれど、住宅街の裏通りでもこんな感じですから、もう少し大きな道に出れば雪の痕跡すらないだろう、ということで思いとどまりました。第一、元旦の夜更けにいちびって車を乗り回していて事故でも起こしたら目もあてられません。タイヤの雪上試験は明日以降に持ち越して、まだ寝るか、といわれつつ床につくことにいたします。

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