大つごもり
長女の悪戯で布団を着せられた「くま(仮名)」さん。気にならないのか、あるいは暖かくて気持ちいいのか、どちらなのかは本人(犬)に聞いてみなければわかりませんけれど、なすがまま、キュウリがパパ、という状態になっています。いつも書いていることですけれど、たいした甲斐性もない私がこうして家族と犬とともに暮らしていけるということは、実はとんでもなく幸せなことなのだと考えなければなりません。
青い布団にくるまった犬の写真が出たついでに、青いペンがくるまっている写真です。まだ私が若かった頃、妻とはとても永い春を過ごしていたのですが、毎年大晦日には二人で伊勢神宮へお参りすることにしておりました。地元の皆さんは一年間息災に暮らせたお礼にと年末にお参りされるそうですが、私たちは31日の午後10時頃に伊勢市駅に着いて、外宮にお参りをしてからバスで内宮へ向かい、正殿前の石段下付近で午前零時を待つ、という形でお参りをしていました。携帯電話もなく、得意のガジェットもなかった時代、掌の中に握り込めるような小さなラジオが「最新鋭機器」でした。片耳にイヤホンを挿して第九を聞きながらそのときを待っていたのを思い出します。
午前零時の時報とともに、満員電車でももう少し隙間があるだろうというほどの人の塊が一斉に正殿を目指して動き始めます。暗い中、はぐれないように妻の手をしっかりと握ってごつごつした石段を登り、何とかお賽銭箱の前までたどり着いたら拝みます。二礼二拍手一拝などといいますけれど、これも古来のものではないそうです。要は心を込めて拝むことが大切なのでしょう。
実は、妻は宗教上の理由で神前で手を合わせることをしません。私と妻、それぞれの信仰の対象は不倶戴天の仲ともいうべきものなのですが、それでも夫婦としてやってこられたというのはありがたい話です。
年末にはよく、干支の引き継ぎなんていうセレモニーが行われます。今年であれば馬が羊に来年よろしくね、なんて引き継ぎをするという、あれです。右のIBMロゴのPCはX61s、左はX61でレノボのロゴ付きですが、これまでこき使ってきたX61sもさすがに最近はお疲れ気味なので、来年は左のX61に主力機の座を譲る手はずになっています。
Core2Duoの省電力版L7500(1.6GHz)から、同じCore2DuoながらT9300(2.5GHz)へと、若干ながら性能もアップし、液晶のバックライトも高輝度のものになっているので老眼の目には少し見やすくなっているはずです。行く年来る年、というこの時間帯、古い方のシステムをバックアップした上で、内蔵のSSDをそのまま新しい機体に差し替えて使用する予定です。
左の画面の方が、少し白ボケた写りに感じられるのは、それだけ画面が明るいということです。最新機種を買うだけの余裕もないので、今年もまた、数年前の老機種にムチ打ってこき使うことになりますが、これより使い勝手のいい最新機種が売られていない、ということが実は一番の問題なのです。
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