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2014年11月 2日 (日)

暑い!

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 雨模様の日は気圧が低いので眠たくなる、と言った同僚がいましたが、ワンコたちも同様のようです。朝のお散歩、夕方のお散歩ともに無事繰り出すことができたようですが、飼い主が帰ってきてもおやつをもらおうと騒いだだけで、その後はひたすら眠っておりました。いくら歳をとっても、慣れてきても、絶対にお腹を上に向けて寝ようとはしないのが「ちち(仮名)」さんらしいところです。

Sutu

 これが発売されると、とりあえず電車に乗りまくらなければ、となってしまうのは悲しい性です。今回の三連休、初日は寝て過ごしましたけれど、あと二日は何とか遊びたいところ。行き先も決めずに駅まで行ってこのカードを買い、妻と二人、どこへ行こうかと相談です。

 このカードには乗り放題以外にも特典があります。沿線にある社寺や美術館、博物館などの拝観料や入館料が割引になったり、お店でものを買う時におまけがついてきたりするのです。その特典一覧を眺めて、近くにありながらいったことのない施設を最初の目標に決めました。

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 時代を考えると異様に大きな倉庫。もちろん復元されたものですけれど、このサイズのものが何棟もこのあたりに建っていたのだ、というお話です。場所は大阪市内で一番空気が汚く騒音もえぐい、と認定された法円坂交差点の近くです。乙巳の変(大化の改新)のあと、大阪に都が移され、このあたりが難波宮だったところです。その遺構を保存するため、阪神高速道路の東大阪線もこのあたりだけ高架ではなく地上を走っています。

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 大阪歴史博物館は、NHK大阪放送局とほぼ一体となったビルです。北に大阪府警本部、北東には大阪城がそれぞれ隣接するという立地です。古代の大阪についての考古遺物なども興味深いものではありますが、いわゆる大大阪時代、大阪が元気に栄えていた、明治から昭和の初めにかけての展示に興味をそそられ、人々の生活もあの時代に戻ることはできないのだろうかと思いました。もちろん、そうなると萬年筆はエボナイト製でインク止め式、ということになってしまうのでしょうけれど。

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 で、その約2時間後には、こんなところまで来ておりました。海から見ると虎が伏せているように見える山の上に建てられていることから虎伏城、もしくは伏虎城ともいわれたという、和歌山城まで足を伸ばしたのです。大阪城も和歌山城も、現在目にすることができる天守閣は鉄筋コンクリート製のものですが、お城はお城です。

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 天守閣のある本丸まで登っていく道は階段になっていますが、歩くことがむずかしい人は脇に設けられたスロープを利用して、「忍者」にサポートしてもらって登ることができるそうです。忍者かぁ、と思っていましたら、やたら明るく挨拶をしてくれる若い娘さんがいて、よく見ると変な服を着ています。

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 忍者です。全然忍者に見えへん!などと程度の低そうな大学生に絡まれているところですが、さすが忍者、上手に受け流しておりました。この先、私ども夫婦がひぃこら言いながら坂を登っておりますと、今度は赤い服の忍者が「大丈夫ですかぁ。」と声をかけてくれました。どうやら、すでにお年寄りに見えてしまっているようです。

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 尖閣や小笠原だけでなく、日本全土が盗られてしまうんではないか、と本気で心配になるほど、大阪にも和歌山にもあまり好きになれない近い国の人があふれていました。実にパワフルで、傍若無人にふるまい、腹が立つほど大きな声で会話をする、そういう人たちを見ていて、かつて欧米人も日本人を見てこういう感覚を覚えていたのだろうか、と思いました。

 日本人には慎みとか遠慮とかいうものがまだまだ残っていますけれど、そもそも文化的にそういうものの考え方が存在しない国の人にそれを求めても無意味です。ほしいと思ったら手を出す、嫌ならしっかり守ればいいじゃないか、という気持ちに、お前らも昔取りに来たじゃないか、という意識。観光客がたくさん来て潤うのはいいのですけれど、うかうかしているとこの国が乗っ取られるような気がします・・・・・というのは考えすぎでしょうけれど。

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コメント

京都は近くの国の人であふれていますね。
近くの国の文字が併記された案内板は見づらくて嫌いです。日本語と英語表記だけで十分でしょう。

郷に入っては郷に従え、という諺の郷って確か英文ではローマ(人)を指した筈ですが、日本では日本のマナーに則って欲しいものです。いや乗っ取るのではなくて(笑)。

 ksjj さん

 スイスへ行くと、道路標識なんかも4ヶ国語併記だそうですよ、なんてことを地理の授業で教えている私。でも、ドイツ語、イタリア語、フランス語、ロマンシュ語、そのいずれも聞くことも話すこともできません。

 奈良県にある某大学には、国内有数の近い国の言語を研究する学科があり、それはすばらしいことだ、なんて思っていたこともある私。でも今やその国は自ら我が国の敵国となることを望んでいるようにしか見えませんね。一人一人はいい人だけれど国となると・・・っていうのは哀しいことです。西郷隆盛は征韓論を唱えて明治政府を追われましたが、国内士族の不満を逸らすことも征韓論の目的のひとつだったとか。歴史は繰り返しますね、世界中のどこででも。

 すいどう さん

 文化の日である今日、その偉大なるローマの末裔たちが大変に失礼な連中であると感じさせられる光景に出くわしました。ま、それも1日分のネタにしちゃいますけれど(笑)。

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