BigName
日中はこうして過ごすことが多いという「ちち(仮名)」さん。少しずつではありますが確実におばさんになりつつある彼女は、その分、落ち着いて可愛らしさが増してきました。そう遠くない将来、「くま(仮名)」さんがいなくなって彼女だけが残るという日が来るのでしょう。そのときには飼い主も今以上に老境に達していて、ペットロス症候群に苦しむのでしょうか。
仕事柄、日に何度も階段を上り下りしますが、そのときの足のだるさに「歳や・・・」と情けなくなりつつ、それでもこの階段上り下りを続けていれば少しでも健康増進につながるかも、などと思ったり。いずれにせよ、体力はしっかりと保たなければ成りませんね。
今年もまた巡ってきた、世界一有名なネズミの誕生日。萬年筆趣味の世界では、そのことは知らずとも、あの人のお誕生日だと意識している人も少なくないはずです。我が家でも、子どもたちが小さかった頃はよく千葉県に通いました。なぜエルグランドなんてガスガズラーな車に乗り続けているのか、そもそもなんでそんな車を選んだのか、それはリアシートを倒したスペースにダブルのお布団を敷くことができるから。妻と3人の子どもたちをそこに寝かせて深夜の東名高速を爆走していたのも懐かしい思い出です。
深夜というよりは早朝という時刻になって、三車線に増えた東名高速を下りながら、快適な夜のドライブが終わってしまうことの寂しさを感じ、紫色の空に映えるレインボーブリッヂの美しさに感動しつつ、あぁ、もうすぐ寝られる、という安堵感を覚える。いずれも懐かしい思い出です。
朝の5時頃でも、すでに駐車場には車があふれていますが、その多くは遠くの県のナンバーをつけ、布団を積んでいます。やがて車の中で目覚め、有名なネズミに会えると興奮していた娘も、今では友人と夜行バスで夢と魔法の国へ行く歳になりました。
そんなことを思い出したのは、同僚が志摩スペイン村へ行ったという話をしていたから。まだ小さな子どもさんを抱える同僚は、伊勢志摩へ向かう2時間ほどの電車の旅でも長く感じられて大変だった、とこぼしておりましたが、たしかに、それだけ時間をかけて行っても、さほど得られるものは多くない、それが志摩スペイン村というところなのかもしれません。
今は、志摩スペイン村へ行くことよりも、そこに至る道中をこれの車内で過ごすことの方が主たる目的、という人も少なくありません。実際、大阪や名古屋から鳥羽までの区間はプラチナチケット状態で、志摩スペイン村に至る鳥羽から賢島の区間は空気を運んでいるような状態です。でも、そのどこかひなびた感じが、また良いのです。
志摩スペイン村が開園した頃は、バブル景気がはじけようかという頃で、そのあたりから近鉄の苦難の時代が始まります。駅の管理を行う別会社を作ったり、自動券売機や改札機などはすべてリースにするなど、大きな会社らしからぬなりふり構わぬ合理化でなんとか建て直しを図る姿は、まるで平家物語の冒頭の一節を思い起こさせるようなものでした。沿線住民としては、近鉄がコケなくて本当に良かったです。
先日、たまたま転がり込んできたチケットでこいつに乗った時には、賢島でミズノクラシックとかいうゴルフの大会があったようで、賢島駅は珍しく人であふれていました。近鉄特急が全席指定席で自由席がないなんてけしからん、などと駅員に食ってかかっている酒臭いゴルフオヤヂが山のようにいてうんざりしましたけれど、人がたくさん来るのはいいことですね。
今週末はまた三連休ですが、それが開けると期末考査です。生徒たちにとっても憂鬱なものでしょうけれど、先生たちにとってはもっと憂鬱。特に私なんぞは例によって4種類もの問題を作成しなければなりません。金曜までにできあがらなければ、三連休が仕事で潰れてしまうことになりますが、さて、どうなるのでしょうか。しっかりテストを作るぞ、と目論んでいる明日もまた、予定外の仕事に忙殺されてしまうのかもしれません。
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