次、何ですか?
あまりよろしくない人(犬)相で寝ている「ちち(仮名)」さん。この写真を探してきて、日付を見ると最近のものなので、ではトップ画像に使おうと思ったものの、縦横比を見ると明らかにトリミングされています。そういうものは、すでに使ってしまった可能性が高いので過去の記事を確認すると、まだ使ってない様子。それだけの確認が終わると、ようやくここに載るわけです。
相当にぼけが進んでいるのか、色々と物忘れが激しくなってきていて、やったつもりでやっていない、やってないつもりでもやっていた、なんてことがよくあります。何事もきちんと確認して記録を残す癖をつけないとダメだ、とは思うものの、今さら習慣を変えられる歳でもありません。
やたらに縦に長い画像ですが、私が日頃やっている仕事と言ったらこれをにらんでいることぐらいです。一番下の方には、ぽつぽつと「2」という数字が見えますが、ここは原則として何も数字が入っていないはずの場所です。71国とあれば、その先生が7年1組の国語の授業に行く、ということですが、縦の一列中に71国が2回以上出てくると、この欄に数字が現れます。逆に、71、72、81、82、83、91のどの文字列もない場合、0と表示されます。 英会話など、同じクラスを複数の先生で授業する場合だけ、ここに2と出てくるわけです。
ここを見て、同じクラスに二人以上の先生が授業に行くような時間割になっていないか、誰も先生が割り当てられていないクラスはないか、というのをチェックしています。私はPC全般苦手で、エクセルのマクロなんてわかりませんので、力業で関数を使って表示させるようにしてあります。
とりあえず時間割ができあがると、一覧表をプリントアウトして、「消し込み」を行います。ここで活躍するのが萬年筆。ボールペンでも何も困らないのですが、いつも机上のペン立てにささっているLAMYサファリとか、この季節ならスーツの内ポケットにささっている萬年筆など、黒以外の、できれば目立つ色のインクが入っているものを使います。
月曜の1時間目、7年1組は・・・あ、国語ね、と見て、斜線で消し、下の方、学級の時間割に国語と書いてあるのも同時に消します。傍目には面倒な作業に見えるようですが、本人はこのときが一番幸せです。時間割を組んでいると本当に体重が減りますが、消し込みをするだけならそんなことはありません。
一世を風靡したTWSBIのダイヤモンド金ペン仕様。こいつもインクフローがよくて気持ちよいので消し込みにはよく登場しますが、少し軸が重い感じもします。普通に文字を書いている時と違い、シャッ、シャッと斜線を入れたり丸をつけたり、テストの採点みたいな動きをするので、バランス云々もありますけれど、まずは軸が軽いことが第一なのです。
それでも、今日持っている萬年筆は・・・・・と内ポケットをさぐるとレタロンが出てきた、なんてこともあります。こいつも重たいですね。常用しているサファリがインク切れ、なんてことになると、仕方がないのでこういうペンでも動員します。意地でもボールペン使わないところが萬年筆ヘンタイらしいところでしょうか。
PCの画面で見ているのと、紙の上にある文字を見ているのとではやはり違います。しっかり消し込みをして、矛盾のない時間割にしておかないと、職員室のインターホンが鳴って「8年2組ですけど、この時間授業は何ですか?」などと聞かれてしまいます。毎週水曜日は、自習の時間割を仕上げてこの消し込みをする日です。
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仕事には主にプラチナのデスクペンの金ペンを使っています。古典インクのブルーブラックはにじみも出ずに使いやすいです。
とは言え確かに万年筆を使う必要もないですね。まあ私のような普通の人も仕事で万年筆を使うことはありますよとお伝えしたくて…。
投稿: すいどう | 2014年10月30日 (木) 08時17分
すいどう さん
普通の人、っていうところに激しく違和感を感じてしまう秋の日なのでした。
投稿: つきみそう | 2014年10月30日 (木) 09時24分