桐10
カメラを向けると本当に嫌がる「くま(仮名)」さん。それならばと大好物のチーズをちらつかせながらこっち向けと促してみたのですが、ちらちらとチーズに目をやりつつも、けっしてこちらにいいお顔を向けてくれようとはしません。
飼い主はここ3日ほどずっと、朝刊を配達するバイクが走り回るような時間まで職場に釘付けで、帰宅した時はワンコたちもよく寝ているのですけれど、それにしてももう少し愛想よく写真に収まってくれてもいいのに、と思いつつ、今日も家出することといったらBlogを更新して風呂にはいって眠るのみです。それも時間との勝負で、早くしないと新聞どころかお日様が顔を出してしまいます。
昨日に引き続き本日も箱が届いておりましたが、今日の箱はとっても小さなものでした。MS-DOS全盛の時代から使い続けているデータベースソフト、桐の最新ヴァージョンが届いたのです。
そもそも、日本では使い物にならなかったはずのMS-Officeが業務で使えるようになったのは、この桐を作っている会社からたくさん人を引き抜いたから、という話もあるほどです。エクセルなんてものが幅をきかせるようになる前は、Lotus1-2-3の天下でしたけれど、これも管理工学研究所が日本語化を担当したものだと言われています。一般人には縁のない特殊な業務用ソフトウェアを手がけるなど、実にレヴェルの高いソフトハウス、それが管理工学研究所なのです。
明日17日が桐10の発売日ですが、旧版を使っている登録ユーザには少しだけ早く手に入るようにしてくれているのも憎いところです。だいたい、これまで松とか桐とかを使っていて不満を感じたことはまったくと言ってよいほどありません。ホンマにテストしたんかいな、というようなそこらのソフトとは根っから違うのです。
操作感も見た目も、びっくりするほどには変わっていません。扱えるデータ量が大きくなったとか、ついにUnicodeに対応してくれたとか、そういったすぐ目につかない、それでいて使い勝手を大幅に向上させる改良が行われています。PC操作が大の苦手である私でも、この桐に関してはすいすいと操作することができます。
それにしても、もう1日2日、早く届いてくれていたらなぁ、と思います。桐やらエクセルやらを駆使した作業にここ数日明け暮れていた身としては、どうせなら新しいものを使って気分よく愉しく作業をしたかったところです。そして、そんな大事な仕事に新ヴァージョンをいきなり使っても大丈夫、というのが桐を桐たらしめているところなのです。かつてはけっこうな数いた桐のユーザも、最近ではめっきり少なくなりましたが、私は最後まで桐を使い続けるつもりです。
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コメント
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桐か~懐かしいなあ。自分が桐でプログラム組んでいたのはいつ頃かと思って調べたら、なんと1994年、20年前のことでした。
今では、もう忘れてしまってとても使えないし、生活上せいぜいExcelで間に合ってしまって必要もないのだけど、管理工学のホームペイジに行って、画面みたら、なにかやりたくなってきた~
投稿: ペリカン堂 | 2014年10月17日 (金) 08時38分
会社そのものが存続していることにも驚き!
そもそもソフトウェアって年賀状ソフトとかMS-Office程度しか店頭に並んでるを見なくなりましたね(^_^;)
投稿: くーべ | 2014年10月17日 (金) 19時25分
ペリカン堂 さん
私なんかも桐は会話処理専門ですが、それがまたすばらしいので他に移れないのです。
投稿: つきみそう | 2014年10月17日 (金) 19時26分
くーべ さん
けっこう大きな商売をしているみたいですよ。
最近はでっかいパッケージソフトなんて、業務用
ぐらいですね。個人向けはDVDなどと同じ程度
のトールケース入り、あるいはダウンロード。
普通の人って、年賀状とネット閲覧くらいしか
PC使わんのでしょうね。
投稿: つきみそう | 2014年10月17日 (金) 23時01分