かまってくれなきゃ・・・
写真を撮られている、という気配を感じて、何とか目を開けたものの、それ以上のアクションを起こすことができずにいる「ちち(仮名)」さん。ここのところ、昼間でも長女が家にいる時間帯にはケージの外に出て過ごしているので、気疲れするのでしょう。夜は本当におとなしくなりました。一日の総エネルギー量というようなものがあって、それを使い切ってしまうとぐったり、という感じなのかもしれません。
ケルト人でも敬虔なキリスト教徒でもない普通の人たちが、ハロウィンで一儲けしようといろいろやってます。私の職場でも、特別支援学級の子どもたちが来週末にハロウィンの発表会をやるようですが、こういう外国の習俗で、もともと宗教に関係のある行事を学校でやっても、滅多に文句は言われません。神道や仏教系の行事をやると、信教の自由に反する、という苦情が絶対に寄せられるのですから不思議なものです。何にせよ、宗教的なことを学校でやるのは好ましくありません、というのが正解なのですが、多くの国民になじみの深いものはダメで外国から入ってきたものなら許してしまう、という国民性なのでしょうか。
懐かしいインクが出てきました。うっすら埃が積もっています。この中に入っているインクを使っても大丈夫なのかな、と心配になりますね。古いインクを使うこと自体にリスクがありますが、こいつはなおさらです。極黒を吸入した萬年筆を流しで洗うと、そのことがよく理解できます。
白い洗面ボウルに、極黒の含まれる水を流すと、一面に黒いツブツブが見えます。それはちょうど、魚を飼っていて濃い緑色になった水槽の水を流した時と同じような感じです。
パッケージの注意書きには、ごくごく一般的なことしか書かれていません。顔料系であろうがなかろうが、ここに書かれていることを守った方が身のため、萬年筆のためです。染料系のインクでも、PILOTの色彩雫シリーズのように、皮膚に一度色がついたらなかなか消えない、なんて頑固なものもあります。
洗った時、極黒のようなツブツブを目にすることがないので、より細かな粒子を使っているのかな、と思わせてくれるのがこちらの青墨。このインクが発売される前、同社のペンクリニックでは、萬年筆で文字を書いたメモ用紙をコップの水に放り込んであるのがよく見られたものです。透明な水の中に入ったメモ用紙に書かれた文字が、まったく流れず、文字として読める状態だというのに、そこに突っ込んだ人はほとんどいなかったのではないでしょうか。
製造時期が新しいインクには、こういう注意書きが付け加えられているのでしょうか。最近は極黒を買っていないのでわかりませんが、セーラー製の萬年筆以外には使わないようにという注意書きが付け加えられています。
この青墨、当然のことながら製品化されるまでにはさまざまな試行錯誤があり、あちこちにモニターというか、実験台にされた人もいるようですが、それほどトラブルの報告もなく、なかなか気持ちよく使えるインクですね。実際、これを入れた萬年筆を干上がらせてしまったこともあるのですが、現状、問題なくインクが出ています。
セーラーのものに比べて、ダントツに怖い感じがするのがプラチナの顔料インク。青の他に、ローズピンクとかココアみたいな色なんかもあったのではないでしょうか。ローズピンクは採点用に良さそうだな、なんて思ったこともあるのですが、何せ採点というのは年に5回しかやらないものですから、小テストなんかをまめにやる人でないと固まらせてしまうでしょう。
インクとしての性質はともかく、このピグメントブルーは抜群に鮮やかな、抜けるような青色で、大変に好みです。けれど、これを使う、使ってもいいというペンがないのが現状。ダメになってもそれほど惜しくないようなペンで常用しようかな、というところです。
こちらは注意書きも本格的です。ペン芯内部を水洗い、って、できる人はほとんどいないのではないでしょうか。それでなくても抜けなくて有名なプラチナのペン先ですし、そいつを引っこ抜いたらペン先とペン芯に分離して、なんてことは普通の人には無縁な話ですね。
ハロウィンの晩にお菓子をねだる子どもは放っておいてもたいした悪さをしないと思いますが、顔料系に限らず、インクを入れた萬年筆をかまってやらずに放っておくのはやめた方が良さそうです。
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