評判の・・・
賢くお座りしているところを撮って、撮れたものはこんな顔の「ちち(仮名)」さん。本人(犬)にとっては迷惑な話でしょう。一応これでも、ご近所ではおとなしくて可愛らしい犬、で知られているのです。なおかつ、凜々しくて怖い顔(?)のお姉ちゃんよりもカワイイ、などと言われることすらあるのです。而してその実態は、どちらも家の中では弁慶そのもの。家の中でおとなしくしているのは体調の悪い時と眠たい時、お客さんが来ている時ぐらいのものです。
あるところから拝借した写真。といいますのも、このお弁当を撮るために注文しても食べきれないからです。これは近鉄吉野線岡寺駅のすぐそばにある飛鳥路というお弁当屋さんの看板メニュー、唐揚げ弁当の大・大です。通常は6個入っている唐揚げが9個になり、ご飯も増量されているので、大・大ということらしいです。常連さんは「大・大ふたつ!」みたいな注文の仕方だ、と聞いて、ホンマかいなと思いましたが、ホンマでした。目の前で私より年長と思われるお父さんが颯爽と「大・大ひとつ!」とおっしゃってました。
これがとっても評判で、世界一の唐揚げだとか何とか、あっちこっちで評判になっています。見た目からはどうにも信じられなかったので、一番量の小さい単品のを頼んでみましたが・・・・・まぁ、私はこれで十分です。もう、こちらのお店にお世話になることはないと思います。
注文を受けてから作ってくださるので、当然ながら唐揚げもご飯もあっつあつ。喉を火傷しながら食べてみましたが、これ、冷めるとおいしくない唐揚げだと思います。熱いモンは熱いうちに食べてこそウマいんや、というのもわかるのですが、唐揚げは冷めてもおいしいのが良いのだという評価軸は動きません。これはきっと、冷めるとゴムのように堅くなるタイプではないかと思います。今のところ、神戸六甲アイランドの「よりあい向洋」を越えていません。
試してみたい唐揚げはいっぱいあるのですが、あまり食べ歩くと命にかかわるのでそれも無理。近場で、これはうまい、と思える唐揚げが見つかることを期待しつつ、じっくり時間をかけて探してみたいと思います。
ホンマかいなと疑ってしまう評判と言えば、萬年筆の本数が増えた時期によく聞いた「ペリカンは柔らかい」というものがあります。よくよく調べてみると、そういうことを言っている人はあるお店でペリカンを買った人がほとんどでした。そのお店はしっかりと検品して、ペン先を開き気味にしてフローをよくする調整を施して売ることが多いお店でした。インクフローが良ければ、ペン先の抵抗感が少なく、その感触を「やわらかい」と表現されていたのです。萬年筆病に罹った人が言う「柔らかい」とは全く違うものですね。
食べ物でも萬年筆でも、人の口に上る評判をそのまま鵜呑みにするのは危険です。自分で味わってみて、これは好き、これは嫌い、ということでよいではありませんか。みんながよいと言うから、自分もよいと言わなければ「あんた、ダメねぇ」と言われるような気がしてしまう。それでは楽しめませんね。「王様は裸だ!」と叫んだ少年を見習いたいものです。
コメント
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第五回からあげグランプリ受賞店は、http://karaage.ne.jp/event/grandprix/" rel="nofollow">http://karaage.ne.jp/event/grandprix/
です。
半大会の宴会場【なごみ亭】は東日本味バラエティ部門の金賞です。ああ、食べたい!
投稿: pelikan_1931 | 2014年9月 8日 (月) 11時44分
こちらでは大でなく並でその程度の分量がでてくるお店も有りますので要注意。ただし、唐揚げではなくザンギといいますが(^_^;)
投稿: くーべ | 2014年9月 8日 (月) 19時29分
pelikan_1931師匠
どうもこの、唐揚げの好みというものは個人差が大きいように感じております。唐揚げグランプリ自体、これだけの部門があるというのが何よりの証拠かと。
私個人的には、シンプルでジューシーなものが好みですけれど、しっかりと身の締まった堅い肉質を好む方も多いのだと、今回ご紹介したお店の唐揚げを食べて思いました。
結局、我が家の唐揚げが一番。先般、名古屋でドームさんの揚げてくださったものは好みのラインです。
投稿: つきみそう | 2014年9月 8日 (月) 23時58分
くーべ さん
この年齢になると、見ている分にはいやしんぼの本領発揮でいっぱい食べたいと思いつつ、いざ食べると1個か2個でお腹が拒絶し始めますね。そういえば以前、モスバーガーでしたか、期間限定の変わり種商品でザンギバーガーってのをやっていたような記憶が・・・
投稿: つきみそう | 2014年9月 8日 (月) 23時59分