絶対権力者
ケージの中でゴソゴソやっている「くま(仮名)」さんを、後ろから撮りました。立派なしっぽがケージから飛び出しています。夏毛に換わった「ちち(仮名)」さんのしっぽがマッチ棒みたいになってしまっているのとは対照的に、しっかりとした、柴犬らしいしっぽです。
朝から、市内の全教職員を対象とした「アレルギー研修」なるものに参加して、とりあえず今のところは命にかかわるような食物アレルギーを抱えていないことに感謝しつつ、さて、目の前の子どもがショック状態になった時に落ち着いて対応できるのか、と考えました。ひょっとすると、私には無理かもしれません。その点、一緒に受講した妻は、次男が突然熱性けいれんを起こしたときも、動転しつつも「1,2,3・・・」とけいれんしている秒数をカウントしていたほどですから、おそらく対応できるでしょう。人間、やはり向き不向きがありますが、いざその場に居合わせたらそんなことはいってられませんから、日頃からしっかりと意識だけはしておきたいところです。
午後からは定期健康診断を受けて、その後、職場に戻っていろいろと事務仕事。それに対するご褒美のように、夕刻、荷物が届けられました。「先生、おもちゃ、来ましたよ!」という声に反応して、跳ね上がるように立ち上がって現物確認。中古ながら整備済みの刈払機です。
一部の人には信頼と憧れのブランド、スチール。ハスクヴァーナと同様、むしろチェーンソーメーカーとしての方が有名かもしれません。ハスクヴァーナの刈払機は国内販売されていませんが、STIHLなら大丈夫。けれど、ものがいいだけにお値段もしっかりしております。私のような素人が趣味で使うには、程度の良い中古品で十分です。
試運転を終えて、保管場所へとやってきた同機。FS2603という何年か前の機種で、ドイツ製ではなく、日本メーカーによるOEM品で、芝浦製エンジンを使ってニッカリが製造していたものだそうです。早速の試運転も絶好調で、排気量が大きい分、これまで使ってきた共立のSRE2310よりもトルクが厚い感じです。
通常なら長袖のつなぎに長靴、飛散防止のゴーグルまたはフェイスガードと完全武装なのですが、今日は試運転だったので、服を着替えることもなく、そのまま近くの草むらを軽く刈ってみて終了。そういえば数年前までは半袖Tシャツにジャージという軽装で刈っていたなぁ、と思い出しました。
以前は、勤務時間外に好きなことやってるんだから怪我をしても自分の責任、ぐらいに思っていましたが、もう少しだけ考えてみれば、それは大きな間違いであることがわかります。それに、もし今、草刈り作業中に怪我をしたり、させたり、あるいは何かを破損する、といったことがおこると、マスコミ様の生け贄になってしまいます。一番困るのはそこなのです。
例の論文ねつ造事件に関連して、とうとう一人、マスコミ様に殺されてしまいました。マスコミ様はそれでも、自分たちは公正中立です、といった顔で淡々とその事件を伝えます。学校などというところは、マスコミ様にとってはおいしすぎる場所なので、そこで何か起こればアマゾン川のピラニアよりも凄い勢いで群がってきて、あっという間に対象者を白骨化させることでしょう。だから、勤務時間外でも何でも、場所が学校で自分が教員である限り、常にマスコミ様に狙われていると思って草刈りをする必要があるのです。
このメーカーの機体は、草刈り中に飛んでくるものをブロックするガードがしっかりと固定されていて、簡単に外したりずらしたりできないようになっています。こういうところも、マスコミ様の生け贄にされないためには大切なところなのです。先日も、炎天下で草刈りをしていたお年寄りが亡くなったとか、草刈り中に転落死したとか、そういうニュースがありました。幸いにもそれらは、連日の「暑さ」のせいにされていたのでほっと胸をなで下ろしておりました。
さすがのマスコミ様も、お天道様には文句が言えないようです。 けれど、人間界では全能のマスコミ様の力を持ってすれば、日本全国、夏の間は一切の草刈りを禁止する、などということにするのも簡単なことでしょうし、刈払機で怪我をする人が続出すれば、使用禁止、製造禁止にするなんてこともたやすいはずです。
勢揃いした歴代の刈払機たち。一番奥の機体などは、ホームセンターで安売りされていたものを更に処分特価で買ったものですが、当たりが良かったのか、もう10年以上も稼働しています。しかしどれも、やかましい音、見た目に恐ろしさを覚える回転する金属刃など、ひとたび事故や問題が起こればマスコミ様がお喜びになりそうな要素に満ちあふれています。気持ちよく草刈りができる夏は、あと何度巡ってくるのでしょうか。
草刈機もハマると深そうですね。ハスクは知っていましたが、スチールは初めて聞きました。スウェーデン対ドイツってところですか?万年筆とはまた優劣ランクが異なるのが興味深いです。というかスウェーデン製の万年筆って聞いたことないですね。
投稿: すいどう | 2014年8月 7日 (木) 21時13分
すいどう さん
スチールは対面販売以外不可、というポリシーなので、そもそもの取扱店が少ないこともあって、知名度は低いかもしれません。デンマークなら、その昔モンブランが工場を持っていたそうですけれど、スウェーデンはどうなのでしょうね。
投稿: つきみそう | 2014年8月 7日 (木) 23時17分