療養中
当Blogには、まともな中身や信頼するに足る内容などは一切ありません。きっと作成者が馬鹿なんだろうな、まぁしょうがないなと諦めて、暇つぶしにお楽しみいただければ幸いです。
久方ぶりに公の場に姿を現した「くま(仮名)」さん。水曜日の朝から手術をしてそのまま入院し、経過良好につき本日退院となりました。奈良動物医療センターというたいそうな名前の動物病院は、自宅から歩いてでも行ける距離にあり、1階が外来、2階が入院施設となっています。待合室で待っていると診察室の扉が開き、その隙間から彼女が顔を出しました。
さて、診察室に入って執刀医から手術の様子、摘出した臓器などについての説明を受けるのですが、これがもう大変でした。「くま(仮名)」さんがいつになくワンキャン鳴き喚くのです。入院中一度もお見舞いに来てくれなかったわね、どれだけ心細かったと思ってるの、なんてことを訴えているようにも聞こえました。写真は、説明が終わって待合室に出たときの様子ですが、どことなく落ち着きがありません。
腹巻きのようなさらしを巻いているのは、傷口を舐めたり掻いたりしないように、という配慮からです。彼女は犬としては高齢の9歳で、かなりオバチャン入っていますので、立ったまま後ろ脚を上げてお腹を掻く、ということをさかんにやります。しかも、柴犬というのは自分の体に恨みでもあるのかというぐらい激しく掻く犬種なので、傷口が開いてしまわないか心配になるほどです。
妻が生徒たちに「ウチの犬、手術するのよ。」と言ったところ、腕の手術を経験した生徒が手を挙げて、「先生、手術なんてね、寝て起きたら終わってるし、痛くないよ。犬にそう言うといたげて。」などと可愛いことを言ってくれたそうです。私などはお腹の傷口を見ただけで、お尻の方からぞわぞわぞわと何かが体内を登ってくるような感触に襲われます。犬って、実に強いものですね。
ほれほれ、こういうことをするから、さらしを巻かれてしまうのです。この上さらに、傷口を舐めたりしないよう、エリザベスカラーまで取り付けられてしまいました。会計を済ませて外に出ると、待っていましたとばかりにおしっこ。それが終わると、駐車場にたくさん並んでいる中から迷いもせずに我が家の車の方へ一直線。早くドアを開けてとこちらを見ています。エログランドの高い床をものともせずにひょいっと飛び乗って、そのまま長女の膝の上に陣取ります。
人間様が退院したときでもこれほど慎重には走らないだろう、というぐらいに、後ろの車にごめんなさいと思いつつそぉっと走って自宅に到着すると、まずはご飯。いつも食べ慣れている餌がおいしかったのか、ぱくっと一口で食べてしまって、そのあとはドテッとケージの中に横たわって動こうとしませんでした。やっぱり、お家が一番、なのでしょうね。
とっても獰猛に見えるこの顔は、ワンキャン鳴きながら歯をカチカチ言わせているところです。早くぅ、ねぇ、とおねだりをするときの表情なのです。乳腺に卵巣、子宮まで摘出する大手術となりましたが、本人(犬)はいたって元気で、むしろこの時点で摘出したことがプラスに働くかもしれない、ということでした。最初は腹腔鏡手術を予定していたのですが、子宮や卵巣があまりに肥大していたので通常の開腹手術に切り替えたのです。元気に、長生きしてくれることを祈りますが、数日後に、摘出した部分の病理検査の結果を聞くまでは安心できません。とにかく、よくがんばりました。WAGNER金沢に参加できなかったのは残念でしたが、やはり飼い主自ら迎えに行ってやって良かったと思っています。
くま(仮名)ちゃんお帰りなさい!
良い表情していて安心しました。
投稿: 大阪のオバチャン | 2014年4月20日 (日) 09時38分
本当に元気そうな表情で良かった!くまさん、よく頑張りましたね。
検査結果、何とも無いよう祈っています! ハミ
投稿: ハミ | 2014年4月20日 (日) 11時19分
大阪のオバチャン さん
正直、もっとやつれて帰ってくるかと思いましたが、お腹に傷跡がある以外は行く前と何も変わりません。ただ、周りが気を遣っているのはわかるらしくて、その分、甘えてくるのが困りものです。
投稿: つきみそう | 2014年4月20日 (日) 20時24分
ハミ さん
子宮や卵巣がシャウエッセンぐらいに肥大していたのを見せられてびっくりしましたが、放っておくと破裂したり膿がたまったりとロクなことにはならなかったようですから、いいタイミングで見つかって良かったです。
投稿: つきみそう | 2014年4月20日 (日) 20時25分