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2014年3月18日 (火)

ひだりうま

 当Blogには、まともな中身や信頼するに足る内容などは一切ありません。きっと作成者が馬鹿なんだろうな、まぁしょうがないなと諦めて、暇つぶしにお楽しみいただければ幸いです。

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 いつもいつも、寝ているところばかりの「くま(仮名)」さん。起きているときは動きまくり、走りまくりなので、結局寝ているところぐらいしか撮れないのです。いつも思うことですが、動物カメラマンなんてのは本当に凄いですね・・・・・などと思っていましたら、素人でもそれに迫れる仕掛けがありました。ペットモードなどというもの、何のためにあるのかと思っていたのですが、あれ、顔認識みたいな枠が出た瞬間、シャッターが切れるんですね。ペットモードを多用すれば、私にも動いているワンコの写真が撮れるかもしれません。

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 まともに撮ると軸の色が茶色に見えないので光が反射するように・・・・・しても、やっぱり黒い軸にしか見えません。WAGNER2014はその濃いブラウンの軸が外観上の特徴です。何でそういう色なのか、それはやっぱり、「馬」の毛色なのでしょうね。そしてペン先には馬という漢字を鏡文字にしたものが刻印されています。縁起物の左馬というやつですね。

 

 「うま」をさかさまにすると「まう」で、舞うのはめでたいときなのだから、左馬はすなわちめでたいものである、なんて解説をよく見ます。あと、人が右手で馬を引くとき、人が左で馬が右となりますが、これが逆になると馬が人を引っ張る、というのでめでたいのだそうです。

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 春は別れと出会いの季節、そして門出、出発の季節でもあります。旅に出る人への餞(はなむけ)なんていいますが、これはご存じの通り「むまの鼻向け」、すなわち旅に出る人が乗る馬の鼻を行く先に向けてやる,というところから来ています。そういう意味でも、この季節にはぴったりの萬年筆ということができるでしょう。今週末のペントレーディング東京に参加される皆さん、このペンをお持ちでなければ買えるように頑張りましょう。きれいなブラウンの軸ですが、黒にしか見えませんから仕事でも普通に使えます。

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 左右非対称の刻印というのもけっこう珍しいものです。飲食店、特に和食やお寿司などのお店には、「左馬」という屋号を持つところがけっこうあります。将棋の駒にこんな左右逆さまの馬の字が書かれているのを見たことがある、という人も少なくないと思いますが、いかがでしょうか。私が手に入れた個体は残念ながら普通のペン先で、細字ということもあってカリカリ引っかかっておりますが、むしろそれが使いやすいのかもしれません。やはりこのペンには黒インクかな、と思いつつ、見た目は黒に見えるけれど黒ではない、書いた本人だけが本当の色は何かを知っている、なんていうインクを探してみようかと思っています。

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 PILOTの常で、けっこうしっかりとハマっておりますけれど、当然のことながらコンヴァータは取り外し可能です。問題はこれから先、どんどん気温が上がっていくので、このペンを挿すポケットがない服を着るようになっていく、ということです。ペンケースを入れられるように、一念発起して常に鞄を持ち歩く人になるように努力しようかな、なんて思っておりますが、多分実現しないだろうな・・・・・とやってみる前から思っている私。すばらしい馬が現れて、引っ張って行ってくれるといいのですが。 

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万年筆評価の部屋にて、WAGNER 2014発送開始と書かれていたので、仕事に出る前に、「今日あたり着払いで荷物届くかもしれないから、送料だけなのでそんなに高くないと思うけど、、、」とおずおずと申し出たら、「、、、万年筆やろ」と感づかれました。Bromfieldさんは、家人... [続きを読む]

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