立哨員
当Blogには、まともな中身や信頼するに足る内容などは一切ありません。きっと作成者が馬鹿なんだろうな、まぁしょうがないな、と諦めて、暇つぶしにお楽しみいただければ幸いです。
寝転がったまま水を飲む「ちち(仮名)」さん。何とも横着な姿です。けれども、ケージの構造との兼ね合いで、これ以上高い位置に給水瓶を取り付けてやることができため、立った姿勢から水を飲もうとすれば、人間が立ったまま棚板の裏側をのぞき込むような感じで首をヒネらなければなりません。横着やなぁ、といいながら、こうして飲んでいる見る方が飼い主としては気が楽です。
嫌な予感はしていましたけれど、ついに来てしまいました。奈良市民マラソンのコース立哨員やってね、という依頼状です。建国記念の日に行われる奈良市民マラソン、好きな人は好きなのでしょうし、運営にかかわっている関係者の皆さんは本当に大変な思いをされていることもわかるのですけれど、何でもいいからとにかくただで文句言わずに手伝ってくれる人を集めて実施する、というのはやめてもらいたいものです。とはいえ、それができなくなったら奈良市民マラソンそのものが実施できなくなるわけで、走りたい人、走らせたい人にとってはそれも哀しいことでしょう。難しいところです。
仕事の時間を削り、休みの日も潰してまで部活動の指導に熱中する、学校の先生方のそんな姿は当たり前のこととして捉えられていて、全然そうではない私みたいな教師は不審がられたり、給料泥棒扱いされたりすることも少なくありません。あの先生は熱心で、だからあの学校のチームは強いのだ、なんて言いますけれど、チームの善し悪しなんて指導者の優劣のみで決まるものでもありません。ミニバスケットがさかんな地域にある中学校のバスケットボール部がむちゃくちゃ強くて全国大会出場の連続。そのことで神格化されている顧問の先生をよく知っていますが、私、個人的にはその人と同じ職場で働きたくありません。
写真のデュオフォールドは1世紀近く前のものですが、セルロイドの軸は美しいグリーンを保っています。人にお見せすると、「お見事です」なんて言ってもらえますけれど、何人もの人が使いもせず、ゴムサックを抜いて保管してきてくれたおかげでこの軸の色があるのです。私はおいしいところをいただいただけで、現にゴムサックを入れて使っていますから、この先、きれいな緑の軸はどんどん老いていくことでしょう。
手塩にかけて育てた部員たちの活躍ぶりを見て目を細める、というのが運動系部活動の顧問をやる醍醐味なのでしょう。文化系でも吹奏楽部なんかは同じ傾向です。そういう人たちはそもそも休日に休めなくても「文句しか」言いません。口では嫌だ言いながら、平日よりも朝早く起きていそいそと出かけていくのです。そういう人たちが企画しているからこそ、奈良市民マラソンの立哨員は朝7時50分に点呼を受けて8時過ぎには道路端にコーンを並べなさい、なんてことを平気で命じることができるのでしょう。はっきり言って、嫌で仕方がないのですが、断れば別の人に回るだけのこと。当日はBlogネタをひとつ(今日も含めれば2つか)もらったと思って寒い中立っているしかありません。本日の師匠のBlogにもありますが、Blogなんてものは続けることがまず大切。そのためにはネタを切らさないことがもっと大切です。せっかくのチャンス、文句を言いつつありがたく頂戴することにいたしましょう。
立哨員だとわかるようにヤッケを着てもらいますから、当然それらしい格好で来てください、などと平気な顔で言われるのも腹立たしいものです。寒い時期なので、何というのでしょうか、あの、裾を踏みつけてコケるんじゃないかと思える、不細工な長いコートを着てこいと言うのですが、そんなもの持ってませんし、買うつもりもありません。アレを着て電車に乗るなんて、私には無理です。スポーツできない人間には着られないものです。規則ですから現場ではヤッケを着ますけれど、ジャージを着て行くなんてとんでもないことです。WAGNERに参加するような格好で行って、ダメと言われたらさようなら、ですね。
こんな玉もないような萬年筆を持ってるなんておかしい、と言われても喜んでられるのが「半」な人。認定委員長として、その辺の心情を少しでも理解しようと保有しております。そういう辺なのが混じっていてもいいじゃありませんか。スポーツだからと、みんな日体大のパフォーマンスみたいにする必要はないと思います。
まぁこの日、サッカーの試合を引率していって寒い中丸1日外にいるよりも、マラソンの立哨をして2時間ほど道ばたに立っている方がまだマシ、ということでお引き受けいたしました。コースの長さは8キロしかないので、交通規制も1時間ほど。先頭のパトカーが来るのが見えたらコーンを置き、しんがりにまたパトカーが来たらコーンを片付けます。コーンひとつに立哨員一人という感じで、こんなに密に立哨員立てる必要があるのかな、とも思います。使い切りのカイロに軍手、そしてヤッケ。それを人数分用意すると相当な費用になると思いますけれど、それをもったいないと思ってはいけないのでしょうね。スポーツを愛する人はいい人で、それを少しでも批判すると心の汚い人、ということにされてしまいます。バレないようにしないといけません・・・・・。
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コメント
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>不細工な長いコート W
ワタクシ、スポーツは好きですが、同じくあれはどうも・・・以下自粛。
結婚記念日に当たっているのでくだんの大会へは不参加で残念です。
沿道に顔見知りが居ると走る側は嬉しいものですが・・・
立哨員二年連続はしんどそうですね。><
投稿: 大阪のオバチャン | 2014年2月 2日 (日) 10時59分
あのジャージなるものが大の苦手です。私にとってアレを着て街中を歩くのは水着を着て歩いているのと同義です。
いっそいつも着なれている胴着と袴の和装の方が落ち着いて外出できそう、という話を同僚にしたら、何だか信じられないものを見るような視線を投げ返してくれました。
スポーツにハマっている人と万年筆にハマっている人がいたら、多くの人は前者を評価しそうな世の中に疑問を感じます(笑)。
投稿: すいどう | 2014年2月 2日 (日) 13時59分
大阪のオバチャン さん
バスケットボール部のお手伝いをしている妻は、
寒い体育館ではアレがないと死んでしまう、などと
言っております。妻にしろ長男にしろ、私と違って
何を着てもちゃんと似合うはずなのですが、やはり
違和感ありますし、バリバリにスポーツ極めてる人
たちが来てらっしゃるのを見ても・・・。そうそう
あれはスポーツできない人には着られないと思って
います。体の使い方が下手くそだと、あんな長いの
着て動けないはずです。
投稿: つきみそう | 2014年2月 2日 (日) 23時40分
すいどう さん
そうです。スポーツに嵌まってるのはまともで健全な
人で、萬年筆でシュッと字を書いてニタッとしてるのは
暗くて変な人です(「半」でなくても同じ)。
ジャージで外歩いてる大人、多いですね。冬だとその
上にシャカシャカいうのを重ねて着てらっしゃいます。
私の場合は単にスポーツ楽しめない人間のひがみでしか
ありませんけれど、やっぱりジャージで外出ってのは、
ある程度の年齢になったらしちゃいけないと思います。
投稿: つきみそう | 2014年2月 2日 (日) 23時43分