撮り方ひとつ
当Blogには、まともな中身や信頼するに足る内容などは一切ありません。きっと作成者が馬鹿なんだろうな、まぁしょうがないな、と諦めて、暇つぶしにお楽しみいただければ幸いです。
それって、ホントに寝てる意味あるの? 苦しいだけじゃないの? と尋ねずにはいられない、「ちち(仮名)」さんの寝姿。確かに体はふかふかのクッションに預けていますし、問題となっている首だってケージの柵にもたせかけているわけですが、こんなにくいっと曲がっていると首が痛くなるんではないかと要らぬ心配をしてしまいます。でも、本人(犬)はよほど眠たかったようで、このようすを写真に収めようと近づいていっても全く動こうとはしませんでした。
いろいろ出してきたついでに、今日もいぶし銀特集です。こちら、シェーファーインペリアルのタッチダウンは、なかなかいい感じに黒くなっています。写真がうまく撮れない私でも、写真って面白いなぁと思うのがこんな時です。じつはこれ、金色に輝く紙の上にペンを置いて撮影したものです。
角度が変わってしまいましたが、同じペンを濃紺の紙の上に置いて撮るとこうなります。写し取ってくれたカメラに対して、賢いなぁお前、と言うべきか、あるいは釣られすぎやろけなすべきか、カメラ任せで撮っておいて文句を言うのもアレですので、褒めておくことにしましょうか。銀のペンを放置しておくと金色っぽくなってから黒くなる、ということとも関係があるのでしょうか。
こちらも黒さでは負けていないプラチナ・プラチナの杉綾模様。やはり金色の紙の上に置いて撮ったものです。背景になるものの色や明るさとか、光の当たり具合とか、そういうことを全く考慮せずに写ればいいやで撮っていますが、それをネタにしてしまう私もいい根性です。
同じペンを濃紺の紙の上に置いて撮ったもの。普通に使っていると、見た目はこんな感じでしょうか。肉眼で見たときの色に近いのは、シェーファーもプラチナも、より黒い方です。ストロボを炊かなくても、カメラが背景の濃い色に反応してくれているのですね。
同じプラチナ・プラチナでも、この格子模様のものはただ汚いだけの軸です。もう少し放っておけば何とかなるだろうか、と思って早数年、何の変化もなく汚れたままです。こういうのは思い切ってピカピカに磨き上げてみるのもよいかもしれません。
けっして金色のペンではなくて、薄汚れた銀色のペンなのです。硫化の具合が薄汚いのは残念ですが、部分部分を見るときれいに硫化しているところもあって、そういうところを見つけてしまうと磨くのが惜しくなり、結局そのまま、という状態が続いています。
持っているペンの写真を撮ってカタログ化してみたらどうだ、などとさる方にすすめられたのですが、この程度の撮影技術では写真に収めてもどんなペンなのかよくわかりません。あちこち整理するたびにしまい込んで忘れていたペンが出てくる、というのも困ったものです。
コメント
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ペン先がエージングしていくのだから軸もエージングして欲しいと考えると銀ってとても良い素材です。
首軸が心配なパーカー75も誰かがエボナイトか良質な樹脂で作ってくれれば、安心して使えるのですけどね。
投稿: すいどう | 2014年1月17日 (金) 20時07分
すいどう さん
パーカー75のあの首は、本当にいやですね。
最初からくびれている部分すら、痩せてへこんで
いるのではないかと思ってしまったり・・・。
でも、はかないからこそ良いのだ、という意見
もあるにはありますし、入れるインクを選ぶと、
幾分かはマシなのかな。
投稿: つきみそう | 2014年1月18日 (土) 00時01分
パーカー75の首軸痩せは、インクがパーマネントだった場合で、かつ、それを洗うことなく長期間放置した結果の話です。
当時と比べるならば本物のパーマネント・インクなぞ、今やブルー・ブラックの一部のメーカーのものに限られているのが現状ですから、75の首軸対インクの安全性は、現代の方がずっと問題が起きにくいのです。染料系インクならば、まず収縮することはありませんので、安心してお使い下さい。
投稿: monolith6 | 2014年1月20日 (月) 19時02分
monolith6 さん
そういえば、パーカー社製のインクを他社のペンで
使うのはやめた方が良い、という話をよく聞きました。
それも、そういった昔のパーマネント系インクの頃の
経験から出てきた話なのでしょうか。
パーカー75系統のペンはさほどたくさん持っている
わけでもありませんが、こまめにメンテナンスしながら
楽しんでいきたいと思います。
投稿: つきみそう | 2014年1月21日 (火) 01時52分
つきみそうさん、
現行品であっても、Quink をペリカンの吸入式に入れてはいけない、は有名ですよね。軸内を溶かす可能性があるから、というのが理由ですが、Penman も煽りを食ってか、他社の萬年筆には入れない方が良いと言われたりしました。
何かまるで、パーカーのインクは札付きで危険、みたいな扱いですが、例えば75のようなスリップ・キャップで、ニブが乾燥しがちなモデルには Quink はなかなかのフローの良さを見せるのです。そればかりか、デュオフォールドのように、キャップに空気穴が空いていて、やはりインクが乾きやすいというモデルであっても、Quink ならば書き出しが掠れにくいという経験もしました。
このような体験をすると、萬年筆メーカーが自社モデルには自社インクを、と推奨することにはそれなりに意義がありそうだと思わざるを得ません。
何年か前に、モンブランの当時のインクはフローが悪いとのクレームがあったことを巡って、インクを改良せずに、何とペン芯を改良したという、本当だとすれば本末転倒のように思える話もあったような...。
投稿: monolith6 | 2014年1月21日 (火) 16時37分
monolith6 さん
それそれ、そのPenmanとQuinkの混同、私も陥っていた
時期がありました。この趣味にハマってから、実に様々な
インクで遊ばせてもらいましたけれど、やっぱりメーカー
純正は安心というのは動きませんね。ビスコンティの
インクポットにセーラーの極黒を入れておいたら樹脂が
溶け出していた、なんて話もありました。真偽のほどは
未確認ですけれども。
金ペン堂のおやっさんが特定のインクを推すのもそれが
原因だというお話もありましたねぇ・・・。
投稿: つきみそう | 2014年1月21日 (火) 23時24分