谷中散策
当Blogには、まともな中身や信頼するに足る内容などは一切ありません。きっと作成者が馬鹿なんだろうな、まぁしょうがないな、と諦めて、暇つぶしにお楽しみいただければ幸いです。
飼い主が寝正月を決め込んでいますと、飼い犬もおつきあいしてくれます。ケージの扉が開いていても知らん顔で、自分の寝床が一番快適、とばかりに寝ている「くま(仮名)」さんですけれど、飼い主がリヴィングルームに出てきてゴロンと横になると、すすすっとケージから出てきてはこうして添い寝をしてくれます。しかしながら、彼女は飼い主の腕を枕にして寝るのがお気に入りなので、それをやられると飼い主は身動きひとつできない苦しいひとときを強要されてしまうのが難点といえば難点。けれども、可愛くてたまりません(親ばか)。
あれ、これは・・・・・という1枚。こちらのBlogの、しかも1月4日付けのエントリーに出ていた写真と同じ題材です。平成20年(2008年)の秋にスタートしたこのBlogですが、その頃には結構な数の萬年筆系Blogが「ほぼ毎日更新」だったことを思うと、昨今は少し寂しい状況であるとも言えます。
拙BlogとBromfieldさんのところとは兄弟Blogとも言える関係で、どちらかが毎日更新をやめたら相手方も気が楽になる、ということなのですが、これがなかなかどうして、お互い楽にはならないまま、ずるずると5年以上が過ぎました。思えば、恵比寿の居酒屋で、教育関係者ばかり3人が3角形の変なテーブルに同席したのが出会いでしたが、そういう変な出会いはやっぱり変な付き合いとして続いてしまうものなのでしょうか。
日暮里の駅を降りて坂道を下り、ひょいっと横道に入ったところにひっそりと、そのお店はありました。奈良でも蕎麦が食べられないわけではありませんし、実際、我が家の近所にはうまい蕎麦屋が2軒もあります。けれど、やっぱりお江戸に来たからには蕎麦を手繰りたいところです。鴨せいろの鴨で呑みながら・・・・・なんてことも頭をよぎったのですが、この時期限定、しかも日によってはないかもしれないという粗挽きの二八蕎麦をいただくことにしました。
1枚にしておきますか、それとも・・・・・と聞かれる前から、2枚頼もうと決めておりました。蕎麦で腹一杯、というのは無粋なのかもしれませんけれど、やっぱりしっかりといただきたい。今を逃すと、この先いつこのお店にお邪魔できるかわからないし・・・・・という田舎モンならではの事情もありました。そしてやっぱり、2枚頼んで正解でした。コートがなくても歩けそうないいお天気、真っ昼間からお酒を呑みつつ蕎麦を手繰るなんていうのは実に贅沢です。
奇しくも今日、1月3日というのは戊辰戦争開戦の日でありますが、こちら谷中の経王寺は、敗走した彰義隊をかくまったということで官軍の砲撃を受け、そのときの弾痕が山門に残っています。大きな霊園があることと、あちらこちらのお寺があるためでしょう、谷中界隈を歩いていると常にお線香の匂いがして、それがまた実にいい雰囲気です。日暮里の駅から続く商店街共々、また訪ねてみたいと思わせてくれる街でした。
ぶらぶら歩きの途中で、ふと目にとまったお店の看板。何のことはない、蛙さん関連のグッズを扱う小さなお店なのですが、萬年筆趣味界ではケロリンという名前に反応してしまう人も少なからずいることでしょう。
さて、この次東京にお邪魔できるのはいつのことか、有力なのは3月のペントレあたりでしょうか。けれども、3月といえば私の業界は一番忙しい季節。早め早めに仕事を片付けて、心置きなく休日を楽しめるような、そんな1年にしたい。動機はやや不純ながら、今年一年の抱負をこのように語っておくことにします。
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