出血大サービス
当Blogには、まともな中身や信頼するに足る内容などは一切ありません。きっと作成者が馬鹿なんだろうな、まぁしょうがないな、と諦めて、暇つぶしにお楽しみいただければ幸いです。
朝、まだ半分寝ている状態の「くま(仮名)」さん。むにゃむにゃと体のあちこちをなめ回して身繕いをしています。柴犬は清潔好きだといわれることが納得できる光景です。これが若い「ちち(仮名)」さんになりますと、痒いところがある場合などキュンキュンと鳴き声を上げながら身繕いをするので、こりゃ医者に連れて行かないといけないかな、なんて一瞬思わせられたりもしますが、「くま(仮名)」さんの場合は年の功でそういうこともありません。
採点に愛用しているPILOT823。ペン先を傷めたのを「器用な」同僚に見つかって玉を半分飛ばされてしまい、それをカーボンさんと親方に無理くり治してもらったのですが、東京都内に潜伏中のエージェントから「王国にCのペン先有り!」との報告を受けて即GET。結果、某社のペンクリニックに某氏が来られるようなときでもなければ手に入らない組み合わせのペンとなりました。これをカーボンさんが仕上げてくれて、さらにsu_91さんが数度にわたって追い込んでくれている、というのが現状です。
今日は退勤後に主治医の元へ行き、診察を受けて薬をもらうという月に一度の行。当然、採血もしましたけれど、自分の血が吸い出されていく様はこの写真とそっくりです。現在はシェーファーの赤インクを入れておりますが、これはちょっと考え直した方がいいかな、というところ。紙の上では乾いた血の色にしか見えないので、もう少し目に優しい色に変更しようと思います。
この萬年筆を見た生徒たちがペチットワンとか言いますので、まぁ外れてはいないけれどこのペン先、金色のところは全部14金やで、なんていらんことを口走ってしまいました。生徒は若くて目がいいですので、肉眼で14Kの文字を確認して感動しておりました。アクセサリに使われるような、あるいは価値のあるものとして知られる「金」が目の前にあるのですから、まぁ当然の反応かもしれません。
で、つい調子に乗って、こうやってインクを吸うのだ、と実演したのが運の尽き。こんなことをしてしまうと、ピストンを収めることができません。冷静を装いつつ、口では「こうやってそぉ~っと押し込まんと、ピュッと飛び出すからなぁ・・・」と生徒の方へ近づいていくと、思わずのけぞって逃げる生徒。そりゃそうでしょう。こんなインクの水鉄砲は誰だってごめんです。
そうしている間にも,大きく立派なペン芯からぶくぶくとインクの泡が出てきますので、当然生徒たちは騒ぎます。そこで、ゴミ箱の上にペンを持って行って最後の一押し。結果はご覧の通りです。なお、当然ながらこの写真、当時のようすを再現したものです。実に危ない光景。学校では見たくないものです。
血だまりのアップ。シェーファーのインクは実に鮮やかな赤色ですね。いい紙に書けばきれいに出るのでしょうけれど、テストの答案は再生コピー用紙がいいところですので、もっと汚い見た目になります。明日のWAGNER神戸に参加したついでに、日本で一番長く営業している文具店で話題のインクでも買おうか、などと思っております。
仕事で質の低い再生紙を相手にすると万年筆とインクのチョイスがとても難しいです。
裏抜け、滲み、紙繊維の引っ掛かり、乾きの早さ、耐水性等々色々と厳しい条件が立ち塞がってきます。手荒に扱うことも多く高価なペンは気が引けますしね。
投稿: すいどう | 2013年10月19日 (土) 10時25分
すいどう さん
裏抜けもひどいですね。あと、やっぱり繊維というか、紙粉というか、よく詰まります。ひとクラス採点する間に何度か吸入操作をします。何のための大容量なのか、、、
投稿: つきみそう | 2013年10月19日 (土) 11時24分
私は、赤もいくつか探して、ウォーターマンの赤をずっと愛用してます。
ボルドーか朱色が多く、ジェルインクの赤に近いのを探していたらそれになりました。
最近は乾いたあと、もう少し明るいのが欲しくなりパイロットの赤に戻りましたが(笑)
今、気になるのがブングボックスの曼珠沙華です。モンブランのヒッチコックは正に乾いたら血液色でした(笑)
投稿: whitestar_ftl | 2013年10月19日 (土) 11時36分
whitestar_ftl さん
そう、乾いたときの色が問題です。そういうことがあるから、この業界では古くからプラチナの採点ペンが愛用されてきたのでしょうね。あれ、ピンクですもんね。
なので私も、再度ピンク試すことにしました。
投稿: つきみそう | 2013年10月20日 (日) 00時46分