世界郵便デー
当Blogには、まともな中身や信頼するに足る内容などは一切ありません。きっと作成者が馬鹿なんだろうな、まぁしょうがないな、と諦めて、暇つぶしにお楽しみいただければ幸いです。
写真を撮られることが何より嫌いな「ちち(仮名)」さんですが、どうやらiPhoneはカメラとして認識していないようで、レンズを向けられても平然としています。あるいは形ではなく、デジタルカメラが合焦するために赤外線か何かを出していて、それに反応して顔を背けるのかもしれません。けれど、私のiPhoneも「普通の」ものになってしまった今、しっかりシャッター音が鳴りますから、その意味ではデジタルカメラよりもうっとうしいはずなのですが、この通り、パシャパシャ撮られても知らん顔をして寝ています。
今日はなんの日かな、と調べてみると、トラックの日、道具の日、塾の日など、語呂合わせの記念日が並びます。その中で目にとまったのが、世界郵便デー。それを見て、先日若い友人から手紙をもらってそのままになっていたのを思い出しました。
公害級の悪筆に加えて文章力もないことから、可能な限り手紙を書くことを回避してきました。折々に手紙をくれる件の友人には申し訳なく思いつつ、それでもこの字をにじりつけた紙を送りつける方がよほど失礼だろう、と思ってのことでしたが、今日はどういう風の吹き回しか、猛烈に手紙を書いてみたくなったのです。不思議としか言いようのない現象です。
手紙を送る相手は、ウォーターマンの最高級ラインであるガッチガチのペンをこよなく愛する人ですので、それではと、柔らかくて良くしなるペン先を持つプラチナの70周年に、ウォーターマンのブルーブラックインクを入れて書くという趣向を考えました。なんにしてもまず形から入って肝心の中身は何もない、という私らしさが前面に出て、それもまた良いかな、と。
良くしなるペン先、抜群のインクフローというペンに、きめの細かさで知られるインク。それを受け止める便箋は、滑らかで滑りすぎの感もあるPILOT製。書く前から、これでは文字の形になるはずがない、と思っていたのですが、意外や意外、これが違ったのです。
そこらへんにある紙に、メーカー純正のインクを入れたこのペンでいたずら書きをしますと、これ以上ないほどの幸せな気分になれます。けれど、その滑りの良さが仇となって、紙の上に残されたインクの痕跡は文字とはとうてい呼べない代物です。目上の人に差し上げる手紙であるとか、仕事その他、真剣に書かなければならない場面では、とてもではありませんがこのペンを使うことができません。
けれど、滑りまくるはずの組み合わせで、まさかのシャリシャリ感。適度な抵抗感で、何とか判読できる程度の文字にはなりました。さてこれは、どうしたことなのでしょう。理由は何であるにせよ、非常に快適な筆記環境をひとつ手に入れることができました。そのチャンスを与えてくれた若き友人に、本日の記事を捧げます。
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