ひいてきた
当Blogには、まともな中身や信頼するに足る内容などは一切ありません。きっと作成者が馬鹿なんだろうな、まぁしょうがないな、と諦めて、暇つぶしにお楽しみいただければ幸いです。
時節柄十分ご自愛ください、ということでお布団をかぶってお昼寝をしている「ちち(仮名)」さん。本人(犬)にしてみれば、ただ単に敷物に潜ったりして遊んでいてそのまま寝てしまった、ということなのでしょうけれど、見法がそういう勝手な解釈をしておもしろがったり可愛いと思ったりするというのも、犬と暮らす楽しみのひとつです。
私が子どもの頃、夏休みを過ごした子どもは「黒い」のが「エラい」という風潮でした。2学期に入って学校に行くと、色の白い私などは人間としての値打ちなどかけらも無いような言われ方をしたものです。「くろんぼコンテスト」なんて言葉も平気で使われておりました。個人的にはこの言葉そのものに罪は無く、どういう文脈で使われるのかということが問題だと思っていますが、何でもかんでもダメだと決めつけて騒ぐのがカッコいいのだと思い込んでいるこの国では、そういうことを言うことすら許されないのでしょう。
この暑いのにPILOTの冬木立。どちらも硫化していますが、黒くなり方が違います。キャップと胴軸を取り替えたら丁度いい感じなのですが、こういうのも味のうちなので、出来るだけこすらないように、あるいは親切な名古屋の大将に「やったるわ」と液につけられたりしないように、これから先も気をつけて保管していくことになるのでしょう。
せっかくいい感じになったと思った秋田焼の湯呑みですが、これがなんと、「さめて」しまったのです。夏休みが終わり、9月のキツい残暑もやり過ごした10月頃になると、夜歩いていたらどこにいるのかわからないような子どもたちも少しずつ肌の色が戻ってきます。うちの方ではそういうのを「さめた」とか「ひいてきた」とか言っておりました。このお湯呑みも、全部しっかり真っ黒になったと喜んでいたのに、すこし「ひいて」きています。
こういう縁のところなんかはもともとタンニンが染み込みにくいのでしょう。いったんは黒っぽくなりましたけれど、結局こんな色に戻りました。なので、またチャレンジ。本当なら毎日お茶をいただきながらじっくりと黒くしていくべきものなのでしょうけれど、イラチなわたくしにそんな悠長なことができるはずもありません。
この冬木立、2本とも書き味があまり気に入ったものではないので、調整師さんが比較的お暇だと聞くWAGNER三島大会に持ち込むはずでしたが、それも果たせませんでした。もっとも、気に入った書き味になったらずっと使うのか、といえばそうでもありません。そんなことをしたら良くこすれる部分がきれいな銀色になってしまうかもしれないので、絶対に損あんことをするわけにはいかないのです。黒ければ黒いほど良い、というのは名古屋の天才発明家と同じですが、でもその人はいつもきれいな銀色のアタッシェケースを持ち歩いています。京都にある鹿苑寺銀閣も壁の色は真っ黒。銀と黒、案外つながりが深いのかもしれません。
などと言っているうちに、もうすぐお盆。何が何でも最低5日間、できることなら7日間は絶対に休みを取りなさい、取らないとシバくよ、と教育委員会から言われているので、一応月曜からの5日間は出勤しないことにしております。でも、職場にはかわいいトマトの鉢植えがいますから、せめて2日に1度は水やりに行ってやらないと小さな命が消えてしまいますから、隠密行動で水やりにだけは行くつもりです。お墓参りにも行かなければなりませんし、家のお仏壇も掃除してお盆の精霊棚を作らなければなりません。そうして結構慌ただしいお盆が終わると、もう2学期が目の前です。
コメント
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色抜けちゃいましたねぇ。まさかレモンウォーターを試した結果…などという冗談はぬきにして。
私の職場も夏休みはしっかり取りなさい、などと上から通達は来るのですが、それと同時にこの仕事の締め切りは来週いっぱいね、などと言われる状況なので、全く手に負えません。
盆休みはないのに里帰りや墓参りはこなさなくてはいけないので通常週よりもきつい一週間になりそうです。
投稿: すいどう | 2013年8月11日 (日) 14時51分
すいどう さん
まさにそれです。お盆ということであっちこっち休みになって不便な上に、平日は平日ですからね。結局、ただ面倒なだけの1週間です。やっぱり、関東の人みたいに新暦でお盆する方が普通だと思われてるのかな?
投稿: つきみそう | 2013年8月11日 (日) 20時26分