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2013年5月 2日 (木)

磨きをかける

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 浮かない表情の「くま(仮名)」さん。長男に抱き上げられているのですが、目はうつろでおびえているようにも見えます。実は彼女、これから美人に磨きをかけるのです。

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 玄関ホールに連れ出されて、あ、お散歩!と喜びの表情で見上げていたらひょいっと抱き上げられて、お母さんが出てきて体をこすり始めたので、嫌だ嫌だと暴れるのですが、その手(前脚)をまたがっしりと捕まれて、もうどうすることも出来ません。彼女は毛の量が多いので、換毛期には身辺が毛だらけになります。2人がかりで毛をすいてやり、写真を撮っている飼い主は掃除機で抜けた毛を吸い込むという、実に大がかりな作業です。

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 金トリムと銀トリム、2本のプロフェッショナルギア・マーブルを並べてみました。金トリムの方が艶やかに写っていますけれど、肉眼では全く逆の印象です。銀トリムの方は師匠の万年筆評価の部屋、この日の記事に登場しているペンで、縁あって私の手元に来たのですが、 実に美しい軸で、素手で触るのがためらわれるほどにぴかぴかです。一方の金トリムの方は、おなじみ「空を飛んだペン」で、新宿にある某中古万年筆店で見かけてレジに持って行ったときになぜかポイントカードは持ってるわ大量にポイントたまってるわで同行した人たちに笑われたという思い出のある1本です。

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 こうやってキャップの上にのせる際も、金トリムの方はすんなりと出来るのに銀トリムの方は何度も何度もチャレンジしてやっと成功するという状態。表面がつるつるすぎてうまくのらないのです。ペン先も、空を飛んだペンの方は青墨を入れて酷使しているので風格が出ておりますが、銀トリムの方は使っていないのでぴかぴか。でも、治してくれた人があまりにも上手なので、金の方も、黙っていればぐんにゃりと曲がっていたペン先とは気づかれません。綺麗に洗ってやれば何の問題もありません。

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 キャップに映り込んでいるものがくっきりとしているか、ぼやけているか、その違いは明らかです。単体で見ているとやっぱりマーブルエボナイトは綺麗だなぁ、ということになるのですが、2本並べてしまうと金トリムの方のくすみぶりがはっきりとわかります。

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 やっぱり、これですかね。自分で磨くのは根気が続かないので、3Aパーラーと呼ばれた男、伝説の磨き職人にお願いしようかとも考えているのですが、最近はタイミングが合わずにあまりお顔を拝見しておりません。この連休、神戸にやってくるという、最後の一本で有名な伝説のペンドクターを目当てに出て来られるかもしれませんね。

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コメント

エボナイトは直射日光や蛍光灯ですぐに劣化しちゃいますからねぇ。このペンはキャップを尻軸に差すと後ろ寄りになるバランスで好き嫌いが分かれてしまうという、ある意味癖の強いモデル…という印象があります。つきみそうさんは気になりませんか??

 すいどう さん

 あまりにぴかぴかなので、普段は箱の中で眠っております。私は結構寝かせて持ち、可能なら必ずキャップを挿しますので、リアヘヴィーでもあまり気になりません。このペンは大きさの割にずっしりと持ち重りがするところが気に入っています。

きれいな軸ですねぇ。
良いなぁ。欲しいなぁ。なんて、言っているだけではあきませんね。手に入れるための努力をしないと、、、
頑張って臍繰ろうと思うのですが、財務省の方が優秀で 繰り越し分まで見越して首を絞めてきますから、一向に溜まりません。
ついでに、へっぽこ樹木医として診断したり治療した費用のほとんどが銀行振り込みなので、気がついたら子供達の学費に変わっていた等という話ばかりです、、、

 きくぞう さん

 思いは叶う、と言われる通り、手に入れたいと思ったペンはたいてい目の前に現れました。困ったものです。ですので、手に入れるための努力なんてとんでもない。しない方が人生平穏でいいのではないでしょうか。

 手元にじゃらじゃらあるペンを処分しないといけないなぁ、と真剣に思う今日この頃です。

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