ケース入り
身繕いをしている「くま(仮名)」さんですが、前脚どころか全身の毛が浮いてすさまじいことになっています。トリマーさんにならおとなしくやらせるのに、家族には暴れまくってブラッシングをさせてくれないのが我が家の犬たち。体を撫でるふりをしつつ浮いている毛をすき取ろうと試みるのですが、こちらの意図を敏感に察して「ダメよ!」とばかりにやんわりとその手を噛みにきます。賢いのかわがままなのかよくわかりませんが、若い頃は甘噛みしまくりだったことを思うと相当に成長しているといえるのでしょう。
まだ前の職場にいた頃に買ってそのままになっていた雑誌。内容としては個性的な文具店とそのお店が推す個性的な文具、ということなのですが、パラパラとめくっていくと萬年筆がずらっと並んでいるページがあります。有名ブランドの代表的なモデルが並んでいるのですが、よく見るとちょっと偏ったチョイスになっているところもあって、あぁ、やっぱり「今売りたい」モデルが並んでいるのだな、と妙に納得させられてしまいます。
買ったら絶対に死蔵してしまいそうな、uniの22硬度フルラインナップ。10Bから10Hまで22種類の硬度の鉛筆が1本ずつ入っているというセットです。子供の頃、何かのお祝いにもらった120本ぐらいのクレパスのセットというのが実家にあって、その圧倒的な大きさとケースの見事さ、少しずつ色が違うクレパスがずらっと並んでいる美しさに何度も見とれたものでしたが、取り出して紙にこすりつけてみようとしたことは一度もありませんでした。押し入れの奥にしまったまま、おそらくは実家を取り壊したときに塵芥になってしまったはずです。
おそらくこんな消しゴムも、へぇ、コーラの匂いがねぇ、なんて手にとってレジに行き、こうしてBlogのネタにしたらそのまま放置、ということになるのでしょう。ただこちらは私が買ってきたものではなくて、家族の誰かが実用するために買ってきたものなので、そのうち筆入れに入って実戦投入になることでしょう。コーラの匂いがするというキワモノのくせに、まとまる消しゴムという、機能的には至極まっとうなものという、そのギャップが変でよろしいですね。
いつも変なモンを供給してくださるFさんにいただいたのがこちら。「公式」のフリクション対応消しゴムです。パッケージに書かれた「広い面も 細かい部分も」というのが泣かせます。広い面を消したい、細い線も消したいと、ポリスイッチ付きのエレキットやら先の細い半田ごてやらと大騒動した私にとっては、実にありがたい一品です。ちゃんとご本家PILOTさんからこういうものが出されていたのですね。
しっかりとしたケースに入ったラバーには、ちゃんとフリクションのロゴが入っています。断面が紡錘型になっているので、エッヂの部分でこすれば細かい部分を消しやすく、そのままべたっとこすれば広い面を効率的に消すことができる、ということですね。よく考えられています。基本に忠実ですね。ですからこれは変なモンではなくてまともなモンです。仕事に追われまくって最近は変なモン探しもなかなか出来ませんが、もうひとがんばりして、ゴールデンウィークは気持ちよく雑貨屋さん巡りなどしてみたいものです。
Hi-UNIの22本はぜひ死蔵して下さい。何もやることがなくなったら、少しづつ削りながら硬筆清書でもされてはいかがでしょう。
投稿: くーべ | 2013年4月23日 (火) 19時46分
くーべ さん
それが、まだ踏み切れないでいるのです。買ったら最後死蔵するのはわかっているのですが、年を経ても削ることはないだろうというのが一番の理由。使われることのない筆記具は可哀想です。
投稿: つきみそう | 2013年4月24日 (水) 22時35分
使うことはできます(^^)。
使い切ることはできまへん(^_^;)
投稿: くーべ | 2013年4月25日 (木) 19時56分
硬度が違う22本セットって、もともと死蔵する為に作ったのではないかと。鉛筆って使う硬度はせいぜい3種類程度でしょう。メーカーもその辺が判っているから、マニアックなセットを組んだだけかと思います。どうぞ、死蔵してやって下さい。でも、古くなって表面の塗装が溶けたりしないのかシラン。
投稿: きくぞう | 2013年4月26日 (金) 02時46分
くーべ さん
鉛筆を使い切る。なんと魅力的な響きでしょうか。妻は採点用の赤ペンを使い切る人ですが、それでも鉛筆は無理でしょうね。私はいつも、使い切る前に紛失、です。
投稿: つきみそう | 2013年4月26日 (金) 04時12分
きくぞう さん
硬度が22種類。Hから10H、Bから10Bで20種類、残るはHBとFですね。この2種類がようわかりません。柔らかい方からB、HB、F、Hと並ぶようですけれど。
投稿: つきみそう | 2013年4月26日 (金) 04時17分