物色
ゆったりと寛いでいる「ちち(仮名)」さん。前脚を上手に重ねて、それこそ上品な女将が三つ指ついてご挨拶、という風情だったのですが、カメラを構えたら姿勢を変えてしまいました。残念なショットではあるのですが、肉球丸見えでお鼻をぺろり、というのもおもしろいかと思います。
どうにもヘンタイの考えることは普通ではないようです。使いたいときにサッと使えて温度調節もきく、しかも小ぶりで持ちやすい半田ごてがあれば、フリクションボール用の字消しとして便利なのになぁ・・・・・ということで、大阪日本橋の電気街をさすらってみました。写真は温度調節が出来るものですが、いかんせん、半田ごて以外の部分がかさばります。なお、これらの写真はすべてお店の方からお許しを得て店頭の商品を撮影したものです。
半田ごてそのものはこんなにもコンパクトなので、余計に残念ですね。デスクに備え付けておくのにはよいかもしれませんが、そんな広々としたデスクを使うのであれば、フリクションボールではなく万年筆、それも島桑ぐらいの堂々としたやつでゆったりと字を書きたいところです。
温度調節は出来ませんが、文句なしに小さいのがこちら。比較のために何か・・・・・とガサゴソ探して、出てきたのが多面体キャップレスというあたり、ヘンタイ満開です。ひょっとしたら私、本当に「半」なのかもしれません。
なので、小さいのを探している最中なのに、パッケージに書かれた商品名に敏感に反応してしまって、こんなでかいものまで写真に収めてしまいました。こいつは本体こそ小さいものの、温度調節器でしょうか、オレンジ色の部分がでかくて邪魔です。けれどもこの製品、半田ごてとしての用途だけでなく、いろんなものに「熱を加える」ということも想定したものです。字消しとしてもいいのではないかと思ってしまいます。何より名前がいいですね。
ここら辺には本当にグラッと来ました。左のポータソルはガス式でほぼ瞬時に熱くなり、しかも小型軽量です。字消しに使うぐらいなら、予備のガスを持ち歩かなくてもいけそうです。そして右側、これ、Qが作ったの?というような変なモンです。12V駆動と6V駆動の2種類があるのですが、赤黒のリード線の先は切りっぱなし。適当な電源を自分でつないで使ってね、という製品です。6Vの電源であれば200度以上にまで温度が上がるわけですから、それ以下の電源で、65度あたりで使用できれば、というわけです。
でもやっぱり、トータルで考えるとこのポータソルかな、という感じがします。お値段も手頃なので、思わずいってしまいそうになりましたが、だいたい自分はフリクションボールなんぞほとんど使わないのにそのための字消しに必死になってどうする、という良心の声が聞こえて、ようやく踏みとどまることが出来ました。けれど、もっと落ち着いて考えられるはずの自宅PCの前に大きな落とし穴が口を開けて待っていたとは・・・・・(to be continued)
コメント
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半田ゴテにもこれだけの種類があるとは驚きです。私がその昔中学の授業でキットを用いて製作したモノとは隔世の感があります。
しかし、気になる引きですね。何に堕ちてしまったのでしょうか??
投稿: すいどう | 2013年3月 5日 (火) 21時23分
すいどう さん
実は私、その昔は技術の教師でした。その頃は週あたり2時間、それも続きで授業があって、それこそ毎回実習三昧でした。金属板を鏨で打ち抜いてブックエンドを作る授業なんかは、もう耳が変になりそうでしたし、トノ粉を塗った木製品をボロ布でこすられると花粉症どころではないほど鼻がむずがゆくなったりと、懐かしい思い出です。確かにその頃、まずは半田ごてとテーブルタップを作らせて、その後にラジオを作る、なんていう豪華な授業もやってました。
投稿: つきみそう | 2013年3月 6日 (水) 00時29分