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2012年11月16日 (金)

3分の1

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 生気の無い感じがする「ちち(仮名)」さん。飼い主も、体験入学でやってきた小学生相手に渾身の(!)模擬授業をして疲れたところで、モルタルをこねての土木作業も加わって、結構へろへろで帰宅。そんなところで彼女の姿を見て、おぅ、おたがいしんどいなぁ、と声をかけつつ、Blogの更新です。まずはこれを済ませなければ寝られない、というのがしんどいところですが、逆に言うと、それが張り合いにもなっているのです。

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 NIE活動の一環で、教室前の廊下に各全国紙を置いて生徒たちが自由に読めるようにしてあるのですが、本日の某全国紙の一面にある見出しに、思わず「狙うたやろ・・・」と突っ込みを入れてしまいました。これは声に出して読みたい見出しですね。しゅうし、しゅうしていしせい。

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 イタリア本国に送っての修理となるので少なくとも半年はかかる、と言われていたアウロラの85周年レッドが、依頼してから2ヶ月あまりで手元に戻ってきました。キャップトップにはめ込まれた透明な石、私の個体は薄い色なので、AURORAの文字がはっきりとよく見えます。このペンをお持ちの方はじっくりとご覧になると解ると思いますが、あまりに色が濃いために中の文字が読めない個体もあるほどです。そういうところも含めて、実にイタリアらしいペンです。

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 普通に使っていると、いつの間にか首軸の部分が傷だらけになるのが難儀なところですが、もしこの部分が黒い樹脂だったら、と思うとこの方が数段よろしいですね。国産に限らず、限定品、特別生産品などであっても、首軸に関してはごく普通、というものが結構あります。普通じゃ無いペンであるからには、これぐらいのことをやってくれてちょうどですね。

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 肝心の修理部分、当たり前ですけれどもきちんと直っています。お店の人も、「一応、確認はいたしましたが・・・・・」と、まぁ、言いたいことはよく分かります。イタリアものですからね。修理上がりでお客さんの手に戻した次の瞬間にポロリ、なんてこともそれほど珍しいことでは無いのかも、などというのはちょっとキツい戯れ言。ともかく、半年会えない、と諦めていた愛すべきペンに2ヶ月ほどで再会できたことをまずは喜ぶべきなのでしょうね。

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コメント

イタリア万年筆の美しさは機構の脆さとトレードオフしてこそ得られるもの…というのは少々言い過ぎでしょうか?
でも頑丈なイタリア万年筆って何となく物足りない気がしませんか?

 すいどう さん

 おっしゃるとおりですね。軸が痩せてピストンが回らないとか、クリップなどの金属部分がぽろりととれてしまうとか、目を見張るほど綺麗な軸だけれどインクが全くでないとか、そういう「綺麗な棒」こそがイタリア萬年筆であるといえましょう。そんな中、アウロラは品質に関しては結構まともな方だと思いますね。だからこそまともに治ってきたのでしょう。

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