出会うべくして
彼女にとってはあまりとられて嬉しくないアングルからの1枚。なんとかデラックスさんほどではないにせよ、あごの下の方がだぶついているのがはっきりとわかります。飼い主の方も、夏休みに入って運動量が減っているためでしょうか、体重の下がらない日々が続いておりますので、一念発起して家でも職場でも暇さえあればお片付けをしております。
この月曜日には、あちこちから集まってきて場所をふさいでいた中古PCを5、6台まとめて処分業者さんへ。その際、直前になってなぜかメモリだけを外しておいたのです。そうしたところ、今朝、「今から6年ほど前のメーカー製PCにメモリ増設したいが、何を買ったらいい?」なんて電話が入ったので、さっそく出張サポート。7,8枚あったメモリのうち3枚ほどが見事にヒットいたしました。何かこう、虫が知らせるというか、そういうことってあるものですね。
先日開かれた第3回の y.y.Day で、世界のコレクター、すなみさんとセンター万年筆に絡んだお話をする機会がありました。製造をしていたのが相当前のことなのと、作られていた製品の材質もそれほど立派なものではなかったせいか、現存しているものはほとんどなく、あってもボロボロになっているものがほとんどだ・・・・・なんていう情報をいただいて、まぁそうだろうなぁ、と納得しておりました。
で、それからさほど時間が経っていないのに、すなみさんの手にこんなペンが。妖しい三人組(の中でも格別に妖しい人)から手に入れられたようなことをおっしゃっていたように思うのですが、現物を見ることができたので興奮して良く覚えていないのが情けないところです。
せんたー、って書いてありますね。その下には、せんえん、とも書いてあります。濃い藤色、いや紫色でしょうね。天理高校野球部の帽子よりは薄いかな、という感じの紫色です。これが幻の(と言っても良いでしょう)センター万年筆の製品です。
このシールがすべてですね。シールがなければ、メーカー不明の国産萬年筆、で終わっていたかもしれません。写真の撮り方が下手なのでわかりにくいのですが、現物はきれいなパールセルロイドで、特に首軸のあたりの微妙な色の具合がとても綺麗でした。
これをもし私が先に見つけていたら、このペンの行く末はあまり幸福なものではなかったことでしょう。持つべき人の手に渡った、すごいなぁ、というのが偽らざる感想です。私の地元にこういう萬年筆を作っているメーカーがあった、というのも誇らしい限り。この手の萬年筆と出会ったら、国産の訳わからん旧いの・・・・・で片付けないで、じっくり見ることが大切ですね。
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コメント
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こういったレアモデルを他人に先んじて収集する場合、まず入手すべきものは知識…ではなくて知識を得るための情報源というのがキツイ(笑)
投稿: すいどう | 2012年8月 2日 (木) 22時34分
すいどう さん
まさにその通りで、目の前にお宝があるのに知らん顔、なんてことも多いのでしょうね。だからこそ助かっているともいえますが・・・。
投稿: つきみそう | 2012年8月 4日 (土) 01時43分