1071番地
帰宅して程なく、娘から「今日な、「ちち(仮名)」さんがあのお面カブっててん。」と娘に聞いて、ずたずたボロボロになった犬のマスクを思い浮かべてしまいました。実際には文字通り「被った」のだそうで、なんでそれを写真に撮っておいてくれなかったのだと言いましたら、次男と協力してこんなヤラセ写真を撮ってくれたのでした。
こちらは被らされたあとでしょうか。次男がお面を押さえる手を離したあと、彼女がお面を振り落とし、「一体こいつはナンなのだ?」と検証している場面ではないかと思われます。なをこのあと、マスクは無事にサルベージされておりますのでご安心ください。
昨日は京都大会のあと二次会を経て奈良へ移動(もちろんビスタカー!)して、最後の珈琲タイム、コメダ珈琲を23時に追い出されて解散。その際「明朝は6時半集合!」と力強く宣言したのは、奈良から高野山へ登り、そのあと吉野山経由であわよくば明日香村をかすめて14時に橿原神宮前から電車に乗る、という計画があったからでした。
奈良から高野山まで、順調にいけば約2時間。この「順調にいく」ということが奈良県の道路ではとても難しいことですし、さらに日曜日ですから大量のサンデードライヴァーが這い出してきて「サンドラ・ブロック」をカマしてくれます。結果、早朝に走るのが一番良い、という結論になるわけです。

奈良県の誇りであるモリソン萬年筆が、萬年筆の製造をやめ、万年筆販売業者となったのが「モリソンファクトリー」です。工場があった頃は「モリソン萬年筆」で、工場がなくなってからの社名が「モリソンファクトリー」というのも、ヒネリが効いているというかなんというか・・・・・。
ようやく見つけたこの小さな表札。普通の民家としか言いようのないお家の門についています。同乗していたAさんやDさんが、iPhoneとアンドロメダでそれぞれgoogle先生にお伺いを立てて、「ここじゃっ!」と言われた場所でしたが、まさかこのお家がモリソンファクトリーだとは思いもよらず、結局30分ほどあたりを這いずり回っておりました。時間をロスして焦るところですが、その分早く出てきているんだから、と気を取り直して、朝食を獲るべくコンビニエンスストアに立ち寄ります。
んで、おとうさん、朝っぱらから何買ってるの?というところですが、先日発売のグランドキリン、キャンペーン用に身にタオルがついた3本セットです。グラスで飲んでいるのに近い感触の広口瓶、を標榜している以上、この箱にビアグラスを入れるわけにはいかなかったのでしょうね。
ミニタオルとうたっておりますが、タオル地のハンカチ、という感じでしょうか。こんなん、ただの黒いタオルハンカチやんけ。なんでこれがグランドキリンのノベルティなんや? と聞かれたら、左下隅のロゴを見せましょう。
これだけです。実にシンプルです。このおまけ付きパッケージ、近所のセブンイレブンでは見かけないので、見つけた今が買い時、と朝からビールを買い込んでしまったことでした。
なかなか高野山に到着しないまま、長くなりました。珍道中の続きはまた日を改めて。
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せっかくモリソンに足を運んだのなら、ついでにセンター万年筆にも立ち寄らないとー!
投稿: 二右衛門半 | 2012年7月 2日 (月) 17時16分
モリソンの屋久杉万年筆をみせてもらった事がありますが、木目が虹色に輝きそれはそれは綺麗な万年筆でした。それだけの技術を持ったペンブランドが今は製造を止めているというのは何とも惜しい限り!是非復活してもらいたいものです。
投稿: すいどう | 2012年7月 2日 (月) 20時28分
二右衛門半 さん
すいどう さん
センター万年筆がこの近くにある、というのは同乗していた全員が認識しておりました。しかしモリソンファクトリー探し当てるのに精も根も尽き果てたのと、モリソンですら販売会社になっているのにセンター万年筆もどうせ、という気持ちもありまして、寄ろうともしませんでした。
センター万年筆は、昭和40年代に入るとほとんど万年筆の製造をやめたと聞きます。初代ペリスケが売られていた頃はまだ修理だけでもやっていたモリソンの方がやっぱり気になりますね。今でも倉庫にはたっぷり在庫があるそうですし。
投稿: つきみそう | 2012年7月 2日 (月) 23時39分