夏野菜
例によってケージから頭を突き出して寝そべる「くま(仮名)」さん。平日の日中は家族が誰もいない我が家ですが、夕方に子供たちが帰宅すると彼女がリヴィングをウロウロしていたり、くたびれて廊下で寝そべっていたりすることもたまにあるそうです。彼女がその気になって頑張れば、この隙間から外に出ることが可能だということですね。
うちのワンコたちは、けっこう計画的というか、体のどの部分をどういう風に外に出すか、ということを綿密に決めているようです。こういう風に寝ると一番気持ちが良いとか、体が安定するとか、彼女たちなりの理由があるのでしょう。
夏野菜の季節ですね。ピーマンにキュウリ、撮り損ねましたがナスビもいっぱい実をつけています。10年前、ほとんど一人でせっせとブロックを積んで作った畑が最大限に活用されているのは嬉しいものです。肥料が効きまくっている畑なのに雑草が生えていないという、何とも見事な管理は学校に住み込みで働いてくださっている業務員さんの人柄、そして仕事ぶりそのものです。
肝心の苗にピントが合っていませんが、またも変なモノを買ってきて植えてしまいました。イチゴの形をしたトマトだそうです。私自身はトマトが大嫌いですが、畑の彩りとしては真っ赤な実がなって最高ですね。
カボチャも植えました。カボチャというヤツは、良く成長すると犬がケージから手足を出すどころの騒ぎではなく、中国まで伸びていくんじゃないだろうかというほどに這い回ります。数年前にスイカの接ぎ木苗を植えたときには台木のカボチャの方も成長して、一つの株にスイカとカボチャが両方実るという面白い経験もさせてもらいました。実に生命力が強いのです。
夏野菜の色をした萬年筆を3本。左からパーカー・デュオフォールド、アウロラ85周年レッド、ペリカン・サハラです。奇しくも発売年代順に並んでおります。デュオフォールドなんかは80歳から90歳というところでしょうか。
緑と赤と黄色、3本のペンを並べようと思ったときに、緑はペリカン・ハンティングの予定でした。さらに黄色を同じペリカンの麒麟としますと、あとはオーストリア1000あたりが欲しいところです。ここを黄色と赤のトレドでいくのはあまり面白くありません。そんなことを考えながらごそごそやっておりましたら、先日探して見つけられなかったデュオフォールドがひょっこり出てきた、という次第です。
最近あまり使っていないサハラ。けれどこのペンのバランスはとても秀逸で、もともとついていたカチンカチンのペン先を少し柔らかいものに代えてからはさらに良くなりました。思えばこのペン、ウォーターマンのフロリダブルーを入れていたはずですので、これからの季節にぴったりですね。もっと使ってやらなくてはいけません。
ほどよくダンピングの効いた車で、これまたほどよく荒れた道を、ほどよいスピードで走り抜ける。そんな書き味を持っているのがこのペンです。まさに魔性の赤。首軸の部分が傷だらけなのはしっかり使われている証拠です・・・・・とかいっても、インクが涸れてしまってますのでしばらく使ってないのがバレバレです。
こうして間近から撮ると、ストロボで飛んでしまってよくわかりませんが、クリップなんかは真っ黒けになっております。赤い軸に銀の金属部分を持つペン、という感じではなくて、クリップやリングなどは完全に「黒」です。やはり、使わずにおいておくとこうなりやすいのでしょうが、放っておくのもペンに悪いのでこれもまたしっかり使ってやりたいと思います。
夏野菜の鮮やかな色彩からペンを思うなんて、やっぱりヘンタイなのかもしれません。
ピーマンというより万願寺唐辛子に見えそうな~
投稿: 二右衛門半 | 2012年6月 4日 (月) 08時11分
ニ右衛門半 さん
そうなんです。でもしっかりピーマンですね。デカすぎます。
投稿: つきみそう | 2012年6月 4日 (月) 16時29分
私もサハラは大好きです。大きさ太さそして胴軸の彫りのお陰でとてもしっくりきますよね。デフォルトのペン先は確かに少し硬いですねぇ。軟らかいものに代えられたとの事ですが、M800のPFニブあたりでしょうか!?
投稿: すいどう | 2012年6月 4日 (月) 21時13分
すいどう さん
M650用(と聞いた)金一色のニブに代えています。
旧いトレドあたりについていたものと見た目は一緒ですが
それほどヘロヘロでもありません。ほどよい感じです。
Pen and message.に初めてお邪魔したとき、机の上に
試筆用として置かれていたのがサハラで、これのニブが
無茶苦茶気持ちよかったのです。今にして思えば、その
現物を買っておくべきでした。
投稿: つきみそう | 2012年6月 4日 (月) 23時05分