エリザベス
診察台に乗せられ、エリザベスカラーを装着されて爪を切られている「ちち(仮名)」さん。ちょっと爪が伸びすぎて巻いてきたので、これはイカンと切ってやろうとしたら暴れること暴れること。とても無事に切ってやる自信がなかったので、情けない話ですがお医者様におすがりしました。一度、よほど嫌だったらしく低く唸って見せたものの、総じて品評会に出ている犬よりもおとなしく、賢くしていた彼女でした。
で、このしっぽです。おとなしくしていたのは怖かったからなのですね。フィラリアの検査結果も陰性でした。一通り爪を切ってもらって、抱っこされて診察台を降りるといつもの元気な彼女に戻りましたが、家に帰るのに車に乗るのを嫌がって逃げ回っておりました。彼女は幼少のみぎり、車にひかれたことがあるので、どうにも車は好きになれないようです。
ちなみに、こちらがエリザベス。「銀魂」という漫画に出てくる、桂小太郎のペットで、一応は地球外生命体ということになっておりますが、中におっさんが入っているだけなんじゃないかという憶測も根強くあります。けっしてオバQの出来損ないなんぞではないのです。
先日の名古屋WAGNERで、まとりっくす さんから譲っていただいたショートタイプの萬年筆。二右衛門半認定委員長なんぞを努めておりながら、これが初フェルムです。第1回の名古屋WAGNERが開かれたときの記念に用意されたもの、ということだったと思います。
ショートタイプの萬年筆を見ていつも感心するのが、キャップと胴軸との嵌合です。ネジ式嵌合や落とし込み嵌合(俗に言うパッチン)などと比べて、一番造るのが難しいのではないかと思うのですが、実際にはどうなのでしょうか。
キャップの内側に仕込まれた「ばねカツラ」が首軸とうまくすり合って、緩すぎず、かといって首軸に傷をつけることのない範囲でしっかりと嵌まり合うのは芸術的ですらあります。
文字が消えていない方のラベルを見ると、14K ロジーム、という文字が見えます。ロジウムメッキが施されているなんて、なかなか気合いの入った造りです。
XFというペン先にも興味がありますし、プラチナのカートリッヂがささるはずですから、すぐにでも使ってみたいのはヤマヤマですが、せっかくのフェルム。もうしばらくはこのまま、大切に眺めていようと思います。
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噛みつかれなくて良かったですね。
わが家など最初格闘状態で何度噛まれたか分かりません。
白い爪は透き通って血管が見えるからいいのですが、
黒いのは分からないので感で切ると出血、嫌がり噛みつ
くの繰り返しで、その後はトリミングの時か獣医さんに
お願いしていました。
マコちゃんはエリザベスカラーなんてお上品なものでは
なく、獣医さんが警察犬訓練学校の噛みつき訓練する時
のような大きな手袋をしてました。チチさん威嚇するだ
けなんていいではないですか。
投稿: ペリカン堂 | 2012年6月19日 (火) 06時37分
ペリカン堂 さん
とにかく外へ出ると気の弱い「あかんたれ」なのです。ですので唸っただけでも大金星かもしれません。
診察台の上であんまり震えてるので、獣医さんが気を遣ってエリザベスカラーをつけてくださったという次第。もうすでに血管が伸びてきているので、そんなにたくさん切ってもらえなかったのが残念なところですが、とりあえず巻き爪にはならずにすみました。
投稿: つきみそう | 2012年6月19日 (火) 07時31分
オバQの頭パンチパーマにしてください。
お願い!
投稿: マオぢい | 2012年6月19日 (火) 13時59分
マオぢぃ さん
えぇ~、オバQではありませんし、そういえば私はパンチパーマではありません。あれ、何時間かかるんでしょ。今の頭でも2時間かかるのに。
投稿: つきみそう | 2012年6月19日 (火) 17時15分
「フェルム良いペンですね〜」
(クルッと看板裏返し!)
「師匠のブログを拝見してからあのウィングニブの様なショートペンを探しているのですが…」
(パッと新しい看板!)
「中々出会いが有りません(^_^;)」
とエリザベスの様に看板で会話してみる(笑)
投稿: すいどう | 2012年6月19日 (火) 21時06分
すいどう さん
そんなことされたら、私もパンダ(乱馬の父)になって看板で対話してしまいます。
投稿: つきみそう | 2012年6月19日 (火) 22時00分
配布されたものと較べると色がちがうがな!
と、突っ込んではダメなのでしょうね・・・(笑)
投稿: 二右衛門半 | 2012年6月20日 (水) 06時47分
二右衛門半 さん
その配布した者の残り物ですし、そもそもその手配の経緯からして、色が全部揃ってはいないのでは・・・と思います。そういう謎なところもおもしろいです。
投稿: つきみそう | 2012年6月20日 (水) 10時34分
この襟巻きが、エリザベス・カラーなどという大層な名前であるのを知ったのは、つい最近のこと、飼い犬の避妊手術後のことでした。腹部をなめ回せないようにブロックするこのアイテム、犬にとってはストレスがたまりそうですが、人間にとっては実に都合の良い代物です。
手術から10日が経ち、そろそろ抜糸のタイミングですが、本日まで我が家の飼い犬はこれを着けっぱなし状態です(透明の、XSサイズ)。こんなんが着いたままでも、水を飲んだりドッグフードを食べたり、寝転がったりできるのは凄いです。
心なしか、飼い犬は前より少しイライラとしなくなってきた気がします。避妊手術の成果とは無関係でしょうが、もうじき1才、少し大人になってきたということでしょうかね。
投稿: monolith6 | 2012年6月20日 (水) 16時53分
monolith6 さん
中性動物になると、いろいろと心身に変化が起きるようです。ですので、単に加齢だけではなくて手術も影響しての性格の変化なのかもしれません。
いずれにしても、飼い犬は元気で従順なのが一番ですね。イライラしないというのは見ている飼い主にとってもいいことです。
投稿: つきみそう | 2012年6月20日 (水) 23時08分