ピノキオ
気持ちよさそうに寝ている「くま(仮名)」さんですが、そろそろ換毛期らしく、手前の餌鉢の中は空っぽです。餌かおやつをくれそうな人がケージの近くを通りかかると、ムクッと起き上がって賢そうにおすわり。それでも相手をしてくれない(何もくれない)ひとにはワンワン吠えるという、何とも躾のなってないワンコです。
今更、という感もありますが、なにせ最近は本屋でじっくり品定めというのもままならない状況なので、新刊書やMOOK類が刊行されてもキャッチし損ねることが多くなっています。このMOOKもなんたらいう雑誌の5月増刊号ということですから、3月か4月に刊行されたものなのでしょう。
萬年筆関係では、表紙見返しにマーレ・ティレニアの広告。巻頭に近いところで入門用としていけそうな各社の鉄ペン先付き萬年筆の紹介記事。さらに、こういう扇情的な、人を惑わすタイトルのコーナーでは、フルハルターが紹介されております。
巻末も近づいたあたりで、「世にも奇妙な文房具」なんて記事があって、またもその中に手持ちの文房具を見つけてしまいました。ホンマに、変なモンばっかり持ってるオッサンです。われながら感動してしまいますね。ピノキオを模したものかと思われる鉛筆削りです。花にあたる部分から鉛筆を突っ込んで、鉛筆をグルグル回して削る。削りかすは下あごにたまるので、時折掃除してね、ということになるのですが、それだけではヘンタイ度が低すぎます。
まずキッカーランド製というところで意味もなく期待してしまいます。ピノキオではなくて正直な少年。その割りには、購入時点では思いっきり鼻(鉛筆)が伸びております。これから先、日々正直に暮らすよう心がけていれば次第に鼻が短くなることでしょう。
この前の土曜日は神戸を散策していたのですが、その中で鉛筆削りばかり3個も待ってしまった、そのうちの一つ、なおかつ最も効果だったモノがこれです。世にも奇妙とは全然思いませんが、少しばかり変な文房具であることは確かですね。私が持ってるぐらいですから。
大人になると見栄や欲で中々正直に振る舞うことが難しくなってきますねぇ。自分がピノキオでなくて良かったとホッと一安心!?同じ伸びるのなら嘘をつくたびに足でも伸びて欲しいものです(笑)
投稿: すいどう | 2012年6月 6日 (水) 19時40分
すいどう さん
そんなに脚が伸びたら、万年筆で字を書くときにペンが立ってしまって筆記角度が合わなくなります。
投稿: つきみそう | 2012年6月 7日 (木) 00時19分