京都水族館
岩陰でお昼寝中の「くま(仮名)」さん・・・・・ではなくて、ペンギンさん。昼間っから寝ている黒と白の生き物を見ると、なんでも「くま(仮名)」さん。たまにはワンコたちもお休みをいただこう、とペンギンさんに出ていただきました。
このペンギンさんの住まいは京都市下京区観喜寺町35-1にある京都水族館のペンギンゾーンです。今年3月14日にオープンした京都水族館、2ヶ月たった今でもけっこうな人気で、入場制限こそありませんでしたが、館内は猛烈な人混み。小さな子供などは水槽の中に何がいるのか、なかなか見ることができないような状況ですし、目玉となっているイルカショーなどは、1時間前にいい席が全部埋まってしまうという人気ぶりです。
京都駅前からシャトルバス(有料)が運行されていますが、平安学園前の七条大宮バス停で降ろされてしまいます。バス停を降りたら、すぐそばにある案内板を見て歩いていけば水族館は目と鼻の先なのですが、知らない人は途方に暮れてしまうことでしょう。
で、水族館のある梅小路公園に入るとこんな風景です。ガラスの仕切りの向こう、スロープになっているところをたくさんの人が数珠つなぎになって歩いているので、わぁ、めちゃくちゃ混んでるやんか、と思ってしまいますが、このスロープを上がりきったところがペンギンゾーンで、単に順路にしたがって人が歩いているだけです。この写真の左側の方へ進むと入館口があります。
新江ノ島水族館や、来週スカイツリータウンにオープンする予定のすみだ水族館などと同じく、オリックス不動産が運営するこの水族館。写真でわずかに屋根が見えておりますが、この一番目立つところがイルカショーのスタジアムになっていて、1日5回のイルカショーはいつも満員札止め、という状態だそうです。お昼の12時頃に「次のショーは13時からです」というアナウンスを聞いてスタジアムに行ってみましたが、すでに最上段の席ぐらいしか空きがありませんでした。
今の時期、お花も一段落していますし、夜間拝観やライトアップなどというものも時季外れでやっていない、修学旅行生や遠足の生徒なんかがうじゃうじゃいてあっちもこっちも混んでるし、と、あまりいい時期ではないのかもしれません。こういう時期こそ、金閣寺だ清水寺だといわず、地元の人が遊びに行くようなところを攻めるのもよろしいかと思います。
京都水族館がある梅小路公園といえば、「鉄」な人には聖地とも言うべき場所です。蒸気機関車の動態保存展示を行っている「梅小路蒸気機関車館」があるのですから。小学生の頃に初めて訪ねたときは、本当に機関区をそのまま公開した、という無骨なたたずまいでしたが、文化財でもある旧二条駅舎を移築したり、明治時代から生き続けているN電(チンチン電車)が復原されたりと、家族連れでも楽しめる施設へと大変身を遂げています。しかも3年先には鉄道博物館ができるというのですから、ますます聖地化が進みますね。
今年は28年に一度という、ほとんど連休のない年なのですが、だからこそ休日はしっかりと楽しんで充電したいものですね。週が始まったばかりですが、今週末はWAGNER神戸大会。実は私、参加できるかどうか微妙な状況ですが、ご家族連れで京都水族館から梅小路蒸気機関車館と見て回って、お昼ご飯を食べたらJRで神戸へ。お洒落なお店でウィンドゥショッピングを楽しむ家族としばし別れてお父さんは県民会館へ、なんてプランはいかがでしょうか。
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梅小路と言えば蒸気機関車館、というのが万国共通認識と思っていたのですが、知らぬ間に新たな観光スポットができたのですね。
私がよく通った開館間もない頃は、かまに火が入っている機関車に登ろうが、触ろうが、やけどしようが、注意もされず、おおらかな時代でした。
館の一角には、しみったれた売店があり、そこでは、今や数万円はするであろうサボ類が、千円程度で投げ捨てられるように販売されていた記憶があります。当時はそんなもん蒐集する変わり者はほとんど存在しなかったのでしょうね。
数年前に家族で訪れたときに、すっかり垢ぬけて変貌し、昔の面影もない姿には驚いたものです。
またリニューアルされ、設備面で充実されるのは、楽しみではありますが、古き良き国鉄時代のノスタルジーを追い求める懐古趣味的人種には一抹の寂しさも感じます。
投稿: 乗り鉄2号 | 2012年5月15日 (火) 21時43分
乗り鉄2号 さん
まったくもって同感です。同じ趣味の人が増え、裾野が広がったのを良しとすべきなのかどうか。思うにこういうものは、テレビなんかで紹介されてしまうとダメですね。それがきっかけで趣味の世界に入る人もいますけれども、たいていは「はやってそうだから」なんてことでのぞきに来られる人たちです。扇形機関庫から伸びているレールの内側にスポンジがはめ込まれているなんてのは、もうなにをか言わんやですが、おしめをしたおチビさんも遊びに来るような現状では仕方がないのでしょうね。
投稿: つきみそう | 2012年5月15日 (火) 22時13分