今月のちょこちょこ
何となく良い表情に見える「ちち(仮名)」さん。ただいま、ちょっと恥ずかしいので本当は写さないで欲しい、というところです。うちではマサイ族と言っておりますが、なぜか、飼い主が帰ってくると、ケージの縁に手をかけてピョンピョンと何度も跳び続けます。ひとしきり跳んだところでピタッと動きが止まったかと思うと、ジャーッとやるのです。ブレてしまいましたが恍惚の表情です。
ちなみに、もう少し力を入れなければならないときには、とにかく何でもよいからそこら辺にあるものを口に咥えて同じことをやります。ケージの中が掃除されていて咥えるようなものが何もなければ、餌鉢に残っただしじゃこでも良いのです。今月のちょこちょこは、彼女のプライヴェートシーンさながらにシュールな内容でした。こちらは「おすそ分けなんかに最適」というプレゼントバッグで、まぁ普通のものですね。
どれかひとつだけあげます、と言われたら、迷わずこの白い小箱を持っていくべきです。いや、べきですと言われなくたって、誰でもそうするでしょう。そして手に持ったときの重みで、自分の判断は間違っていなかったということを実感することでしょう。
アルリィと名付けられた蛙さんが事務員風のいでたちで描かれているステープラー。帽子を被ってアームカヴァーを付けている事務員さんって、古い外国映画なんかでよく見るようなイメージですが、本物を見たことはないような気がします。ちょっと可愛らしい柄の生地で作ったアームカヴァーは使っている人をよく見ますけれど、帽子はないですねぇ。
落花生のキャラクター、プッチポッチの「型」です。これで型抜きしてクッキーとかを焼けということでしょうか。ご飯をぎゅぎゅっと詰め込んで抜き、可愛らしお弁当を演出するのでしょうか。気分はカフェ・ド・ピーナツよ、なんて謳われてますから、お菓子作りに使うのでしょうね。
これで型抜きして焼いたクッキーなんかを、プレゼントバッグに詰めてお友達にあげたりするんでしょうね。なんといいますか、忙しい中、そうやってささやかに楽しむ。不平不満ばかり言っていても腹が立つばっかりですから、積極的に楽しいことをやっていこうという、そんな感じが良いですね。
さて、最後に残ったこれは何でしょうか。思わず指にはめちゃうこと間違いなし、と謳われたこれは、その穴の存在意義がわからない、いやむしろない方がえぇに決まってるやろ、と突っ込んでほしいとしか思えないもの。500円玉ぐらいの大きさのメモパッドです。
小さなメモパッドなのに、その面積の半分ほどが穴という潔さ。これに書くメモは、俳句をひねるような心で、限界まで内容をそぎ落としたものになるはずです。読む方はわずかな文字の向こうに無限に広がる世界を心に思い描く、と。メモに凝縮された広い広い世界への入り口がこの穴なんでしょうね。実に深いです。
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