大須の無茶売り
新しいおもちゃに興味津々の「ちち(仮名)」さん。お腹に笛の仕込まれた鶏のおもちゃで、お腹をおさえて放すと大きな音がします。実際に音が鳴ると驚いて飛び退くのですが、それでも興味はつきないようで、音が鳴らなければ噛みついてみようとするあたりが彼女らしいところです。彼女の色と同じで文字通り「おもしろい(尾も白い)」です。
甲高い声でなく鶏、というところでしょうか。「チキンって何?」と5年生の息子が聞くので、反射的に「かしわ!」と答えてしまいましたが、実物を子細に見るとあながち間違いでもありませんでした。パッケージの絵は生きている鶏ですけれど、本体はむしられてしまった姿なのです。
見事な鳥肌ですね。ちなみに私の住んでいるあたりでは、寒くて鳥肌が立つ、ということを「寒イボ出る!(さぶいぼでる)」なんて言います。昔、庭に放し飼いにしてある鶏をつぶすときに、気がついたら羽をむしられた鶏が息を吹き返して歩き回っていた、なんて話を聞いたことを思い出します。
今日は何とも酔狂なことに、新しいiPadを買ったのでいろいろとアクセサリが欲しい、という同僚に付き合って名古屋まで行ってきました。栄にあるiOSデバイスのアクセサリ専門店に行って目的達成、ならばとその足で大須まで歩いてラーメンを食しました。食後の珈琲を飲むために急な階段を登ったところで、お店のオーナーに遭遇して、そこで見せられたのがこのかしわだったのです。
今日の大須は何組ものチンドン屋さんが練り歩いてとても賑やかでした。何事かと思えば、「大須の無茶売り」なんていうイヴェントだそうで、我らが夢麺88さんも時間数量限定でとってもお得なメニューを用意されてました。
で、件の鶏ですが、ラーメン屋の2階にある危険きわまりないお店で、これえぇやろ、ホレ、と何度も見せられて、その都度「隣で売っとる!」という決め台詞。あまりに押されたので仕方なく隣で買ってしまいました。悪魔が棲むと言われた急な階段を上った先には、みずうみのあくまを上回る強力なあくまが棲んでいたのです。これぞまさしく「大須の無茶売り」ですね。今日は4月1日ですが、これ、フィクションではなく事実です。
遠路遥遥無茶売り詣出、ありがとう御座いました。社員一同に成り代わり心より感謝・・二号店計画には奈良も候補に入れたいと思っています。大仏らーめんとか?(笑)
投稿: 夢待ち人 | 2012年4月 2日 (月) 08時07分
ドンキホーテにこの鶏がつるして売られておりまして、ムギュと握って手を離したら、ビックリ。
しかし妙に心に残る音色でもう一回、もう一回と面白がってやっておりましたら、「いい歳して何やってんの?」と、娘2人と家内に怒られました。
投稿: monolith6 | 2012年4月 2日 (月) 18時28分
夢待ち人 さん
奈良に居ながらにしてあのラーメンが食べられたらなぁ・・・・・という、とってもささやかな夢を抱いている私です。もし奈良麺88が実現したら、私もわがまま言い放題の第一号めざします!!
投稿: つきみそう | 2012年4月 3日 (火) 01時02分
monolith6 さん
件の無茶売り社長も私も、「何買ってきたの!」と家族に叱責されております。
が、しかし。
おっしゃるとおり、あの鳴き声は本当にあとをひきますね。飛天を一度見たら忘れられないのに似ています。家族も文句を言いつつ、しっかり握って放してを繰り返しております。
投稿: つきみそう | 2012年4月 3日 (火) 01時04分