ペンランドカフェにて
ながながと体を横たえて気持ちよく眠っていた「くま(仮名)」さん。これはオモロイと1枚撮ろうとしたら目を覚まして、ぴーんと伸ばしていた前脚を折ったりしてすこし取り繕ったりするのがおもしろいところです。どうもトイレシーツの肌触りが気持ちよいらしく、こうして寝るのですが、そのくせ、退屈するとびりびりに引きちぎってしまうのです。
数日前、su_91さんも紹介されていた大須の新名所(になると期待されている)ペンランドカフェの階段です。入り口のマットはさすがに契約のこともあるのか旧店名のままですが、階段の蹴り込みは見事に変貌。それだけではなく、階段の周りの壁にもさまざまな筆記具関連の掲示物が掲示されていて、ゆっくりと周りを見ながら上り下りしたくなる感じです。ただし、魔の階段と言われたほどの急な階段ですから、あまり掲示物に気をとられていると実際危ないのも確かです。このあたりは、どーむさんのところでご覧になるのがよろしいでしょう。
引き戸を開けて店内に入るとこんな風景。光量があるところで無理にストロボを焚いて、少し見えにくく撮ってありますので、ぜひ足を運んで感動してください。この右手に注文カウンターがあって、そこで飲み物や食べ物を注文してからお席へ、ということになります。
東西の二右衛門半揃い踏みのWAGNER広島大会のあと、危険物輸送を請け負われたBromfieldさんを名古屋で(予定通り)途中下車させて一緒に訪問したのですが、そのときカウンターではこんなスネークマンショウみたいな会話が。
お客「これは・・・・・」
店長「あ、これ、萬年筆です。開店セールでお得に販売してますので、いかがですか?」
お客「えっ、あぁ、はい・・・・・」
私たちはそのあと、飲み物を飲んで少し時間を潰してから階下でラーメンをいただいたのですが、その間に先ほどのお客様、3本ばかりお買い上げになったようです。なかなかいい出足ですね。
煌びやかな萬年筆が所狭しと並ぶ店内。長い時間見つめていると吸い込まれそうで危険です。なんでも、この先まだまだペンが増えていく予定なのだとか。怖い話です。
やっぱり出ましたね、ペン先時計。フルにねじを巻くと2日ほど稼働するそうですが、飲食スペースにはこいつがデンと鎮座しています。こんなもん飾っておいて売ってくれと言われたらどうするんですか?という質問に意味ありげに笑うオーナーでしたが・・・・・。
その後、北海道はじめ各地から何人かが合流してしばし歓談した後解散となりましたが、萬年筆が飾られていることを抜きにしてもなかなかに居心地の良い空間です。実際、年齢も性別も、そしてグループの構成もバラバラな何組ものお客さんが途切れることなく来られていて、常にほぼ満席という状態でした。
家族連れで来られていたお客さんも何組かあったのですが、お母さんと子供が飲食している間、興味なさそうに(装いながら)ペンを眺めているお父さん、というパターンが繰り返されておりました。さてお父さん、あとはいかにバレずに購入するか、ですよ。運が良ければお店のオーナーから直々にその方法を伝授してもらえるかもしれません。
本当はこの後、名鉄電車で東岡崎へ、という予定もあったのですが、このお店の居心地が良すぎて気がついたらタイムアウト。名古屋は遠いのですが、何のかんのと理由をつけて通ってしまいそうなのが怖いところです。
コメント
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危険物輸送任務、現在のところまでは順調です。後は再び、今週末三島まで、新幹線で搬送するのみです。(単に飛行機に手荷物で持ち込めないだけで、決して非合法なものではございません。読者各位へ、為念。)
投稿: Bromfield | 2012年1月15日 (日) 23時47分
くまちゃんの寝姿、なんともいいですね。癒されます。
ペンランドカフェ、写真でこうして拝見していると、新宿のキングダムノートの店内の風景にも似ているような気もしますが。
ぜひ訪問してみたいものです。
投稿: ペリカン堂 | 2012年1月15日 (日) 23時48分
Bromfield さん
本日は長時間足止めをしましてすみません。お付き合いくださったので楽しいひとときを過ごすことができました。
運送だけではなく保管もされるのですね。いずれにせよ持ち歩いていてうきうきするというものではないと思いますのでお気をつけて。
投稿: つきみそう | 2012年1月15日 (日) 23時53分
ペリカン堂 さん
そう、そうした綺麗系のお店を研究されてそういう雰囲気に仕上がってはいますが、アットホームな感じが漂うところ、適度な狭さなどが居心地の良さにつながっております。ぜひ一度お訪ねください。
投稿: つきみそう | 2012年1月15日 (日) 23時54分