孤立
決してからだが不自由なわけでも、足腰が立たないわけでもありません。ドライフードばかりの餌鉢の中身ですが、少し前にはこの上にとろりとした「ふりかけ」がのっていました。朝のお散歩から帰ってくるとご飯が用意されている、という状況なので、まずは上にかかったおいしい部分だけを食べてドテッと寝る、それが「くま(仮名)」さんの毎朝の仕事です。
お昼近くになって小腹が空いてきたところで、寝たまま餌鉢をたぐり寄せて残りを食べるのです。実に優雅ですが、平日は誰もいない部屋の中にぽつんと置いておかれるわけですから、「ちち(仮名)」さんともども、寝るか食べるかぐらいしかすることがなく、自然とこういうスタイルを身につけたのでしょう。最近は「ちち(仮名)」さんも真似をしはじめました。
工房 楔のコンプロット10。初代も初代、これから内装の革を貼るんですよというところをル・ボナーさんで見て、ほぉ~と感心しつつ取扱店であるpen and message.へと移動したら、作者の永田さんともどもあとを追いかけてきた、というものです。もう少し真っ黒なものとこれと、2つあるうちのどちらを?なんていきなり聞かれて、ではこちらを、なんて答えたのが悔やまれますね。認めたくないものですね、自分の馬鹿さゆえの過ちというものは。
今、この中に収まっているのはこの1本だけです。ぽつん、と孤立してますね。金曜の夜半からルータの調子が悪くなり、ネットにつながらない一夜を過ごしたのですが、実に孤独ですね。この萬年筆も、真っ暗な黒檀の箱の中で,寂しい思いをしていたことでしょう。
他のメンバーはどこへ行ったのかというと、布製や革製のもっと軽い萬年筆ケースに入れられてあちこちお披露目やらお仕事やらに連れ回されているのです。ですがこの子は、お尻の方からスポット吸入機構ごと抜けてしまったために観察中なのです。そういう意味で、ビニール袋入りという情けない姿をさらしております。
アウロラ カルロ・ゴルドーニ。キャップリングの部分に、「仮面」が刻印されていて、その仮面の鼻の部分がく天狗に見えることから「天狗ペン」と上品に言い習わしてきたものです。しかし、さる名古屋方面の御大と六甲アイランドの鞄屋さんとの会話の中で「あんたこれねぇ、ハイレグだわ。お尻に食い込んどるわ・・・」などというのが出てきたインパクトが強すぎて、このペンに限らず、こういうペン先はすべて「ハイレグ」と呼び習わされるようになりました。
インクを入れたまま経過観察をしていたのですが、どこにも漏れたあとはありません。しかし、インク窓を見るとすっかり透明になっておりますから、ペン先、ペン芯のあたりは恐ろしいことになっているものと思われます。さっそく、念入りに洗浄しなくてはいけません。
こいつの軸は何かコーティングでもされているのでしょうか。長いこと放置してあった割には黒くなっていません。ただ、これも名古屋の御大の研究により、こういう細かい模様のある軸は燻すのには適さないということが判明しておりますから、これはこれで良いのでしょう。黒くなっていくとただ汚いだけ、ということになってしまいがち、ということで。
綺麗に洗ってから良く乾かして、よそへ行っている仲間たちも呼び戻してやって、コンプロット10、満タンにしておいてあげようと思います。ただそうなると、余りの重たさに持ち歩くのが億劫になる、というのが難点です。
明日はWAGNER名古屋大会ですが、結局、短時間といえど参加するのは難しい状況となりました。ほとんど何もせず座っているだけ,なんですけどねぇ。ですので、間近に迫ったあることに向けての準備をしてすごそうと思います。名古屋に集われる皆様、存分にお楽しみください。
話は違いますが、阿倍野の「ユーゴ書店」6日で閉店だそうです。
残念です。 小学生の時から行っていました。
投稿: マオぢい | 2011年12月 4日 (日) 02時42分
マオぢぃ さん
ホンマでっか・・・残念ですね。学生時分からお世話になってますが、名物のオバチャンに何度も助けてもらいました。たしか、日本初のノーパン喫茶もすぐ近くにあったはずですが残念ながら行ったことがありません。
ユーゴ書店に限らず、本屋さんにとっては本当にきつい時代なんでしょうね。
投稿: つきみそう | 2011年12月 4日 (日) 02時55分
ユーゴ書店の二人の兄と妹は多分私の高校の同窓です。
前の旭屋書店は私の嫁が務めていました。
(と言うことは顔見たことあるかも)
大教大天王寺の正門前にあった喫茶店に私は良く行っていました。(親友が近くに住んでいたので)
なにもかもが懐かしいです。
投稿: マオぢい | 2011年12月 4日 (日) 09時32分