再会!
いつものように食パンのぬいぐるみで遊んでもらう「ちち(仮名)」さん。土曜、日曜は朝から人がずっといるので、そういう日なんだなぁ、と理解できているようです。ふだんであれば、朝ご飯をもらったらおしまい、これで家の人は出て行ってしまうんだ、というところですが、あ、今日はみんな家にいるぞ、ってなところなのでしょう。ですので当然、遊んで頂戴モードに突入しているのです。
写真を撮るのを忘れましたので、販売元のページから拝借いたしました。ラス スーパーポテトの袋。現物を見ただけでは何なのかよくわかりませんが、偶然ネット上で見かけて、まだあるんやぁ、と懐かしくなりました。
ストリングポテト、要するにマクドナルドなどで子供に人気のざく切りにしたジャガイモですが、その昔、冷凍食品が普及していない頃にはそんなものありませんでした。ではどうするか、ということで出てきたのがこれ。オランダ産のジャガイモを粉にしたもので、必要な分だけ取り出して水と合わせて捏ね、しかるのちに油で揚げるというものです。
昔は冷蔵庫の中に製氷室っていうエリアがある、ぐらいでしたもんね。夏、アイスクリーム(今にして思えばほとんどアイスミルクだったんでしょうね)を買って走って家に戻り、とりあえず製氷室に放り込んでから手を洗って、しかる後においしくいただいたのを覚えています。母の実家が米や酒、日用品などを扱う店でしたので、お盆に帰省した折にはストッカーの中のアイスを自由に(!)食べられるのが嬉しかったのを覚えています。
ちなみに当時は、アイスクリームを入れておく什器を冷凍庫としても活用していたようです。さすがにど田舎でお肉とかが手に入りにくいので、帰省する折にはいろんな食品を買い込んで行って、その中に入れて保存していた覚えがあります。田舎であっても、今、そんなことしてたらお客さんにシバかれますけれど、当時はまだおおらかだったんでしょうね。
で、捏ねたものをこいつに入れて、グググっと絞り出すのです。これまた懐かしい、井戸のポンプを思い出しますが、写真では見えない下側、出口に「網」をはめ込んで、捏ねたものがそこを通るときに紐状になる、というわけです。こういう器具自体は今でもよく使われていますね。
いよいよ、です。粉に水を入れて捏ねるなんてのは地味な作業ですけれど、そいつを絞り出して油で揚げるのは実にエキサイティングですね。実は我が長男は体の半分以上が芋でできてるんじゃないか、と疑ってしまうほどの芋好きで、しかもメカニカルなものが大好き。面倒だと思いつつ芋の誘惑には勝てず、こうして作業してくれているわけです。
で、変な親父がどうせ写真を欲しがるだろう、ということで長女が撮影している、という場面です。揚げる直前、マシンから芋がにゅるっと絞り出されたところ、おそらくは途中で動きを止めて撮ってくれたんでしょうね。
実は今日、さる私立高校の入試要項などについて説明を聞く機会があったのですが、講師として登場した人は何とお坊さん。聞いたことある声やなぁ、とよく見れば、社会人1年目、つまり教師になった年に学年主任としてお仕えしたその人でありました。
右も左もわからない、その年入った新人の中で一番頼りなかった私を良く指導してくださり、田舎の学校で校区が広く、クルマがなければ家庭訪問なんかできない状況で、ご自身の車を貸してくださったりもした、あの懐かしい学年主任の先生。わずか3年で次の学校に異動して、それ以来一度もお会いしたことがなかったのですが、こんなところで再会するとは。当時は本当にぎらぎらした感じでしたけれど、今や私立小学校の校長先生。機会を見つけて、その小学校を訪ねてみようと思っています。
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コメント
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なかなか絞り心地よさそうで。
あ!先日とうとう東プレを迎えてしまいました。
次はわんこじゃないことを祈っていてください。
投稿: 大阪のオバチャン | 2011年10月15日 (土) 16時33分
大阪のオバチャン さん
丈夫で長持ち、快適なキータッチで虎の子が上で踊っても平気な東プレを迎えられたのですね。虎の子でも大丈夫なのですから次はいよいよ犬の子ですね。
投稿: つきみそう | 2011年10月15日 (土) 17時16分